【見】 文系 しおりもうそろそろ、林間学校… できれば、できれば絵理香お姉様と 同じグループになれたら…嬉しいな… なんて…わがままな願いかな… ー 回想:近藤 絵理香 ー [ しおりが、勝手に心の中でお姉様 なんて呼んでいる彼女とは今年 初めて同じクラスになった。 といっても実はしおりは一方的に 彼女のことを1年の時(しおりは1年B組で ある)から知っていた。 しおりは、小柄な外見と気弱な性格に コンプレックスを持っていた。 中学生の頃はその事を何度からかわれた だろうか。 しおりは、それから自分の対局の存在に 憧れを抱くようになる。 それは、物語の中の登場人物や 歴史上の人物や… 彼女は女性にしては身長が高く>>37 >>11 先輩にも物怖じしない性格に しおりは密かに憧れを抱いていた。 ] (@3) 2020/11/21(Sat) 22:55:24 |
【見】 文系 しおり[ 同じクラスになれたと知った時は 心の中で密かにガッツポーズをとった程… しおりは、自分が腐女子だと隠している。 人は自分と違う人間に恐怖による威嚇的 排除を行うことは中学生の頃に痛いほど 知った。 だから、ひっそりと補修室で本を読んだり 妄想にふけることはあっても、その趣味を 誰かに共有したいとか理解して欲しいとは 思っていない。 だから、今までしおりが腐女子だというこ とを知っているのは同じ文化部の友達と 司書の先生だけだった。 あの時までは。] (@4) 2020/11/21(Sat) 22:56:14 |
【見】 文系 しおり[それは、彼女と同じクラスになって 2ヶ月程たったある日の終礼後。 間違えて持ってきてしまった文庫本の ボーイズラブノベル。 その本を教室から出る時に落としてしまった。 彼女はそれを見てどう思っただろうか。 拾ってくれたのは彼女で周りにも彼女しか いなかったはずで…。 だけど、見られたことがショックで しおりの顔は誰が見ても真っ白になって いただろう。 けれど、彼女はしおりが腐女子であることに 嫌悪感を抱いていないのか>>26 誰かに言いふらすことも無く それ以降、彼女とはおすすめの小説や おりがみの本をお互いに貸し合うことに なった。 しおりはその時間がとても楽しみだったりしている]* (@5) 2020/11/21(Sat) 22:56:35 |
【人】 学生 五反田 健吾─ 雨の日の廊下 ─ [ 旧音楽室前を通って図書室へと行く道は、全体から見たら遠回りである。>>95何故今回この道を通ったかといったら、───雨が降っていたから、なんて答えるだろうか。] そうか。 [ 聞かれもしなければ伝えやしない。こういうところがコミュニケーションが足りないと言えるのだろう。 そこまで話したのなら彼との遭遇は終わりだろうか。近寄る様子を見守っていたが、] ───? どうした? [ 突然、彼がふらりと揺れると、壁に背を預けて座り込んだ。>>96一体どうしたのだろうと慌てずに首をかしげて問いかけるけれど、返事は返ってきただろうか。 傍に座り込み、色の違う瞳でその顔を覗き込む。顔色を失っている様子を見て取れば、運ぶか人を呼ぶか悩んで。] (98) 2020/11/21(Sat) 23:01:31 |
【人】 学生 五反田 健吾[ 鍛えている訳でもない自分では階段を降りている段階で倒れてしまうだろう。冷静に考えたのなら、いつもより早足でその場を立ち去ろう。 人のいるところから離れた場所、少し時間はかかるだろうけれど、やがて先生だかが彼を運びにやってくる。自分は役目を終えれば今度こそ、図書室へと足を運ぶが。 ……その時には残念ながら閉まっていた。 また日を改めて、向かうことになる。**] (99) 2020/11/21(Sat) 23:01:37 |
【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里…… 叶わなくて、いいんだよ。 [ ふっと息を吐いて。 健吾の優しさに首を横に振る。>>94 想いの程度は異なれど。 同性を好きになったのは、初めでではない。>>18 私の告白に対する、彼女達の反応。 最初は「私も好きだよ」と笑顔を向けてくれるけど 私が本気であると知ると、 引き攣った顔で離れていった。 時に交際に至った事もあったけれど。 それは恋人ごっこの域を出ず。 「やっぱり男の子の方が好きだから」──と。 みんなみんな去って行った。 私の胸に喪失の痛みだけを残して。 ] (100) 2020/11/21(Sat) 23:30:01 |
【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里傷付くのはもう嫌だから。 仮にまた恋をしたとしてもね。 告白はしないって決めてたの。 [ 私は挫けてしまっていた。 次こそは大丈夫。 そんな奇跡を願って心を擦り減らす事に。 ] ただね。健吾に話せて少し楽になったよ。 …… ごめんね。 [ 伏せた睫毛が、虹彩異色に影を作る。 早く日が落ちればいいのに。 今の私はとても醜い顔をしているだろうから。 叶うなら見られたくはなかった。 “ごめんね” 私が君が思っているよりも。 ずっとずっと、ひどい事をしている。 ] (101) 2020/11/21(Sat) 23:31:03 |
【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里それに同性同士の恋愛なんて。 結ばれるのもそうだけど。 その後の方がもっと大変だよ。 絵理香ちゃんが男の人を好きになるのなら。 その方が彼女の為なんだよ。 [ その時私は、彼女を祝福できるんだろうか? ううん。しなければいけないんだ。 ] (102) 2020/11/21(Sat) 23:31:41 |
【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里[ ぬくもりが交わったのは、ほんの一瞬。>>94 引かれるまま、立ち上がって。 ] うん、帰ろっか。 [ 頷きを返すと、少し開いた距離を保ったまま。 二人並んで帰路に着くいて。 宵闇が塗り替える空を見上げながら思う。 いつか絵理香ちゃんが誰かを好きになって。 私がこの恋を失う日が来たのなら。 優しい君は、いつものように 私の愚痴に付き合ってくれるんだろう でも、彼女の隣に立つのが健吾だったなら? ] (103) 2020/11/21(Sat) 23:32:49 |
【人】 叶わぬ想い 日下部 汐里…… それは、嫌だな。 私は誰にも愚痴を言えなくなっちゃうもの。 [ それは小さな小さな。 とても醜い感情の吐露で。 どうか烏の鳴き声が、覆い隠してくれますように。 ]* (104) 2020/11/21(Sat) 23:33:11 |
【人】 受験生 雨宮 健斗[ あの日も、雨だった。 上手く弾けないピアノの音が、雨音に溶けて 透明な不協和音で頭の中で鳴っていて。 そんな中どうした、と問うてくれる声>>98が、 遠くから耳に届いて、大きく息を吐いた。 ] わり、大丈夫、ちょっと立ち眩み… [目を閉じたまま、座り込む。 廊下の床も、壁も、しっとりと冷たかった。 どうにか僅かに瞼を上げれば、同じように 座りこんでこちらを覗き込んでくれている、 異なる色の瞳が揺れる。 しばらくすれば大丈夫だと、伝える前に彼は 足早に場を後にしていた。>>99 ] (105) 2020/11/21(Sat) 23:50:38 |
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