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【独】 使用人 リフル/* ね、寝てただと 死 誘拐事件(仮)パスされたぁあ ええぇシャーリエさま無事でいて そんでオレは頑張ってしにかけるぞ() (-73) 2020/10/03(Sat) 17:42:39 |
【独】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月/* 影だけの友くんと並んでべそべそしとったら福笑い?的な奴送りつけられて、影じゃない2人並んでるからしんだ…… (-74) 2020/10/03(Sat) 17:47:21 |
【墓】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月[カナカナと、ひとりぼっちのひぐらしが鳴いていた。 いつの間にか薄くなったセミしぐれの代わりに、 キョ、キョ、とモズが鳴く。 高くなった秋の空から、オレンジ色の夕日が差し込む。 眩しい図書室の中に、一人の影が立っていた。 あの時>>0:60と同じように、だけど逃げ出さずに、 その人は私を見つめている。 少し違うか。彼には私は見えていない。私に彼が見えないように。 ぺこっとお辞儀をすると、私の影が不自然に伸びた。] ── ユウ君、だよね。 [呼びかけても、返事はない。 仕方ないか。声は影にならないし。] (+4) 2020/10/03(Sat) 19:42:24 |
【墓】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月[吹き込んだ風がカーテンをあおって、 スカートの中を通り過ぎた。 裸の腿をなぞるキンモクセイの香りは、ちょっと冷たい。 スカート下のハーパンを脱いでも、 前髪が割れないように気を付けても、 カーディガンのボタンを可愛いハート型に付け替えたって、 ユウ君には伝わらない。 何となく予想してはいたけれど、 いざ何の反応も無いユウ君を見ていると、 息が苦しくなってしまった。 淋しいけど、泣きそうな顔が見られずに済むのは、助かるかな。 声も表情も分からない人と、どうやって接すればいいんだろう。 何も知らないうちなら、思いっきり距離を詰められたけど。 ユウ君を怖がらせるのが嫌で、お辞儀の後が続かない。] (+5) 2020/10/03(Sat) 19:42:58 |
【墓】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月[やがてユウ君が動きだした。] あ……ねえ、待って! [帰っちゃうのかと思ったけど、ユウ君は椅子に腰かけた。 腕が隣の椅子に伸びて、影だけを引っ張り出す。 のっぺりした椅子の実体と、ユウ君の影を見比べて、 私はゆっくり近づいた。 椅子を正しく影に合わせて、ユウ君の隣に座る。 誰かの隣に座るなんて、どれぐらいぶりだろう。 本棚に映る影は、二人並んでいるのに、隣を見ても誰もいない。 その間にユウ君は鞄らしきものから何かを取り出した。 見えなくたって分かる。 私たちを繋いでくれた、紙一枚分だけ重い本。 それを机に広げて、何かを書いている。 だけど机の上を見ても、黄色い木目しか見えない。 私も鞄から本を取り出す。 机の上に本を置いて、傷んでしまった便箋を広げると、 見つめている間にもコバルトブルーが引かれていく。 その線は複雑に組み合って、言葉になって私に届く。 リアルタイムで紡がれる言葉。 ふと思い立って、その便箋をユウ君の手元に置いた。 ちょうどユウ君が書いてるだろう場所に合わせて。] (+6) 2020/10/03(Sat) 19:44:07 |
【秘】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月 → 二年生 小林 友──そっか、ユウ君、とも君って言うんだ。 ──うそっこ教えたの、お揃いだね。 ──化け物!? ひっどーい! 言っておくけど、友君だってペラッペラのかげんぼだから。 (-79) 2020/10/03(Sat) 19:45:20 |
【墓】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月[ぽんぽんと喋っても、 おーい、と呼び掛けてみても、 耳のあたりにふって息を吹き込んでも、 筆の速度は変わらない。 ああ、本当に聞こえないんだね。 本棚に映る私と、友君。 友君は何かを書いていて、 私はその手元をのぞき込んで、 影だけ見たら仲良しの恋人たちみたいだ。 実際はこんなに遠いのに。 まだ濡れたコバルトブルーを、そっと人差指でなぞる。 私の肌に引きずられて、インクだまりが線を引いた。 指についた青い色。 今、確かに友君は私に向けてメッセージを送っているのに、 それはどこの世界なんだろう。 目を閉じて、ここにいるはずのユウ君を思い浮かべる。 同い年の男の子が、紙面に思いを綴る様を想像する。 私はそれを覗きこんで、時々つついてからかったり、 甘えるみたいに顔を窺ったりして── 再び開いた時には、机の上に紙は無かった。] (+7) 2020/10/03(Sat) 19:46:23 |
【墓】 HNアキナ 本名は 早乙女 菜月[一冊だけの童話集のページをめくる。 さっきまで机上にあった便箋は、 トモ君が挟んだだろう場所にあった。] (+8) 2020/10/03(Sat) 19:48:30 |
【秘】 二年生 早乙女 菜月 → 二年生 小林 友初めまして、トモ君。 言っておくけど、トモ君も真っ黒だからね! ピーターパンから逃げ出した影みたい。 実はね、私もうそつきなの。 アキナじゃなくて、本当はナツキ。早乙女 菜月。 アキナは友だち。 私より女の子っぽかったから、ついミエを張っちゃった。 (-80) 2020/10/03(Sat) 19:49:35 |
【墓】 二年生 早乙女 菜月[私が書いている間、トモ君は本を読む。 音のない読書が寂しくて、 「ぺら、ぺらり……なんてね」って、 ときどき効果音をつける。 シャーペンを走らせるさりさりという音は、 さっきまでは聞こえなかった。] (+9) 2020/10/03(Sat) 19:50:05 |
【置】 二年生 早乙女 菜月『 太郎は、外に出ましたけれど、往来にはちょうど、 だれも友だちが遊んでいませんでした。 みんな天気がよいので、遠くの方まで 遊びに行ったものとみえます。 もし、この近所であったら、 自分もいってみようと思って、 耳を澄ましてみましたけれど、 それらしい声などは聞こえてこなかったのであります。 一人しょんぼりして、 太郎は家の前に立っていましたが── ── 「金の輪」 』 (L0) 2020/10/03(Sat) 19:51:00 公開: 2020/10/03(Sat) 19:55:00 |
【秘】 二年生 早乙女 菜月 → 二年生 小林 友怖い話だよね、それ。 だけど、すっごくこの人らしい話だなって思う。 「千代紙の春」なんて、みんな笑顔で終わったから、 かえって二度見しちゃったもん。そんなバカな! って! (-81) 2020/10/03(Sat) 19:51:40 |
【秘】 二年生 早乙女 菜月 → 二年生 小林 友誰も読まないと思ってたって、トモ君言ってたよね。 たぶん、私もこの本を読まない大勢のうちの一人だったよ。 あの日、トモ君がこの本を取ったから、 私も読み始めたんだもん。 ううん、影だけじゃ読まなかったかな。 怖いし、絵が一枚も無いし。 だけど、トモ君とやりとりしているうちに、 トモ君がどこかでこの本を読んでて、 ちょっと笑ったり、寂しがったり、 本から広がる世界を眺めてる姿を想像したら、 なんかここまで読めちゃった。 (-83) 2020/10/03(Sat) 19:52:59 |
【独】 二年生 早乙女 菜月[トモ君は覚えてるかな。 『この本を読み終えた時に、 「好き」って思ってもらえたら嬉しい』 って言ったこと。 多分ね、そうなると思うよ。 でも今は、読み終えちゃうのを想像しただけで、「寂しい」かな。 きっとそれは、「すっごく好き」ってことなんだろうけど。] (-82) 2020/10/03(Sat) 19:53:41 |
【秘】 二年生 早乙女 菜月 → 二年生 小林 友 (-84) 2020/10/03(Sat) 19:54:12 |
【墓】 二年生 早乙女 菜月[ニュースを見るたびに、チョコの包みをはがすたびに、 本を思い出す。 トモ君のことを思い出す。 トモ君もそうだったら嬉しいな……なんて、 トモ君の感情を確認したがって、 他愛のない話題に逃げた。 トモ君は「話す前に逃げ出したくない」って言ってくれたのに。 だって、こんなに楽しくおしゃべりできてるんだもん。 どこにいるのか、はっきり確認するのが怖いんだもん。 だけど知りたくて、探りを入れるようなやり方で、 トモ君の世界を知ろうとする。 時間は有限なのに。 少しずつ、日が沈んでいく。 私たちの影の、輪郭が曖昧になる。 真っ暗になっちゃったら、トモ君を見つける術はない。 マツムシが、夜の帳を連れてきた。]** (+11) 2020/10/03(Sat) 19:55:02 |
【鳴】 志隈…俺は俺ですが、 上にいる存在とは違いますので、 言った事が真実かは別としておきます。 俺は全ての記憶を持っていますし、 [色の無い声で紡ぐと、球体をまた手入れし始めた。]* (=12) 2020/10/03(Sat) 20:41:25 |
【独】 サティ家次期当主 シャーリエ/* 深夜型にかわる相方ちゃんのかわりに 私が朝型になれば1日1往復のペースは守れる。 >>D35D37 リフルくんは自分が譲ればいいって考え方するんだから! 握るぞ(ぎゅ (-87) 2020/10/03(Sat) 20:59:03 |
【雲】 使用人 リフル[彼女がこの店を嫌じゃないかな、とだけ考えて座った席で、「悪い子」と言われると不思議な気持ちになる。 (おそらく)年下だけど目上で大人っぽい彼女がそんな事を言う様は、どこか色っぽいとでも言おうか。 まぁそれ以上は考えない様にしたから、くっくと笑い返して、 それから左手で悪さも出来たんだろう。 彼女の顔が不機嫌に歪んだが、 そう、そうやって嫌悪してくれれば良い、と思った。 彼女の手は己の手を退ける為に伸ばされたと思ったが、避けるつもりもなかったけどタイミングが重なり、結果として避ける形になった。 空を切った手が可笑しく踊る。 馬鹿にした訳ではないが、 小さく笑ってしまうのは許してほしい] 夢、ねぇ…… [彼女の発想>>D39は、否定もしなかったが頷く事も出来なかった。 そういう一面もあるんだろうが、 そういう綺麗な物語があるのなら、オレの関係のないところでやってほしい、と冷めた喉奥で思う。 夢の方に気を取られて、彼女の中で大事な言葉を聞き捨てた] (D44) 2020/10/03(Sat) 21:25:24 |
【秘】 使用人 リフル → サティ家次期当主 シャーリエ[手が重なる感覚に、それでも彼女の方を向く事はなかった。 ちゃんと見ればよかった。 「要りません」とかわざと突き放す言葉を用意して、 彼女の言葉を無下にして、 最後に聞こえた言葉に、 彼女を振り返ろうとした。 けれど、彼女の顔を再び見る事は叶わなかった] (-88) 2020/10/03(Sat) 21:25:37 |
【雲】 使用人 リフル───!? [突然視界が真っ暗になり>>D43、けれどこれが消灯だと瞬時に理解する。同時に大きな音が鳴ったから。 驚いた彼女の声に、] 落ち着いて、大丈夫ですから。 [と、あくまで冷静に声を掛けたが、 おかしな事に、彼女のどこにも触れられない。 すぐ傍に居る筈なのに。 手の感触が無くなったのは、驚いて離れたのだとはわかるけれど。 お互い動き過ぎて奇跡的な確率ですれ違ってるのか?なんて過ったから、もう身体ごと抱き締める様に近付こうとした己も、相当酔っていたのかもしれない。 けれど、椅子から身を乗り出し、足を踏み出した時、 ガシャン、とどこかで何かが割れる音が聞こえて、一瞬気を取られる。 ……踏み出した足が止まる。 目の前には何もない、と、わかってしまった] ……お嬢様……? [呼び掛けてみても、返事はない] (D47) 2020/10/03(Sat) 21:25:43 |
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