【人】 花嫁の友人 市村 真由美[首筋に、手が触れて。>>57 一歩縮まった距離。 伸ばしていた手が、羽井さんの胸に触れた。] …………。 [昨日と同じセリフ。 私は返事をする代わりに、踵を上げて。 近付いてくる顔に、顔を寄せて、唇を重ねた。*] (59) 2020/08/01(Sat) 13:54:05 |
【秘】 古書店店主 薄氷 智詞 → 灰原 詩桜[ ぐちゅりと、淫猥な水音をさせながら、 熱い肉杭を 狭く、熱く、蠢く、媚肉に押し込んでいく。 心地よさに甘い声が漏れそうで、 何度も声を押し殺しては、深く息を吐くと、 また、ゆっくりと侵していく。] ――ふッ、く、…… [ 君のすべてが欲しい。 呼吸の一つすら、奪うように唇を重ね、 その合間に、微かに、懇願するように愛を囁けば それに、応えるように名を呼ぶ声。] (-128) 2020/08/01(Sat) 14:55:57 |
【秘】 古書店店主 薄氷 智詞 → 灰原 詩桜あぁ――… [ その音に、酷く泣きそうになった。 天色から、ぽたり、ぽたりと、汗ではない雫が落ちる。 自分が嫌いで、他者に興味がなくて それでも――寂しくて、冷たくて、寒くて、 家族は愛しているけれど、それでは足りなくて。 他人を愛してみたけれど、それは偽でしかなく。 ずっと避けていたものに触れられて、 ずっと欲しかったものを与えられて、 ――――満たされる、 ] (-129) 2020/08/01(Sat) 14:56:00 |
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