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【人】 Conqueror リヴァイ[この病の解決方法は未だ見つかっていないのだ、と絶望的な事実を誰にも打ち明けなかったのは、もう絶望に他人を縛り付けることを良しとしなかったから。 運命に未来を定められ、雁字搦めの目の前の相手に、更に鎖を巻く事なんてできるものか。 ……これは約束の延長線のようなもの。少女の願いのひとかけら。] 無暗にそれを開けようとするんじゃないぞ。毒薬だからな。 ……なに、心配することはないさ、“常人には効かない”。 効果があるとしたら───そうだな。 “お前の命を脅かす怪物”なんかに最適なんじゃないだろうか。 まあ、まじないのようなものだと思っていればいいさ。 [彼と最初に過ごした夜が、つい最近の様に思い出された。 首筋に突きつけられた刃の感触も、その冷たさも、月光に当てられた白き煌めきも、何もかもを覚えている。 彼からの餞別を握りしめた掌に力を籠めれば、映画のワンシーンの様に脳裏を描いた。] (頽れることを良しとしないのならば、 最後くらいは見知った相手の手で幕引きをしてほしい。 ……お前の未来をこれ以上強制させない代わりに ちっぽけな願いを託すことくらいは許してくれないか。) (130) 2020/11/27(Fri) 16:18:51 |
【人】 Conqueror リヴァイ[まるで第二ボタンを渡し合うような行為に見えたのかもしれない。 遠目で盛り上がる野次馬の方向をふと睨みつけ、 「喧しい!鬱陶しいぞッ!」 と叫び付ければ委縮したように小さくなった。付き合っているのかと聞かれた際にはぴしゃりと即答、否定の言葉。彼に向ける感情に色恋等存在したことはなかった。重ねていたのは過去の憧憬で、焦れた感情を向けていたのは寧ろ────…… 再度向き直れば、意識を向けるのは目の前の相手たったひとりに。 最後の最後に告げられた再会の言葉は何度も聞いたような響きを持っていながら、その重みは天と地ほどの差があった。] その時まで精々首を洗って待っているんだな。 ────“また”逢う時には私のことを燃やすなよ。 [「別れ」ではなく「再会」の言葉を返したのはこの日は彼が最初で最後だった。 彼の横を通り過ぎるように進めた足は、前よりも迷いがなく、しっかりと絨毯を踏みしめる。 正門付近に止められた黒い馬車には、御者も馬も存在せず、違和感ばかりが醸し出されているのだが───少女はそれに歩み寄り、まるで馬がいるかのように虚空を撫でた。] (131) 2020/11/27(Fri) 16:35:20 |
【人】 Conqueror リヴァイ[祖国が学生を出迎えるために寄越した馬車は、どこまでも不気味だった。 そこに繋げられた、ドラゴンじみた羽根の生えた骨と皮ばかりの馬は、「死」を見た者だけがその姿を目視できるようになるらしい。 幼馴染をその手に掛けた少女はその哀れな姿が嫌と言う程見えていた。] ────お別れだ! Wilhelm Herrman Joshias Leopold von Arenbergくん! 精々のたれ死なんように学業に励むといいさ! [黒い馬車に花束を預けてしまえば、自由になった腕を上にあげ、渡された刃を天へと掲げる。 決して振り向かず、背を向けた儘、初めて彼のフルネームを言いきって ──過去に名前が長くて覚える気が起きんと言ったくせに── ひらりと中に飛び乗った。惜しむ時間も与えないまま、馬車は天へと飛び上がり、迷いなく乗客を目的地へと送り届ける事だろう。] [懐かしい祖国へ───血濡れた反逆の狼煙をあげる運命へ。 陽だまりを捨て去り、過酷な死しか存在しない寒さの中へと身を投じる少女の表情はまた、氷の様に無に返っていた。]* (132) 2020/11/27(Fri) 16:46:48 |
【人】 ゴエティアの書D er Teufel flüstert nur. Rücksichtslos zu jeder Zeit.  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 悪魔と呼ばれる存在。 古より存在し、其の多くは肉体を滅ぼされ 或いは封印された大いなる種族。 彼等は唯一の依代である人間の召喚者を待ち侘び、 今も尚、実体を得て返り咲く日を望んでいると云う。 (134) 2020/11/27(Fri) 17:07:02 |
【人】 幼獅子 ヴィルヘルム[ その書を開いたのは七つか八つの頃。 未来を切り拓く鍵として王宮で育てられ、 生活の殆どを鍛錬と勉学に費やして来た。 既に死の恐怖からは“切り離されて”いた世継ぎが 地下書庫に眠る莫大な量の書物に触れたがるのは 至極当然の道理で。 堆く積まれた韋編と犇めき合う書架の中から 其れを導き出してしまったのは必然だったのだろう。 ] (135) 2020/11/27(Fri) 17:07:42 |
【人】 幼獅子 ヴィルヘルム[ 分厚い書物を開く際、繊細な頁の末方が 幼い指先を掠めて赤い雫を創った。 古びた紙面に落ちた血の一滴は染みになったが、 丸く縁取られた痕は瞬く間に消える。 ] [ 揺らめく視界は黒い焔に依るものだと知れば、 薄暗い書庫はいつの間にか火輪に囲われていた。 己の鼓動だけが激しく時を刻む。 隔絶されたビジョンに浮かぶのは誰かの影。 頁から染み出す様に立ち昇った煙は 忽ち異形へと形を変える。 そうして獅子は不確かな牙を剥き出して問うた。 ] 「 貴様は仇を討ち滅ぼす力を欲する覇王か、 戦で遊びたいだけの愚者か? 」 (136) 2020/11/27(Fri) 17:08:10 |
【人】 ゴエティアの書M arbas …… 序列5番目にして地獄の大総裁。 獅子の姿を取り、隠された真実を知る力を与える。 あらゆる疫病を齎す力と其れを治す力を兼ね備え、 ──── 肉体が亡びた今では玉座を求め、 契約者の来訪を待ち続けている。 (137) 2020/11/27(Fri) 17:08:42 |
【人】 幼獅子 ヴィルヘルム一、悪魔は術者に膨大な魔力を与える。 一、使命を果たすその日まで死の運命を回避する。 一、目的を終えた暁には術者の肉体を悪魔に譲り渡す。 一、王に相応しくない振る舞いがあればそれを戒め、 背いた場合には心臓の 死 [ 現状の情勢では諸侯が抱える兵力に到底叶わないと 幼ながらに理解していた皇子は力に手を伸ばした。 切り拓いた未来のその先など、元より見る心算は無く。 己が王として在るべきなのは革命の間だけだと、 躊躇も後ろめたさもなく密かに誓を結んだ。 頷き、その牙を受け容れた時 “ 誓い ” 彼の左胸には赤黒いシギルが刻まれた。 ] (138) 2020/11/27(Fri) 17:09:36 |
【人】 幼獅子 ヴィルヘルム[ ──── “一つ付け加えるのを忘れた” あらゆる教育を注ぎ込まれたその子供は、 あろう事か悪魔に「民の安寧」を誓わせた。 中身の挿げ替わった皇帝の肉体が老いて滅びるまで。 ] ( 生まれ落ちた事に意味を求めるならば、 今此処に“在る”事こそがそうだ。 我が身は応酬と栄光の象徴であり、 武力を損った弱き王に冠は「不要」。 ) [ 決断でなければ選択でもなく、 彼にとっては“貰えるものを貰っただけ”。 其れがどの様な痛みを齎そうとも甘んじて受ける。 戦争には必ず人手が要る。 独りだけの闘いで無いのなら責任が伴う。 故にこそ、路は元より「唯一つ」であると。 ] (140) 2020/11/27(Fri) 17:10:28 |
【人】 幼獅子 ヴィルヘルム[ 悪魔はそうして玉座を約束され、 皇子は使命を果たす事だけに尽力した。 休息の一切を取り払った幼少期は 常人には耐え難く、試練に満ちている。 それに耐えるのではなく、「通り過ぎ」続けた彼が 学徒として諸国情勢を探る為の社交性を叩き込まれるのは もう少し先の話。 自我が少しずつ発達する中で、 この生き様を「苦しい」とすら感じなくなったのは 定められたレールを息切れせずとも 悠々と走れる身体になったからなのか。 嗚呼、其れでも空虚すぎる彼の心は何時だって…… ] (141) 2020/11/27(Fri) 17:10:55 |
【人】 幼獅子 ヴィルヘルム充たされぬ。総てを取り戻す迄は。 Mehr. Bis alles erledigt ist. ( 臟の軋む痛み“だけならば”然したる問題でなかった。 )* (142) 2020/11/27(Fri) 17:12:50 |
【独】 Conqueror リヴァイ/* ここで挨拶していませんでした。再演です。抱える痛みは「孤独と自分を失うことで生じる苦痛とその他もろもろ」です。よろしくお願い致します。 ……(´・ω・`) (-28) 2020/11/27(Fri) 17:17:23 |
【独】 転入生 二河 空澄/* ぅぁぁぁあぁぁっぁぁ、 まひるくんんん めっちゃ色っぽぃぃぃぃぃいぃぃ 心臓はくはくしちゃう。はくはくはくはく 拾い方が丁寧で天使だし 描写の切り出し方も、マジ神なのですがッ はーーーーーーーーーーーー 拝んでおこう 人(><〃) (-29) 2020/11/27(Fri) 18:14:38 |
【人】 転入生 二河 空澄[しばらく──── 自分の中ではすごく長い時間に感じたけど 実際は数秒だったかもしれない ────妙な高揚感と共に凝視してから 思い出したように息を吸えば 嗅ぎなれない むせ返るような青い匂いが飛び込んできて、 くらくらしつつも ちょっとだけ我に返った。] (148) 2020/11/27(Fri) 18:28:04 |
【人】 転入生 二河 空澄[酷いことさせられてて やっと解けたばかりだっていうのに、 心配するどころか 好奇心丸出しで見つめてしまってたのが バツが悪くなったっていうか ようやく、この異様な状況を認識したっていうか。] えっと、 その、… …真昼くん だいじょうぶ? [ぎこちなく頭を右に回して こんな態度取っちゃったけども それでも、まだ友達になりたいと思って止まない彼の 顔を覗き込む。] (149) 2020/11/27(Fri) 18:31:00 |
【人】 転入生 二河 空澄[半年くらい前までは チンチンだとか、チンコだとか言っては げらげら笑い転げてたけど、 今では音にするのが恥ずかしくなってしまった。 もっと歳を重ねれば 恥ずかしがることが恥ずかしいって 変わっていく、その手前の年代で。 代名詞で呼んでしまったから 真昼くんに上手く伝わったかは分からないけど。]* (151) 2020/11/27(Fri) 18:34:51 |
【人】 魔王 バルトロメオんだぁ、野郎かよ…… [俺様は盛大に溜息をついたのだった。 男じゃなぁ…… 溶けちまったホムンクルスの代わりにもなりゃしない。 とは言え、それでも。 幾つかの新作のテストプレイにゃ最適だろう。 ────何せその為の、"謎の館"なのだ] (153) 2020/11/27(Fri) 22:52:10 |
【人】 魔王 バルトロメオ[そんな、仁義なき略奪者たる冒険者共から 大切なお宝を護るにはどうすれば良いか? ────答えは簡単だ。 突破できねぇセキュリティシステムを組めば良い。 それこそがこの世界に存在する数多のダンジョンであり、 俺様こそがその創り手の第一人者。 魔術師にして召喚師。 ダンジョンマスターバルトロメオ様なのだっと] (155) 2020/11/27(Fri) 23:12:08 |
【人】 魔王 バルトロメオ[さてさて閑話休題。 水晶玉の向こうでは、 早速入口の扉が音を立てて閉まり。 ホールの壁に並んだ燭台に 一斉に炎が灯される。 ……んぁ。 右の三つ目がちょっとおせぇなぁ。 あそこはもちっと調整しとくか。 そうして後ろと前に意識を向けさせた所で──…] (156) 2020/11/27(Fri) 23:19:20 |
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