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【人】 北神 翡翠俺たちは既に結婚を約束を交わしていて、それぞれの両親にも挨拶を済ませた両家公認の間ではあるけれど、改めてこうして手順を踏むと、信じられないくらい緊張した。 ここで今更、君に断られる選択肢はないと思うけど、改めて受け入れてくれれば、涙が出そうになるほど嬉しくなった。 箱をテーブルの上に置くと、差し出してもらった君の左手薬指に、そっと指輪を嵌める…───と、その時、 「────!!」 突如店内に鳴り響く、あまりに有名な結婚行進曲のフレーズ。 ぎょっとして音のする方を見ると、店内の片隅にあるピアノで今まで穏やかな生演奏を披露していた奏者が、今やこちらに笑顔を向けながら、超ノリノリで曲を奏でている。 続けて店の奥から給仕が出てきて、 『ご結婚、おめでとうございます!』 と声を上げると、店内に居た客が一斉にこちらを見て、店員と一緒に拍手を送ってくれた。 えっ。 この店こんな事するの?確かに予約を入れる際に、 誕生日祝いと一緒にプロポーズもしますとか、言っちゃった気がするけど。 この状況に戸惑いつつも、君と顔を見合わせて頷く。目で促して、二人一緒に椅子から立ち上がると、 「ありがとう、ございます……」 祝福の拍手を贈ってくれる人たちに向けて、深く頭を下げた。 それから改めて、この場にたまたま居合わせた人たちの顔を順に見ながら、 (17) 2024/01/05(Fri) 0:28:49 |
【人】 北神 翡翠店を出る際に、店員から君に大きな花束が渡された。 これは俺の方から内緒で頼んだやつ その場に居たお客を巻き込んでの祝福は、俺にとってもサプライズで、未だ信じられない思いを抱えながら二人で車に戻った。 運転席に乗り込むと、ハンドルに凭れてハァ、と溜息を吐く。 何だか一気に緊張が解けたみたい。 「なんか、もう……すごかった、ね」 先程の出来事を振り返りながら、君の方を見て力なく笑う。 「でも、料理も美味しかったし、すごくいい店だった。 また来ようか……」 誕生日とか結婚記念日とか、来る理由はいくらでも作れそうだ。 再びこの店を訪れる将来を想像して笑うと、車のキーを差し込んでエンジンをかける。 この先向かうのは、本日最後の目的地。 カーナビに登録しておいた住所を呼び出すと、機械音声の指示に従って車を出した。 (19) 2024/01/05(Fri) 0:29:32 |
【人】 北神 翡翠車が最後に向かったのは、山の中腹にある展望台だった。 山間にありながらも海が一望できて、辺りの夜景も楽しめるという隠れスポットらしい。 近くに車を停めて、二人で展望台へ向かう。 外灯が少なくて周囲はかなり暗いが、ガゼボらしき建物が見えるから、あのあたりが展望台か。 「あ〜……、ほんとだ……」 山間に囲まれた市街地が輝いている様子は、温かな灯火が集まっているようで、どこか安らぎに満ちた光景だった。 市街地の向こうにあるはずの海は、夜空に溶け込んでそのものは見えないけれど、 海面に浮かぶ船が灯す明かりは見える。 今朝参拝した神社がある島には灯台が立って、海へ向けて道しるべの光を投げかけていた。 「街のイルミネーションとはだいぶ違うけど、……どう? 良かったら、少し眺めていこうか」 都内のイルミネーションのような煌びやかさはないものの、 この夜景を君と味わいたくて、ガゼボの方へと誘った。 建物の下にあるベンチに並んで腰を下ろすと、君の肩を抱いてぴったりと寄り添うように身を寄せる。 頬をくっつけて「冷たい」とか言いながら、ここぞとばかりにじゃれ合った。 シーズンを若干外しているのか、あるいは寒すぎるからなのか、周囲には誰もいない。ベタベタイチャイチャしても、咎める者はいないって訳で。 (20) 2024/01/05(Fri) 0:29:54 |
【人】 北神 翡翠イチャイチャはしてるけど、ちゃんと夜景も眺める。 ガゼボの屋根に覆われてない夜空には、都心では見えない星たちが瞬いていた。 「あ〜……星もたくさん、綺麗に見えるよ。 温泉でも露天風呂から見たね ……こう寒いと、 また温泉に入りたくなるなぁ。……寒、さむ…」 温泉に入れない代わりに君から暖を取ってやろう、というわけではないけど、体の向きを変えて君の体を両腕で強く抱き締める。 「……、」 しばらく無言で抱き合っていたら、今日起きた色々な 出来事を思い出した。 ここまで楽しくドライブして来たこと、神社に参拝したこと。 お揃いのトンボ玉を買って、水族館でラッコを見て、 イルカショーで君の誕生日を祝ってもらったこと。 その場で贈ったラッコの抱き枕は、気に入ってくれた様子。 レストランに行って、君の誕生日を祝ってから、 指輪を贈ってプロポーズをした。 その場に居た人たち全員から祝福を貰えた。 君の左手薬指には、ダイヤモンドが輝いている。 (21) 2024/01/05(Fri) 0:30:27 |
【秘】 北神 翡翠 → 瀬戸 海瑠「 愛してる 」気持ちや感情を伝えるのは難しくて、 結局五文字の言葉に想いを乗せる。 乗せきれずに溢れてしまった分は、 熱い口付けに託して、…───。 (-79) 2024/01/05(Fri) 0:31:16 |
【墓】 北神 翡翠「…───っ、…んっ…」 俺たちは今、乗ってきた車の中にいる。 後部座席をフラットシートにして、その上で激しく愛し合った。 車中泊が出来る車に買い換えたのは、君とこうするつもりがあっての事ではなかったんだけどな ……なんてね 外は寒いし、今からホテルに向かうには我慢できないし。 「……っ、思いっきり叫んでもいいよ。 どうせ、人も車も、滅多に通りかからない…穴場、だし、」 君の肌に貪りついて、熱い吐息を吹きかけながら囁く。 暗い車内は、携帯用の小さい電気ランタンの明かりだけが頼りで、君が仰向けになって寝ている脇に置かれていた。 俺はその上に覆いかぶさって、性急な手付きで衣服を捲ったりしながら、徐々に君の体を裸へと近づけていく。 俺はというと、君から贈られたネクタイとタイピンを外す時は細心の注意を払って、絶対に失くさない場所に退避したけど、後は超適当だ。 シャツの前ボタンを全部外して、ベルトも外して、 下着ごとズボンを下ろす。 (+45) 2024/01/05(Fri) 0:31:43 |
【墓】 北神 翡翠「クリスマスの時は安全日だったけど、 今は違うのかな? それじゃあ、今日は着けるね」 一方的に確認を取ると、尻ポケットからゴムを取り出して装着する。車内は狭いしね……君に着けてもらうのは、また今度ということで。 君の秘部に指を這わせて、割れ目の内側の濡れ具合を確認する。 「もうビショビショ……、こういう場面で感じちゃった? えっちだね…… サイコーだよ 」指を突っ込んで中を掻き回して、君のアソコから滴る温かい分泌液が、俺の手のひらを濡らすくらいまでトロトロに蕩けさせて。 「すごい……欲しそうな顔をしてる。 ね、……この後、どうして欲しいか、言ってごらん?」 あの時、言葉を促して言ってもらった後、聞くのがすっかり癖になってしまった。 (+46) 2024/01/05(Fri) 0:32:14 |
【墓】 北神 翡翠君の願望を聞いた後で、君の足の間に入って ペニスの先端を膣口へ当てる。 その時、フロントガラスに通行車のヘッドライトが 当たって通り過ぎた。 さっきは、バイクが目の前を通過する音も聞こえたっけ。 誰かがこの車に近づいてくる可能性はゼロではない状態で、 「んっ……」 君の中へと侵入した。 そのまま奥へ向かって、根元までを埋めていく。 やっぱりナマで入った時の方が快感は強いけど、 膜付きだからといって、君に対する愛しさが損なわれる わけではない。 「愛してるよ……」 嘘偽りのない愛を囁いて、律動を始める。 動きが大きく速くなるにつれ、振動が車体に伝わって、 車全体が上下に揺さぶられる。 (+47) 2024/01/05(Fri) 0:33:05 |
【墓】 北神 翡翠「……海瑠…、…──み、る……ッ」 二人の声と息遣いが重なって、次第に大きくなっていく。 君の左手に俺の右手を重ね、君の顔の横に縫い留めた。 絡めた指の外側から二番目の指には、愛を伝えたばかりの ダイヤモンドが輝いている。 それが目に入った途端、俺の中で強い欲望が湧き上がった。 (+48) 2024/01/05(Fri) 0:33:20 |
【秘】 北神 翡翠 → 瀬戸 海瑠「…おれ、…の、…み、る……」 お前はもう、誰がなんと言おうと俺のものだ。 誰にも絶対に渡さない。腕の中に囲って内側から犯して、全部、ぜん、ぶ…… 「…───ッ」 共に昇り詰めて限界を越えて、…───果てた。** (-81) 2024/01/05(Fri) 0:34:08 |
【独】 北神 翡翠/* というわけで、今日一日ずっと椅子に座って、 ほぼコレを書いていました…… いちごの日ですね。 海瑠ちゃん、お誕生日おめでとう🎉 (-82) 2024/01/05(Fri) 0:36:10 |
【独】 北神 翡翠/* で、わたしの予定ですが、 今日は午前中だけ在宅で働きます。 午後はゆるだけど、時々チラ見するくらいかな。 では、おやすみなさ〜い。** (-83) 2024/01/05(Fri) 0:37:41 |
【独】 北神 翡翠/* ふふ、がんばって読んでねぇ わたしは残り、ゆるゆる締めに向けて考え中なのですが、 婚姻届けを出すのは翡翠の誕生日でいい? とか、 結婚式は6月がいいかなぁ〜 とか って、決めてもいいかな? 誕生日と一緒に入籍すれば、記念日忘れなくていいじゃんって思ったんだ〜 (-86) 2024/01/05(Fri) 8:50:26 |
【独】 瀬戸 海瑠/* うあー指輪めっちゃ素敵だありがとう…… 記念日忘れないよ! (でも日付感覚ないせいで今日リアル海瑠の誕生日だって置き手紙見るまで気付かなかった!) でもそうですね、翡翠さんのお誕生日に入籍は素敵だからそうだと嬉しいな ジューンブライドロマンチックでかわいいね流石魚座♡ (-88) 2024/01/05(Fri) 13:21:50 |
【独】 北神 翡翠/* えっへっへ、指輪綺麗でしょ〜 海瑠に似合いそうなの選んでみたんだ >>2:7で言ってる時は既に手に入れてたんだけど、 旅行に高価なもの持ってきたくなかったのと、 自分の誕生日祝いの食事の時に、 「やっぱり指輪を持ってくるべきだった」ってグルグルしてたので、誕生日のお祝いディナーで改めてプロポーズして渡すんだって決めてたの あとは指輪を選んでる時に、 「こちらのデザインは大変人気で、クリスマスの後にはお求めになれないかもしれません」ってセールストークにやられて予定より早く手に入れたという、こんなネタはいくらでもホイホイ思いつく (-89) 2024/01/05(Fri) 14:02:58 |
【独】 北神 翡翠/* 12時から大量投下するんだって言ってたのは、 リアル軸に合わせる演出だったのだよ おかげで現実日付に合わせて誕生日祝いが出来たので、今はすごく達成感いっぱい&Happy リアルタイムで今は水族館に居る頃だな〜、って思ってるよw 色々読み返してたら卒業式は3月14日だったので、 海瑠も同じ日付でいいかな。 迎えに行くからね。で、三日後に役所に婚姻届けを一緒に出しに行こうね♡ 六月の花嫁素敵でしょ。 海瑠には幸せなお嫁さんになって欲しいからね でも、そこで流石魚座とかいうのヤメテヨハズカシィ…… (-90) 2024/01/05(Fri) 14:11:16 |
【独】 瀬戸 海瑠/* 読んだのだあ……えへ、超大作ありがとう なんかところどころ聞いた事がある様な……?となったw(中の人ネタ!) 同じ誕生日の子の事もお祝いしてるところにきゅんしちゃった…… (-91) 2024/01/05(Fri) 22:12:30 |
【独】 北神 翡翠/* わ〜、読破しましたか。 読んでくれてありがとう〜。お疲れ様でした🍵 ところどころ聞いた事ある部分はまぁ、ネタとして使っちゃえ〜的なw (-94) 2024/01/05(Fri) 22:46:09 |
【人】 瀬戸 海瑠― 今日の始まりの時のこと ― [楽しくて嬉しくて幸せな、あのクリスマスから数日。 今回も帰省しない組と戯れれる時間は少しあったか…… いずれにせよ年末も年末という日に我が家に帰り、 のんびりとお正月を過ごして、そして、 自分の誕生日になる数分前。 学生寮の机にきれいな翠色のスマホを置いて、 その前に姿勢を正して座っている。 約束した訳じゃないけど、 何かしらアクションがあると嬉しい、と 浅ましい期待を胸にそうしていた] ―――もしもしっ!? [スマホの画面が0時を示した時、 それが震えて、弾かれた様に手に取る。 耳に当てたスマホから聴こえてくるのは、 思い描いていた声で。>>L0] (23) 2024/01/05(Fri) 23:19:43 |
【人】 瀬戸 海瑠ありがとう、ございます。 [自分も過去彼に同じ様にしていた事は頭になくて、 0時ぴったりにかけてくれるなんて、と嬉しくて声が震える。 彼の声に、はい、はいと頷く。 ルームメイトは気を利かせたのか、数分前から少し外に出ていたから、自分は存分に締まりのない顔をしていた。 だからビデオモードにされなくて、よかったと思うだろう] (24) 2024/01/05(Fri) 23:19:52 |
【人】 瀬戸 海瑠[少しだけ話に花を咲かせた後に、 彼からひとつスタンプが送られてくる。>>L1 かわいい……ってしばし眺める。 戻って来たルームメイトに 「まわりにお花が飛んでるね」って揶揄われるくらい、 浮かれた気分はなかなか鎮まってくれなかった。 ベッドに寝転んでもさっきの通話が耳と頭に焼き付いて……すぐに寝付けなくて。ふう、とため息をつく。 それを聞きつけたルームメイトが、とっておきの「面白くない話」を聞かせてあげようと布団から顔を出す。 なにそれ、って最初は笑っていたけれど、 聞いていたらいつの間にか眠りに落ちていた。 彼も同じ様に眠れない夜を過ごしている>>L2とは、 きっと知る由もなかっただろうけれど、] 翡翠さん、 ぁ…… [朝、彼の姿>>4を見付けて、 去年プレゼントしたネクタイがそこにある事に気付けば、嬉しそうに目を細めた。それだけで本当に嬉しかったのに。 これ以上の事があるなんて、 この時は想像すらしていなかった。**] (25) 2024/01/05(Fri) 23:20:27 |
【独】 瀬戸 海瑠/* 誕生日の格好考えながら一旦おねむします プロのあれがあったから 中性的なかっこもしたいなあって思ってたけど、ここではないよなあコネコネ (-95) 2024/01/05(Fri) 23:24:02 |
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