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【人】 古城の吸血鬼 ニクス[ あなたがまだ生きている頃の夢だ。 あなたと作った料理を口にしていた。 私は泣いていた。 どうして泣いているのだろう。 そう考えたらなんだかもっと悲しくて、 私はもっと泣いていた。 泣きながら食事をしていた。 味が全くしなかった。 私は何かを言ったけれど、何を言ったのか 全く覚えていない。 あなたは何かを話したけれど、 全く覚えていない。 そこで目を覚めた。 目に少しだけ涙の跡があった。 あの頃には戻れない。 そんな気持ちが少しだけして、 痛むはずのない心臓がギュッとした。 そんな夢を見た。 そんな夢を見た。 ] (839) 2019/04/12(Fri) 19:20:47 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクス[ 化物に心なんて存在しない。 化物に心なんて存在しないのだ。 しかし分かってしまう。 心が痛いと分かってしまう。 心が痛い。 心が痛い。 心が痛い。 ずっと、ずっと、あの時から、ずっと ] (840) 2019/04/12(Fri) 19:21:55 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクス[ 笑った顔、怒った顔、泣いた顔、嬉しそうな顔。 全部、全部、全部、まだ、覚えている。 まだ、忘れられない。 あなたは本当に表情が豊かな人で、 あなたは本当に感情が豊かな人だった。 あなたをたまに、思い出す。 伸ばされた手が届かなかったこと 怪物の為に祈ったこと あなたが、私の為に泣いてくれたこと。 あなたをたまに、思い出す。 あなたをたまに、思い出す ] (842) 2019/04/12(Fri) 19:23:02 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクス[あなたを赦さない世界なんて 私が壊してあげる。 決してあなたを独りにしないから、だから あなたは死なないでね ――――なんて、酷い呪いだ ]** (843) 2019/04/12(Fri) 19:23:36 |
【独】 古城の吸血鬼 ニクス/* 私は一応受け入れる気持ちも用意しているが、 セレン君は私の気持ちなどどうでもいい、知らない、でもこっちはこんな気持ちだから受け入れろと今日出会ったばかりの存在にねだってる。 それを長年拗らせた男があっさり受け入れたらこんだけ盛り上げたものもパァだよね〜って。 (-318) 2019/04/12(Fri) 20:57:53 |
【独】 古城の吸血鬼 ニクス/* 私の用意したNPCなんてPCを盛り上げるための道具としか思ってないけど、だからといっていきなり今日受け入れるのはPC設定的に厳しい。 ペア村だし相方に合わせて色々変えてこれでも調整はしてるが、私の設定がミスったのかな〜って感じだな。 (-319) 2019/04/12(Fri) 20:59:02 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクス[ そうだね>>847 彼の反応は淡白で男が期待していたものではなかった。 この少年に男は何を求めていたのだろう。 セレンとセレス。 同じく闇夜を照らす月を持つ名前。 彼に彼女の像を重ねて何を望んだのか。 バカバカしくなり、鼻を鳴らした ] そうだね。 君に問いかけてどうかなる話でもない。 今まで通りと同じだ。 君と同じ眸を持つ人と君を重ねて、 君に問いかけることで、答えを見出そうとする、なんて。 愚かな行為だ。やめるよ。 [ 狼は彼の傍らに付き添ったまま吠えず。 二人のやりとりを見守るようそこに居る。 落ちる腕>>848を男にはどうしてやる事も出来ない ] (875) 2019/04/12(Fri) 22:33:37 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクスそうだね。 君がせめて何処かで生き延びれる場所を探して…… [ 棄ててしまうのも悪くないのではと。 擡げた思考のまま考え出す。 どちらにせよ夜も深いから明日以降の話にはなる。 男はそもそも生贄を望んだ事もなかった。 送られる二度目以降の子供に期待する事はあれど いつも期待外れだと思えば外に放してきた。 その結果、子供達が村に戻る事がなかった事実は、 男が少年から語られた新たな真実であった ] (876) 2019/04/12(Fri) 22:34:09 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクス[ 男は人が無駄に死ぬ事は望んでいない。 だとして長年蓄積した願いを一日で 葬り去る事など出来なかった。 僅かな胸の痛みは些細だと視線を逸らし 狼はそんな主を非難するが撫でる手に静かに懐く>>850 よっぽど少年の気を汲んでやれるのは狼の方で それは今までの主の愚行を見守ってきたせいもあった。 だとしても噛みつかないのは狼は狼で 主に対して思うことでもあるのか。 問いかける主をアイスブルーの双眸で 狼は見守っていた ] (877) 2019/04/12(Fri) 22:34:27 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクス…………気持ちが悪い? [ 少年の言葉>>855に男は首を傾げる。 それは初めて見つけた生き物を眺めるようだった。 確かに少年は人にしては珍しい風貌をしている。 輝くようなブロンドにアクアマリンの双眸を持つ 天使のようだと愛された彼女とは違い、 彼のプラチナブロンドは月明かりに照らされたように白く、 蒼い月と霞んだ星を思わせる双眸は、 不思議な色味であれど男にとっては、 月の満ち欠けを思わせる色味であった ] 愛が、何かは……俺にも、分からない。 [ 彼の問いかけ>>856には白状する。 無責任な発言をしていると露呈するだろうが 今はそんな事よりもと、言葉を続けた ] (878) 2019/04/12(Fri) 22:34:52 |
【人】 古城の吸血鬼 ニクスでも、化物というのはこんなに鋭い牙をもって 血を吸わねば生きられない存在を言うんだ。 そんな俺からしたら君はよっぽど普通の人間じゃないか。 それに、二つの色を持つ眸なんて、 この世界で君だけがもつ特別だろう? 普通が何かは知らないが、 月に照らされた髪の色は気持ち悪くなどない。 [ 幼子に言い聞かすように視線を合わそうと男は彼に跪く。 愛など知らぬ筈の感情ではあるが 幼い子供の苦労に同情したのかもしれない ] (879) 2019/04/12(Fri) 22:35:21 |
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