IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。 (a31) 2022/12/18(Sun) 19:08:08 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ── 回想:震える掌、揺れる心 ── [ 向けられた笑顔に>>10 洋館に来たばかりの時を思い出す。 ヴェルトに叱られ彼の元に行って 明らかに自分自身が原因であるのに、 受け入れ笑ってくれた頃。 年は一つしか違わないけれど 時折、何歳も年上のように思えてくる。 それほどまでに、貴方を信頼し、信用しているから。 でも、普段話している時は 冗談を交わし合う友人の関係で居ることが出来て。>>11 館に来た時、既に君が居てくれて……良かった。] (110) 2022/12/18(Sun) 19:11:51 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ……わからない。 でも、僕が初めて来た時のヴェルトさんは 良く知るヴェルトさんだったと信じたい。 僕が来る前から……シンくんが知る頃のヴェルトさんも きっと……そうだと信じたい。 うん……そうだね。 [ 男が洋館内で、弱みを見せることの出来る者は それほど多くない。 自分自身の弱さを自覚していながら “聖職者ごっこ”で人の悩みを聞き、 助言を与えているものだから 「弱みを見せる訳にはいかない」と 背伸びをし続けているのだから。 その中でも彼は数少ない、 弱みを見せられることの出来る者だった。 だから、漏れてしまった問い>>2:273は 聡い彼の読み通り>>13、本心に近かった。] (111) 2022/12/18(Sun) 19:12:22 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ 「幸せになれないかもしれない」>>14 「世界は滅びないかもしれない」>>16 提示される二つの可能性を黙って聞く。] そうだよね……。 このまま箱庭へ行ったとしても 幸せになれるかは分からない。 それに、神の云う幸せと、僕達の考える幸せは 違う種類のものだと思えるんだ。 人と神は違うから 僕達の理解に及ばないことを、考えているかもしれない。 [ 既に世界各地で崩壊の口火が切られており この後、現実を目にすることになるのだが>>2:274。] (112) 2022/12/18(Sun) 19:12:44 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ……神は、僕達が反対すれば 壊すのは止めにすると云ったけど。 既に壊し始めてから、今更何言ってるんだ……と思う。 でも……今この時に滅びなくとも 神はまた、同じ選択を突き突けるかもしれない。 それが、僕達が生きている時代かはわからない。 もしかしたら、何百年後も後の 僕達の子孫の時代になるかもしれない。 ただ、問題を先送りするだけでしか無いのかも、って。 だから、言い分も分からなくはないな、って……。 [ 俯いたまま、表情を見せる事無く語る。 添えられた手の震えが、再び大きくなり 声は徐々に窄んでいく。 “今は”世界は滅びなくとも 未来に滅んでしまうのではないか、と。 滅びに理解を示し、揺れている本音を隠さず告げた。 告げることを出来たのも、弱みを見せることの出来る ] “兄さん”であり、“友”である君だから。 (113) 2022/12/18(Sun) 19:13:41 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ……え? どうして僕が……? [ カルクなら出来るかも>>17と言われ 俯いたままの頭を上げ、彼をの顔を見た。 最初は宗教の新たな教えを作るまで理解が及ばなかったが、 宗教のことと言われ、漸く理解に至る。 そして、自分は両親に愛され、守ろうとしてくれたこと。 自分もまた両親を愛し、守る為に館に来た、と 改めて彼に半生を語った。] この先、世界が存続したとしても、 後世に憂いを残さない為にすること。 それを為すために立ちはだかる壁は、 きっと多いんだろうね。 ………。 (114) 2022/12/18(Sun) 19:14:09 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ かつてこの魂は破壊を望んだ。 結果、箱庭は破壊し現在へと至る。 後世への先送りと言うならば 今を生きるこの時代も、僕達もまた 箱庭時代から先送りされたのではないか。 ……少なくとも悩むならば。 明日すぐ崩壊、はあまりにも性急過ぎるのではないか。] (115) 2022/12/18(Sun) 19:14:25 |
【人】 X『教皇』 カルクドラありがとう、シンくん。 今この時、話が出来て良かったよ。 シンくん、やっぱり僕達の兄さんなんだな……って。 [ 彼と話をしたことにより 思考に新たな風が流れた気がした。 そして漸く、微かであれ笑みを浮かべることが出来た。 無理に作ったものでは無い **] きっと、君が見慣れたはずの笑みで ──本心からのもの。 (116) 2022/12/18(Sun) 19:14:51 |
【独】 XIII『死神』 タナトス/*多分カルクドラとは共有してるものが多いはずなので 分かり合える道はある気はしている が、腹立つこと(?)をいいたかった 腹立つこと(? (-37) 2022/12/18(Sun) 19:19:55 |
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。 (a32) 2022/12/18(Sun) 19:20:18 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ[>>23>>45一体誰が、手を貸してくれたか。 先生を運び込んで少し落ち着いたなら、その協力者に今の思いを聞いたろう。 世界の崩壊と箱庭の創造、どちらを選ぶのか。 世界に守りたい人はいるか。 どちらの結論に至ったほうが、意見がまとまりやすいか。 もらえた答えがなんであっても、ユグはいったんすべてを受け止め、聞き入れるつもりでいた。 それがあなたの答えなら、尊重したいと言いながら。 そうして、今まで得た答えたちと照らし合わせながら、思い悩み。] (117) 2022/12/18(Sun) 19:27:05 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ……先生。お目覚めになられたらアリアに診ていただけるように、話をつけておきますね。 少しの間、失礼します。 [眠る師の顔にそう告げて、そばを離れる。 薬草園にいる、と思っていたから、思わぬ不在にやや走り回ることにはなったかもしれないが>>2:126。 それはまた、時として誰かの話を聞くきっかけになったかもしれない。] (119) 2022/12/18(Sun) 19:28:00 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ[そうして、静かに寝息だけが満ちる部屋にまた、戻り。 先生の傍に椅子を引き腰掛けて、寝顔にゆっくりと、語りかける。] ……先生、僕は、もうわからないのです。 (120) 2022/12/18(Sun) 19:28:42 |
【人】 XII『吊された男』 ユグかみさまのおそばにあるために、かみさまの喜ぶ顔を見るために、いつか箱庭に行くのだと思っていたのです。 それは証持ちの魂の望みなのだと思っていました。僕の中の大きな望みでもありました。 皆が穏やかに暮らせる環境を維持し続ければ、その日がやってきたとき、皆喜んで新たな箱庭に行けるのだと。 今朝『世界』がやってきたとき、僕は心底喜んで、すぐにも箱庭へ、と思い回答しました。 皆、そうなると思っていました。 (121) 2022/12/18(Sun) 19:29:14 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ――でも、考えてみればおかしな話なんです。 僕らは前世の箱庭の子ではないから、同じ過ちを繰り返さず、先人に学んで、新しい暮らしを作れると言うくせに。 昔の約束を守って、証持ちなのだから箱庭に行くことが幸福だなんて。 それぞれ違う人だと言いながら。 そんなはずないのに、わからなかった。 僕には、それしかなかったから。 [ただ、いつか幸福な暮らしが待っているのだと信じて、それだけのために生きてきた。 そこに自我などなく、守るべき地上の暮らしなどなく。 『吊るされた男』の魂に刻まれたままに、滅私奉仕の精神だけで、ここにいる。] (122) 2022/12/18(Sun) 19:30:53 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ先生。 僕は……あのひとの代わりであろうと思っていました。 ここにいる証持ちたちを愛し、慈しみ、ときに不和を解消し、整え、守り、救いになりたいと思っていました。 そうして、あのひとを待っていればいずれ――と。 きっと、そのために僕のことを避けているような人も、いたかもしれません。 ゼロなんかは、特に。きっと僕が『吊るされた男』でなかったとしても、僕らは仲を違えていました。 [それは、先程の会話でも強く実感した。 そして、あの会話はある意味大きく、ユグの価値観を変えた。] (123) 2022/12/18(Sun) 19:31:36 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ……でも、ねえ、先生。 僕は、あのひとの愛が届かないから、代わりに皆を愛しているのとは、違ったのです。 僕は―― [ゆっくりと、話しながら。 知らぬ間に自分自身も疲れが溜まっていたのか、うつらうつらと船を漕ぎ。 寝顔に語っていた告白は、いつしかもうひとつの寝息に消える。消えてしまう。] (124) 2022/12/18(Sun) 19:32:08 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ先生。 僕は、この洋館にいる皆が、好きなのです。 その人がたとえ、僕を厭わしく思っていたとしても。 僕の知らない穏やかな世界をくれた皆が、ここの生活が、皆の声が、ときどき小さないざこざがあっても、それぞれ生きて、どこかで笑って。 そんな今の証持ちの皆が、好ましいのです。 (125) 2022/12/18(Sun) 19:33:15 |
【人】 XII『吊された男』 ユグもちろん、いざこざがない方がより素晴らしい、と思いますが。 そうあれるのならば、何よりいいとは思うのですが。 それは抑圧された仮初で、自由ではなく、よって幸福ではなく、疎ましくいずれ綻びるというのならば、もう。 あのひとの言う幸せをなぞらなくともよい、とすら思うのです。 きっとこれは、僕のはじめて得た自我なのでしょう。 (126) 2022/12/18(Sun) 19:34:19 |
【人】 XII『吊された男』 ユグけれど、もう、時間がないのです。 僕らの考えは、ひとつにはまとまらない。 まとめることは出来ないのなら。 僕の大切な証持ちが、いちばん悲しまない答えは、何なのでしょうか―― (127) 2022/12/18(Sun) 19:35:02 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ[寝台の縁、両腕を枕に眠っているユグを起こしたのは、あたたかな手のひらだった>>67。 ゆっくりと意識を浮上させて、はっと目を見開く。] ――! すみません、先生。 お目覚めですか。アリアに話をつけてあります、呼びに―― [早口でまくし立てかけて、まだ手のひらが髪を撫ぜているなら、飲み込む。] (129) 2022/12/18(Sun) 19:36:26 |
【人】 XII『吊された男』 ユグいえ、時間は、よいのです。 考える時間は、たくさん得られました。 先生こそ、お加減は大丈夫ですか。 [刻限の日に。 なってしまった。答えを出さないといけない。 今頃世界は、もっと滅びに近づいているのかもしれない。 時間のなさにやや表情を曇らせるも、ゆるく振り払い。] (130) 2022/12/18(Sun) 19:37:14 |
【人】 XII『吊された男』 ユグ……はい。先生のお話も、聞かせて下さい。 献立の話でも、構いませんが。 よろしければ、今のお気持ちを聞けたら、もっと。 [いろいろな人の話を聞きもしたけれど、まだ足りているとは言いづらく。 何よりも皆の顔を見たいと思っていたのもあり。 先生が謝罪の旅、ないしその他証持ちと話をしたり茶を傾けたりと時間を過ごそうとするならば、まるでいつかの痩せこけた子がずっとそうしていた日のように、ぴったりと傍を離れずに、ついて回ろうとするだろう**] (131) 2022/12/18(Sun) 19:37:29 |
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