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【墓】 盗人 アシュレイ[ 俯き、顎に手を当て思案を巡らす。 暫しの間が空いた後、口を開き] 元々貧しい生まれだからな。 人の物を奪う事でしか生きる事が出来なかった。 出来なければ死ぬだけだ。 他の生き方なんぞ知らん。 貴様みたいに家があって金もあって 力のある者には理解出来ようもない。 [ まるでお説教をするかのような言い方に きっぱりと些か強い口調で答えた。 声色には少し苛立ちが 滲んでいるのが分かるだろう] (+34) 2020/12/03(Thu) 20:58:44 |
【墓】 盗人 アシュレイ[ 聞きたい事があればの話には お前に聞きたい事など何もない、と言おうとして ハッとしてはそれを喉奥に押し留めてから] ……お前みたいに、 どうすれば"力"を持てるか、だな。 魔族じゃないとやはり難しいのか。 [ 魔王と呼ばれるからには魔族だと こちらは何の疑いもなくそう思っている。 実際そうかそうではないかは知らないが これから先の事を考えて、より強くなりたい。 そう思っての問い掛けであった。 尤も、素直に答えてくれるとは 全くもって思ってもいないのだが] (+35) 2020/12/03(Thu) 21:03:38 |
【墓】 盗人 アシュレイ[ 無理矢理爪先で頬を持ち上げられ 片目を眇めて不機嫌な顔。 質問の内容に眉根が寄った。 馬鹿にしてるのかと思いつつ 此処は正直に答えよう] あるに決まってるだろ。 [ ぶっきら棒な言い方で言葉を返す。 金で買う事もあれば、 仲間内(仲間だとは思ってもいないが) の女を抱く事もあった。 とはいえ、すぐに飽きるし 恋人のような存在がいた事はなかった]* (+36) 2020/12/03(Thu) 21:12:17 |
【墓】 盗人 アシュレイ[ 父親はアル中で殴る蹴るの暴力を振るう。 母親は男の尻を追い掛けて、 子供たちはほったらかし。 食事は僅かな残飯だけ。 そんな家庭に育った男には 異性と恋をして、子供を作り家庭を作る。 そんな考えなど生まれる筈もなく。 愛を知らない心は歪むばかりであった]* (+37) 2020/12/03(Thu) 21:21:25 |
【人】 転入生 二河 空澄── 朝:校門前 ── [学校が始まる一時間前には 校門の前に着いていた。 転入生が珍しいのか それとも、もう既にニノマエ家の跡取りに 楯突いたことが耳に入っているのか 登校して来た子らの視線が痛い。] おはよー! って、またか…… [それを跳ね返すくらい大きな声で挨拶すると 視線を逸して そそくさと門の間を抜けていく。 完全にアウェイ。 昨日のこの時間には、まだ この全員と友達になれたらイイな、って おめでたいことを考えていた自分。 たった一日で、驚くほど世界は変ってしまった。] (100) 2020/12/03(Thu) 21:39:07 |
【人】 転入生 二河 空澄[彼の姿を確認した時には 飼い主を見つけたワンコのように駆け寄った。] 真昼くん、おはよっ うん、だいじょーぶ! お風呂の後にもっかい貼ったからね。 [背がぐんと伸びたとしても しばらくは着れそうな 大きめのトレーナーの裾をぺろっと捲って 貼ってもらった時と同じ位置の湿布を見せる。 心配させたくないから 痛むことはナイショにして、にこっと笑った。] (102) 2020/12/03(Thu) 21:41:19 |
【人】 転入生 二河 空澄[共に歩き出しながら それよりさ、と 少し神妙な顔つきに戻して話し掛ける。] オレね。 真昼くんが来てくれるまで 心配で、心配でしょうがなかったんだ。 だから明日は 家までお迎え行っていい? [断られたとしても こっそり木の陰とかから 見守ろうって考えるくらいには 自分の知らないところで 何の手立ても講じることが出来ないまま 彼が傷つくのだけは、どうしても嫌だったから。]* (103) 2020/12/03(Thu) 21:43:38 |
【人】 転入生 二河 空澄── 5分休み ── [向こう見ずな態度を取ってしまったから また鋭い蹴りが来るんじゃないか、と 内心 身構えた。 けど、返ってきたのは 解決の糸口を掴ませることのない 端的で横暴な答えだけだった。>>30] なッ……、 [どう切り返せばいいのか分からずに 絶句して突っ立っていると、あっちへ行けと仕草で示された。 頭の悪い仔犬が 吠えかかってきて面倒くさい、といった扱い。 悔しいけど、 何も思いつかないまま挑んだって 敵わない相手なことは明白で 大ボスが戻る前に 真昼くんの元に辿り着くのが先決だ、と 追い払われるままに、教室へ戻った。] (104) 2020/12/03(Thu) 22:06:32 |
【人】 征伐者 ヴィルヘルム( 冷たい戦乱が心さえ凍らせていたかのように、 凝り固まった情緒は言葉として表すことが出来ない。 揺れる暖炉の炎にもう一つ薪を加えて、 再び机に向かおうとした時だった。 ) [ ────使い鳥の嘴とするには大きい、 硬質的な音色が部屋に反響した。>>99 天候が雹に変わった様子でもない。 敵襲など有り得ない立地と高さだ。 加えて周囲は砦に収容し切れない人員が 軍幕を張っているものだから。 思い当たる前にナイトガウンの裾を翻し、 窓辺へ駆け寄った。 見れば薄闇の中に濡羽色の魚鱗めいたものが光っている。 思わず框に手をかけて、一息に頂点まで押し上げた。 ] (105) 2020/12/03(Thu) 22:07:18 |
【人】 征伐者 ヴィルヘルム[ すると破れた布切れと不規則な黒鱗に覆われた脚が、 それに続いてヒトの輪郭を保った顔が視界に現れる。 血溜まりの如く濁った 瞳 であっても、一度目の当たりにした其の姿を忘れる筈もなく。 吹き込む風に混じる死の匂いは、 彼女が長い長い闘争に身を置いていた事を悟らせた。 ] リヴァイ、お前…… 今晩はまだ三日月の筈──── [ 言い切る前に其れは窓の下枠に脚を掛け、 濡れそぼつ身のまま飛び込んで来た。 寛いだ衣装では一人分の質量以外に抗うものはなく、 衝突した威力に押されるままに後ろ向きに倒れ込んだ。 古びた絨毯から鈍い音が鳴る。 ] (106) 2020/12/03(Thu) 22:08:08 |
【人】 征伐者 ヴィルヘルム[ 振動と共に全身へ打ち広がる様な鈍痛。 痛みには慣れてきたが、頭の中が揺れたまま治まらない。 深い瞬きを繰り返して定まらない視界を確かめるが、 一向に効果は出ない。 言うべき事も、迎える言葉も、募る話も、 沢山あった筈なのに。 瞼の裏に文字通り星が散る有り様では、 “ああ”と短く肯定を返すのが精一杯だった。 ] [ その実、狭義的な“無事”とは言い難く。 命を酷使したお陰で身体は重い上に、 受けた矢傷は今も包帯の内側で疼いている。 取引の『刻限』が迫る身体は、 不可逆で緩やかな衰弱の途中に在る。 ] [ 分厚い生地に冷たい雫が染み渡る。 背へ控えめに回る腕があれば体温は尚更混ざり合い、 腕を広げて迎え入れようとした中途半端な格好のまま 疲労困憊への追い打ちとなった眩暈と戦っていた。 ]* (108) 2020/12/03(Thu) 22:09:53 |
【独】 盗人 アシュレイ/* 女PCと違って、男PCは 思考の傾向が違うから難しいなぁ。 今回は事前に生まれとかも練ってるから 割りとトゲトゲした性格になってる>< (-29) 2020/12/03(Thu) 22:17:07 |
【墓】 魔王 バルトロメオ[瞼の奥。 眼球があるべき部分に広がるのは 光すら飲み込むような暗黒の虚空で。 痛くも痒くもねぇんだが、 当然こっちの方じゃなんも見えやしねぇ] 口達者なやつでさ。 ついうっかり盛り上がって、 あいつが言った "ダンジョン全部を見渡す事ができると良いんですが" って、呟きに "おー?良いぞー?" って返事しちまったんだよなぁ。 そしたらあの野郎、本性あらわしやがってよ。 水晶玉の一つでもくれてやるつもりだったんだが、 俺様の目玉そのものを持っていきやがった。 (+40) 2020/12/03(Thu) 22:51:51 |
【墓】 魔王 バルトロメオまー、確かに俺様には 家も金も力もあるけどさ。 その俺様の所有物な奴隷ちゃんも この家を自分ちだと思ってくれて構わないし。 [オークとか徘徊してるし、 そこら辺中事故物件だが] おちんぎんだって欲しけりゃあげようか? [使える所に行けるかは別として] (+43) 2020/12/03(Thu) 23:24:42 |
【独】 地名 真昼/* はーーーーーーーーむりーーーーーーーー 私そんなちょろくないと思ってたのになぁ…… なんでいつもそんな尊いんだ><むりーーーーーーーー (-32) 2020/12/03(Thu) 23:27:05 |
【墓】 魔王 バルトロメオそんで"力"を手に入れるにゃ、 やっぱ経験とマジックアイテムっしょ。 だからこそ魔術師は開発に心血を注ぐし、 冒険者の皆様方は、奪い取ろうと躍起になるし。 ちな、俺様も人間だぜぇ? うっかり悪魔に騙されて、 眼玉を取られちまうレベルには善良な。 [俺様が魔族だと思ってたのか、と カラカラと破顔して。 まぁ、モンスターを使役してっからなぁ。 要はちょいと才能のある召喚師なんだが 魔術系統に詳しくなけりゃ 魔族と思っても仕方がないだろう。 いやしかしこいつ、素直なやつだな……] (+44) 2020/12/03(Thu) 23:39:21 |
【墓】 魔王 バルトロメオだから俺様の言う事を聞いて がんばって経験を積みゃあ お前さんだってこの程度にゃなれるってこった。 [首輪から伸びる魔力の鎖を、 チャリチャリと指先で揺らし遊びながら。 >>+36少しばかりセクハラな質問を アシュレイちゃんに一つ。 ……いやだってだな。 すげぇ真面目な顔で会話してっけど、 格好、すごいからな!? 服というよりもはやボロ布ってな有り様だし、 >>+29そのせいもあって、動くたんびに 手の平で握れるくらいのたわわな何かが ふるふるしてやがるしさぁ。 これが元男の無防備さってやつか…… アシュレイちゃん、恐るべし……] (+45) 2020/12/03(Thu) 23:47:04 |
【墓】 魔王 バルトロメオま、色々知識があるのは助かる。 恋人ちゃんがいたんなら悪いがな。 お前さんはもう、俺様のだから。 [魔王様は独占欲が強いのである] そんじゃさっそくご主人さまからご命令だ。 ……俺様を誘って、性奴隷として満足させてみろよ。 別に貞操観念なんざ、持ち合わせちゃいないんだろう? 上手くできたら、 美味しいご飯と新しい武器防具をくれてやるよ。 別にその格好のままダンジョンに突撃したいんなら 俺様はそれでもかまわないしなー。 [下手な真似をするようなら、魔力の首輪を締めるも良し。 さっきみたいに宝石越しに身体をいじってやるも良し。 鞭と飴をチラつかせてみれば、果たして──…*] (+46) 2020/12/03(Thu) 23:58:23 |
【人】 終焉の獣 リヴァイ[平民なら兎も角、兵士相手ならば斬り捨てられてもおかしくはない。 さんざ人を喰らった獣の見た目は禍々しいものだったからこそ───元からあった銃痕以外、此処に無傷で辿り着けたのは奇跡に近いのではないか。] [自身が経てきた時間は彼と比較すると激動と言うには程遠いのかもしれない。 大半を診療所で過ごしてきた。 勝負に出たのは最後の一年間のみだというのに 祖国を崩壊させた人生は、屍の数が多すぎる。 酩酊したかのように揺れる意識を支えるように抱えれば、 彼に初めてこの姿を曝け出した時のように倒れ込む。 見た目の変化こそあれど、相変わらず打たれ弱い身体だと思った。] ……喧しい。 月に頼らずお前の元に辿り着く等酷にも程があるわ。 一定時間だけ力を解放しただけだ……直に戻る。 [軋む絨毯に唸り声をあげ、手を床につき、軽く上半身を起こそうとする。 濡れた髪を鬱陶しそうに揺らし乍ら不機嫌そうな声を返した。>>106] (109) 2020/12/04(Fri) 0:01:15 |
【人】 終焉の獣 リヴァイ[瞼が下りそうな怠惰感が全身を襲っているのに、開きっぱなしの窓から吹く風は刺すように冷たく、湿った鱗に叩きつけてくる。 「寒い」と抗議の声を漏らせば相手を片手で抱えたまんまよろよろと立ち上がり、雑な動作で再度閉め下ろす。 温もりを探すように雫を落とし、無抵抗のまま目眩と戦う相手を半ば引きずるようにして彷徨い───寝台を視界に入れればそのまま放り投げた。] ………………怪我は。 (あの子はいつも傷だらけだったから。) [相手に息があったのはひとつめの幸運。 命こそ存在されど、受けた傷の程度をこの目で確認しなければ満足できなかった。 ナイトガウンを邪魔臭そうにはだけさせれば、器用とはいえない鉤爪さばきで相手の身体を暴こうとする。 彼女に下心は皆無ではあれど───側から見れば夜這いと勘違いされていてもおかしくはない。 具合を直接見えなくとも、証明のように包帯が巻かれているのを見ることが出来たならば、そのかんばせは酷く歪んだに違いない。] (110) 2020/12/04(Fri) 0:01:47 |
【人】 終焉の獣 リヴァイ(なんだこの怪我は。 お前は私の獲物だと前にも言った筈ではないか。 文句は決壊したダムのように溢れて止まらない癖に 久しぶりに得た人肌の温もりが酷く身に沁みる。 ……何れはそれも反応が涎を垂らす一因にもなる癖に。 もう与えられる資格などないに等しいはずなのに。) …… 良かった …… [枯れきって流さない涙の代わりに、雨粒が髪を、鱗を伝って滴り落ちる。 文句の代わりに安堵の四文字を並べたのは、隠された本心が漏れ出たもの。最後に残ったたったひとつが失われていないことがただただ嬉しかった。] (111) 2020/12/04(Fri) 0:02:24 |
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