【人】 アイドル 三上 麗央[洗面所に向かい、鏡に顔を映す。シーツのシワでもついていてはいけないし、髪が乱れていてもいけない。 テレビから写真からそのまま抜け出たようなReoを形作る。それをしなくては、人前に出る訳にはいかないから。 いつからだろう、鏡の中の自分に違和感を覚えるようになった。取り繕う仮面を被った怪人に見えて、いつかこちら側の自分を乗っ取りに来るような気がする。 ……もう乗っ取られているのかもしれない。 両手で顔を叩く。跡の残らない程度に、でも痛みを感じるくらいに。] しっかりしろ、三上麗央。 [自分に言い聞かせて部屋を出る。さて、どこに行こうか。] (115) 2020/07/24(Fri) 0:14:47 |
【人】 羽井 有徒[それからしばらく電車に揺られる。 ガラの悪いにいちゃんと、真面目が制服を着てあるいてそうなJKの二人。 人もまばらな電車の中、静かに流れる景色に海が見え始めたころ。] お前、……死にたいのか? [ふと、口をついた。]* (117) 2020/07/24(Fri) 0:15:43 |
【人】 動画配信者 時見 ユエ ははっ、俺がイケメンだって? じゃあ次からはそういうリップサービスを依頼しようかな 瑛ちゃんな、よろしく [何でも屋を自称する彼女から名刺を受け取る。>>84 ちえとそこまで変わらない年頃に見えるが、もう働いているのかと少し目を丸めた。] (118) 2020/07/24(Fri) 0:16:41 |
【人】 動画配信者 時見 ユエ[いつだって、どこだって。 そう語る、まるで幼い頃夢中で見ていた正義のヒーローのような背中に手を振って――。] くっ、ははは、いいな こういうオチ好きだよ [>>85それとあんまりにも早く再会したものだから、声を上げて笑ってしまった。]** (119) 2020/07/24(Fri) 0:17:46 |
動画配信者 時見 ユエは、メモを貼った。 (a33) 2020/07/24(Fri) 0:19:01 |
【人】 英 羽凪[その後輩と顔を合わせるのは決まって、曇りの日。 実際、小雨に降られることもあって。そういう日は必然的に、唯一屋根がある入口の扉前で並んで過ごすわけで。 ちゃんと話したのは、たぶんその時。] ……なー。 雨って透明なのにさー なんで雲は黒いんだろうな。 [確かそんなどうでもいい内容だった気がする。 そこから、他愛ない会話はなんとなく続いて。思い思いに過ごす場所はなんとなく隣になって。 たまに勉強を教えてやったり、先輩らしいことをする傍ら。 どうでもいい話で笑ったのと同じくらい、教室では口にしない話をした。姉のこととか、早く就職して頼られるようになりたいとか。 少しずつ縮まっていく距離は、野良猫に懐かれるような微かな優越感に似た嬉しさがあって。遠慮ないやりとりは、口の悪さすら可愛くて。 いつしか曇り空が楽しみになっていたのに。] (121) 2020/07/24(Fri) 0:21:26 |
【人】 英 羽凪[いつからだろう。 後輩との時間がぎくしゃくしはじめたのは。 何か言葉を飲みこんでるような。遠慮してるような。隣にいるのに距離を置いてるような後輩の気配に気づきながら。 その理由を問うこともできないまま、俺は卒業した。 懐かしいけど。ほんの少し苦い記憶。**] (122) 2020/07/24(Fri) 0:21:35 |
英 羽凪は、メモを貼った。 (a34) 2020/07/24(Fri) 0:29:53 |
【人】 妹 時見 ちえお母さんの言ったこと気にしてるの? ちえはお兄ちゃんのところに間借りしてるだけだから、お兄ちゃんこそちえのこと気にしなくていいのに。 [頭の上に重なりかけた手>>31を視線が追った。 ちょっと背伸びしたら届きそうな位置だったけれど、子供っぽいだろうかという思考が邪魔して踵はもちあがらないまま] …だめだめ、ちえよりお兄ちゃんが先。 お兄ちゃんがお嫁さんもらうまで、ちえは安心できませーん。 [ぷー、と頬を膨らませた。 尤も、もうすぐ三十路に手が届きそうな兄の周りに女っ気がないことは同じ家で暮らしている自分だって知っている。 もしかしたら知らないだけかもしれないが。 消えていくオープンカーの残す排気の余韻を振り返ること二回。 そうしたら、兄との距離が空いてしまってまた追いかけたのだけど] (123) 2020/07/24(Fri) 0:35:01 |
【人】 妹 時見 ちえあっ。 [ロビーで兄が声をかけた相手>>34に、上がりかけた言葉を飲み込んだのは多分正しかった。 なんだっけ、ええと、そうそうアイニーのレオくんだ。 クラスに何人かアイニークラスタがいて、派閥みたいなものが少しあるのだけれど自分同様持ち上がり歴の長い子で熱狂的なレオくん坦がいる。 両の手で口を塞ぐのは古典的だが比較的に効果の高い遮音行動だと思考の外で知識に変えた。 戻ってきたところで気付いたらしい兄>>50に、首を二度縦に振る。 でも人の多いところでその話題はしない方がいいだろうと麗央>>39の名前もユニット名も音にしないで噛み砕く] …お兄ちゃん、その話は後でね。 チェックインして、荷物置いてからしよ。 [口の前、指でばつ印を交差させた。 チェックインを終えた兄>>51から手の中に落とされた鍵をまじまじと見て、ちらりと部屋の番号を確認する。 何かあったときのために兄の部屋番号を聞いておいた方がいいのだが、それはメッセージでも事足りる] (124) 2020/07/24(Fri) 0:36:14 |
【人】 妹 時見 ちえー客室ー 別に同じ部屋でもよかったのに。 [母が気を回したのだろうとはわかるが、一部屋の方が安く済むに決まっているし、何よりどうせ兄が何らかの配信するなら兄の部屋にゆかなくてはならない。 荷ほどきの最中に出てきた水着はせっかくだからと新調した可愛いやつ。 水着だけじゃない。 今着てるワンピースも、明日の服も、アクセサリーも、メイク道具だって、お小遣いその他諸々をやりくりして新しくしたのだ。 旅行に行くことをクラスの友達に話したら彼是世話を焼いてくれたというのもあったが、やっぱり新しいものは気持ちが真新しくなるし何より見て、着て、わくわくする] (125) 2020/07/24(Fri) 0:36:56 |
【人】 花嫁の友人 市村 真由美[姉ちゃん>>109って響きに、あらあらって。 仲が良いんだろうか?微笑ましい。 いいところ>>110かどうかは、まだ分からないけれど…… 唇を引き結んだ彼は、何か思う所でもあったのだろうか? 結婚のお祝い>>110は、素直に受けた。] ありがと。 祝福は、幾らあっても、嬉しいわ。 [なんてね。 私が結婚したわけじゃないけど。 でも友人への祝福が嬉しいのは本当。] (127) 2020/07/24(Fri) 0:41:25 |
【人】 花嫁の友人 市村 真由美 (128) 2020/07/24(Fri) 0:41:49 |
【人】 花嫁の友人 市村 真由美[彼が立ち去った後、ハーブティーをゆっくり飲んで。] 美味しいご飯が食べれそう。ねぇ……。 ……まあ。ナンパの台詞としては、悪くないんじゃないかなぁ。 [なんて呟くと。 貰ったクッキーの残った欠片。 パクリと全部口に入れると咀嚼して。 ハーブティーを飲み終わったら、自分も席を立った。 療養って、どうしたんだろうね。**] (129) 2020/07/24(Fri) 0:42:38 |
【人】 悪の科学者 清平 一華[悪の道に走ったというか、単純に道を踏み外したというか。 学生の頃は医学を目指していた。 ただ方向性が看護教諭でも街医者でもなく、ちょっと最先端だっただけだ。 長い目で見れば、人の生命を助けるための目的だったに違いない……が、その特異な専門性の結果、師が学会から追放されるという事態になってしまった。 このとき、普通の医者に転身する道もあったし、そうしていれば実家の両親も喜んだろう。 が、師に追従し助手として活動を続けていれば、やがて怪しい組織に援助してもらうことになり……研究は非合法な手段も相まって急加速した。 そうして誕生したのが、師の最高傑作。 しかしその傑作には逃亡され、やがて組織の宿敵となった。 師は命を落とし、自分がラボを引き継ぐことになり、毎週のように怪人を作り出す日々を迎えることになった。] 今さら、な話よねー… [この1年、過去を振り返っている暇なんてなかった。 成果を出せない焦り、無理難題を突きつけてくる組織の幹部たち、新たな怪人の設計と製作……寝食を忘れてDr.ブルーメとしての責務に勤しんだのは、組織の宿敵だからというよりも、師を超えたかったからだ。 ……その時点で、かつての志から逸れてしまったと言える。 人のために遺伝子研究を進めていたかつての自分は、どこに行ったのだろう?] (130) 2020/07/24(Fri) 0:54:20 |
【人】 悪の科学者 清平 一華潮時かなー… ねぇ、どうしたらいいよ自分? [違えた道が未来に繋がっていればそれはそれで後悔は無かったのだろうけれど、結果としてはライダーには勝てなかった。 師のあとを継いで、師を超えられないまま道は壁に阻まれてしまった。 悪のドクターとして続けるか挫折するか、あるいは違う道があるのか…… ……そんなことを振り返る余裕がやっと生まれたこの休暇。 こうして声に出して自分に問いかけられるだけでも、有意義な時間と言えるかもしれない。 ただ、ラボでは好きなだけ独りごちられたが、ここは公共の場だというのがすっぽり抜け落ちていた。 物思いに耽っている間に(自分のプランの)チェックインできる時間になったことにもすぐには気付けなかった。] (131) 2020/07/24(Fri) 0:54:57 |
【人】 花嫁の友人 市村 真由美── 客室前の廊下で ── [エレベーターで客室のあるフロアに降りると、廊下を歩きながらカードキーを取り出そうと鞄を漁る。 曲がり角。歩いてくる影>>115に気付けなくて。 軽くぶつかって、カードキーを落としてしまった。] ぁ。ごめんなさい。私ったら不注意で。 [言いながら、しゃがんでカードキーを拾いながら。 ふと、近くで見上げた相手の顔。] あ……。 [思わず、声が出てしまった。] (132) 2020/07/24(Fri) 0:58:11 |
【人】 花嫁の友人 市村 真由美[慌てて口を手でおさえるけれど。 気付いてしまったのは、バレただろう。 ロビーで見た時のような、遠目ではない。 近くで整えられた>>115姿を見れば、I NEED Uの人だと分かる。 ……最も、申し訳ないことに自分は周りが盛り上がってる中、全員名前が「〇お」だから覚えきれないとか弱音を吐いて、職場の人から顰蹙を買う日々だったけれど。] あ、ご、ごめんなさい。 まじまじお顔を見て。 失礼しました。 [立ち上がると、微笑んでお辞儀する。 何もなければ、別れるつもりで。 自分の部屋のドアは、すぐそこだ。*] (133) 2020/07/24(Fri) 0:58:22 |
【人】 妹 時見 ちえー1Fエレベーターホールー (どこで食べてるんだろ) [スゥーッと滑らかな駆動のエレベーターが体を下に下ろしていく。 いいホテルとなればエレベーターもお上品に動くらしい。 軽やかなベルの音とともに開いた扉から足を踏み出す。 少し背伸びしたラタン編みのポシェットが、少しぎこちない足取りに合わせて揺れた] …写真撮っても大丈夫なのかなぁ…。 [肖像権を主張されるのは怖くて、人を極力レンズ外に外しながら風景やら飾られた花やらをスマホのデータに収めていく。 この前の配信の時に水着姿>>13なんてコメがあったから調子に乗って水着を用意してしまったが、そういえばプールはあるのだろうか。 エレベーターホール前の案内板前で、うんうん呻く姿が、ひとつ**] (134) 2020/07/24(Fri) 1:10:49 |
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