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【秘】 小夜啼鳥 ビアンカ → どこにも行けない ヴェルデずっと面倒だったしうざったかった。 さっさと目の前から消えてほしい。 「生意気なガキ」 ああ、ガキは嫌い。 あなたのついた悪態に、なぜだか、嬉しそうに眼を細めて、 にんまりと笑って。 ↓[1/2] (-124) 2022/08/18(Thu) 13:23:18 |
ビアンカは、あの日。 「知ってる」 と、笑って。 (a4) 2022/08/18(Thu) 13:23:30 |
【秘】 小夜啼鳥 ビアンカ → どこにも行けない ヴェルデ↓ 「あんたさ、まだそんなの読んでんの? 一回読んだら、もう終わりじゃないの?」 いわれたとおり手を離したのに。 はい、と──あなたに、手を差し伸べた。 あなたがその手を取れば、ゆらゆらと手を引いて歩き出す。 たよりなく、細く、非力な手で、ゆらゆら、と。 [2/2] (-125) 2022/08/18(Thu) 13:24:57 |
【秘】 小夜啼鳥 ビアンカ → 暗殺屋 レヴィア夜の海の如く暗い店内を、夜光虫のような間接照明がささやかに照らしだす。 扉が開いたのを見て近づいてきた店員が、 ビアンカの名前を聞いて顔に笑みを張り付けた。 あなたがこの店の業態をどこまで知っているかは分からないが、 営業用のスマイルが店頭にまだ並んでいるくらいには、 しっかりとした店のようだ。 「少々お待ちください」、との言葉とともに、入り口から少し区切られた位置の椅子を進められる。 背の低い仕切りでも、沈み込むほどに柔らかな椅子に腰を下ろせば周囲から視線を隠すだろう。 そこに座ったとしても、座らなかったとしても。 さほど待つことなく、ひとりの女が店の奥から姿を見せる。 モノトーンのフリルワンピースに、薄暗い中でも目立つ明るめのメイク。 細長い足が、ゆったりとした歩幅で近づいてくる。柔らかいカーペットに足音は吸い込まれて、衣擦れの音だけがいやに目立った。 その女は、一瞬あなたの全身に視線を走らせて──それから顔を見て、にっこりと笑った。 「お待たせしました。 ビアンカです、……はじめましてだよね?」 (-126) 2022/08/18(Thu) 13:34:44 |
【神】 鳥葬 コルヴォ【ノッテアジト】 誰の差し金か、誰の思惑か、何が目的か。 なんてのは結局、飽くまでも 使い走りに過ぎない掃除屋の考える事ではなくて。 「少なくとも、今日明日は漸く余暇がありそうで」 仇の所在が明らかになれば、また忙しくなるだろうが。 死体が上がるという事は、その死は烏には故無い事だ。 独り言ちて、疎らに解散へと向かう会議を傍観していた。 それにしても。 姿の見えない上司の内一人は何処で何をしているのだか。 別に、疑っているわけでもないのだけど。 (G15) 2022/08/18(Thu) 13:39:59 |
【独】 鳥葬 コルヴォ/* >>G15 メチャクチャ欺瞞〜〜〜〜〜なんですけど まあコルヴォ・ロッソとしては故無い事……でもあるので……多分… 個人的に依頼された事を個人的にやっただけだよ!欺瞞だが? (-127) 2022/08/18(Thu) 13:46:56 |
【人】 デッドヘッド ヴェネリオ【裏路地】 「―― Dannazione!! あいつ早まってないか。俺にまで連絡がひっきりなしだ」 よれたスーツをだらしなく着こなしながら頭を抱えて路地裏にしゃがみこむ。 酔っぱらいにしか見えないその姿で、何人もの部下からの慌てたような連絡をさばいていた。 勿論甘ったるい個人の選択肢は与えない、この状況に必要なのは統制である。 「ドナートの指事に従え、何があっても絶対だ。 俺から言うことは――」 内部のこびりつきを探している内に空気は塩水がぶっかかったような状況に一変。見つかったのは一欠片の情報と、既に取り戻すことのできないアルバとノッテの深い溝だった。 男の言葉は後にノッテの会議室へと通達はいくだろう。 「裏切者はいたのか、って聞いたな」 「うちにそんな輩は いないよ 」少なくともこれまでには。 (15) 2022/08/18(Thu) 14:29:46 |
ヴェネリオは、知っていたはずだ。 (a5) 2022/08/18(Thu) 14:31:44 |
ヴェネリオは、どうしてお前がと、咲って。 (a6) 2022/08/18(Thu) 14:33:11 |
ヴェネリオは、その夢を酷く否定したくなった。 (a7) 2022/08/18(Thu) 14:33:38 |
【神】 デッドヘッド ヴェネリオ【ノッテアジト】 ずいぶん遅くに、会議室に届いた一人の幹部からの言葉はこうだ。 『ノッテに裏切り者はいない。 アルバにもそれは見つけられなかった。 殺害は他国の間者によるものである。 これまで通り情報の漏洩と侵略を強く警戒するように』 代わり映えのない、数日言われ続けていることに断定を用いただけの台詞。 ヴェネリオは報告に一切嘘を混ぜなかったが、その代わり誤魔化す必要がない事実を一つを隠し、誰にも知られぬようにしようとした。 両ファミリーにも裏切りはいない。 つまりそれは、 互いの面子を潰しあっていることに他ならない。 その事実が明確であることをさらせば全面抗争である。 ならばそれ以上の事実で上書きしてやればいい。 被害を最低限にするには、こうするしかない。 《ゴミ》を増やすのは誰にとっても迷惑だろう? 『大人しく甘いもんでも食べて情報を集めていてくれ。 手向けの花を添えられたくなかったらな。 これは命令じゃない、頼みだ。以上』 (G16) 2022/08/18(Thu) 15:00:49 |
ヴェネリオは、手向けの花一つ贈らない。 (a8) 2022/08/18(Thu) 15:03:11 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 陽炎 アベラルド「そいつは重畳。今夜は珍しくツイてるらしい」 この後どんな不運があるかわかったもんじゃありませんね。 心にも無い事を言って、白々しく笑った。 至って他愛の無い世間話のような調子の声は、 けれど静かな路地にいやに響くようだった。 「こんな仕事が回って来る時点で、互いに運は無いらしいが」 「嫌な仕事だ。掃除屋が『ゴミ』を作るなんてのは、 あんたも世も末だと思いませんか」 掃除屋コルヴォ・ロッソ。 嘗ては中立に、そして今はノッテ傘下にある死体処理係。 烏は捕食者の喰い余りを啄むものであり、自ら狩りは行わない。 それが殺しまで行うはめになっている惨状が、今だ。 「俺は受けた依頼について詮索しない主義だもんで、 実際の所がどうかなんてのは、知りませんけど。 あんたか、それとも俺か。 いったい何やらかしちまったんでしょうね」 こんな損な役回りを演じるはめになる理由があったのか。 或いはただ、運が無かったのか。 真相なんてものは何れも定かではない事だ。 結局の所、これは何処までも無駄話でしかない。 (-129) 2022/08/18(Thu) 15:04:19 |
【秘】 鳥葬 コルヴォ → 陽炎 アベラルドそこで一度言葉を切り、あなたの答えを待つ暫しの沈黙。 それに答えがあったとしても、無かったとしても。 何れにしても、掃除屋はその後に再び口を開いて、一つ問う。 「そんな運の無いあんたに聞きたい事があります」 何処か諦めたような、軽薄な口調も表情も変わらないまま その声色だけが少しばかり硬くなる。 途端にその場の空気は変質し、けれどまだ銃は構えない。 「死体を残すのと消えちまうの、どっちが好みだ?」 「俺は生きてる奴は嫌いだが、 死んだ人間にはそれなりの敬意を払う主義でもある」 「餞別だ。最期くらい好きな方を選ばせてやる」 あなたが問いに答えたら、この無駄話はそこでお終いだ。 この名もなき掃除屋は、何処までも運の無い男だった。 人生の半分近くをただ死ぬ為に生きて来たにも関わらず、 いつだって死ぬのは自分ではなく周囲の人間ばかりだった。 こんな仕事を引き受けたのも、これで死ぬ事ができるなら。 頭の片隅にそんな考えがあった事は確かな事実だった。 けれどどうやらそんな人間が、今更都合良く死ねる筈も無かったらしい。 (-130) 2022/08/18(Thu) 15:06:17 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 永遠の夢見人 ロッシ「情報屋にひとつ仕事を頼みたい」 ジッポサイズの小箱を出しながら、男は言う。 箱の中身は、ブルーグレーのアイオライトが嵌ったスタッズピアスだ。 「これを……アルバの殺し屋ソニーからもらった。 変に胸騒ぎがするんでな、アイツが俺に変なことをしていないか調べて欲しい」 /* もしかすると、能力行使のロール的宣言か?と思っての質問です。これを受けてこちらの能力行使を変更する類のものではありません。 あくまでロールのフックにできればと思っています。 教えれないということであれば、わからないとしてくださって構いません (-131) 2022/08/18(Thu) 15:56:53 |
【秘】 銀の弾丸 リカルド → 無風 マウロ/* PLにて失礼いたします。 蘇生ロールを始めておいて問題なさそうなので相談にあがりました。 どのようにして復活したいかご希望はありますでしょうか。 こっちで考えていたのは、瀕死のところを救出、替え玉を置いて匿っていた。 リカルドは医者の家に貰われていた経緯から薬と医療知識があるのでそれを駆使して助けた。 なんですが……それだと急にぴんぴんして動いてるマウロは何かおかしいなと思っており。 そちらの希望をいくらか聞ければと思っているのです。 なんかすごい薬を手に入れたとかくらいは可能かとはおもうのですが……。 (-132) 2022/08/18(Thu) 16:07:20 |
【人】 銀の弾丸 リカルド【マウロの部屋】>>13 ラウラ 思い出の写真は、貴方の胸に。 普段見られないような、柔らかな笑みを垣間見て「あぁ」と頷く。 貴方なら、きっと約束を違わず写真を本人へと渡してくれるだろうことを信じている。 だからそれは、俺やツィオの仕事ではないのだと思う。 「あぁ、もう大丈夫そうだな。ゆっくり読んでくると良い」 手紙の話を切り出せばそう言って、ラウラが手を冷やすのをやめ手紙を読んでいる間、俺は部屋を見物していた。 あまり物が置いてない生活感がない部屋は、それでも煙草のほのかな香りが確かにマウロがここで生活していたことを証明している。 自分の部屋も大差はないが、本当にマウロらしい冷たささえ感じられる部屋だ。 最後にマウロと顔を合わせた時のことを思い出しながら、小さく息を吐いて、スプリングを軽く軋ませベッドに腰掛けた。 「アイツは本当に……人の話を聞かぬやつだ」 いや、本当は聞いていたからこそ、無理せずラウラを動かしたりしていたのだろうが。 それでももっと、俺やツィオを頼ってくれても良かったのにと、そういう思いがどうしても頭を離れない。 (16) 2022/08/18(Thu) 16:36:26 |
【秘】 永遠の夢見人 ロッシ → 花で語るは ソニー/* 御機嫌よう、運営です〜! 情報屋のお仕事のあれそれの確認で参上しました。 もったいないおばけ様から「ソニーがリカルドに本日何かしらの能力行使をするつもりか否か」を確認するロールをもらいました。ピアスを見せてくれたんよ。あくまでロールフックにできればとのことです。 (教えられませんを含む)伝達内容を受け取ってこちらからリカルドに渡すか、強い筋肉の描き方様にパスするかかな?というところです。如何致しましょう? (-133) 2022/08/18(Thu) 16:49:49 |
【秘】 花で語るは ソニー → 小夜啼鳥 ビアンカ手を引いて、道を開けて。まるで恋人同士の逢瀬のような距離。 ネイルの引かれた両手をとって向かい合って、この国らしい頬を寄せるような挨拶を。 それが欺瞞であったって、媚であったって。同じ囲いの中の貴方に向ける 銃口 はない。「楽しみにしとく。 ……気をつけて」 店まではそう距離のない地区だ。 送っていってもいいけれど、店にまで余計に緊張が伝わってしまうだろうから。 あとは彼女に任せて、自分は車に乗り込む。 もうじきマジックアワーが夜になる頃のことだった。 (-134) 2022/08/18(Thu) 16:58:32 |
【秘】 花で語るは ソニー → 永遠の夢見人 ロッシ/* お疲れ様です。強い筋肉の描き方です。 するど〜い! 4日目の監視先はリカルドさんです。 PL単位の話ですし、嘘をつくのもあまりよろしくないので、 ここは「YES」とお伝えいただければ幸いです。 ついでで添えていただきたいのですが、「ピアスには何も仕込まれていません」とも。 贈り物自体はもうこちらは手放したものなので、好きなようにロールにお使いください〜。 能力行使先の連絡も含めそのようにお願い致します。よろしくお願いいたします! (-135) 2022/08/18(Thu) 17:02:44 |
【墓】 家族愛 サルヴァトーレ>>3:45 アベラルド 「君の方こそ。流石だね、ぴったりだよ」 「きっとあの子も気に入ってくれる。ありがとう」 笑みと共に尋ねられた問いには、苦笑にも似た微笑みをもって返した。 「……参ったな」 「色男にそう勧められちゃね。頂こうかな、お願い」 降参! と示すように大袈裟に肩を竦める。おどけて、砕けたた仕草だった。 なめらかに品物をラッピングしていく手元を見つめながら財布を取り出す。一瞬だけ往来に目をやって、また戻した。 「勿論、お手本のようなお祭り騒ぎさ。君は?」 (+7) 2022/08/18(Thu) 17:08:10 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → piacere ラウラ/* 穏やかでしたね! ラウラちゃん、礼儀正しく可愛かったです! 了解しました〜! あまりにも探られ続けたら今度はこちらから口を出す可能性もあるなと思っていたんですが、死人に口はないので……言う前に死んだんだろうな! と思います。なのでこちらからも特に、ですね。勿体ない気もしますが…… では、ひとまず締めということで宜しいでしょうか。お付き合い頂きありがとうございました! (-136) 2022/08/18(Thu) 17:11:14 |
【秘】 家族愛 サルヴァトーレ → ノーモアベット マキアート/* こんにちは。 再び日を跨いでしまってすみません。どうしようどっちも死んじゃったなという気持ちです。 よければバーでお話するくらい出来ないかなあと思うのですが、どうでしょうか。相変わらず返信速度はあまりはやくないと思うのですが、それくらいなら出来ないかなあ、という気持ちです。 (-137) 2022/08/18(Thu) 17:14:53 |
【秘】 花で語るは ソニー → ショウダウン ヴィオレッタ/* なんでこうなっちゃったんだろう もう男がオレしかいないょ いなくなりびとに比べればどうしても頼りないとは思うんですが、 アルバの子たちのことはなんとか最後まで守っていきたいですね…… こちらこそありがとうございました! (-138) 2022/08/18(Thu) 17:16:11 |
【秘】 永遠の夢見人 ロッシ → 花で語るは ソニー/* あいさい、YESもピアスの件もそのようにお伝えしますね。 能力先の行使についても把握しました。ありがとうございます! そんなところで。引き続きおたのしみくださいませ〜〜Ciao! (-139) 2022/08/18(Thu) 17:27:21 |
【神】 花で語るは ソニー【アルバアジト】 少女からの連絡はあったものの、あれから姿は見えず。 ソルジャーには、失くしたものが大きすぎたようで。 アソシエーテは店の報告がなければ、寄り付きもしないだろうから。 見開いた目は床材を毛羽の一つ一つが見えるほどに凝視して、頭の中は冴え切っている。 或いは焦りやそれ以外の何かが頭の中をパニックにさせているのかもしれない。 息を吸って、吐いて。顎から汗がひとつ落ちた。 改めて、同じ立場の者やソルジャー以下の男達へと指示を飛ばす。 「……女子供達の身柄や居所を確保しよう。 あの人達ならそうするはずだ。ボスも、そうだろう。 身の守り方もわからないような彼女らは、けど抗争とは無関係だ。 可能な限り身をおくところも、安全なほうへ避難させられるように」 娼館やカジノは他のスタッフがいるだろうから、大事には至らないはずだ。 残るは、と。考えて、考えて。自分がすべきことに頭を巡らせる。 「探してくる。何を望むにせよ、それからだ」 (G17) 2022/08/18(Thu) 17:31:05 |
【秘】 情報屋 ロッシ → 銀の弾丸 リカルド調べることでもないな、とでも 言っているかのようだった。 そして目覚めたあなたは、感じた胸騒ぎが 杞憂ではないことを確信できていただろう。 /* 強い筋肉の描き方に確認を取って来ました。 ソニーはリカルドに今晩能力行使をする予定だそうです。 また補足として、ピアスには何も仕込まれていないとも。 好きなようにロールにお使いくださいとのことです〜。 (-140) 2022/08/18(Thu) 17:40:16 |
【人】 piacere ラウラ【マウロの部屋】 >>16 リカルド様 便箋に書かれているのは、仕事に対するメモ──アドバイスで。 床に転がるいくつかは書き損じたものなのだろうかと察せられる。 どうしてこんなものを?答えは……答え、は。 ──便箋に小さな雫の跡が作られた。 視界が滲む。 「……、っ」 己の感情に理解が追いつかず、口の端から震える吐息が漏れる。 それらが自身が零したものだと言うことさえも、信じられなくて。 近くにいる貴方に気付かれないように、 また 乱れてしまった呼吸を整えるために深く息を吸う。はく と口を動かす様は餌を求める魚のようで、何だか滑稽にも見える。 写真立てを握る力は僅かに強まり、1度落ちた雫は止められない。 顔を歪めることなく落ちていく涙は、本当に女の意思ではないように思えてしまうが……。 ゆっくりと、背が丸くなる。肩が震えることも抑えられない。 それから少しして、カタンッ と音を立てて写真立てがサイドテーブルに置かれた。 女は、……ラウラは──────。 (17) 2022/08/18(Thu) 17:49:34 |
ラウラは、両手で顔を覆う。涙を流すのはいつ以来だろう。 (a9) 2022/08/18(Thu) 17:50:09 |
ラウラは、この気持ちの名前を知らない。…胸が痛い。 (a10) 2022/08/18(Thu) 17:51:26 |
【秘】 小夜啼鳥 ビアンカ → 花で語るは ソニー触れ合った体温が、鼓動が、吐息が。 香水のように互いの身体にまとわりついて、きっと暫くは残り続ける。 そう信じるかのように、もう一度頬を摺り寄せて。 「はい。またね」 車の窓越しに、恋人のように微笑む。 バック・ミラーに自分が映る限り、そうして振舞う。 あなたの前であるかぎり。 ↓[1/2] (-141) 2022/08/18(Thu) 18:01:41 |
【秘】 小夜啼鳥 ビアンカ → 花で語るは ソニー↓ 「………またね」 太腿には、ごつごつとした金属の感触。 女だって、ホルスターをさせば――いつでも銃がそこにある。 [2/2] (-142) 2022/08/18(Thu) 18:02:01 |
ビアンカは、「またね」と繰り返した。 (a11) 2022/08/18(Thu) 18:02:26 |
【人】 小夜啼鳥 ビアンカかつ、かつ、かつ。 石畳は今日も、リズミカルに音をたてる。 女は今日も、傘を片手に街を歩いていた。 かつ、かつ、かつ。 かつ、かつ かつ 。ときたまよろめいて、こけそうになりながら。 目許を覆い隠すほどの濃いアイシャドウを、燃え盛るすい星のように曳いて。 眸だけは真っ直ぐに、前を見る。 かつ、かつ、かつ。 ビアンカはこの街で、石畳がたてるこの音が好きだった。 それ以外は、みんな嫌いだった。 (18) 2022/08/18(Thu) 18:04:40 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 小夜啼鳥 ビアンカ案内された椅子に座る。 足をそろえて、手をその上に乗せて。 ゴシックな服装に身を包んだ、可憐な容姿の女は、 ともすれば精巧な人形のようにすら見える。 ぴくりとも動かない表情が、尚更にそれを助長して。 営業スマイルを見送って、視線だけで店内を眺め見る。 小柄な女では、敷居の外の光景はほとんど見えない。 精々照明一つ当りがどれほどの範囲を照らすのか、とか。 カメラは何処かに設置されてるのか、とか。 その程度の事しかわからない。 やがてこちらへと歩いてきた貴方を一瞥だけして。 右手の中指に、透明な細い糸。 袖の中に繋がっている。 「えぇ、初めまして。」 「何かをしに来たわけじゃないの。」 「渡すものがあっただけ。」 そうして、白いシルクグローブを付けた手が。 懐、内側の胸ポケットに伸ばされて───── (-143) 2022/08/18(Thu) 18:10:14 |
【秘】 暗殺屋 レヴィア → 小夜啼鳥 ビアンカ──貴方がそれを警戒して何か行動を起こしたりしなければ。 女はそこから、裸の紙幣を数枚取り出す。 金額にして、300ユーロほど。 くしゃりと皺がついてる様子を見るに、 元は小さい隙間に押し込められていたのだろう。 「貴方に渡してほしいと言われたわ。」 「借りてたから返したいって。」 淡々と告げて、それを左手で持って差し出した。 (-144) 2022/08/18(Thu) 18:13:43 |
レヴィアは、今日も鎮魂歌を店で奏でている。 (a12) 2022/08/18(Thu) 18:18:05 |
【秘】 どこにも行けない ヴェルデ → 銀の弾丸 リカルド「そ。おれずっと、クローゼットの中に入れられてたからさ」 「今、こうやって好きに出歩ける方が、ヘンな感じ」 声は変わらず平坦に。本当にただ、不思議そうに。 感覚が麻痺している。 或いは、元より欠如している。 けれど満たされたことがなければ、欠落を認識することはむずかしい。 「……ん。それも、覚えとく」 心配してくれている、のだろう。 それを理解して、それでも、その真心の受け取り方がよく、わからないから。 できるのはいつも、惑うように曖昧に笑うことだけ。 どうやらあなたの夢はまだ、叶わないままであるらしい。 もう永遠に叶うことがないのだとは、その口振りからは窺い知れない。 「そっか、……大人になっても難しいんだな、世界って」 こんな会話の中からも、少年は世界の広さを知り、人間に近付く。 (-145) 2022/08/18(Thu) 18:27:47 |
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