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【墓】 死霊術師 ペトルーシャ『ほう、そこまで理解しているのなら話は早い。 早くその情報を渡すといい。袖の下も含めて。 私の気分が変わらない内にな。 そうすれば……わかるだろう? 聡明な貴様なら、皆まで言わなくても──』 「お断りよ、腐れ脳みそ」 『…………』 (+6) 2021/12/11(Sat) 21:40:15 |
【墓】 死霊術師 ペトルーシャ『……残念だよ、〈泥掬い〉 せっかく、身を清める素晴らしい機会を与えてやったと言うのに……』 男は肩を竦めて、何かを取るために後ずさる。 かつ、かつ、靴が床で擦れるような音だけが部屋に響く。 『ああ、付いた汚泥は綺麗に洗い流さなくてはな……穢れが移る……』 手に取ったのは何かの液体が入った瓶。 それは仄かに光を放ち、まるで闇を照らす灯りのようでもあった。 「…………それ、は」 「……まさか、知らないわけではないだろう? 穢れた死霊を清め、焼き尽くし、天に御返しするためのもの そして、貴様たちのようなものが何よりも嫌がるものだからな」 (+7) 2021/12/11(Sat) 21:40:57 |
【墓】 死霊術師 ペトルーシャ──〈破邪の聖水〉 魔物に対しても用いられる強力な聖水。 特にアンデッドに対しての効果は覿面で。 扱いを間違えれば生きた人間すらも焼き尽くしてしまう、そんな代物。 じわり、と嫌な汗が噴き出す。 流石の死霊術師と言えど、 これから起こることを思えば、涼しげな顔のままでいるのは難しい。 こんな時は気付かないほうが幸せなのか、それとも。 気付くほうが、気付いてしまうほうが幸せなのか…… 死霊術師は、自らの勘の良さを恨んだ、この時ばかりは。 ──男が手を振れば、降りかかる聖水がペトルーシャの身体を焼く。 (+8) 2021/12/11(Sat) 21:42:45 |
【墓】 死霊術師 ペトルーシャ「────────!!」 まるでマンドラゴラのような、声にもならない恐ろしい悲鳴が上がる。 〈匙〉も〈焔喰らい〉もない。 今のペトルーシャに抵抗する手段は、何もなかった。 『まだ終わりじゃないぞ、〈泥掬い〉め。 どれだけあれば貴様の穢れが浄化できるのか…… 試してみようじゃないか、ええ?』 男は、中身のなくなった瓶を、そのままペトルーシャに投げつける。 それに対して小さな呻き声を漏らしたかと思えば。 すぐに次の清めに打ち消されてしまう。 それは、喉すらも、焼けてしまいそうなほどに続いた。 ──何度も繰り返される絶え間ない責め苦の合間。 ぼそり、ぼそり、と口を開いて、亡者の喚きのように呟いて。 (+9) 2021/12/11(Sat) 21:46:05 |
【墓】 死霊術師 ペトルーシャ「…………滑稽、ね」 「……私が、こうなると理解してて、何もしていないと、思ってるのなら」 どういうことだ、と清めの手は一度止まり── (+10) 2021/12/11(Sat) 21:47:15 |
【墓】 死霊術師 ペトルーシャ「ふふ……!あははっ……! 実はね、教えたのよ……私の他にいるの。 貴方たちが知りたい秘密、知られたくない秘密…… なんでも知れちゃう方法……それができちゃう、冒険者……」 気を失ってしまいそうなのを必死に堪えながら それは誰だ、と問い詰める男に対し不敵に笑って…… ……その顔面に唾を吐きかけた。 (+11) 2021/12/11(Sat) 21:49:24 |
【墓】 死霊術師 ペトルーシャ「……教えるわけないでしょ、腐れ脳みそ」 「……眠れぬ夜を過ごしなさい。 墓に埋めようと……過去は追いかけてくるもの」 その言葉を残して、ペトルーシャは意識を失う。 これ以上は、政府の名目も潰れてしまうかもしれない。 男は部下に命令させ、あの首輪を持って来させる。 気を失った死霊術師は物々しい首輪を装着され、 乱雑に引き摺られて留置所に放置されることになった。 まるで塵芥のように。 同じような目に合った者たちとひとまとめにされ、 受けた傷の手当もロクに受けさせられないまま…… (+12) 2021/12/11(Sat) 21:52:08 |
ペトルーシャは、その夜、今まで見た夢の中で一番気味が悪く最悪な夢を見た。 (c1) 2021/12/11(Sat) 21:52:47 |
【秘】 骸狩り スカリオーネ → 迷彩掃除屋 ノアベルトこの部下が背後を取る事に慣れて幾日経つだろう。 振り向く事もせず、煙と共にため息にも似たひと吐き。 「そうか」 こちらも一言。 「……これだけゴタついて、生者が喚いて叫んで…… 骸狩りとしての仕事も邪魔が入るばかりで中身がない。 俺の手勢もどちらにつくかと話題にする始末だ。 ……お前の自由にしろ、という返答は求めているまい。 よって、お前の傷がなるべく少なくなるよう行動しろ。 従順に取り入るでも、敢えて反抗し 今後のマークを外すでも構わんが――」 ふいに、貴方に投げ渡す。 花売りから買った、ローダンセの花一輪。 「"裏切る"ような事にならないよう注力しろ、ノア」 貴方に信を置いているのかもしれない、 しかし変わらず、関心のないようなその声。 煙と花と共に、投げかけられた。 変わらぬ思い。それが何を示すかは、語らない。 (-91) 2021/12/11(Sat) 21:55:11 |
【墓】 死霊術師 ペトルーシャ──時間は移り、だいたいお昼くらい。 「…………」 酷く痛めつけられたペトルーシャが酒場にふらりとやってきた。 物々しい首輪を装着され、その顔は焼け爛れた醜いものとなっている。 「……最悪の夢見だったわ」 しかし、第一声はこれだった。 (+13) 2021/12/11(Sat) 21:58:18 |
ペトルーシャは、張り紙を見た。 (c2) 2021/12/11(Sat) 22:06:20 |
ペトルーシャは、アイシャから、とあるものを受け取っていた。 (c3) 2021/12/11(Sat) 22:06:52 |
ペトルーシャは、皮肉にもそれが、彼女が疑われる理由となってしまったのかもしれない……と思った。 (c4) 2021/12/11(Sat) 22:07:09 |
スカリオーネは、ペトルーシャに無言で幾らかの金と、まともな治療薬の入った袋を投げ渡した。 (a25) 2021/12/11(Sat) 22:09:22 |
ペトルーシャは、袋をキャッチしようとして、落としてしまった。 (c5) 2021/12/11(Sat) 22:14:28 |
ペトルーシャは、床に落ちたそれを拾いながら、ぶつくさと愚痴った。 (c6) 2021/12/11(Sat) 22:15:01 |
【秘】 木偶の坊 エドゥアルト → 埃運び オーウェン「…………そう、か……」 視線が合っただけで急に言われたものだから、思わず目を伏せた、残念そうに。けれど、すぐにその必要はないと、首を静かに横に振る。 「ただ、……すこし話をしてみたいとそう思っただけだ……。 おれは、きっと貴方に、聞きたいことがある。 ……知りたいことがある。それだけ」 「……貴方を悪いようにはしない」 構わないだろうか、と。馴れ合いを好まなそうな貴方を気にしての言葉のように、聞こえる。 (-93) 2021/12/11(Sat) 22:33:38 |
【秘】 見習い少女 アンゼリカ → 埃運び オーウェン「そう、あなたは……ヒトですら、ないのね……。 抵抗なんてしないわ、きっとどうにもならないもの…。」 諦めた、しかし決意を決めたような目で、あなたの特徴的な瞳を見つめ返す。 「ただ、あのね、どうしても……お願いがあるの。 ……せんせ…ノアベルト先生には、 どうか手を出さないで……酷いことをしないでほしいの。 そのためだったら、どんな要求でも呑む。 わたしを革命軍の手駒として使ってくれても良いわ……。」 (-94) 2021/12/11(Sat) 22:39:39 |
チェルシーは、目を伏せて、閉じて、開いた。 (a26) 2021/12/11(Sat) 22:46:13 |
【人】 埃運び オーウェン「……チッ、酷いツラだな。 それこそ墓場の死にぞこないみたいな。 わざわざ見た目を寄せに行くこともあるまいに」 舌打ちは、何を不快に思ったからか。 幾つかの荷物を前に、いつも通り不機嫌さを隠そうともせずメモをつけていく。 「こんなことが起こり得る場で働いてかなきゃならないと思うと気が滅入る。働かなきゃ明日生きてく金はいつか途切れる。ああ、ホントに政府の言う革命屋がいるならとっととどうにかしてほしいね」 (41) 2021/12/11(Sat) 22:48:22 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 残氷 の エアハート「なんだ、従順な犬の方がお好みか? 趣味の悪い連中は反抗的な方がお好みだとばかり、…」 「……ああくそ、だから言いたくなかったんだ」 重苦しく、この世の全てに嫌気が差したように吐き捨てた。 あの手紙。流れる血。裏切り者の貴族。 心当たりは、どうしようもないほどにある。 目にする度に何度も自己嫌悪に陥って、 できることなら"それ"を消し去ってしまいたくて。 だから幾度も突き付けられる事実を何度も焼き捨てて来た。 けれど過去のしがらみは、尚もこの背に付き纏うらしい。 「 お前だって俺を俺と見ていないだろう。 血筋が、名が何だって言うんだ。 同じ血が流れてるから何だって言うんだ。 同じ姓を名乗る事を一方的に許されたから何だって言うんだ。 他人の家名を押し付けられただけで俺は別人にされるのか? 冗談は大概にしてくれよ」 (-95) 2021/12/11(Sat) 22:54:14 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 残氷 の エアハート「俺がただ俺として、 地べた這い蹲ってでも生きて来たこれまでを お前までもが無かった事にしようっていうのか。 俺が生きてきたこれまでの、 その全てが欺瞞だったと思うのか。 フランドル・ド・リロワーズという人間は存在しない。 俺は路地裏の陰のフランドル«フランドル・スキアー»だ 今も昔も、いつだって必死こいてお前に付いてここまで来た。 それは一つとして血筋に定められたものじゃない、 誰のものでもない俺の人生だ。」 「…それが気に入らないのなら、殺してみせろ 陰のフランドルだろうが、貴族のフランドルだろうが お前にとって都合の悪いものを殺し、葬り去ってしまえばいい その後に残るのは、きっとお前の望むものだろう」 ──何も、そのままの意味で手に掛けろというわけでもない。 概念的に何れかの人間の存在を完膚なきまでに否定して、 何れかの人間は死んだ、或いは元より存在しない。 そういう事にすればいい話だ。 何せ元より望まれない在り方をするつもりも無いのだから。 「手加減してくれるなよ、ハーディ。 どうにも俺はもう、手ぬるいやり方じゃ 折れる事さえ上手くできない所まで来てるらしい」 (-97) 2021/12/11(Sat) 22:59:38 |
フランドルは、自らの手では、舞台の幕を下ろせない。 (a27) 2021/12/11(Sat) 22:59:49 |
【秘】 埃運び オーウェン → 見習い少女 アンゼリカ「人でないものは珍しくない。 そんな物言いをされることは、もっと珍しくない。 ただ、」 襟首に手を伸ばし、掴み上げようと。 ただそれは、振り払えばすぐに解けるような。 あからさまに力の入っていない、形だけのもの。 「 ただ、立場は弁えたほうがいい。 分かるか?おたくはそれこそ、この俺に何か要求できるような大層なご身分なんかじゃあない。 要求するのは俺だ。……ハァ〜ッ」 払われるなり、そうされないなり、 大きなため息と共にその手を引っ込めて。 ままならないものを前に、何かを思い悩むようで。 「ノアベルトの処遇を決めるのだって、俺だけじゃない。俺一人と約束したところでな、革命あるいは政府にとって邪魔になるなら、こんな状況じゃ遠慮なく排除されるだろうよ。 ……あるいは……もう、遅い。手を付けようとしている奴がいるからな。早けりゃ明日にだってどうなるか分からない」 人を虐める為にこんなことやってるわけじゃない。 それでも、暴力的な結果ばかりがその場に残ってしまう。 尋問してる相手に、それが伝わるかはどうでもいいけど。 「そもそも別に俺には少女趣味はないんだよ馬鹿。甚振りたくも自由に操りたくともちっともなんともない。多少頭に来ること言われたら手が出るかもしれないがな。 ……好きにノアベルトに忠告しに行きゃいい。お前につけられる首輪は政府のものだ。革命の手先がどうこう言おうと死にやしない」 (-98) 2021/12/11(Sat) 23:06:08 |
【秘】 花売り妖精 アイシャ → 迷彩掃除屋 ノアベルトとんとん、と少しだけテーブルに広がった造花を整えていると。 貴方の声が聞こえて、そちらに目を向けました。 「ノアベルト様。ふふ、今日は色んな人が来てくれて嬉しかったのです。 はい、是非是非。まだまだ余裕があるのです。 ?お仕事も大歓迎なのですよ。お花のご希望はあるのです?色合い、大きさ、様々なご要望にお応えさせていただくのですよ」 花売り妖精は、貴方の視線を追って張り紙を見ても いつもと同じ笑顔を浮かべたままでいます。 気分はどうでしょう、上がったようにも下がったようにも見えません。 (-99) 2021/12/11(Sat) 23:14:20 |
【秘】 埃運び オーウェン → 残氷 の エアハート「お前みたいなのは願い下げだ馬鹿野郎。 こっちにだって選ぶ権利はある。 始めにやったとはいえ一度や二度じゃなけりゃ俺がまるでタダ酒持って来たらほいほい出てくる酒馬鹿みてえに思われてんだよ分かってんのか!」 口実さえあれば出てくるというのに、 いっつもいっつも酒を選んでくるな愚か者ども!なんて本音は喉奥に閉じ込めて。 「フン、介抱したくなきゃ飲ませなけりゃいい。 酒が無いなら行く気も殆ど起きないけどな。 ……今日行くとなりゃ多少は気ィ遣ってやるけど、さ」 (-100) 2021/12/11(Sat) 23:20:58 |
【独】 大道芸人 チェルシー──自分に何が出来るだろう、と思う。 どん底に落ちていても、笑えると証明したい。 けれど、今の自分は底に居るわけではない。 少なくとも、今は酷く傷ついた者を眺める側なのだ。 だから、お前に何がわかるんだ。というものだ。 底から這い上がって来たけれど、底にまた行く勇気もない。 今、届く相手にだけしか、芸を届ける事はできない。 無力な道化は踊るだけ。魔法の笛も意味はない。 (-101) 2021/12/11(Sat) 23:22:25 |
アイシャは、ペトル―シャの姿を見て、傷に触らないよう一輪の造花をそっと近くのテーブルへ置きました。 (a28) 2021/12/11(Sat) 23:38:32 |
アイシャは、白いカモミールの花。逆境で生まれる力が、貴女に届きますように。 (a29) 2021/12/11(Sat) 23:40:29 |
【人】 大道芸人 チェルシー「……夢見ですか!一体どんな夢だったのでしょう! 素敵な夢を見られていれば、それは現実を生きるにも素敵なことなのですが、悪夢では叶いませんね! 出来ることなら、チェルちゃんが皆さんの夢の中で芸を披露して……笑顔になって欲しいのですけれども!」 道化は、顔を上げて変わらない笑顔を見せた。 そのぐらいしか持ち得ていない。 「チェルちゃんではどうにか出来ないものでしょうかね〜。なにかほら、見たい芸のリクエストとか、皆さんあります? ない?机さんと椅子さんはないみたいですね……!」 (42) 2021/12/11(Sat) 23:48:49 |
【秘】 埃運び オーウェン → 仮面の役者 フランドル「例えば、金を必死でかき集める埃運びは酒場に入り込むため綿密に作り上げられた外面で、猫を被るのもまだ本質を見せていない、いまだ正体不明≠フアンヌオーウェン──なんて」 適当な椅子を引っ張ってきて、その斜めに腰かける。 荘厳な語り口から始まったそれは、よいしょ、だとかいう言葉で唐突に打ち切られて。 「勿論そんな大層なモンじゃないな。 単純に……何かの拍子でこの都市がぶっ壊れてくれたら嬉しいなって、それだけ。 貧民たちから富豪まで、自分が夢を掴むためならなんだってしていいって思ってんのかちょくちょく色々やらかしやがってるし。今なんかヨルムンガンド絡みの配達だとよその国行くにも面倒な検閲検問を通らなきゃいけないし、疲れたんだよ」 どこまでの真意をみせているかこそは不明瞭だが、それでも嘘はついていないようだ。 リスクが大きすぎるのは知っている。それでも譲れないものがあるのか、それを加味するには疲れ果ててしまったのか。 「嫌いだ。ここにいる奴ら、この場所、全部嫌い。 蓋をするには惜しくて。どうにか踏みにじってやらないと、俺はずっと歪んだ生き方をすることになるんだ」 歯を向いて、忌々し気に呟いたそれは、 簡単には解けぬ、複雑な色々が絡みついたほの暗いもの。 (-102) 2021/12/11(Sat) 23:49:25 |
【秘】 埃運び オーウェン → 木偶の坊 エドゥアルト「大体どうでもいいんだよ…… 食いたいものがなきゃ今日は串焼きなら肉明日は野菜、肉、野菜って栄養が偏らないように適当に二つ決めて食っとけ」 何だかんだ言いつつもアドバイスを一つ。酒場のあのサラダとかさ〜なんて言ってみたり。 関わりたくないと思っていても、思いつけばつい世話を焼いてみせてしまう。そんなもの。 「なんだ。手短に済ませろよな。 お前と違って暇じゃないんだから」 刺々しい言葉を吐くものの、面倒事を嫌っているというよりかはわざと突き放しているような。 悪いようにはしない、という言葉を前に、ほんの少し困って距離をとってしまうような形で。 まあつまり、『言いたいことがあるなら聞いてやるからとっとと言え』ということ。 (-103) 2021/12/11(Sat) 23:58:23 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 残氷 の エアハート/* 大変お待たせしました! 待っていた貰った際の監視は壊させていただきましたが、そのことを問い詰めても構いません。 そのあとの勧誘には良い返事をした体で進めて、 ペトルーシャが暴行されたきっかけから、 無傷で居るのは違和感があると、喧嘩か目立つ傷を付けて貰うように申し込みたいと思います。 あとは、流れで! あれ(首輪?)なんで付けられるんでしょうね、結局政府に監視されるのに。と、その説明を尋ねるRPなどをやりたいと思っています、よろしくお願いします! (-104) 2021/12/12(Sun) 0:06:53 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 灯屋 レイ「うん?まあ顔を合わせる機会が多ければ自然とね。 ここではどうかは知らないが、 流れ者をやっているとそういう縁もばかにならないものだ」 抱える、とまで行くかはともかくとして。 周囲に耳目を傾けていて損は無い。それは何処でも同じ事。 それで拾える縁がいつか自分を助ける事もあるものだ。 そんな何とも流れ者らしい答えを返した後、 静かに目を伏せる貴方の言葉には、頷くのみに留めて。 続く問いの後、こつ、こつ、金属製の踵が床を叩く音。 「──何処も同じようなものだなあ、と」 暫くの間を置いて、 口を開けば随分こざっぱりとした答え。 とはいえこれだけでは少々語弊がある。 だから誤解を招く前に、すぐに言葉は重ねられたんだろう。 「勿論、それしか思う所が無いわけではないよ。 寧ろ私は路地裏で育ったから、色々わからないでもないんだ。 ただ、それで変えられる程度に単純な事ではないと知っている だから乗る気は無いが、抑圧するにも少々複雑だ。 つまるところは、中立派という感じだなあ。 自分や知り合いに降り掛かる火の粉は極力払いはするが、 火種そのものをどうこうするほどの力や義心は無いのさ」 言い終えれば、君もそんな感じかな、なんて笑った。 (-105) 2021/12/12(Sun) 0:12:52 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ「そうですか、……おかしいですね。 魔力の供給に問題があるのかもしれませんし、少しふらつくかもしれませんがこれを取り込んでいただけますか?」 いまいち要領がえない。直接聞くしかないだろうか、とついでのように持ってきた魔力の塊をミズチへと任意で押し込んだ。 任意だ、それで酔おうとフラつこうと、今この状況で抵抗はされないと思っている。 ―――お人好し。 男は自分よりも目の前のからくりの方にその言葉が似合うと思った。性格ではない、ただ、語呂が似合うと思ったのだ。 ――――― ――― ― 「………、異常なことはわかっていますよね。 緊急だったんです、怒らないでください。 一体何が起こったか把握していませんか、へんちくりんな布の式神サマ」 取り込まなければ口移しでMPポーションでも取り込ませてやろうかと思ったが。案外うまく行っただろうか。 (-106) 2021/12/12(Sun) 0:28:48 |
【秘】 残氷 の エアハート → 仮面の役者 フランドル「……いいや」 「いいや、違う。 ……違うだろッ! 血筋が、名が何だって?聞きたいのはこっちの方だ! 俺がお前を見ない悪のように言うが、 一番肝心な事を見落としてるのはお前だよ!」 この時叫んだ激情を露わにする様子は余りに唐突で、今までの仮面の比じゃないくらい荒れ狂う。吐き出すだけじゃ止まらない感情の衝動をぶつけるかの様に、貴方の髪を鷲掴みにして顔を近付け、切れ散らかしている。 「じゃあ、何で堂々と最初に言わなかった?」 「今言った耳触りだけは良いご立派な文言を、全部昔に言えば良かっただろう。何度も手紙を焼いてる暇があれば、 《フランドル・スキアー》だと言い張ればよかった!殴り合ってでも説得すれば良かった!本気でそう思ってたならな!」 怒気と隔意に染まった目は、革命軍の会議で会う時とは違う、血の通った色。けれど、貴方と側にいた20年でここまで激しい怒りを見せた事はない。 「一番お前自身を信じられてないのも! 俺の事も最後まで信じなかったのもッ!」 ──感情のコントロールがうまくいってないのか、「何か」にそれを弄られでもしたのか、それ程まで貴方にとっては些細でも、この男にとっては気に病む話だったのか、或いはその全てか。 劣等感と憎悪を滲ませながら、勢いよく掴んでいた髪を離して、もう一度顔を殴ろうと拳を振り上げ── 「……全部、信じてなかったのは、お前の方だろ」 結局その手は振り下ろされる事なく、肩で息をするほど荒れていたのに、今はもう力無く項垂れて、涙こそ見えないけれど、流れていてもおかしくないほどの取り残されたような表情で、奥歯を噛み締めながら悔しそうに俯いている。 (-107) 2021/12/12(Sun) 0:30:35 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 埃運び オーウェン「ふむ」 君は私よりよっぽど役者に向いていそうだな、なんて。 足を組んで座り、踵で床を叩きながらくだらん呟きを一つ。 行儀は頗る悪いが今更だろう。 「別に、放っておいてもその時は来るだろうけれど。 下が崩れるか、上がしくじるか。 何れにせよ時間の問題だ。だが… 個人的な溜飲を下げる為に一枚噛んだ、そんな所かな」 勿論、筋書きとしては、の話にはなるけれど。 聞かれてもいない事をべらべらと喋るようでは、 自分達の仕事は務まらない。これくらいの方が信用できる。 そしてこちらも、建前だろうと納得の行く答えならそれでいい。 だから全てを明け透けに話さずとも構わない、が。 「邪推も邪推、余計な詮索かもしれないけどさ。 仕事でよく立ち寄る街、への憎悪にしては尋常じゃないな。 そうまで怨みが嵩む程度には長居しているらしい。 随分前から居着いているか、それともここで育ったのか…」 「…君からはどうにも"ご同輩"の気配を感じるんだよなあ。 路地裏育ちの半端者 の勘が鈍っていなければの話だけども」 (-108) 2021/12/12(Sun) 1:07:52 |
【秘】 見習い少女 アンゼリカ → 埃運び オーウェン「そう……あなたの言う通りだと思うわ。 適当な約束はしないの……真面目な人ね。」 襟首に伸ばされた手を、振り払う…というより、自身の手で包み込んでやんわりと解こうとしていた。 なんだか、あなたが根っから悪人だとは感じなかった。即座に殴り飛ばされなかっただけまだ親切だ。革命派は大嫌いだったけど、彼らも一枚岩じゃないのかもしれない。 「ごめんなさい…あなたを困らせたいわけではなかったの。 尋問ね……いいわ、どこへなりと連れて行って。 見せしめの役割なら、しっかりこなすから……。 あ……だけどせんせに忠告はしておきたいの。 口と喉だけは無事で帰してくれると嬉しい……。」 そのまま、大人しくあなたに着いていこうとするでしょう。 /* ボコるなり適当にこなして帰すなり、オーウェンさんの心境に合うように良い感じにアレしてくださればと思います!アンゼリカは特に抵抗とかせずされるがままになっています。 (-109) 2021/12/12(Sun) 1:25:04 |
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