【人】 神原 ヨウ昔はきっとシャイだったんだ。 …あぁでも、もしかしたら背伸びしてたのかも。 [>>112彼女の言葉を受けて自分の過去を振り返ってみると もしかしたら、と思うこともある。 大人ぶりたかったのかも知れない。理由は歳の離れた誰かの気を引きたかったからだろうか。] そうかな? でも今はほら、オレの頭のつむじも見えないでしょ。 [頬を丸く膨らませた彼女は少し子供らしく可愛かった。 昔は見上げるだけだったのも、今では見下ろす視点になって 視点は変わってしまったが、視覚は変わらず彼女がキラキラして見える。] 一目惚れだったよ、分からなかったでしょ。 [>>114その言葉は勿論彼女の事を責めている訳では無い。 むしろ子供の頃の自分を責める言葉だ。 あの頃の自分の好意が分かる人間など未来の自分くらいしか居なかっただろう。いや案外親は気付いていたかもしれないけど。] (117) 2021/07/02(Fri) 18:06:03 |
【人】 神原 ヨウその言い間違いは心臓に悪い… あ、熱い視線向けてたの…?! いや、それは、そうだったのかな… [過去の自分が鏡でも見ない限りはわからない事だ。 本当だとしたら恥ずかしいのやら何やら。 目で訴えるなら、言葉で訴えればよかったのにと 苦笑いしながら思ってしまう。 言葉にしたとしても本気で受け止められたかは分からないが、どちらにしても仮定の話で答えは出ない。] [目を開くと彼女の手が伸びてオレの頬に触れる。 柔らかい、と思うと同時にどくんと心臓が跳ねる。 >>113目を閉じる前より彼女は近くて 組んだ足が艶かしく見えてしまって目に悪い。いや、悪くない。 か、っと顔が赤くなったのは恥ずかしさと言うよりは彼女に 興奮 してしまったからか。それでも視線を外さなかったのは>>116彼女の質問にしかりと答えないといけないと思ったから。頬に触れている彼女の手をオレは掴むと] (118) 2021/07/02(Fri) 18:06:25 |
【秘】 神原 ヨウ → OL 奈々 恋人を作りに……見つけに来たんだ、オレ。 初恋を、いい加減忘れようと思って。 一目惚れだったんだ。 さっき部屋から出てきた奈々さん……なーりんを見て。 だから、オレの恋人になって欲しい。 初恋だから、じゃなくて 一目惚れをしたから、付き合って欲しいんだ。 (-17) 2021/07/02(Fri) 18:07:06 |
木峰 夏生は、メモを貼った。 (a4) 2021/07/02(Fri) 18:13:15 |
木峰 夏生は、メモを貼った。 (a5) 2021/07/02(Fri) 18:14:08 |
【人】 木峰 海斗[ カタンカタンと、揺れるリズム 耳元で流れるポップなメロディ 浮かんだ疚しい気持ちを掻き消すように 身を任せていれば、それを邪魔するように 再び、ブブ、と尻ポケットのスマホが震えた 手慣れた手つきでスマホを開けば、 兄貴からの気持ち悪いうさぎのスタンプだった>>88 どんなセンスだよ てか、どういう意図で こんなスタンプを送ってくるのか いや、意図なんてねーよな 中学卒業から続く盛大な反抗期の弟を揶揄ってるだけ] ………… こっちの気も知らねーで [ 深いため息交じりにポツリと呟くと、 相変わらずの既読スルーを決め込んだ] (120) 2021/07/02(Fri) 19:54:06 |
【人】 木峰 海斗[ 物心つく頃には、兄の後ろを追いかけていた 手を握って、抱っこして、 俺が強請れば、嫌がりもせずに望みを叶えてくれた もしかしたら、父親よりも兄が好きだったかも 残念、幼い子どもの一番は、大体母親に決まっている だが、母が優位だったのは、小学校低学年までだった 兄貴は、かっこ良くて、優しくて 友だちに自慢しまくってたし、甘えてた その気持ちが変わってしまったのは、いつ頃だったか 中学を卒業する頃だったと思う 兄貴に彼女が出来たと思ったとき 実際は、親しい友人とかだったかもしれないけど 俺は、それを知ってすごく嫌だった、腹立たしかった ただのブラコンかと思ってたけど、そうじゃなかった] (121) 2021/07/02(Fri) 19:54:08 |
【人】 木峰 海斗[ そんな自分が汚らわしく感じて、気持ち悪くて 俺は、兄貴と距離を取るようになった それでも、仕事で不在がちな両親のせいで 俺たちは二人きり、家で過ごすことが多かったから 視界に入ってくるし、触れあってしまうし この気持ちに気付かれたくなくて、 酷い態度を取り続けてきた 普通は、嫌われれも仕方がない筈なのにさ 無意識に再び、スマホに視線を落とす 全然、嫌いになってくれなかった] (122) 2021/07/02(Fri) 19:54:11 |
【人】 木峰 海斗[ 告白してくれる子もいた 同学年や先輩や、後輩……美人な子や可愛い子 色々いたけど、俺は全部断っていた いつも頭の中にいるのは一人だけで 誰かの隣にいるときに、違う人を思い浮べるのは 相手に悪い気がして、 それを上手く隠せる気もしなくて だから、全部断った ちなみにアイツらが見かけた年上美人は、 たまたま彼女が探していた猫を俺が捕まえて そのお礼に、パンケーキを奢って貰っただけだ ―― ちなみに、パンケーキは俺の希望ではない そんなことを考えていれば、自宅近くの最寄り駅だ] (123) 2021/07/02(Fri) 19:54:15 |
【人】 木峰 海斗[ 家に帰って、身支度をすませれば 少し予定よりも遅い時刻に、ラグジュアリーな空間に 足を踏み入れていた 浅葱色のTシャルに、 襟なしの薄手の半袖シャツを重ねて ボタンは全部開けた状態にしていて、 下は、明るめの青色のジーンズという ラフな格好なせいか、すごく場違いな気がするが、 それは普段鍛えられている鋼のメンタルで 他の人の視線は気にしない フロントに声をかければ、 メールで伝えられていた部屋番号を告げる さすがプロだは、綺麗な笑顔で応対してくれた さて、と足を踏み出せば、ベルトの鎖がちゃりんと 涼やかな音を響かせた*] (124) 2021/07/02(Fri) 19:54:19 |
【人】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙[声を掛けて、席を空けた。 たったそれだけの行動なのに 随分距離が近付いたな。 そう、甘えるような声でタメ口をきく彼女を 窘めもせず、俺は内心そう思った。 じりじりと、吐息が通うよりも、 まつげの瞬く音すら聞こえそうな距離、 妻からの咳払いに引き止められることも無く 若い身体がまたひとつ、距離を縮める。] そう、お揃い。 [ここに集まる人間は多かれ少なかれ 皆「そう」なのだけれど そんな真実には蓋を閉めて、俺は喉を鳴らす。] (125) 2021/07/02(Fri) 20:02:58 |
【人】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙[とろとろに甘く煮詰まったような声で 彼女はここに来た目的を話す>>106] 愛を探しに、ね。 [くす、と嗤いが漏れたのをもし咎められたら 素直に謝ろうか。 「だって可愛いなって」……なんて お世辞をひとつつけた上で。 そんなの、何処にあるんだろうか。 あると思ってもし主催者が ここに彼女を呼んだのなら さて彼女はどんな人間に出会うやら。 もしそれが俺だったら─────? ]そんなの笑えない冗談だろ! きっと、僕ら似た者同士だと思うけど。 [ひそひそ、声を潜めるついでに こっちからもひとつ距離を縮めて。 ソファーの上に投げ出されていた手の上へ そっと俺の手を重ねて、ぽつり、ぽつり、と 俺は千由里の心の中へ澱を落とす。] (126) 2021/07/02(Fri) 20:03:28 |
【人】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙俺達きっと愛し合ってる。 そう思ってたのは、俺だけだった、みたいな。 そんな寂しいことあって、ここに来ちゃった。 [問われなかった目的を打ち明ける。 真実と嘘とを織り交ぜて。 すぐ顔の横にあった千由里の旋毛へ頬を寄せる。 久々の滑らかな髪の感触に つい、口角が緩く持ち上がる。] (127) 2021/07/02(Fri) 20:04:45 |
【秘】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙 → ぶろーくんはーと 真白 千由里僕を愛してくれるのが、君ならいいのに。 [たった一夜、砕けた自尊心を 取り戻させてくれるのは 君みたいな女の子がいい。] (-21) 2021/07/02(Fri) 20:05:12 |
【人】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙[そう呟きを落として、身体を離す。 手が触れて、それ以上に近付いたことを 困ったような笑みを作って詫びようか。] …………僕は、 [つられて本名を名乗りかけて、危うく止めた。 けど、適当につけたハンドルネームは この甘い雰囲気に相応しくなくて。] (128) 2021/07/02(Fri) 20:09:24 |
【人】 リカちゃんパパ 敷島 虎牙─────…… タイガ。 虎の牙、って書いて、タイガ。 [そう、八重歯を見せて笑った。 パパって名前は、やっぱり重たいな。 内心そう後悔しながら。]* (129) 2021/07/02(Fri) 20:12:14 |
【人】 OL 奈々────303号室 そっかぁ…シャイだったのかぁ…… そんなヨウくんもすっごく可愛い。 背伸びするほど、私のこと… 好きでいてくれたんだ? [ 可愛くて、可愛くて仕方がない。 背伸びをして少しでも歳の差を埋めようとしていた。 そんな事実に彼女は胸を打たれる。 恋人になった人たちは、 ひとまずお金で色んな感動を作っていたけれど 彼といると、そんな感動は薄れていった。 この1秒が感動を作り出すのだ。 お金なんてかかっていない。 気持ちだけで、感動は作り出される。 つむじも見えなくなってしまった彼は 座っていても少し見上げなければいけない。 成長が、はっきりしているなんて、ズルい。 ] (130) 2021/07/02(Fri) 20:12:59 |
【人】 OL 奈々今までの、どんな一目惚れよりも嬉しい。 過去の私が羨ましすぎるなぁ。 [ 分からなかった、と返事をして そういえばふと、過去のことを思い出した。 彼の両親に「悪さされてない?」なんて 聞かれたような記憶が曖昧にもある。 はっきりと覚えているわけではないけれど 悪さをされていてもあの時の彼女は それを言うわけがなかった。 可愛い彼の悪さを、やめさせたくないと 絶対に思っただろうから。 ] (131) 2021/07/02(Fri) 20:13:40 |
【人】 OL 奈々ふふ、冗談。今日は何をし……… [ 冗談で済ませようと、 彼女は笑みを浮かべて頬から手を離そうと したけれど、それより早く 彼のほうが、その手を掴んでしまった。 じっと見つめて、聞かされたその言葉は 彼女の体温を上げるのに十分で、 彼女はどうしよう、と考えてしまった。 ] (132) 2021/07/02(Fri) 20:14:12 |
【秘】 OL 奈々 → 神原 ヨウわ、私……行き遅れて… もうすぐ30歳になるけれど、 そんな私でも、いいのかしら…… 好き、になってくれる? (-22) 2021/07/02(Fri) 20:15:07 |
【人】 OL 奈々[ そう、彼女は既に30歳手前で、 彼の初めての恋人になるには 少し歳がいっている。 自分から誘導したくせにいざとなれば こうやって足踏みしてしまう彼女。 それは彼の幸せが彼女といることで 作り出せるのかどうか不安だったから。 けれど、彼が言ってくれたのだから 彼にはその気持ちがあるということと 解釈するしかない。 ] (133) 2021/07/02(Fri) 20:15:41 |
【人】 OL 奈々それでもよければ、…喜んで! [ 彼の胸に飛び込むほど若くはないので 彼を上目遣いで見つめ、 笑みを浮かべれば、了承の言葉を口にする。 乾いた心は彼によって潤される。 けれど、まだ昼過ぎ。 それだけで終わるほど彼女も優しくない。 なぜなら彼女は、刺激的な夜を求めているから。 だから、言ってみればここからは 彼女の願望を叶えてもらうための時間のはず。 ]* (134) 2021/07/02(Fri) 20:16:05 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里[聞かれて答えた「願い」というのは これでも結構まじめなつもりだったんだけど。 彼が小さく笑うのが見えて、ちょっと口を尖らせた。>>126] ……変、かなぁ。 [別に怒った訳じゃない。その証拠に甘ったるい声色のまま。 「可愛い」って本気かお世辞かわからない言葉は、 やっぱり子どもに見られているような気がして だけどそういう感じは擽ったくて嫌いじゃない。 可愛がられるのは好き。愛されるのはもっと好き。 彼は――みんなはそうじゃないのかな、 身体だけで十分なんて人もたくさんいることは知ってるけど 忘れられない夜が欲しい。 ]ちゆは、それだけじゃ足りない。 ほんとに? かっこいいお兄さんにそんなこと言われたら なんか意識しちゃうじゃないですかぁ [冗談っぽく揶揄うみたいに笑った。 でも重ねられた手の温もりからすり抜けることはしなかった。 瞳はずっと、彼の表情ばかり映してる。] (135) 2021/07/02(Fri) 21:36:26 |
【人】 ぶろーくんはーと 真白 千由里……そうなんだ。 じゃあ、やっぱりお揃いだ。 [寂しげな秘密の共有には、寂しげな顔をして>>127 彼の言葉を一つとして疑いはせずに同情を浮かべる。 気づけばまた二人の距離が縮まっていた。 頭の上に触れる温度を感じたら、 なんとなく目を伏せてしまったけれど 重ねられた手の下で指先がぴくりと動いた。] (136) 2021/07/02(Fri) 21:36:44 |
【秘】 ぶろーくんはーと 真白 千由里 → リカちゃんパパ 敷島 虎牙ふふ、ちゆもそう思いました。 [あなたみたいな人、寂しい思いはさせないし あなたみたいな人に愛されてみたい、って。 ――彼の纏った雰囲気は、どこか懐かしい気がしたの。] (-26) 2021/07/02(Fri) 21:37:25 |
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