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【人】 薬屋 テレベルム― 羅針盤の導き ― [黄金に輝く方位針は>>0:L2出来栄えの見事な拵えだが、 古の魔力を蓄積しているだけにアンティークにも感じる。 魔具を握るほうでは無い手に、柔らかな掌を預かり>>284 まるで迷子の子供みたいに握られて苦笑も溢れる。] どっちが誘拐されるんだか……。 [彼女の体質には不遇もあるが、目を離さずに傍に居る。 見慣れぬ景色、見知らぬ民族、知らない汽笛の音。 険しくないルートを選び、女でも辛くないように 極力気を使ったが、彼女はあまりに日陰暮らしが長い身。 宿で足労ばかりを掛けてしまった白い足を揉んでやったり、 暖炉の傍で揺り椅子に座り、彼女を抱擁し休む日々もあった。] (323) 2021/12/17(Fri) 23:25:28 |
【人】 薬屋 テレベルム[針が最終的に示した先は、寂れた漁村だった。 エオスが一番の栄えた街であった旅路ながら 途中に訪れた村や街の何処よりも寂しい場所。 ぽつぽつと離れた場所にしか民家も見当たらず 己の郷里をどこか彷彿とさせる白浜と青い珊瑚礁。 ――おとぎ話のお姫様はおらず。 ――おとぎ話の王子様はおらず。 唖の女と、漁師の男の住む家へとたどり着く。] (324) 2021/12/17(Fri) 23:25:46 |
【人】 薬屋 テレベルム[妹と漁師の出会いは、男が御伽噺のように 溺れてしまったわけでは無く、 波打ち際で彼女の唄に聞き惚れた事であったそうだ。 それらの話は唖となってしまった妹では無く、 その伴侶となった男の口から語られた。 歌を忘れた金糸雀も、惨めに捨てられずに ひとつの幸せを手に入れた、 ――そんな、物語にもならない、ちいさな、おわり。] (326) 2021/12/17(Fri) 23:26:18 |
【人】 薬屋 テレベルム[ひとつ先の港町で船と汽車を乗り継ぎ帰路につく心算だが 折角の海を少し散策してからでも遅くは無いだろう。] 俺の住んでいた場所も、暖かい海があった。 [気候は温暖。 雪の美しい街と対極のようでもある。 彼女はこの気候に慣れてはいないだろうけれど、 水は少しばかり冷たく、その足を冷やすだろう。] (327) 2021/12/17(Fri) 23:26:40 |
【秘】 薬屋 テレベルム → 魔術師 ラヴァンドラでも、今の俺の故郷は――、 あんたとあの街だな。 [いつか、死ぬ日にきっと、思い出すふるさとは。 深い水底ではなくて、そう、あの――… ] (-787) 2021/12/17(Fri) 23:28:10 |
【人】 薬屋 テレベルム[白い砂の海の上。 日の沈む水平線を隣り合って遠目に眺めて、 そっと、彼女の腰を引き寄せる。 感謝の言葉はきっと、彼女と己の唇の狭間に溶けた。**] (328) 2021/12/17(Fri) 23:28:24 |
【独】 薬屋 テレベルム/* メレフくんことeveさんはすてきな村を建ててくれてありがとう! リアルの爆発具合が心配だったけど入ってみたいし 便利なエロアイテム設置する宿屋のおっさんとかやるんで 見物枠とかつくりませんか??ってWIKIの質問欄に書くか否か きこうかきくまいかまよってたうちにちょっと仕事マシになったんで参加できて良かった……。 久しぶりの村参加がR18なのほんと大丈夫??って思ってたが ファンタジーな雰囲気とおまつりの楽しさでなんとかなった! 後半は特にお世話になりました、申し訳ない! ご縁ありましたらまた遊びにいきますー (-801) 2021/12/17(Fri) 23:47:41 |
【人】 薬屋 テレベルム……? ??? …これは、一体…、シュワシュワしてる…。 [暫く店を休んで何処かに行っていたらしい話など、 話題は尽きる事も無いだろうけれど。 男はワインらしいがワインらしかぬ酒に興味津々だ。 豆で練らてたハンバーグを前にしたら 不安と恐怖の入り混じった警戒心を視線に籠めもするが その製法を聞けば恐る恐る口に運び、 おいしい、と素直な感想も零す筈。] (335) 2021/12/18(Sat) 0:10:48 |
【人】 薬屋 テレベルム[まるで、幸いを形にしたかのような女二人の戯れを 酒の肴にすれば、自然と幸せな笑みが溢れた。 男には元来、馴染みの友というものがいないから 平穏な彼女たちの交友は心が温まるものがある。 花が咲く話に口を挟むはほんの少しで満足してしまう。 雪が降り始める気配を窓の外に感じるも―― もう、以前までのようには、寂しくない。 魔術師の家は春爛漫の気配に包まれている**] (336) 2021/12/18(Sat) 0:10:57 |
【人】 薬屋 テレベルム――ラヴァンドラ。 [二人だけの世界以外でも、手をつなぐ事に慣れてしまう程。 いくつもの月を、年を越えたけれども。 彼女の手を、今は握る目的では無くて。 己の掌の上に預かる目的で。 …それから、その細く柔らかな薬指に 白い雪の結晶のように輝いた、 真珠の指輪を差し入れる目的で――…、 ] (338) 2021/12/18(Sat) 0:24:55 |
【秘】 薬屋 テレベルム → 魔術師 ラヴァンドラ……、甲斐性のある事をしたくて な。 [真珠は、漁村に住む妹をつてに取り寄せて、 加工を施して貰ったものだ。 己の指にも同じものを嵌めているけれど、 きっと触れて探れば理解るのだろう。 この意味が、なんであるのか。] (-818) 2021/12/18(Sat) 0:25:21 |
【人】 薬屋 テレベルム[羽織っていた白いローブを はさり――…、と下ろし。 彼女の頭部から掛けるようにして。 人魚の集落での『縁組』を真似たものだが この街の教会でも、似た姿は拝めるだろう。 幸せを歩みだした女は皆、 喪服にも似た黒いローブではなく、 こうして ――白いヴェールを纏う。] (339) 2021/12/18(Sat) 0:25:54 |
【独】 薬屋 テレベルム/* おおまかやりたいことは終わった!第三部完!! お姫様の就寝に間に合わない筆の遅さにクッ殺せ…をしつつ。 たくさん構わせてしまったラヴァちゃんは特にだが どなた様も同村ありがとうございました! 転職しない限り能動的な村参加は厳しめではありますが たぶんどっかには入ってるんでまたどこかでお会いしましょう! LARK(ラーク)でした。** (-819) 2021/12/18(Sat) 0:31:12 |
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