【墓】 4432 貴戸 高志>>+21 闇谷 指をぴたりと止め、貴方の様子を伺う。 フードを引っ張る仕草を見やりながら脳裏で誰かの声が蘇る。 ……本当なら恋人同士がするようなことで、してるのが誰でも、 見たら恥ずかしくて、見られたら恥ずかしくて、 二人だけでするはずの秘め事で。 「……ああ、すまない。配慮が足りなかったな。 次からは二人きりの時だけにする」 一度菓子を置いて淀みなくそう答えた。 ……ああ、もしかするとこれも秘め事にするべきことなのだろう。暁には悪いことをした。 ……。 ………………? 何かが頭を引っかく。引っかくが、その正体が掴みきれずに思わず小さく首を傾げた。それも些細な事でしかなかったから、すぐに貴方の話に耳を傾けることにしたが。 「これか。厨房を覗いたら最後の一皿だったんだ。食べ足りなかったらまた後で頼むとしようか」 なお、この後どこかの参加者によって白と黒のヌガーが振る舞われる事になるが……二人は果たして手に取るのか。それはまた別のおはなし。 (+34) 2021/09/25(Sat) 4:59:02 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 1117 闇谷 暁「っ、と、」 投げられたカメラを反射的に受け止めた。苦笑しながら座るベッドの上にそれを置く。 「ああ、うん。元々向いてると思ってたし、実際そうだったと思うからさ。人間だと良心の呵責とか、逆に適当すぎてみんな揃って怒られるとかしそうかなーって」 褒められた、と言うよりは労りか。その言葉に謙遜ではない本音を零しながら、片手をひらひら振る。 「で、なるほど本題ね。正直言うと今もギリギリだよ。ダメすぎる、とまではいかないが面子の気質かな、これは。個人間は多いけど、もっと拗れるなり複数人なり、みたいな刺激のあるものも特にないからね。ないなら必然的に数が求められる」 「ただ、……暁くんにこれを言うのは皮肉かもだけど、リョウちゃんとのアレは受けがよかった。だから、別に暁くんが無理に俺としなくても他の面子が好き勝手やってる程度で、後は終わると思う」 最も、あくまで俺の得た情報の上での推論だ。100%はない。気まぐれだからね。と付け加えた。 「……望みの答えを返せたかな?俺は」 (-105) 2021/09/25(Sat) 4:59:52 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 7734 迷彩 リョウ「必ず助けられるかは分からない。俺は一番大切なものを見つけたから、俺はそれを最優先に動く。 それに助けられるかもそもそもその時の状況による。俺では力になれないことだってあるだろう」 無責任に貴方の心を明るくさせる言葉でも吐けばよかっただろうか。一瞬思案したが、やはり出来なかった。期待させて裏切る方が不誠実で、より彼を傷つけてしまうと思ったから。 「…………でも」 頭から貴方の額へと手を滑らせる。労るようにそろりと一度撫でて、ゆっくりと横から覗き込むように顔を近づけた。 「お前が姿を見せ、声を上げてくれたなら。 そして俺の目に映り、俺の耳に届いたなら。 ──俺は、貴戸高志は、お前をいない者扱いなんてしない。そう約束しよう」 小指を立てた手を貴方に差し出した。指切りの仕草だ。 (-106) 2021/09/25(Sat) 5:15:48 |
【人】 3839 南波 靖史 (11) 2021/09/25(Sat) 5:19:56 |
【独】 4432 貴戸 高志助けてくれ暁!このままではおはる黒塚に雌にされてしまう!!助けてくれ!! いや俺は勝ってみせる……暁……俺を守ってくれ………… (-108) 2021/09/25(Sat) 5:23:06 |
【秘】 0251 鏡沼 創 → 3839 南波 靖史「まぁね。早く外に出れるなら、出たいし。 えぇ……趣味悪ぅい……」 そういう趣味の悪い人々の元にこの映像も届くのだとすぐに思い出して、またちょっと嫌そうな顔もした。 鏡沼は恥じらいで興奮する性格でもない。薬が入っていない今日はまだ主張する箇所もなく、足でそれとなく隠しながら貴方の準備を待つ。 「―――?」 不意に、ふるりと身体を震わせた。 衣擦れの音に混じってどくんどくんと鼓動の音が聞こえてくる。視界に映る肌色が増えると共に体温が上がっている気が、する。背筋をなにかが走るような感覚を、覚えた。 ―――まるで、先日薬にあてられた時のような。 思い当たった瞬間、先日穿たれたはらの奥がずくんと疼いた。先程まで反応していなかった箇所が熱を帯び始める。 「っ、なん、で、」 これはきっと、ダメなやつだ。何も口にしていないはずなのにどうして? 無意識に丸めていたつま先を床につける。離れなくてはいけないともやが掛かり始めた頭の隅で声が聞こえる。 しかし、混乱が優っているのか動きは緩慢だ。押さえつけるのは容易だろう。 (-110) 2021/09/25(Sat) 5:29:06 |
【墓】 4432 貴戸 高志>>+36 闇谷 「???ああ、分かった。 暁、そんなにあのお菓子が気に入ったのか……覚えておくか……」 厨房へと立ち向かう貴方を見送った。あまりの勢いだったので目はまんまるだし首はこてんと傾いた。堅物人間のテンションだけ置いてけぼりだ。 それからしばらくしてやって来た貴方の皿に視線を注ぐ。 先程自分が持ってきた物と違う見た目に、少しだけ興味が芽生える。 「うん?随分早い補充だな。だが先程俺が持ってきた物とは些か中身が異なるみたいだな。味も違うのだろうか……」 続くように菓子を手に取り、口へひょいと運んだ。 すぐに効果はやって来ないが、後ほど18%発情するだろう。 (+37) 2021/09/25(Sat) 5:51:11 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 3839 南波 靖史「………まるでお前は人間じゃないみたいだ。 ともあれ、うん。 じゃあ、一先ず有難うだな。助かってるよ、南波。」 WそうだったWと過去形なのは何故だろう。 のらりくらりと何事も流していく貴方のことが、いまいち読めない。首を傾けながら、今度は正しく褒め言葉を吐いた。 続けて語られる品評。 断定をしてこない物言いに、堂々と語る様に、自分の見る目が間違っていなかったと言える。 「望み通りだ。信じる。 疑うつもりも無かったけどな。 ………だからこそ、続けて聞かせてくれ。」 貴方の方へ、近付く。 この部屋のカメラの位置を確認するように天井付近をぐるりと見渡す。それから、 「望みの報酬を得ようとするならば、足りないか?」 正直言うとギリギリ。 それでは自分たちを釣るご褒美は、約束されないのではないか? 不安。恐れ。 貴方はこれらを、取り除いてくれるだろうか。 (-115) 2021/09/25(Sat) 6:15:20 |
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