IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。 (a20) 2022/12/11(Sun) 15:31:06 |
【人】 [『 力 』 フォルス―――食堂 [ 食堂に誰かしらが居れば 誰であろうと軽やかに挨拶を交わしながら ] お〜丁度良い所に。 スミスさん、軽くつまめるものいいかな [ ここに初めて来た時には既に居たお世話係。 当時既に初老であった彼は今尚、綺麗な白髪を整え まるで豪邸の執事のような所作で珈琲を落としていた ] 飲む飲む! 俺スミスさんの珈琲にゾッコンだから〜 生まれ変わったら結婚しよ♡ [ 二十年関われば、少なからず情も芽生えるというもの。 痣有りにあたたかな眼差しを行為を向ける存在ならば、尚更 ] (121) 2022/12/11(Sun) 15:33:38 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 歩み寄る先のスミス。 彼の背を抜くことは、未だメルロン一つ分叶っていないが ] ――頼まれてた帳簿もう少しで終わるからさ 仕上げたら持ってくるよ。 [ 耳元囁けばへらりと笑った ] * (122) 2022/12/11(Sun) 15:34:10 |
【人】 [『 力 』 フォルス―――売店 [ 珈琲の匂いが近付く事に気付くのは容易いだろう。 こちらもまた、椅子に腰掛ける存在に気付けば>>60 ブラッター片手に笑みを向けた。 ] ――おはよ、シャル。 ここ、キレーな涎の跡だね 良い夢見れた? [ 自らの口許を示せば彼女の反応はどうであったか いずれにせよ、「 冗談だけどね♡ 」なんてけらりと笑った ] (123) 2022/12/11(Sun) 15:48:17 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 示したのは奥にあるいつものスペース ] 軽食もらって来たからさ 一緒にどう? [ プラッターにはスコーンにクラッカー、 付け合わせのジャムやディップといった軽食 味変用のミルクポットがのせられている。 頷くなら珈琲をもう一杯頼もうか 端末一つで届く望みの品。洋館ライフはサイコーである * ] (124) 2022/12/11(Sun) 15:49:20 |
【人】 [『 力 』 フォルス――回想:咲き誇る花、溢れ零る雨 [ それはもう二十年近く前の事 見渡す限りに咲く花々が一際綺麗な季節だった 商売の為移動する親と別れ 当時はまだ一度訪れただけの見慣れぬ場所 今からは想像できないほど人の少なかった館。 シンやヴェルトをはじめとした職員に 東の――住まう街の郷土菓子を土産に携え 一人、館の門をくぐった二度目の訪問。 一週間程を過ごした、五歳の頃の事だったか>>59 ] (125) 2022/12/11(Sun) 16:30:59 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 誰かが名を呼んだから。 振り返れば、少女は咲き誇る恵みの中にいた 穏やかな風に揺れる見知らぬ少女の髪 名も知らない どこから来たかもわからない 声を聴いたことさえ無いはずの存在 どくりと胸を打つ声亡き声を聞いた ] (126) 2022/12/11(Sun) 16:31:24 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 少女からただただ溢れ出す涙 弾けたように生まれ落ちる感情 幼かった俺は到底理解など出来なかった 訳なんてわからないまま 焦がれるように熱くなった胸と 鼻の奥がつんとして景色がじわりとぼやけて 気付けば少女をだきしめていた ] (127) 2022/12/11(Sun) 16:31:33 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ こうしたいと希う誰かが居た こうしたいと叫ぶ心が居た 初対面の奴が急にだきつくなんて この子に失礼だろうと窘める心が確かに居た 誰がそうさせたのだろう 誰が言わせたのだろう この心は一体、誰のものだというのだろう ] (129) 2022/12/11(Sun) 16:31:58 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 少女にかける声は あまりにもつたなく、幼すぎて けれど彼女が涙をこぼすなら 俺が泣いていては、だめだろう この手が、行為が、心が許されるなら 少女の雨がやむまで ぎゅっとだきしめていよう 彼女の雨がやむまで ]そっと髪をなでていよう (130) 2022/12/11(Sun) 16:32:40 |
【人】 XIV『節制』 シトラ── 廊下・『隠者』の彼女の部屋の前 ──アリアちゃん いつものお薬……もらっても、いい……? ……うまく、眠れなくて [ 繰り返す悪夢に魘されて眠れぬ夜が続くとき わたしは、決まってあの子の部屋の扉をたたく。 お薬自体の効果は勿論あるのでしょう。 『隠者』の証を持つ彼女の作るお薬は特別なもので、 その効力のほどは、実際常用しているわたし自身が 身をもって噛みしめているところ。 けれどよく眠れるのは、きっとお薬だけの力じゃない。 あの子の顔を見ると、あの子の声を聴くと ひつじたちの毛に頬を埋めたときみたいにほっとするの。 それを口にしてしまえば彼女はどう思うか、 きっと、……悪いようには取らないと思うけれど 言葉にはせず心の内にしまい込んだままでいる。 もう一度、扉を叩く。返事はない。 程なくして、玄関の方から よく通り明朗に弾む、澄んだ声が響く。>>111 一日半ぶりにチェレスタさんが帰ってきたのだ。] (132) 2022/12/11(Sun) 16:38:00 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ アリスさんのお誕生日パーティーで お祝いの歌を歌わないか、との 彼女の提案を、わたしも部屋の隅で聴いていた。 誕生日には祝いの歌を歌うものなのだと わたしが知ったのは、この洋館に来てからだった。 皆で同じ曲を、この世に生を受けた日を祝う詞を 同じ旋律で、或いは異なる旋律で歌い それらが交じり合ってひとつの調和を織り成す。 チェレスタさんの提案はわたしにとっても この上なく素敵な提案に思えた。 でも、 わたし、歌えるの? わたしが参加しない方がきっといい歌になる。 メロディーも歌詞も一から覚えないといけないわたしは みんなの足手纏いになっちゃうんじゃないかな。 参加しないべき……じゃないかしら。 ──そんな想いが 挙げかけた掌を背中へと引っ込ませる。 おずおずとみんなの反応を窺えば 少なくともアリアちゃんは参加する方針のようで>>112 迷うわたしの心を見透かすように、 そっと寄り添うような視線を送ってくれた ] (133) 2022/12/11(Sun) 16:38:24 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ 『あなたがしたいことをするのが一番』 アリアちゃんはいつだって、 やわらかな優しい声でそう言ってくれる。 わたしがしたいことは何なのか、 この洋館に来るまで改めて意識したことはなかったし それを疑問に思ったことも、ほとんどなかった ] わ、……たし わたし、…………も 歌、って、みたい チェレスタさん、構わない……ですか……? [ たった一言の意志を示す為に掛かった時間は 現実にはほんの一瞬だったのかもしれない。けれど、 わたしにとっては、途方もない挑戦とも呼べるものだった ] (134) 2022/12/11(Sun) 16:38:56 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ たった一言の意志を示す為に掛かった時間は 現実にはほんの一瞬だったのかもしれないけれど わたしにとっては、途方もない挑戦とも呼べるものだった。 あれから毎日、時間さえあれば お庭の花畑の隅、人気のない木陰で、或いは自室で こっそりと歌の練習をしている。 みんなの前で歌うのはまだ恥ずかしくて ごく限られたひとにしか、聴かせられていないけれど。 チェレスタさんに教わったところ、 すこしは綺麗に歌えるようになったと思う。 荷解きが終わって、身体を休めて 落ち着いた頃合いを見計らって、また見てもらおう。 今はまず、「おかえりなさい」のお出迎えを。 そう思って玄関の方へと足を向ければ 探していた彼女の姿もそこに在った ] (135) 2022/12/11(Sun) 16:39:34 |
【人】 XIV『節制』 シトラ── 玄関前 [ 声を掛けるタイミングを見失って もごもごと、言葉と視線が宙を舞う。 わたしが口を開けたのはきっと チェレスタさんと、はっきりと目が合ってから ] お、おかえりなさい……! お疲れさま、です あっ、あの、わ…… [ 『わたしもお手伝いします』 そう言いかけて唇を噤む。 触れられたくない荷物が入っているかもしれないし 長旅で疲れているだろう彼女に 余計な気を遣わせてしまうかもしれないし、 第一、手伝いの申し入れはアリアちゃんが既にしていて。 けれどチェレスタさんの荷物は、 一人で運ぶにはどう見ても大変そうで ] (136) 2022/12/11(Sun) 16:40:22 |
【人】 XIV『節制』 シトラ ……わたし、にも 何か できること、ありませんか……? [ 消え入りそうな声で紡ぐ。 荷物持ちの手が足りそうなら お茶の準備をしに行こうかな。 と言っても、わたしにできるのは 売店でフォルスさんにお願いして 疲れを癒すお菓子と飲み物を用意してもらう、くらい ]* (137) 2022/12/11(Sun) 16:40:57 |
[『 力 』 フォルスは、メモを貼った。 (a21) 2022/12/11(Sun) 16:43:17 |
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。 (a22) 2022/12/11(Sun) 16:46:36 |
【独】 IX『隠者』 アリア/* このチップ振られるのりんとさんしかいなくない!!?? ってPに言ってたんですが やっぱりりんとさんじゃないですか!!!??? 節制さん…ご両親には愛されてたのかな… 結婚しよ…(?) (-23) 2022/12/11(Sun) 16:47:02 |
【独】 IX『隠者』 アリア/* 前世隠者をしれっと節制さんと異性にして魂が恋してたから現世でもそれに近い想いを持っている(なお同性)という地獄を作ってみたいと思ってるんですけど決めきれないので一人称で可能性を留保するだけしている… (-24) 2022/12/11(Sun) 16:52:03 |
【人】 ]『運命の輪』 クロ[信心深く、古くからの風習が根付いている地域。 発展していない場所であればあるほど、その傾向は強い。クロの育った小さな村は、まさにそんな田舎の村だった。 その中で咎人の印を持った証持ちの赤ん坊が生かされた理由。それはクロの持つ証が「運命の輪」を示していたからだった。 「運命の輪」。 教典によれば、幸運と不運をもたらすという贈り物を貰った者。どちらかをもたらせば、もう一つもいずれ呼び込むとされ、最期は幸運を呼び込みすぎた為に誤って殺される、という不運に見舞われた愚か者――とされている。 下手に殺せば恨みで不運を呼び込むかもしれず、逆に生かしておけば村に幸運をもたらすかもしれない。村人たちは話し合いで死なさない程度に生かすことに決めた。] (138) 2022/12/11(Sun) 17:18:29 |
【人】 ]『運命の輪』 クロ[黒い羊。染めることの出来ない黒い毛は、価値がない物と考えられている。 転じて、「一族の恥さらし」「放蕩息子」それから「厄介者」などの意味がある。 両親は健在であったが、生まれた子供に「クロ」と黒羊からとった名づけをする羊飼いたちが、証持ちをどう考えているかは想像に難くないだろう。信心深く迷信深く、典型的な村人達だった。 仕事と新しく生まれた子の世話に忙しい両親に代わり、クロの世話をしていたのは専ら村はずれに住む老婆だった。彼女も身寄りのない立場の弱い人物だったから、押し付けられたといった方が正しい。 一通り自分のことが出来るようになり、老婆が亡くなった後は、しぶしぶ元の家に迎えられ、羊の世話を叩き込まれた。] (139) 2022/12/11(Sun) 17:20:42 |
【人】 ]『運命の輪』 クロお婆さんにはね、「お前は幸運を運んでくる存在だからね、その通りにしないといけないよ」って言われてたんだよ。 今は、洋館の皆に運びたいのさっ。 暮らし自体は良かったよ? 朝と夜にご飯もらえていたし、もこもこの羊たちがいる小屋で寝かせてもらっていたから、冬でも温かかったしね。 羊たちと牧羊犬のブチと別れるのだけは寂しかったなー。 [「黒羊」と呼ばれていたかつての生活を話す機会があれば、そんな風に懐かしんだことだろう。黒い羊の悪い意味を知っているかと問われれば。] うん、知ってるさー。 でも僕、黒い羊好きだよ。 黒い毛並み、絶対かっこいいもの。 [実際に見たことはなくとも、きっと素敵な動物だと想像していた。*] (140) 2022/12/11(Sun) 17:22:23 |
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。 (a23) 2022/12/11(Sun) 17:26:20 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク 『みんな〜〜!! こーんにちはー!! 証持ちって、どういうものか知ってる? むかーしむかしに、神様に作られ、 贈り物を与えられた人の子どもたちが居てね? 箱庭で暮らしていたんだけど、 ちょっと悲しいことが起きちゃって、 バラバラになっちゃったんだ。 ……でもね。』 (142) 2022/12/11(Sun) 17:28:31 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク 『神様が子供たちを気に入っちゃったみたいで、 箱庭で暮らしていた子どもたちは、 贈り物の証を持って生まれ変わることがあるの。 私のこの腰元にある痣みたいな、これね! 「証持ち」は宗教上、咎人と言われているけれど、 法律の上では殺すことは禁じられています! 近くで証持ちを見つけても、 決していじめたりしないで、 そういう時はすぐに政府相談窓口へ知らせてね!』 (143) 2022/12/11(Sun) 17:29:03 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク 『証持ち専用ダイヤルは、 ▼✕○-■※※☆-◎▲◎▲ ゴヨウハ アカシ アカシ へ! ヒナギクと守ろうね!世界の平和!』 (144) 2022/12/11(Sun) 17:29:34 |
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