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【人】 宮々 蓮司薄暗い部屋の中。 肌を寄せ合いながら、瀬里の言葉を聞いていた。 相変わらず蓮司さん≠ニ呼ぶ瀬里は、記憶が未だ戻らない。 なぜ二人にそんな違いが生じたのかはわからない。 瀬里にとって、思い出したくない何かがあったのだろうか。 相槌を打ちながら、時折返した言葉に瀬里は首を横に振った。 (142) 2022/05/31(Tue) 6:46:52 |
【秘】 宮々 蓮司 → 雨宮 瀬里俺は瀬里の肌に唇と指を這わせる。 瀬里を欲すがままに、 瀬里が求めるがままに、 恋心を一度失う前がそうであった様に、 深く、深く瀬里を愛する。 瀬里の身体に刻んだ愛と官能を呼び起こすように。 (-23) 2022/05/31(Tue) 6:47:37 |
【人】 宮々 蓮司緩く抱きしめていた瀬里の身体が離れる。 それは、よく知っている赤いマニキュア。 二人を結びつけたきっかけ。 瀬里は知らないまま。 俺はよく覚えている。 「 つけてみたらどうだ? 」 何気なく口にする。 見覚えがあるとも、ないとも言わず。 それがきっかけで記憶が戻るかもしれない。 そう思ったわけじゃない。 記憶の中にある恋を失う前の瀬里がつけていたからでもない。 ただ単純に、瀬里にそれがよく似合うことを知っていたから。* (143) 2022/05/31(Tue) 6:48:01 |
【人】 雨宮 瀬里「 これを? 」 ベッドサイドにはちいさなランプが灯り 赤いマニキュアを僅かな光の中で翳してみせる 殆ど使っていないゆえなのかほとんど減っていない赤を そっと目の前で揺らして 「 似合うかな… 」 …などと。 どちらにしろ週末が終わったら剝がさねばなるまい。 一日、二日くらい指先が赤でも、 なんとなく悪くはない気がした。 (144) 2022/05/31(Tue) 8:42:13 |
【人】 雨宮 瀬里一糸纏わずベッドに寝転がりながら。 灯りは相変わらずあまりないまま 私は爪に色をのせる 「 不思議ね。 前もなんだかこんなことがあった気がしたの 暗い場所だとマニキュアが塗りにくい、って 私、なんだか知ってる気がする 」 大人になってからネイルなんてしたことないのに どうしてか、この感覚を私は知っている 「 でも、普段指に色がついていないから なんだか不思議な感じ。 まるで、別の私になるみたい。 」 色づき艶めく左手の小指と薬指。 二本塗って光に翳して、そうして私は首を傾げる (145) 2022/05/31(Tue) 8:42:38 |
【人】 雨宮 瀬里「 あれ?この赤、最近どこかで、 」 薄れてしまった記憶の中とかじゃない。 最近、どこかでこれと同じ色を私は見た気がする (146) 2022/05/31(Tue) 8:42:58 |
【人】 雨宮 瀬里『 私ね、変わろうと思って 』 それは確かに私の声。 透明な歌声、跳ねるような指の音。 ちいさな灯りが照らす暗がり。 明るい光が私の手元を照らしていて 私の指先が、ひとつひとつ色づいていく (150) 2022/05/31(Tue) 8:44:37 |
【人】 雨宮 瀬里赤く塗られた左手の小指と薬指 見慣れた部屋と匂い いつもの週末 肌で感じる貴方の体温 隣には恋をしている相手がいて、 私は、貴方に向かって 「 蓮司? 」 ……と。一言だけ呟いた。 * (153) 2022/05/31(Tue) 8:46:26 |
【人】 宮々 蓮司『 これを? 』 俺は小さく頷く。 『 似合うかな 』 似合うに決まってる。 『 不思議ね 』 そう、たしかにあった。 俺はスマホを手に取るとライトをつけて瀬里の指を照らす。 そうして、瀬里がようやく目を覚ます。 (154) 2022/05/31(Tue) 9:37:48 |
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