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【秘】 高等部 ラピス → 月鏡 アオツキ『好きでも嫌いでも、ないと思います』 硬質化した皮膚。 まるで鎧のように身体を包んで蝕んでいくような。 手を握って開く。 その度に少し軋むような感覚を訴えてくる。 今されている治療は、抑制効果のある薬を飲むだけ。 大人が言うには、それ以上のことは"研究中"らしい。 『ただ、手が動かしにくくなるのは困ります』 長い施設での生活で文字を書くことにも慣れてきた。 けれど、また進行して支障が出るのは困ってしまう。 病が進むとどうなるのかは自分でも確証が持てないが、今より不便になるのは間違いないだろう。 『治るかわからない子ばかりだから、治るかもしれない子を優先するのは仕方のないことなんでしょう。 私もそれが合理的だと考えています。 外の技術で治るかもしれないのなら、尚更です』 (-72) 2022/05/01(Sun) 14:22:06 |
【秘】 雷鳴 バット → 充溢 バレンタイン「バレンタイン」 ひとつ上、比較的年の頃の変わらないほうの上級生が貴方に声をかけたのは、 夕方から夜へと色を変える頃だった。 少しだけ寝癖がついて非対称になっている髪を見るに、 どこかで眠っていたのかもしれない。声も少しだけ、抑揚がいつもよりもない。 「ジャステシアのこと、気になる?」 「僕もなにか手がかりがないかと思って」 「 ……森なら僕もよく行くから 」「探す?」ジャステシアは昼の内には生徒の群れに戻ってきたか、もしくはまだ姿を見せていないのか。 そうした状況で彼女の身を案じる貴方を見て、声を掛けてきたのだろう。 もしも帰ってきたあとだとしても、どうしていなくなったのかは判明していない。 解決していない自体に対しての働きかけをしたいか、と聞きたいらしかった。 (-73) 2022/05/01(Sun) 14:25:27 |
【秘】 高等部 ラピス → 雷鳴 バット『どの病気についてもです』 病気がいくつかあるのなら、全部。 あなたが抱えているもの全てについて。 『治ったら、外で気兼ねなく暮らせると言う子がいました』 『それをみんなが望んでいるかはわからないけれど』 『バットくんは外に行きたくはないですか?』 この施設に来てからというもの、自分たちは外を知らない。 外が良いものなのか悪いものなのか。 それも、見てみないことにはわからない。 ただ、未知への興味は少なからず己にもあった。 何かに困っているような顔。 真昼の陽だまりの中で、それを夜空色の瞳が映している。 (-74) 2022/05/01(Sun) 14:28:20 |
【独】 神経質 フィウクス/* 今オレンジってワード出されるの怖いんですけど 今オレンジってワード出されるの怖いんですけど(疑心暗鬼) アアアア〜〜〜嫌なんですけど〜〜〜〜〜 構われると監視先候補に入っちまうんだよなあ!!!!! 露骨に怪しい動きした人>構った人 くらいの優先度になりそうなんだよなあ!!!!! (-75) 2022/05/01(Sun) 14:32:35 |
【秘】 充溢 バレンタイン → 雷鳴 バット「……バットさん…… 僕が、役に立てるなら……いいんだけど」 年中半分寝ているような少年は、跳ねのあるあなたの髪型を見るとほんの僅か、不思議そうにそれを見つめて。 本題ではないな、と思い直してすぐに目を見つめ直す。 「でも……うん、気になる。…… 怒られてしまうかも、しれないけど…… 僕は、気にしない。……あまり」 漠然とした不安を解消するためにも、とにかく行動はしていたかった。杞憂ならそれでいいし、解決を図れるならばそれに越したこともない。 結果どうなろうと、悪いようにはなるまい。そう信じて。 (-76) 2022/05/01(Sun) 14:46:58 |
【秘】 雷鳴 バット → 高等部 ラピス少しだけ目を丸くして、それからまたやっぱり困ってしまった。 少なくともこの問答を経て、或いは普段の生活を経て。 貴方を傷つけたかったり苦しめたかったりするわけではないのだ。 「ラピスは……」 言葉を選ぶ。言葉少なな物言いはいつも誤解を生みがちだ。 なるべくそうならないように、自分の中で織り込んでいく。 外の世界に望むもの。 育ちきった自身のかたちに望むもの。 答えるには、きっと青年と貴方では見えているものが違うのだ。 ひどく遠回りに、その差異を埋めようと頭を回している。 「お父さんとお母さんのこと、好き?」 「大きくなったら、何になりたい?」 質問を質問で返したなら、しょうがないと思われてしまうかな。 けれども今は、貴方の言葉を聞いてから話がしたかった。 (-77) 2022/05/01(Sun) 14:49:34 |
【秘】 高等部 ラピス → 雷鳴 バット両親は、病気を治してほしくて施設に自分を預けた。 そこには確かに愛情があって、だからそれに対する恩義がある。 できることなら、いつか元気な姿を見せたい。 『どちらかを選ぶなら、好きです』 『大きくなったら、先生になりたいです』 先生になって、悩む子どもたちを助けてあげられたら。 先生になって、彼らの居場所になってあげられたら嬉しい。 あなたは違うの? あなたは何になりたいの? そんな新しい問いを浮かべて。 言葉少なで、それでも思慮深く、誰かを傷つけないように言葉を選ぼうとしているその姿を見守った。 お互いに見えている景色の差を埋めるために。 きっと遠回りにでも、私の問い掛けに答えようとしてくれていることだけは、ちゃんと伝わっているから。 (-78) 2022/05/01(Sun) 15:23:43 |
【鳴】 月鏡 アオツキ「プライベートを持ち込むことは、生徒に真摯に向き合っているように思われないとマニュアルにありましたから……」 誰にでも優しく、平等に接しなさい。 特別扱いはいけません、恋愛沙汰も起こさぬように。 生徒たちの平穏を守って、規律正しく、 「言われてみれば、こんな話をしてしまう時点で失格だったみたいですね〜」 先生、アオツキにそんなことができると思っていたんですか。 実習生として、失格だ。 固執したらいけない、仕事で義務。 誠実ではない。生徒たちを昔の思い出と重ねるなんて。 それでも、ここでの生活に諦念を抱えることが正しいとはしたくなかった。 見つめ返す視線を僅かにそらした。 表情こそ変わらずとも、視線や僅かな動きは感情の表れだ。 (=4) 2022/05/01(Sun) 15:37:30 |
【鳴】 月鏡 アオツキ「試して、ってそんなの〜……」 試さなくてもわかるに決まっているのに。 「君が完治して元気になれば、誰でも和らぎますよ。 私以外の先生も、生徒もです。 ずっと先ですから、きっと ――その頃には私は正規の先生になれる頃でしょうか」 そんな両方が叶う未来が、何処かに存在するとしたら。 どれほど嬉しいことだろう。 (=5) 2022/05/01(Sun) 15:38:07 |
【秘】 司書 エルナト → 充溢 バレンタイン本の管理、ということは。 当然本を保管してる図書室の管理も一任されてるわけで。 少年は埃落としの棒を持って、ぱたぱたと本棚を清掃する。 少年がこうして日々掃除をしているから、 ここはいつでも快適で清潔な空間だ。 「そう言うのは普通、今の本を読み終わってから聞くんだよ。」 声を掛けられれば、掃除の手を止めて。 腰に手を当てながら、やれやれと首を振る。 いつもの事だ。君が時たま……あるいはそれなりの頻度で、 図書室に来てはそのまま寝てしまってる所も見たことがある。 本は枕じゃないんだよ、なんて、口を尖らせた日も あったことだろう。 「お勧めかぁ……読みたいジャンルとかはある?」 「冒険とか、恋愛とかさ。」 よいしょ、と隣の椅子に座って。 まだ声変わりをしてない、ボーイソプラノのような声で問いかけた。 (-79) 2022/05/01(Sun) 15:40:25 |
【秘】 雷鳴 バット → 充溢 バレンタイン「ごめん」「僕が、気にしないから」 「ひとにも同じこと押し付けた?」 貴方の言葉を受けて最初に顔に浮かんだのは、ばつの悪そうなそれだ。 こうした周囲との"ずれ"自体はよくあることなのだろう。 相手との応答から感知することは出来ても、どうにも。 自分で事前に気を回してやるということは、青年には難しいようだった。 「もし一緒に探すなら」「今日じゃなくても」「夜に森に来て」 「僕はいつも森にいるから……」 同じ部屋、或いは彼の動向を見ているもののいくらかは、 いつも彼が夜に部屋を抜け出すことを知っている。 貴方もひょっとすると年が近いから、そうした動きに気づいていたかもしれないし、 貴方の既往歴からするに他人の隠し事にはあまり気が回らなかったかもしれない。 ともかく、貴方の都合のよい時にと曖昧な約束を取り付けた。 「みんな帰ってきたら、いいのに」 (-80) 2022/05/01(Sun) 15:48:17 |
【鳴】 月鏡 アオツキ「結局。代わり云々のはなしですけど……、 過度な期待して欲しくないと言うのも今のうちです。 これは私の中で実習生として以上に、 個人の感情で完治を望んでいるのと同じです。 重く、辛く残り続ける呪いになっておかしくないもの。 ……それを私は課させて、君は抱えないといけないんです。 私は、ずるい大人ですから。 これからも多くの生徒に期待と歓喜と絶望をするでしょう。 それでもこうして話し合った君たちには、 ちゃんと後悔をしないように、無理をしないで生きて欲しい。 それだけが望みです」 (=6) 2022/05/01(Sun) 15:48:32 |
【秘】 激昂 フィウクス → 月鏡 アオツキ「俺は あんた は何がしたいんだと聞いているんだ」「どいつもこいつも綺麗事や立場や肩書きを言い訳にして 自分が何をしたいのかをはっきりとさせない奴ばかりだ ──どいつもこいつも、具体的な事は何一つ言いやしない!! 」抑圧し切れなかったヒステリーの発露。 声を荒らげて、自身の顔の片側を隠す髪をぐしゃりと掴んだ。 誰も彼も具体的な事は何も言ってくれはしない。 どうしたらいいのかは教えてくれはしない。 この病と正しく向き合ってくれはしない。 鬱屈した感情を吐露しかけて、膨大な理性が押し留めた。 「……まどろっこしいのは嫌いだ。」 (-81) 2022/05/01(Sun) 16:00:35 |
フィウクスは、今は使われていない、どこかの寮の一室で。 (a14) 2022/05/01(Sun) 16:03:49 |
フィウクスは、また少しだけ声を荒らげた。ほんの一瞬の事。 (a15) 2022/05/01(Sun) 16:04:19 |
【秘】 苛々 フィウクス → 月鏡 アオツキ「俺は依怙贔屓されたいわけじゃない。 他の奴等と平等に扱われたいわけでもない …… 教育実習生だから 、建前としてそういうふうにしなきゃならないってなら。 好きにすりゃいいさ。俺はそんなもの望んじゃいないがな」 「これは受け取っておくが。 あんたからの贔屓だとは思ってない。 不愉快なものを隔離するのは──当然の処置だからな」 溜息混じり、どこか投げやりに言い放って。 指先が机に置かれた鍵を叩く。 優しさで救えないものに対しできる事は、悪化させない事だ。 或いは、他を助ける為の尊い犠牲くらいにはなるだろうか。 同室の彼とは、今までの数年間。 何だかんだと大きな仲違いを起こす事もなく、 上手くやって来た方ではあるけれど。 場合によっては。これからは、そうもいかないだろう。 (-82) 2022/05/01(Sun) 16:05:14 |
【秘】 失意 フィウクス → 月鏡 アオツキ「……たとえ今この一瞬が有意義なものであろうと」 ぽつり、殆ど独り言のように。 立ち去ろうとするあなたを引き留めはしない。 だから、これを聞かずに立ち去る事も、あなたの自由だ。 「きっと未来がそれを台無しにする。 …俺達に新しい何かを見せず、聞かせず 外の世界から隔離して、立ち止まらせているのは」 「俺から卒業したその先を奪っているのは。」 「他でもない、この場所«ギムナジウム»だろうが…」 (-83) 2022/05/01(Sun) 16:05:59 |
【秘】 神経質 フィウクス → 月鏡 アオツキ/* オーブンの息子です。 失礼、レスがデカくなってしまいましたわ。 このオレンジ……いったいどこから…… ブンッ… (-84) 2022/05/01(Sun) 16:08:40 |
【秘】 神経質 フィウクス → ライアー イシュカ「──安心?お前に安心する場所なんてあったのか ああ、 こういう場所に限れば そうかもしれないな」兎小屋の傍、長身の──この班の飼育委員はどちらもそうだけど。 ともあれ振り向いて、こちらは開口一番火の玉ストレート。 まったく同じでこそないけれど。 あなたとは似た者同士のようなものだと認識している。 つまりは、人々の輪の中では却って息苦しい質の人種だと。 「それで。」 「せっかく卒業したってのに、 結局またこんな場所に戻ってきたらしいが。 俺が思うよりあんたはここが、 或いはここの人間が 大好き だったのか、それとも──」「そんなに外の世界はろくでもなかったか?イシュカ先輩」 (-85) 2022/05/01(Sun) 16:33:11 |
【秘】 雷鳴 バット → 高等部 ラピス「ラピスは」「大人だね」 愛されて、艷やかで。白色のりんごみたいにほころんだ頬。 果実に挟まれた花びらみたいな唇が言葉を発さず、表情だけを作るのを見ている。 檸檬の枝のように細い指を今更、黒い指がきゅうと一本だけ絡めた。 「僕は帰っても」「居場所はない」 「僕は"病気のこども"らしい」「だからここにいる」 「でもみんなは」「病気だけど、"病気のこども"じゃない……」 誰かに言われた言葉をなぞるような言い回しには明らかに侮蔑が混じっていた。 青年が抱いたのではない、誰かが青年に向けたもののトレースだ。 溌剌とした子どもたちの様子は、青年の目にはどんなふうに映っているのだろう。 「治ったら」「僕はどこにいくんだろう」 「僕は僕の」「病気が治るとなにがいいのか、わからない」 「僕の病気が治ったら」「僕は"病気のこども"じゃなくなるのかな」 答えのない問いを重ねる行いは、貴方を傷つけてしまうだろうか。 ひどく迂遠に回り道をした堂々巡りの問いかけは、貴方への答えになっているだろうか。 貴方が青年だったなら、自分の病気を治したいと思うこと、 自分の病気を治すということがどういう結果へ繋がる行いなのかがきちんとわかるのだろうか。 (-86) 2022/05/01(Sun) 16:34:26 |
バットは、"病気の"こどもたちが遠くで笑い合う様子を眩しそうに見つめている。 (a16) 2022/05/01(Sun) 16:37:35 |
【秘】 抑圧 フィウクス → 不遜 リアン「リアン」 授業と授業の合間、或いは放課後。 何れにしても、どこかにあなたの姿を見付ければ 気難し屋はぶっきらぼうに声を掛けた。 取り巻きが居ようと、居なかろうと、お構いなしに。 「………悪かったな」 何がとは言わず、謝罪の言葉だけを。 苦々しげに、短く、簡潔に。 余計な事を言ってしまわないように。 (-87) 2022/05/01(Sun) 16:43:23 |
【赤】 花信風 トット「うん」 「イシュカ、なら……だいじょぶ」 「おれがんばる!ちゃんとやるからね」 「じゃーなにかあったらクロノにたすけてーってする! することにならないよーには、がんばる……」 口元に笑みこそ浮かべているものの、普段よりはぎこちない。 自分が一番信用している大人を差し出す。 あの人なら大丈夫。信用している。 きっと大丈夫。 だけど、だけど……。 「うまくやりまーす。ふふふ」 (*31) 2022/05/01(Sun) 16:45:02 |
【鳴】 充溢 バレンタイン少しだけ、腑に落ちない様子で。 「あなた、は……」 「『何か』としてのマニュアルに従っていたいのか、 『何か』というマニュアルに囚われたくないのか、 どっち……なんだろうな、と……」 一見すると、実習生のあなたは基本奔放に見える。 何を考えているのか分からなくて傍若無人。 だけど。見えるけれど、芯のところで、 何かに縛られているように、肌の方で感じる。 思わず呟いたそれは正しくそれに対する疑問の表れ。 「……あなたが僕に期待して、 歓喜して、絶望して…… それが重荷になることは……ないと思う。 あるいは…… 抱えきれないものを分かち合う……と、 アオツキさんは……言ってくれたから、そう」 うむむ、と何やら思案するように一呼吸おいて。 (=7) 2022/05/01(Sun) 16:46:44 |
【鳴】 充溢 バレンタイン「何かあった時は、僕以上に…… あなたが……責任を、感じてくれるんでしょうね」 言葉面だけ受け取れば、ただ事実を並べたような。 だけど解釈のしようによっては、 『それで構わない』とでも言っているような。 曖昧な、眠たげな話し方ではあるけれど、 やはり確かな信頼と、小さな心配が籠った、 落ち着いた姿勢であなたと向き合っている。 (=8) 2022/05/01(Sun) 16:50:04 |
【独】 神経質 フィウクス/* ここから更に秘話増やしたら死ぬかな!!??!!?! でもバット君墓落ちする前に話したいじゃん おい神経質ヒス男!!話題!!話題ないのか!?ない!!!!! 捻り出すぞ!!!!!!!!!!!!!! (-88) 2022/05/01(Sun) 16:51:39 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 雷鳴 バット今日も上の二つの返答は変わらない。 怪我は相変わらずなく、異常なし。 報告はこれだけですんでしまうのが実情だ。 上は解決に手を貸してくれず、生徒のためを考える実習生という立場になんでも乗せたがっている 成功も失敗も関係ない、うまくいかなければ廃止されるだけの使い捨てだ。 「森のことは……今日はこれでよしとしましょう。 話せないことはそれ以上聞きません……、おやおや? ええ、なんでも良いですよ〜」 そんな不満も読み取られているのか、酷く、本当に、居心地が悪いほど良い。 ダメにされそうだ、ここの部屋は。 思わず変な声が出そうになる、気を引き締めなければ。 (-89) 2022/05/01(Sun) 16:53:05 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 雷鳴 バット「ここに、"何を"、ですか……。 はじめに実習生として聞いている事を説明をしましょう。 この学園の中で暮らしている生徒たちは、 小さくとも大きくとも悩みを抱えています。 先生方は、心の病や身体的なものに詳しい人から あまり知らない人まで様々です。 彼らは全力を尽くして ……治療または改善に取り組んでいると聞かされています」 実情を完全に理解はしていない、暗にそう含めながら言葉を続けた。 「バットくんの今のご両親は、君に何かしらの不安を抱えていたのかもしれません。 ここに連れて来た理由で思い当たるのは、 君の治療、または……自由を押さえつけない為。 模範解答はこの辺りでしょう。 私がみる限り、君には……夢遊病に近しいもの。 または過眠症がみられます。 強いストレスなどで生活のバランスが崩れてしまうことです。 これが起きると、周りの人間は君を心配します。 朝起きて、昼に活動して、夜に寝ることができなくなり君も周りも困ってしまうのです。 人間は眠る時間と社会での活動時間が決まっていますから。 病であるか体質であるかの判断ができなかったのかもしれませんね〜。 どうでしょうか、彼らは以前何か言っていませんでしたか?」 (-90) 2022/05/01(Sun) 16:57:09 |
【秘】 花信風 トット → ライアー イシュカ「まだつちはたべてない!!」 まだ。 「たべまくるのダメ!? じゃあ……がまんするか」 「イシュカのかおをたてるか……」 いそいそと示した場所から掘り出したのは、ミニニンジン。 その他植えられているのは小さなラディッシュやベビーリーフ。いずれも食堂のメニューにも出ているもの。 けれどこれはトットがうさぎさん用によっこいしょと場所分けしているので、まるっとうさぎさんのご飯用だ。 「ジャムいーね!アイスにのせるんならチョコソースかけたらおいひそう」 「パウンドケーキ、きじにまぜてもいーしクリームといっしょにうえにのせんのもいーかんじかも」 「はっぱはうさぎさんのごはん?ちゃんとかんそーさせないと、ちょっとしおれてたりしてたら毒だからね!」 (-91) 2022/05/01(Sun) 16:59:35 |
【人】 司書 エルナト食堂にちらりと顔を出す。 成長期の子供も数多くいるこの場所は、それ相応に 食事の量というものも必要であり。 既定の食事だけでは満足できない、という子供のために、 軽食や飲み物の類がいつでもこの食堂に用意されている。 スライスされたバケットであったり、クロワッサンだったり。 陳列されたそれらが所々穴あきなのは、既に 誰かが食べていった後だからなのだろう。 「……………。」 お腹をさすって。 並んだパンたちをじっくりと眺めて、すん、と香りを嗅いで。 それから、はぁ、とため息をついて顔を離した。 昼下がりの出来事だった。 動物の餌みたい。 よく皆こんなもの食べられるな。 ……僕がおかしいのか。 (28) 2022/05/01(Sun) 17:02:25 |
【秘】 神経質 フィウクス → 雷鳴 バット実習生の一人に連れられ食堂を後にして、暫しの後。 その時にまだあなたが中庭に居れば、中庭で。 或いは、その後の時間のどこかで。 「バット」 特別あなた個人を探していたわけではない。 けれどまあ、身体の大きなあなたが居れば自然と目立つもの。 偶然そこに通り掛かって、目に付いただけだ。 目立つ云々はこの問題児が言えた事でもないのだけど。 「お前、こんな所で何してるんだ」 (-92) 2022/05/01(Sun) 17:09:09 |
【秘】 高等部 ラピス → 雷鳴 バット絡められた指に視線を落として、訥々と語られる内容を呑み込んで。 答えのない道を、共にぐるぐると回る。 居場所がない。 帰るところが無いなら、外へ行く理由も希望も無いのだろう。 『居場所があれば、』 『バットくんは』 『外へ行こうと思えますか』 もう18になる少女は、青年より先に施設からいなくなる。 18歳までしか、施設にはいられない。 だから青年もいつか外の世界に放り出されてしまう。 その時に帰る場所が無ければ、青年はどこで生きていけば良いのだろう。 "病気のこども"。 "病気の"こども。 穏やかな青年に似合わない侮蔑をなぞった色が夜色に溶けて。 歳よりも幼さを残した顔貌に寂しさを浮かべて。 『居場所がないのなら』 『私が居場所になっては駄目ですか』 友人が抱える荷を少しでも持ってあげられるだろうかと。 外に誰か一人でも、拠り所になる人がいれば。 あなたは、眩しさに瞼を閉じずにいられますか。 (-93) 2022/05/01(Sun) 17:09:55 |
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