情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【秘】 戸惑い メレフ → 褐炭 レヴァティ (-79) 2021/06/05(Sat) 2:49:52 |
【赤】 褐炭 レヴァティ「んー? とりあえずお茶会はええですよ〜」 あっさりとした了承。それから、少し渋って。 「卒業後の話、俺はしたくないんけど……まぁこの際ええか」 ルヘナに聞かれている可能性を考えたが、 図書室で話した時とも随分前提が変わった。 「俺は卒業したら"幽霊"になりますよ。 外には行きません。ここ以外に行きよらん」 「やけんセキレイがここに居りよるんなら、 結構な数お茶会出来ますよ。 それこそ、団長さんが卒業するくらいになってもね〜」 (*18) 2021/06/05(Sat) 2:57:55 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>@37 愛しい双子 「うん、うん。大丈夫。ちゃんと見ているよ、カストル。ポルクス」 嬉しそうに水色の瞳が細くなる。教師というより、親のような穏やかさを湛えて。 お茶セットの片付けの手際の良さを感心しながら見守っていたが、お土産を受け取ると少しだけ呆気に取られたように目を丸くする。 「お土産まで貰えるなんて。二人はしっかりしているね。ありがとう、機会があればまた来るよ。 私も二人が泊まり込みで野外学習出来るよう頑張って先生達に話してみるから」 そう告げて、花咲くように小さく笑みを深めたのだった。 紡がれた平和な一幕は、そうして穏やかに過ぎていくだろう……。 (@38) 2021/06/05(Sat) 3:12:37 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>25 頑張る少女 ……また。スピカに関しては。 目配せを正しく受け取り、苦笑いを添えてこくりと一つ頷いた。 「……あ」 頷いたのだが、何か思いついたように小さく声をこぼし。 「ねえ、スピカ──」 すいと音もなく体を傾け、赤髪を揺らして貴方の耳元へ唇を寄せる。 (@39) 2021/06/05(Sat) 3:12:54 |
【秘】 わるいおとなの ラサルハグ → 『一番星』 スピカ「貴方も、何か困ったことがあるなら遠慮せず相談するんだよ。 私はしがないカウンセラーだからどこまで協力できるか分からないし、ましてや"呼ばれた"事がある貴方は先生たちに良い印象を持っていないかもしれないけど。 でも、先生の中には傷つけない方針の人もいるから。そういう人を頼るといい」 男はギムナジウムにいる大人は皆"自分と同様子供達を愛している"と未だ信じている。"悪い大人"の概念が存在しない。 そういう風に『調整』されたから。 わるいおとなは今もなお、暴行も"治療"も愛ゆえなのだと信じてやまないのだ。 (-80) 2021/06/05(Sat) 3:13:18 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>25 中庭に集い、変革を成そうとした貴方 ……けれど。傷つけることは勿論極力無いほうがいい。 悪意のない善良な教師を"傷つけない方針の人"と認識している男は、そっと囁いてすぐに身を離すだろう。 貴方がこれからギムナジウムをどう過ごすか分からないけれど。双子や他の生徒と同じように心配をしているから。紛れもなく愛しているから。 どんな道を選ぼうとも、自分は貴方も応援しているよ。 そう祈りを込め、男は微笑みながら『つかの間の平和な日常』へと身を潜ませるのだ。 (@40) 2021/06/05(Sat) 3:13:39 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 夢の続きを イクリール「………イクリール」 イクリールの部屋の扉の前。 真実をしってから彼女に会いたくて、 ようやく見ることができるようになったのが嬉しくて 包帯姿のままだがやってきてしまった。 「あー……食事に、誘いに来た。 大人に出してもらえないのなら、 ボクが出せるように声をかけてきてあげる。 この部屋に自分が来てもいいよ。 ……君に会えなくなるぐらいなら 大人の言うことを聞かないことにしたんだ。 だから、……一緒に食事をしよう、お話をしよう。 大人達に変えられてしまってボクのことを忘れていても、 何度でも会いにくるから」 愚かないい子をしていたシトゥラをあなたには見せていた。 だからほんの少しの偽りと、本音を混ぜて 小さな少女との会合を願った。 知ってしまったから―――あなたの病のことを。 居ても立っても居られなかったのが本音である (-81) 2021/06/05(Sat) 3:14:20 |
【独】 カストル と ポルクス「 あんだけ振り回しときゃ『そ、それどころじゃない、よね? 』「オレたち、やっさし〜いな!!」 『カストルおまえ……?』 『そうそう「 赤蛇 さん』は、さいいもん拾った『よね」落とした奴がいうと説得力が違う。 ……何故だか分からないが、あの教師が気に入ったらしい。 珍しく友達も できた。 したといった方が正しい。「『 ご飯食べてた、カワイーと思う 』」お前ら 「……『知らない人、は恐い』さ」 『知ってる人は、もっと』怖い……」 なんで色んな人を見て、どうして。 どうして二人だけじゃダメなのか。 ルヘナだって生きてるのに。 その理由はまだ覚えてないけれど 『「おやすみ、オレの『ボクの」 「 ポルクス、カストル 』 (-82) 2021/06/05(Sat) 3:26:52 |
ポルクスは、ラサルハグに花束を送った。 (t14) 2021/06/05(Sat) 3:28:31 |
ポルクスは、スピカに花束を送った。 (t15) 2021/06/05(Sat) 3:28:58 |
【秘】 褐炭 レヴァティ → 戸惑い メレフ>>-79 それはそう、軽く流して。 「考えたことはありますよぉ? それも含めてさっきの返事と変わりよらん」 「 それだけですよ 抑えられた声量は、何を意味していただろう。 彼は悪い子からいい子になって、悪い子になりました。 思うだけと言うけれど、何かはずっとしています。 (-83) 2021/06/05(Sat) 3:34:16 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラあなたが全ての言葉を告げ終えて、それから。 ぱた、ぱた、ぱた 小さな足音の後。 本当はドアなんて思い切り開けてしまいたかったのだけれど、 きっとあなたをびっくりさせてしまうから。 逸る気持ちを抑えて、そうっとドアを開けて、それから、 「────シトゥラ!!」 ぱあっと表情を明るくして、 それから堪らず目前の人影に飛び込んだ。 居ても立っても居られなかったのはお互い様だ。 少女の不意打ちは、あなたに受け止められた? (-84) 2021/06/05(Sat) 3:37:05 |
【赤】 徒然 シトゥラ「幽霊ってなあにぃ……?」 なんか少し物騒な呼び方のような、奇妙な感覚を覚える。 ここ以外に行かない理由もほかにありそうだが すぐにはわからなかった。 「進学しないの。ボクはできるだけここにいて、あー…… できる限りのことをするつもりなんだけどぉ」 あー……と、過去の話を思い出す。 もしかして彼が大人にされてきたことは 嫌なことだったのでは無いか。 自分の頭の狭さが今となっては恨めしい。 だが真実を知った今は何か他の者が見える気がした 「良くない状況続いていたりするぅ? ボクも、レヴァティより酷くはないけど すぐに終わらんこと多いから…」 (*19) 2021/06/05(Sat) 3:44:15 |
【見】 わるいおとなの ラサルハグ>>26 ルヘナ 強くなれると言う言葉には力強く頷いて肯定した。この子は蓄えた知識を埃被ったままにしないだろう。上手く活かして動けるであろうと男は信じて疑わない。 「私はルヘナが苦しそうにしているから、『捨ててしまえばいい』って楽になれるであろう提案の一つをしただけだよ?」 悪びれもなく返す。いったいどの口が言うのか。 「『人の縁』……私も数に入れてくれるんだ。また、頼ってくれると言ってくれるんだ」 いけない。 私は悪い大人だから、役割を終えたらこの施設からいなくなるというのに。もし戻ってきたとしたらそれは再び"感情エネルギー"を回収しに、再び平和を壊しに来た時なんだ。 「ふふ、嬉しいな。光栄だよ」 嬉しいよ。でも、苦しいんだ。 嗚呼、ルヘナ。愛しい子。私という大人はもう壊れている。"この声だって届かない"。そういう風に『調整』されたから。 「……うん。これからも、よろしく、ルヘナ」 男はいつものように口元を笑みの形に歪め、貴方に向けた。 これからなんて来てはいけないよ。ごめんね、嘘つきな大人で。私をどうか許さないで。 (@41) 2021/06/05(Sat) 3:50:06 |
ラサルハグは、双子から花束を受け取り、嬉しそうに微笑んだ。 (t16) 2021/06/05(Sat) 3:53:30 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 夢の続きを イクリール「えっ、あ………イクリール? 本当に、体調が悪いわけじゃ無くてよかった」 ちょっとだけ期待をしていた。 彼女は本当に自分に会いたがってくれていると。 だから構えてはいたが、 ……まさか飛び込んできてくれるとは思わなかった。 優しくて穏やかな彼女が飛び込んでくるのを優しく受け止め、 緩んだ頬を隠さずそっと頭を撫でた。 「あんまり詳しくは聞いていないんだけど、さ。 イクリールが閉じ込められているのかと思って迎えに来た。 今日はこっそり、いつかは堂々と。 あなたを連れ出してやろうと思って。 会えなくて……さ、寂しかったからさ。 どう? イクリールは悪い子を一緒にしてくれたりは…する?」 誰かに教わった感情を伝えること。 不足しすぎているので少し恥ずかしいが言葉に込めておく。 大人のお気に入りだとか関係はない、 イクリールの意思が自分にとって大切だった。 (-85) 2021/06/05(Sat) 3:55:19 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラ「あ……ええと、ごめんなさいね、シトゥラ。 あなたが会いに来てくれたのが、うれしかったものだから…」 だから、つい。 そうばつが悪そうに呟いて、そっと腕を離そうとしたけれど 殆ど不意打ちのようなそれを咎める事も無く受け止めて、その上で 頭を撫でられるものだから、離れる気なんか無くなってしまった。 「大丈夫。わたしは元気よ、閉じ込められてもないわ。 この数日で、いろいろとあったから… 『せんせい』たちが心配して、少し過保護になっていただけ。」 確かめるようにもう一度、シトゥラの背に腕を回して いつものように、優しく言って聞かせるように話す。 『過保護』という言葉はブラキウムからの借り物だけど 今のイクリールには、他に適切であろう表現もわからなくて。 「寂しかったのは、わたしもよ。 だから、あなたからのお誘いを断る理由なんてひとつもないわ。 …それにね、シトゥラ。 わたし、この数日で何度もお部屋を抜け出して 『せんせい』に叱られるたびに駄々をこねたのよ?」 だからわたし、きっとみんなが思うほど『良い子』じゃないわ。 そう言って、いたずらっぽく笑ってみせた。 (-86) 2021/06/05(Sat) 4:29:01 |
【赤】 徒然 シトゥラ「………なんでそんなのが」 圧倒的にふせられた情報に、 "親切"な彼から告げられているヒント。 普段は風邪なんて引かない。 これ以上話したくはない。 みんなの前に出ない、こと。 「……、レヴァティ忘れないで。 何も期待しなくていい、ボクは今日の裏切り者たちのために生きる。ルヴァだけじゃない、レヴァティの願いも叶える。 大人たちが手出しをできない、 ……みんなが辛い思いをできるだけしないギムナジウムを作る。 それが僕の夢、……そしてやらなきゃいけない事だ。 たくさん助けてくれたお礼、じゃないけど。 ボクが 風邪を引かせないように 頼むことぐらいならできるから」 (*21) 2021/06/05(Sat) 4:54:10 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 夢の続きを イクリール「駄々をこねるなんて、君らしくないな。 もっとおとなしいと思っていた」 忘れないで。 覚えていて。 おいて行かないで。 「『過保護』かぁ、じゃあ『護衛する』からとでも 大人には説明しようかなぁ。 年長の権利くらいあるから、 きっと一緒にいられるようになるよ」 この程度ぐらいなら、 違う意味で大人に気に入られてる自分なら可能だろう。 もっとも愚か者としてだが。 「……ねぇ、イクリール。 これから先も『過保護』なことが続くと思う。 その時もし、ボクのことを忘れなさいって 大人に頼まれたらどうするかな? それでもし、……本当に忘れてしまったとしたら思い出したい?」 (-87) 2021/06/05(Sat) 5:19:13 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラ「あら、いいの? シトゥラが思っていたよりもわたし、 おとなしくしていられない子みたいだけれど。」 きっとあなたを振りまわしてしまうことになるわ。 言葉に反して、あまり悪びれた様子も無く笑う。 『これから』がある事を疑う事も無く。 「…わたし、きっと誰のことも忘れないわ。シトゥラの事も。 あまり『せんせい』たちを困らせたくはないけれど、 でも、それ以上に『みんな』の事が、このギムナジウムの全部が 何より大好きで、それに大事よ。 たとえ忘れてしまったって、何度だって思い出して… それから、何度だって好きになるわ。」 だってわたし、みんなのことが好きだもの。 そう言って、もう一度 いつものように、変わる事無く、屈託なく笑い掛けた。 これからもきっと、ずっと、いつまでも。 (-88) 2021/06/05(Sat) 5:39:02 |
【赤】 褐炭 レヴァティ「え? あァ、そう」 「……期待しないで待っちょりますよ。 夢、叶えられるとええですねセキレイ」 「願いなんて俺にはないから、 その分を余所に使いよったらええですよ。 お礼されるようなこともそんなないですし」 「まぁ、忘れたいことは忘れておきますね 忘れんて置かれてることは忘れません」 (*22) 2021/06/05(Sat) 5:44:33 |
【秘】 一人の少年 ルヴァ → 一人の少女 ブラキウム――森の中。 なんとなく、誘って、あの日と同じものを並んで見ていた。 何もかもが元に戻ったわけではなくて。 何もかもが前を向くためのものではなくて。 お互いの全てが理解し合えたわけでもなくて。 お互いの関係が劇的に変わったわけでもない。 ただ居なくなった友人がいて、 でもそこに変わらぬ日常があって、 明日への怯えが薄れて、 隣には、変わらず君がいた。 「………」 森が少しだけ風にそよぐ。 (-89) 2021/06/05(Sat) 6:13:30 |
【秘】 一人の少年 ルヴァ → 一人の少女 ブラキウムすぐに、お互い気になった全てに無遠慮に手を伸ばすことが出来なかった。 自分のこと、相手のこと、大人のこと、サルガスのこと。 自分の過去のこと、やってきたこと、お互いの病気、これからのこと。 お互いにすり合わせていかなければならないことはたくさんあったけれど、 でも、それにすぐ触れてしまうと今が砂城のように崩れてしまいそうで、 何も言えないまま、日々が続いている。 ただきっと、それが少しだけ大人になるということで、 だからその緩慢で心地のいい苦しみの中で生きていくということが、 多分子供ではなくなるということなんだと思った。 どちらかがいつかそれに触れ、互いに痛みを共にする時が、 完全に大人になって歩き出すということなんだろうと思っていても、 もう少しだけ、この状態をとお互い思っているのかもしれない。 この傷口が乾いていくのか膿んでいくのか。 それは、今はわからない。 息を大きく吸った。 「ブラキウム。 一つだけ、お願いがあるんだけど」 座ったまま隣を見て。 袖で口元を押さえて、首を傾げてブラキウムに尋ねた。 (-90) 2021/06/05(Sat) 6:14:21 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 夢の続きを イクリール「……大丈夫。 みらいの『せんせい』になるつもりのボクだよ? イクリール一人の面倒も見れないはずはない」 彼女の真の幸せはまだわからない、だが幼いこの希望も、 純粋な思いも汚したくない、壊したくなかった。 たとえそれがエゴだとしても 「嬉しいな、そんなに好きでいてくれるなんて。 今度、……図書室にも遊びにおいでよ。 イクリールの栞とカードでも作ってあげる。 何を読んだか忘れないし、なにを借りたかも覚えていられるんだ」 あなたが持っていないとは思っていない、 だが、作りたくなってしまったのだから仕方ない。 なにか残るものを、……いくらでも付き合う準備はできている 「……約束がやぶられたら、 ごめんなさいをして新しい約束をしよう。 僕も、『みんな』や『イクリール』が大好きだ。 そして、このギムナジウムからもいなくなってやらない。 いつだって、悪い子になってたまにお茶会をしよう」 我慢をしなくなったのか、たった数日で表情が見えないぶんも明るくなり元気になったように見える。 そして幸せそうにあなたとの未来を描いた。 忘却の先に絶望なんてつくらない、 この笑顔をあなたに送り続けるために (-91) 2021/06/05(Sat) 8:23:18 |
【秘】 夢の続きを イクリール → 徒然 シトゥラ「あら……そう。 じゃあ、今のうちに小等部の無茶ぶりに慣れてもらおうかしら」 でも、自分の面倒を見てあげるのも忘れずにね。 そう釘を差して、また一つ冗談めかして微笑んだ。 イクリールの愛だって、間違い無くエゴの一種だ。 それでもこうして確かに互いを思い遣る気持ちがあって、 決して少なくない人々が、それで幸せになれるなら。 きっと、それで良いのだろう。 「うん……じゃあ、まず一つ。約束よ。 図書室には、きっとすぐ遊びに行くわ。 わたし、ルヘナにも会いに行きたいの。 お茶会だって、きっとみんなでしましょうね。 ブラキウムとも、みんなでお茶会をしようって約束したの。」 沢山の約束を、指折り数えて挙げ連ねて行く。 今度はきっと、約束を違えてしまう事の無いように。 そうして『みんな』で笑い合えるのが、 『わたしたち』の愛するギムナジウムの日常だ。 「────ねえ、シトゥラ。 わたしもあなたのことが、大好きよ。」 それを守る為なら、出来得る限りの事は何だってしよう。 ギムナジウムの子ども達は、決して一人ではない。 だからきっと、やろうと思ってできない事なんて 子ども達と、それを取り巻く世界には やはり何一つとして、ありはしないのだ。 (-92) 2021/06/05(Sat) 10:06:34 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 夢の続きを イクリール「そうするといい。 それだけ相手に踏み込んで行ける度胸があるなら問題ないよ。 知ればできることがある。まずはそこからだ」 ブラキウムが何度手を引けるかの保障なんてどこにもないけれど、それでも大切な友人にみんなの事を頼まれたからせめて手の届く範囲くらいは伸ばせるうちに。 ブラキウムはもうあなたの顔も忘れない。 自らの罪も感謝も忘れないであなたが好きなもの知れる手助けくらいはできればいい。 「もちろん任せて。 これでも長年培ってきた実力はあるからね。 それに放っておいてなんでもかんでも好きだからでやられたらキリもないし」 加減も覚えてくれると助かるんだけどね。 冗談めかしてやっぱり笑う。 ちっぽけな子どもの願いも一人一人が集って願うことで大きな何かを動かしていける。 無駄なんて一つも無かったんだと、僕たちが証明しようじゃないか。 明日のギムナジウムはきっともっといいところになるよ。 (-93) 2021/06/05(Sat) 10:44:08 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 『一番星』 スピカ>>-74 「うんうん。 そういう素直でまっすぐな方が君らしくていい。 スピカは君が思う以上に人の支えになれるんだよ。 はっきりと言葉にできなくてもいつの間にかね。 一種の才能だよ?」 自分の行動の結果が見えるか見えないかの違い。 見えないからその価値が劣ることなんてない。 何気無い日常というのは、まさに見えない努力によって成り立っているのだとブラキウムも痛感させられた。 「風紀委員である前に一人の人間なんだからさ。 誰にどんな扱いをされようとまずは君がそうしてあげないと……君のこころが泣いてしまうよ。 スピカは強い人だから我慢できてしまうかもしれないけど並び立てばもっと強くなれると思うんだよね」 一番星の他にも空に煌めく星ははじめからずっと数多ある。 あとはそれに気づくだけだ。 (-94) 2021/06/05(Sat) 10:44:42 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 一人の少年 ルヴァこうして森の中をあなたと歩くのも随分と慣れてしまった。 あなたと二人で約束を結んだ場所。 あなたと二人で素顔を見せた場所。 あなたと二人で想いを交わした場所。 ギムナジウムの中でも特別な場所。 今はただ付いて行くのではなく隣に並んでいる。 ほんの少しの違いだ。 それでも一歩前に踏み出すだけで来られた位置は随分と遠かったと、自分を大きく見せようとしていた一人の御曹司の姿を背にして前を向く。 訪れた明日の後ろには明るいばかりではない昨日が積み重なっていて、忘れたくなるような、無かったことにしたくあるような事も多い。 だからこそ、それら全てを抱いて僕の明日に変えていく。 その目でありのままの世界を見通す。 全部が本物で受け止めると宣言したから恐れはなかった。 今の二人は昨日と明日の狭間に居るのだろう。 ブラキウムはあなたに連れ添う。 甘い夢でも苦い現実でも変わらない答えを返す。 現状がどちらかは曖昧で、それは手足に絡みつく心地よい停滞だろう。 ――けれど、永遠に時を止める選択はしなかったから あなたがそこで足を止めてしまう事があれば前に進んで行きたかった。 子どもたちはみんな大人になっていくのだから。 「なんだいルヴァ。 そんな改まってお願いだなんて……言ってごらん」 肩を寄せてじっとあなたの顔を見つめる。 あなたが足を止めないのならば 僕は砂城が崩れることも受け止められるよ。 (-95) 2021/06/05(Sat) 11:25:42 |
【秘】 一人の少年 ルヴァ → 一人の少女 ブラキウム森を、再び風が撫でる。 そのブラキウムの目を覗き込みながら、 ちょっとだけ真剣な顔で、 今さっき思いついたことのように 今までブラキウムに見せていた顔でいつも通り、 どこまで本気か分からない気分屋のように、 ……尋ねた。 「………。 キスしていい?」 (-96) 2021/06/05(Sat) 11:32:06 |
【秘】 一人の少女 ブラキウム → 一人の少年 ルヴァ「…………へ?」 あぁ、でも。 あなたのその言葉はちょっと想定外で。 思わず結んでいた視線を外してしまう。 肩は寄せたまま、何と応えればいいのか言葉を探っている。 顔に熱が灯るのが嫌でもわかる。 あなたにはこんなことまで全部筒抜けになってしまうのが恥ずかしくてまた帽子を目深にずらした。 「きゅ、急にどうしたのさ。 どういう風の吹き回しだい?」 問いながら時々ちら、と影の下からあなたを覗いている…… (-97) 2021/06/05(Sat) 11:40:22 |
【秘】 一人の少年 ルヴァ → 一人の少女 ブラキウム袖を口元にやる。 少しだけ考えるような動作。 相手のリアクションを経て初めて 頬も若干朱に染まったかもしれない。 首をさらに傾げて。 「俺が……したく、なったから。かな? あとその、言うと怒られるかもしれないけど、 ちょっとだけ、試してみたくなって。 ……ブラキウムが嫌なら、しないよ」 そもそもが、順番を吹き飛ばしていることは、 自分にもわかるけれど。 でも一方で、自分にとっては、 その飛ばしていることが今は重要なことなのだけれど。 だめかな。と帽子の下を覗き込む。 (-98) 2021/06/05(Sat) 11:48:22 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新