【雲】 菊波 空── 夏の花火大会 ── [このだらしない見た目に反して、律義な面もあるものである。 時間が限られていたり急用がある場合は別として、彼女の家まで迎えにいくことは律義に行われていた。 彼女の安全というのは当然あるが、言葉にして自分と一緒にいようと未来を語ってくれる杏音に対して、自分はより現在をともにし彼女を求めるように行動していこうと心掛けていたのもありこれはその一環でもあった。 さて、そんな夏であるが今日は久しぶりのお出かけとなったのだろう。 暑いからさぼったとかではなく獣医学部はこの時期に課外実習が組まれているのだ。 未だ恋人になる前でも、夏の一時期は映研部に顔を出さなかった時期がある。 それでも約束していた夏祭りには引っかからなかったので約束を交わしつつもちょっとした期間のお別れとなっていた――といっても半月ぐらいであったが、そんな事情だって大学生にも起こるものである。] (D30) 2020/12/29(Tue) 23:17:38 |
【雲】 菊波 空[呼び鈴を鳴らし、名前と用件を伝えた。 青地に雪花絞りの浴衣に紺色の帯と、夏の暑さがしぶとく残るこの時期に対して涼し気な姿でレンタルした浴衣を着た菊波] 俺の前にいるのが愛らしい妖精じゃないなら、この世に二つとない宝物の恋人さんのようだな。 ……杏音、お待たせ。 [気障さも交えながら出てきた杏音に笑みかけて迎え、手をとると、悪戯に少しだけ引き寄せて、可愛らしくて似合ってる。と空色を纏い可愛らしく華やかな帯をした浴衣姿の杏音へと囁くように伝えた*] (D31) 2020/12/29(Tue) 23:19:10 |
【秘】 マジシャン 夜長 → 鬼走[一分一秒でも離れたくないのは互いに同じ。 けれど、少し彼を追い詰め過ぎたかもしれない。 洗うのは自分でできるという彼に、少し瞬き、頷いた。 彼を困らせたい訳じゃない。自分が彼に惚れすぎていて、つい暴走してしまいがちだと自覚はある。それも彼と過ごす程に増している気がした。 どちらが獣かと言われれば、きっと自分の方だ。 けれどケダモノになりたくはない。 その暴走しがちな獣の手綱を握るのは彼であってほしいという気持ちとともに、分かった。と彼が自分でできるなら見守ろうという気持ちであったのだけど。] 背中を流してくれるのか。 それなら、俺も…流したいな、背中。 やましい事をしたいというよりも、俺もしたいんだが。 [それじゃ駄目だろうか。と此方を見ないようにする彼の背を眺め その白い肌にほぅと息を吐いて、此方も彼から視線を離すのは、自制のため。好きな相手の裸を見て興奮しないはずがないのだ。 けれど、今はそういうことじゃないのだと浴槽の縁に座り、それから洗いタオルを泡立てれば、えっとと、少しばかり言いよどんで] (-43) 2020/12/29(Tue) 23:19:44 |
【秘】 マジシャン 夜長 → 鬼走先に、前を洗ってもいいか? [彼に背を流してもらうのであっても 先ほどまで彼の中にあった熱源は白濁を一度出してしまったのだから、最初に洗うべきだろうと頬を掻き、彼の様子を伺った。内心、これは自慰よりも恥ずかしい行動なんじゃないかと我ながら思えば頬が妙に熱く。 彼にその羞恥が気づかれなければいいと、願った*] (-44) 2020/12/29(Tue) 23:20:13 |
【鳴】 マジシャン 夜長 …えっと一年は前かな。 ……違うならいいんだ。俺の勘違いだった。 [自分のせいと言われればそうかもしれないと思うが しかし、彼にも素質があったように思えるのだ。あの時の彼は色っぽすぎて堪らなかった。今でも色っぽいが現とは異なる美しさを纏った姿だったから、もう一度味わいたいと密かに考えつつも、問いかけたのは彼の考えについて、頭に血を登らせる姿はどうやら、指摘が正解だったと示すようで。 可愛いさにきゅんきゅんと胸が鳴った。] (=9) 2020/12/29(Tue) 23:31:34 |
【鳴】 マジシャン 夜長[彼はきっと勘違いしている。 自分の方こそ沢山いちゃいちゃをしたくて ついつい、彼を求めていることに気づいていない。意地を張る彼に対して、自分は踏み込んでいくものだって思っていた。けれど、時々、その踏み込みをためらってしまうことがある。それは何処か臆病な自分のせいで] …本当にしないのか? [踵を返そうとする彼を引き留めたのは 少しばかり不安げな声、だけどそれから、先はもうあれだった。思い立ったら吉日。いや、抱き込み事故か。替えを持ってきているのならいいか。と露天風呂のほうへ連れていけば、彼とともに温泉へダイブ。冷たい空気から暖かいぬくもりに。頭まで被った彼の怒り文句にぶるぶると頭を振り] (=10) 2020/12/29(Tue) 23:32:04 |
【鳴】 マジシャン 夜長…うん、好きだなって思って。 [答えになっていない答えを返し 彼が服装をチェックしてくれるのを見て こんな時でも心配するのは俺の方なんだな。と少しばかり苦笑を浮かべ。それから自らの上着を脱げば、温泉周りの岩場の傍に置いてそのまま下半身の方も脱ぎ。濡れたままの頭、滴る湯の下から、彼を見つめ] (=11) 2020/12/29(Tue) 23:32:18 |
【鳴】 マジシャン 夜長すまなかった。 …気持ちを切り替えたかったんだ。 こうしたら、強制的にもできるかなって思ったのもあるけど。 半分は衝動的に。いちゃいちゃしたくて暴走した。 [何故温泉に飛び込むのがイチャイチャするになるのか。 自分でも説明は難しい。けれど、彼とともに温泉に入って、いちゃいちゃをしたかったのだと心根を明かせばそのまま、頭を沈ませてぷくぷくと潜っていった。反省しているのだと伝えるように。ぷくぷく…*] (=12) 2020/12/29(Tue) 23:32:52 |
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