【人】 怪物皇女 メイベル────ようこそ、私の根城に! [尊大な振る舞いと見下したような目付きで 銀の体毛の狼に運ばせていた客人に声を投げ掛ける。 狼の口に加えられていた客人──外見は人間の少女に見える── を狼がそっと床に下ろす。 やや唾液なりが染み付いているかもしれないが 牙を柔肌に食い込ませなかっただけかなり丁重に運んでいた筈。 私、メイベル・グレイ・バーラトゼフォンは 大きな蛇の身体の上に飛び乗るとそこに座る。 蛇は身体を動かし私の背もたれを作るように長い身体を移動させた。 蛇が作った椅子に座りながら 数段の石造りの階段の下に居る客人に再度言葉を投げる。] (88) 2020/10/19(Mon) 11:23:53 |
【人】 怪物皇女 メイベルこれからあんたに尋問を行うわよ。 ──皇女の領域に愚かにも踏み入った不埒物の 処遇を決めるためにね。 [見下ろす瞳には敵意と、そして確かな興味をないまぜにしながら。]* (89) 2020/10/19(Mon) 11:24:10 |
【人】 微睡む揺籃 アリアじ、尋問……? [私の上にいったい何が起こったのか、 まるで分からないままだった。 いつもと同じように仕事をしていた筈なのに。] あなた……は…… [ ふっ、と意識が途切れた瞬間は覚えていた。 落下する感覚。 気がつくと見知らぬ荒野に投げ出されていて、 そしてその直後、何か巨大な顎に咥えられてしまったんだ。] (90) 2020/10/19(Mon) 12:39:15 |
【人】 微睡む揺籃 アリア[ 私を捕まえたまま、だんっと地面を踏んで駆ける銀色の獣。 上下に揺さぶられるうちに目が回って、気分が朦朧としてきて、 そうして現在に至る。 石造りの冷たい床にぺたんと座り込んだ私は動く気力もなく、 顔色はきっと青ざめていたことだろう。] ……、っ、……もしかして……あなたは。 [ 長大な蛇の玉座からこちらを見下ろす容貌に、見覚えがあった。 何故、どうして、と疑問が渦巻く。 だって、彼女――メイベルは、] "万魔の皇女"メイベル、なの……? [ 創作の中の存在である筈、なのに。] (91) 2020/10/19(Mon) 12:47:51 |
【人】 微睡む揺籃 アリア[ でも見た感じ、彼女は夢でも幻覚でもない存在のように思えた。 だとしたら、私は、……もしかして、という想像。 これって異世界転生というやつ?] [ でも私は死ぬような目には遭ってなかったはず。 確か、そう、職場の書架の高いところから本を取り出そうとして、 バランスを崩して――] [ ――現実世界での記憶はそこで途切れていた。 何が引き金になったかまではまだ察し得ないけれど、 そうだとすれば少しは気が楽になるというもの。 考えている間に気力は戻ってきていたものの、 ひとまずは彼女の出方を見た方が良さそうに思えた。] [ メイベルが原作通りの存在なら、普通の人間にとっては 恐ろしく危険な相手であることは間違いないのだから。]** (92) 2020/10/19(Mon) 12:56:14 |
【人】 怪物皇女 メイベル──私の名も知らない愚者の線は消えたわけね。 それで? 皇女メイベルと知りながら あんたは私の領域に入り込んだ。 ……何が目的。 答えなさい。 嘘を付くことを禁ず あんた……私を殺しに来たわね? (93) 2020/10/19(Mon) 13:50:14 |
怪物皇女 メイベルは、メモを貼った。 (a13) 2020/10/19(Mon) 14:00:43 |
【人】 微睡む揺籃 アリア――「 嘘をつくことを禁ず 」[ 彼女が命じる口調で告げると同時に>>93 びく、っと背筋が震えてしまう。 極細の針か何かを首からすっと差し込まれるような感覚。 痛みがないのがかえって恐ろしかった。] い、いいえ。 私、あなたを殺そうなんて思ってません。 [ 大蛇と銀狼、二体の魔獣に挟まれて>>94身動きもならず。 小さく震えつつ答えた言葉は元より本心だった。 それに元より、創作内の存在を殺すことも出来はしないだろう。 現実世界の作品中にはいつでも、彼女は存在しているのだから。 たとえ……完結までの途中で死んだりすることがあったとしても。 ページを戻せば確かに、彼女が生きている場面を再現できるのだ。] (95) 2020/10/19(Mon) 14:21:52 |
【人】 微睡む揺籃 アリアだっ、だから。 [ こくりと唾を飲む。 喉がからからに乾いた感じがした。 ―― 「私を殺さないで!」 [ 指先がほんのかすかに、何か文字を記すように動く。 あるいはキーボードを打つかのように。 瞬間、虹色の煌めきが私の手の甲に宿った。] (96) 2020/10/19(Mon) 14:25:33 |
【置】 微睡む揺籃 アリア[ 『創世の聖筆』 この世界を最初に形作る時、用いられたという神々の遺産。 創造の後に聖筆は七つの欠片に分かたれ、 この世界を動かし得る存在を求めて散らばったという。 聖筆と呼ばれてはいるが、その形状は筆記具には限らず、 何らかの"しるし"として顕れることもあるという。 人間や魔族をはじめとした様々な存在の元に現れ、 歴史を動かしてきたアーティファクト。] [ 私の手に宿った煌めきがそれであるとはまだ知らず。 聖筆の命令権をメイベルへと用いたのだった。 ただ、「殺さないで」>>96 と。]** (L0) 2020/10/19(Mon) 14:33:29 公開: 2020/10/19(Mon) 14:35:00 |
サラリーマン 葛西 聡は、メモを貼った。 (a14) 2020/10/19(Mon) 15:10:04 |
【人】 怪物皇女 メイベル………………? [目を閉じた暗闇の中。 銀狼も黒蛇も動く気配がない。 何事かと目を開くと、彼らは微動だにしていない。 …………いつもなら私が命じなくても 主人の意を汲み最善の行動を取るのに。] (99) 2020/10/19(Mon) 16:49:33 |
【人】 怪物皇女 メイベル…………私に何かしたわね? [何かされた。 そう気付いているのに 彼女を 殺そう 苛つきながら 私は彼女を見つめて言い捨てる。] こんな小さな女の子に してやられると思わなかったわ。 あんた、何者なの。 [私の翡翠の瞳が彼女を見下ろしていた。]* (101) 2020/10/19(Mon) 16:50:26 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽[ 身体を彼の方へと向ければ、一瞬、 彼の視線が顔の下の方へと向いた気がする。>>55 慌てたように顔を背ける彼。 少しばかり訝し気な眼差しを向けるも。 意識はすぐに、 彼が手に取った一冊の本へと向くのであった。] (102) 2020/10/19(Mon) 17:52:49 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽新婚旅行、ですか……。 [ ぱらりめくられるそれは 旅行雑誌であったのだろうか。 幕末頃、坂本龍馬が新婚旅行とやらで 温泉や神社等、観光場所を巡ったという話は 何時だったか耳にしていたと思う。 その新婚旅行とやらが近頃、流行っているらしい。] (103) 2020/10/19(Mon) 17:53:00 |
【人】 時見の妻 天宮 琴羽[ 私はというと、新婚旅行とやらは ハイカラな人たちのものであると思っていた為。 自分には縁のないものと考えていた。 ───それを彼と。 束の間、眼を伏せて思考を巡らせる。 一度軽く目を閉じ、開いてから 口を何度かパクパクと動かして。 やっとの事で口に出した言葉は。] (104) 2020/10/19(Mon) 17:53:06 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新