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【人】 春日 幸貴……ん、わっ、ほんとだ涼しい。 いや、やばいってほどじゃないかな? [沈みかけたときに、朱里が日傘を広げた。>>132 風が湿気を飛ばしてくれるおかげか、日差しを遮るとかなり涼しくなる。 日傘は見慣れなくて、それですっかり気持ちが切り替わった] よし……、展望台目指して出発するか。 無理は禁物ってことで。 [階段は、あれから随分まともに昇れるようになった。校舎の3階まで行くくらいなら、さほど苦労しない。 けれど、展望台に向かうほどの量はさすがに自信がない。 単純に脚の筋力って意味でもそうだが、心臓の負担はどうなのだろうか。 不安だけれど、朱里がいるなら挑む気持ちになれる。 だから俺は立ち上がって、朱里に向けて手を差し伸べた]* (136) 2021/03/19(Fri) 21:45:23 |
【人】 星見 朱里んー 幸貴くんがナシ言うなら、しょがない [遊びとしてはやってみたいな?とは思ってたりもするけど、どこまでセーフなのかは分からないので、無理に勧めるのはやめておこうと思った。 ……2人乗りができる、のは憧れるので、いつかできるといいな。] (137) 2021/03/19(Fri) 21:55:12 |
【人】 星見 朱里私は… 生まれてこんなドキドキしてこの丘登ったことないよ? まったく安心して登れてない [彼の安全への不安とは違う方向で、平静でいられない。 それを包み隠さず言える仲なのはこの上なく素敵で。 ずっと深く考えなかったけれど、お姫様の我儘も想いも全て与え合えれる相手が好きなようだ。] (138) 2021/03/19(Fri) 21:58:35 |
【人】 星見 朱里それでいいのか、ってひどいなぁ… 幸貴くんが主人公じゃなかったら、 私はヒロインになれないんだよ? [めちゃくちゃ自分勝手な論調であるが、彼を立てようとしているのは伝わるはず。 そして本人はまだ想いを告げていないつもりだが、以前からずっとふたりの未来を確定事項のように喋っていたりする。] (139) 2021/03/19(Fri) 22:01:31 |
【人】 星見 朱里[日傘は体感温度を3℃ほど下げるらしい。 これからさらに気温が上がって来る時間帯、この恩恵は大きいはずだ。 事実、彼の驚きや喜びが伝わって来る嬉しさで何よりわかる。 彼の体力には不安があるはずだけれど、こんな彼の顔を見ていると未来は明るいと信じられる。 のだが……] ごめん これ、どっちか持ってくれる? [せっかく手を差し伸べてくれたのだが、扇風機と日傘で手が塞がっているのだ。 彼のために使っているので、どちらも取りやめたくないし。*] (140) 2021/03/19(Fri) 22:05:23 |
【人】 春日 幸貴あっ、ごめん……じゃあ傘。 [深く考えずに手を差し伸べてから、彼女の両手が塞がっていることに気づいた。 俺は両手が空いている。だから傘を預かって、朱里と手を繋ごうと思った。 繋げられたなら石段に向かうことになるだろう。 初めのうちは順調に登れたけれど、長く登っているうちに気分が悪くなりかけて、石段の途中で休憩を申し出ることになった]* (143) 2021/03/19(Fri) 22:21:21 |
【人】 星見 朱里あ、う… その… 俺の、がすごく嬉しい… [お姫様は今でこそ馴染んできたけど、最初は柄じゃなかったし、冗談混じりな部分があったと思う。 そこに「俺の」が加わって、いろいろ認められたようで。] 私の 勇者さま [棒読みしないで口にするの恥ずかしい、けど。 お互いがお互いのいちばんって感じで結びついてる気がして、高揚感が半端ない。] (144) 2021/03/19(Fri) 22:35:11 |
【人】 星見 朱里[彼は日傘を持つことを選んだようだ。 一般的に日傘は雨傘よりも軽いが、扇風機持つより大変だろうに…とは思って手を繋いだら。] あい…あい、傘 だよね、これ [「あい」に胸が高鳴る。 手を繋いで、腕をくっつけて。 よくよく考えたら、思い浮かんだ漢字は使わないのに。] (145) 2021/03/19(Fri) 22:38:52 |
【人】 星見 朱里[彼が休憩を申し出たので、切りの良いところでいったんストップ。 水分を補給しながら時計を見てみれば。] うん、だいぶいいペース もうちょっとゆっくり進むか、多めに休憩とっていいと思う [歩みも想いも、とても順調だ。*] (146) 2021/03/19(Fri) 22:41:40 |
【人】 春日 幸貴[休憩中、ペースが悪くなかったことにはとてもほっとした。>>146 ずっと家族の足手まといだと思いながら生きていたけど、もう誰の足手まといでもないんだと思えた] よかった……。 もう少し早めに休憩挟めば、もっと楽に登れる。 [気持ち悪くなる前に休めれば自然と回復するし、回復にかかる時間も短い。 ちょっとずつ休みながら行くのが最良だとはっきり理解して、どのくらいの間隔で休めばいいかもすぐに把握できた。 休憩時間に、世界に拒まれた感覚のことや足手まといだと思って生きていたことを話そうかと思ったけれど。 俺の過去の呪縛がラスボスなら、その話も展望台までおあずけだろう。 こまめに休憩を挟んで展望台が目前となるのは、だいたい予定通りの時間だろうか。 その頃には疲労で怠さはかなり感じていたけれど、心臓は負担こそ感じても無事だった]* (148) 2021/03/19(Fri) 22:59:54 |
【人】 星見 朱里[人目を気にしなくていいし、しかも傘の陰だ。 くっついて軽く頭を預けるようにしてみたり。 真夏でなければもっとずっとべったりくっついても良いのだが、今は扇風機ないとちょっと難しい。] ……これぐらいはフライングしてもいいよね? [どこかで我慢しきれない部分は出て来るだろうなと分かっていたので、いつ何を解禁しようかな、と。 とてもドキドキするもので、ふたりの関係にそこまで大きな変化を及ぼさないもの……ということで。 手を繋ぎ方を少し変えて、握手のようにしていたのを指同士絡め合うように。 まだ正式には、この名称の関係ではないけれど――喜んでくれるといいな。] (149) 2021/03/19(Fri) 23:10:12 |
【人】 星見 朱里[ゆっくり進んだり、長めの休憩をと思ったけれど、彼の身体にはこまめな方がいいらしい。 ステラはHP2が1になっても活動に支障はなかったが、彼は10が9になったときの影響が大きいようだ。] うん、このペースなら1〜2箇所ぐらい増やしてもだいじょうぶ 次は早めにとるね? [このペースだと、あのあたりかなぁとか記憶上のラストダンジョンのマップを展開し、計画を練って頷いた――修正しても予定時刻には到着するはず。 もちろん独りで登るときはもっとすいすい進むのだけど、それは彼という枷が無いからでなく、この道を楽しむ余暇が無かっただけだ。*] (150) 2021/03/19(Fri) 23:19:47 |
【人】 春日 幸貴うん、頼む。 手遅れになってからじゃ遅いから。 [当たり前のことだけれど、言葉に出した。 そういう意味では俺はHP2どころじゃなく瀕死なのだろう。今にも死にそうだと感じるくらいの状態なのだろう。 こまめな休憩を挟んで登っていくうちに、石段の残りはどんどん減っていって、やがて頂上が近づいた。 これを登り切れば終わりというところまで来たとき、疲労感はかなりあったけれど] 行くぞ、朱里。 [実質的には俺が手を引かれる側なんだけど。 彼女にそう笑いかけて、最後の石段を登った] (152) 2021/03/19(Fri) 23:43:58 |
【人】 春日 幸貴[登り終えたとき、他の何を確かめるのも忘れて、繋いだ手を離した。 そしてその一瞬後、両腕で朱里を抱き締めた。 まだやることがあったかもしれない。 終わってないことがあったかもしれないけど。 朱里を抱き締めたい気持ちを抑えることは、これ以上はできなかった]* (153) 2021/03/19(Fri) 23:44:39 |
【人】 星見 朱里[繋ぎ直した手に彼の力が入るのが分かる。 彼の手の大きさ、指の長さや太さ、肌触り…そして伝わってくる想いが、全て嬉しい。] 幸貴…うん [行くぞ、と言われて。 自分たちのゴールに、そしてスタート地点に向けて彼が促してくれる、望んでくれる。 だから、呼び名もそう返して。] (154) 2021/03/19(Fri) 23:48:15 |
【人】 星見 朱里[長かった石段の最後を踏みしめて、共にある人が一緒に到達したことを確信したとき――] (幸貴――!) [喜びが爆発したのは自分もだった。 同時に腕を伸ばして、やるべきこととか今は全て忘れて、彼と抱き締めあった。*] (155) 2021/03/19(Fri) 23:50:58 |
【人】 春日 幸貴[朱里を抱き締めた後、傘が落ちる音を聞いた。 そんなことはどうでもよかった。抱き締め返してくれたことが嬉しくて。 だから、彼女にずっと伝えたかった“責任を取る言葉”は、今言うしかないと思ったけれど。 それは“ラスボス戦”の後なのだろう、と思い直した] (156) 2021/03/20(Sat) 0:11:19 |
【人】 春日 幸貴[思い返したいことはいくつかあった。全部振り返っていたんじゃ、何時間あっても足りないと思う。 だからできるだけ絞ろうと考えて、改めて言葉にして向き合いたいことを探して] ……子どもの頃、世界に拒まれてると思った。 [最初にこの話が出たのは、今日ここに来て思い出したことだからだろう>>135] 綺麗な景色を見て、もっとよく見たくて、 そこに行こうとして…… 気分が悪くなって、死ぬかと思った。 来ちゃいけないって言われたみたいで。 あんなに綺麗なのに……って。 他にも理由はあったけどな。 食べてみたいものが食べられないとか、 動物に触れたら湿疹が出たとか。 世界に拒まれてるんだ、俺はこの世界に いてはいけないんだ……って思い込んでた。 そんなことなかったのにな。 [世界が俺を拒んでいるんじゃなく、俺が世界を拒んでいた。 薄々感じていたそのことを、はっきりと気付かせてくれたのは――あの世界で出会った勇者のうちの1人だった] (157) 2021/03/20(Sat) 0:12:08 |
【人】 春日 幸貴俺はずっとこの世界を生きたかったんだ。 そのことに気付かせてくれた人がいた。 だから戻ってこられた。 そして、戻ってきたら、俺のお姫様と出逢った。 みんなが、俺に呪縛を解く力をくれたんだ。 [俺の命はあの世界が繋いでくれて、この出逢いもあの世界がくれた。 生きる希望を得た後に出逢ったお姫様はとにかく眩しくて、一気に大切な人になっていった。 その全てのおかげで踏み出して掴んだあの頃の未来が、今ここにある] 俺はきっと、こんなふうに共に歩める人を ずっと求めていたんだと思う……。 きっとそのせいなんだ。 朱里のことが好きでたまらなくて、 ずっと傍にいてほしいって思うのは。 [これが恋だった頃もあるんだろう。 でも、今は恋ではなくて愛だと言える。そのくらい、朱里の存在は俺の中で大きくなっていた] (158) 2021/03/20(Sat) 0:13:05 |
【人】 春日 幸貴[朱里を間近にじっと見つめて、ずっと伝えたかった言葉を言おうとしたら、自然ともう一度片手を繋ごうとしていた。片腕で彼女を抱いたまま] 朱里……、好きだ。 ずっと一緒にいてほしい。 俺と付き合ってくれないか。 [直前に言った言葉の繰り返しでしかないけれど。 きちんと明確に伝えておきたかった。 言葉にしないとすれ違うことも、想いが伝わらないことも、俺はずっと思い知ってきたから。 そうして答えを待つように、じっと彼女を見つめた]* (159) 2021/03/20(Sat) 0:13:41 |
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