情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【赤】 3839 南波 靖史「──何で皆すぐ消えたり死んじゃうのかな」 ぽつり。もう暴れはしないけれど。 遥か彼方の自分から、つい最近の潤くんまで。 出会って好きになった相手は、みんな何処かで消えてしまう。 「でも、引き継げるんだ。コピーのコピー(35)でも。 感情じゃなくて、記憶だけを引き継ぐのかい。 ……これさ、今元気に記憶もってる俺の目の前が君が、新しい子を作ったとして。そっちが先に死んだ場合、真っ白上書きコピーとかになったりしないの?」▼ (*9) 2021/10/04(Mon) 14:18:45 |
【赤】 3839 南波 靖史「死を望んだのは“ただしい人”達でしょ。 同じじゃない事を酷く怖がる人達。或いは異端に害される前に排除したい人達。……単に“多数派”って言うだけの存在なのにね? 「俺、ずっと思ってたんだけどさ。 “ただしい人”とや、一緒に生きる必要あるのかな。 彰人くん、ただしい人を目指してたのって、ここから出る為じゃないの?ここを出た後もそれを目指して生き続けるの?」 「俺、君がここを出た後何をしたいか聞いたことが無いや」 「俺はね。結局のところ、“ただしい人”と相容れないから。 別にわざわざ害する気はないけど、不干渉でいられる──彼らを邪魔しない場所を探して、ただしくなくても、自由に過ごせたらって思う。……彰人君は、ここを出てどんな生き方をしたい?」 (*10) 2021/10/04(Mon) 14:22:00 |
【独】 9949 普川 尚久 (-122) 2021/10/04(Mon) 14:24:41 |
【人】 7734 迷彩 リョウ>>闇谷/貴戸 きっと自分が生きていけるのは、この腕の中という小さな世界だろう。 だけど。 それだけでいい。 だから。 この小さな世界を守りたい。 ……守ると、今決めた。 「──、うん、 生きる 。二人と、……母さんに、報いたいから」 顔を上げる。そうして、新しくできた本当の夢を告げた。 少年が受け取った贈り物は、他者の幸いだ。 しかしそれは、決して奪った物ではない。 望まれ、自らの意思で分け与えられた物だ。 (23) 2021/10/04(Mon) 14:40:02 |
【魂】 7734 迷彩 リョウ【独白:愚者の贈り物】 少年の世界は狭かった。 自分と、鏡映しの母。登場人物は二人だけ。 少年の世界は幸せだった。 肯定と、愛情。苦痛や憂いなど存在しない。 そんな世界が誰かの幸福の上に作られていたと知るのは、12歳の朝のことだった。 数年に一度貰えた誕生日プレゼント。窮屈な身体を脱ぎ捨て、新しい身体を貰える大好きな日だ。当たり前だと思っていたし、窓の外を歩く人もそうだと思っていた。 ────それが、誰かに愛されていた筈の人間だったなんて。 ────誰も、誰も、教えてくれなかったじゃないか! 知らずに食べた食事に、人の肉が混じっていたとして。 何気なく歩いた一歩で、虫を踏んでしまったとして。 その人間は悪人だろうか。しかしそれは、間違いなく悪行だ。 お前が笑って生きられる世界になれば良いのになあ…………。 昔は、母に守られていた時分は、そうだった。 何一つ憂うことなく、この幸せが続くと思っていた。それが世界だと思っていた。 ──母さんはね、アンタが笑って生きられる世界にしたいの。 母が本当に守りたかったのは、きっと自分の心だったのではないかと、今になって考える。 真実を知ってしまえば、他者の心を知ってしまえば、笑って生きることなど不可能だ。 無知という幸福は、失えば二度と手に入らない。 少年が受け取った贈り物は、他者の幸いだった。 (_1) 2021/10/04(Mon) 14:42:42 |
【人】 7734 迷彩 リョウ>>闇谷/貴戸 どこかの誰かへ向けた大きな独り言を見守りながら。 世界の広さを思い、 自分の世界の狭さを想い、 どちらの方が重いか見比べた。 比べるまでもないと、内心気付いてはいたけれど。 「オレは二人が行きたい場所についていくよ。 そんで、そこで写真撮りたいな。 その景色を見せたい人がいるんだ」 机上の空論が理想である理由。 それは、社会の平等を崩しているからだ。 誰かが選ぶのならば、空論は容易く叶う。 それが得られない程に立場の弱い人間が、世界にありふれているだけで。 無知という幸福が無くとも、少年は笑った。 (24) 2021/10/04(Mon) 14:44:37 |
【独】 9949 普川 尚久 (-129) 2021/10/04(Mon) 14:45:55 |
【独】 9949 普川 尚久>>3:24 これは撫でているつもりはなく、煽り。おおよしよし、よくやってきたつもりですか? 感心ですね。この後勝手にカウンター喰らいます。 (-131) 2021/10/04(Mon) 15:47:17 |
【独】 9949 普川 尚久「僕はなんもしとらん」 虚言でいいの。言うことを信じてもらえないでひどいめにあうんでなくて、ちゃんと嘘吐き野郎だから、こんなところにいるんですよ。それで自分の心を守ってる、保ってる。 (-132) 2021/10/04(Mon) 15:52:09 |
【独】 9949 普川 尚久朝倉秘話は二か所くらい最下部反転術式をしたように思います。えっちでした。暴力ありがとう。すこしすっきりしたけど、普川にとっての麻薬や煙草みたいなものだから、なにかたりなくなって黒塚に「なぐって〜」をしに行くことになりました。 (-133) 2021/10/04(Mon) 15:58:12 |
【独】 9949 普川 尚久>>4:26 泣きたい気分を暴力を受けることで発散させてきたから、それくらいのことです。鏡沼さんに泣かせてもらえてよかったね。でもどんどん弱くなるね。どうやって立っていたんだったかな。 (-135) 2021/10/04(Mon) 16:05:33 |
【独】 9949 普川 尚久 (-137) 2021/10/04(Mon) 16:15:34 |
【魂】 7734 迷彩 リョウ【独白:透明なチップ】 夕日が差し込む職員用の給湯室に、二人の男がいた。 カウンセラーのひとりとして働く初老の男と、異能研究所で働く中年の男だ。 初老の男は以前少年が蛾の交尾を撮影し始めた際、駆けつけ彼の頭を叩き叱った者たちのひとりである。 缶コーヒーを飲む中年の男は、報酬の調査票に視線を落とす。 指先でとある欄を指し示し、とん、と指で叩いた。 「どうするんです、これ。Yさんのご両親が黙っちゃいないでしょ。 あなたの責任になるんじゃないですか?」 少年は本来、この企画に参加する筈ではなかった。 当然だ。映像に映る肉体に罪は無く、肉体の遺族も罪を犯していない真っ当な国民なのだから。 無実の人間の醜態を晒すなど、人権が失われつつある国でも非難は免れない。 そこにひとりの少年を加えたのは、初老の男だった。 彼に夢の口外を禁じた、最初の人間である。 「ま、そうだろうね。懲戒免職の前に辞めるよ」 競馬新聞にマーカーペンで印を付けながら、男は言葉を返す。 それは子供の未来など、彼らにとって世間話でしか無いことを如実に表していた。 (_2) 2021/10/04(Mon) 17:35:27 |
【魂】 7734 迷彩 リョウ「あなたが迷彩のことを気に入ってるとは思いませんでした」 男は中身を飲み干し、空になった缶をゴミ箱に向けて投げる。 空き缶は壁に当たり、床に大きな音を立てて落ちた。 その音を片や眉間に皺を寄せながら聞き、片や小さく笑いながら聞いた。 「気に入ってるというか、賭けだよ。 他人の人生を賭けるやつ、一度やってみたかったんだ。 こういうドラマみたいなの好きだろ、世間様は」 「賭け?物好きですね、あなたも。 ……で、これは勝ったんですか。それとも、負けですか」 嘆息しながら空き缶を拾い、男は振り返る。 視線を受けた男は、印刷された騎手の目をペンで潰した。 「さあ。見方次第だろ」 どのカメラにも映らない部屋で行われたその会話は、誰の耳にも残らず消える。 独り言のような会話は、その内二人の記憶からも消え失せる。 ──少年は選ばれた。 ひとりでは叶わない夢も、誰かと共に挑めばそれは容易い。 その事実を示す黒いインクが、紙面に残る。 (_3) 2021/10/04(Mon) 17:36:25 |
少年A 迷彩 リョウは、メモを貼った。 (a46) 2021/10/04(Mon) 17:40:12 |
【独】 7734 迷彩 リョウ>>3:c4 初老の男はこのハゲです。少年院に勤めるカウンセラーの内のひとり。 どんなに社会が腐敗しても、 人間はハッピーエンドが好きですから、ね…… こっそりとその可能性に賭け、そして勝ち、負けた人。 モブの描写ガッツリしてごめんな (-139) 2021/10/04(Mon) 17:45:35 |
【秘】 8435 黒塚 彰人 → 9949 普川 尚久「ああ……そのくらいが、ちょうど良いのかもな」 鼻を掠める、似た色の髪が擽ったい。 何だろうな、これ。……猫? 思って、くつりと喉を鳴らした。 不気味かも……。 回していただけの腕に、僅か、力が籠る。 据わりが悪い。 本当に、何だろうな、これは。 「うん。……理解し難い」 背を丸める。ずるーっと肩の辺まで頭がずり落ちる。 耳元で、「眠い」と呟いた。 (-140) 2021/10/04(Mon) 17:57:54 |
【秘】 9949 普川 尚久 → 8435 黒塚 彰人「おもたい」 何笑ってんだと思っていたら、勝手に腑に落ちられた。 理解し難いというのはそっくりそのまま返せるぞ。 「眠たいなら、寝たらいいじゃないか。 もっと寝やすくはしなよ、布団敷くくらいはしてやる」 「・・・・・・・・・・・・・・」 「もしもし?????」 (-141) 2021/10/04(Mon) 18:06:47 |
【秘】 0043 榊 潤 → 9949 普川 尚久「……死にはしない、終わるだけだ」 何度も言い聞かせた。いなくなる、わけじゃないと。 「なかったことには、ならない」 何度も言い聞かせた。だけど到底、自分でも受け入れられない。 「過去はなかったことにはなれない」 何度も言い聞かせた。それは、真である。 「この俺が、……」 「……、また俺が実ったら」 次こそ俺を構築するすべてを思い出す。 だからそのときは、酒でも奢れ。 いやだと、代わりにいってくれる声が聞けただけで。 きっと、成功だ。普通ができなくとも、成すことができた。 時間を与えてしまうが、大丈夫だろう。 俺か俺であることの、種は蒔いた。 帰る場所が、あることは悪くないな。榊潤。 そこは誰か特定の場所ではないが、この喜劇を耕したかいがあった。 (-142) 2021/10/04(Mon) 18:20:22 |
榊 潤は、普川 尚久の左瞼に口付けを送った。 (a47) 2021/10/04(Mon) 18:21:12 |
【秘】 0043 榊 潤 → 9949 普川 尚久その日は、あなたに眠らされずとも心地よさそうに。 明るい部屋の中で、深く深く。 誰かに起こしてもらうのを待つかのように。 あなたの音を聞いて。 「……おやすみなさい、ご機嫌よう」 榊潤は眠りについた。 (-143) 2021/10/04(Mon) 18:24:05 |
【秘】 0043 榊 潤 → 3839 南波 靖史「……悲しくなんて」 通り越した、とは言い切らないが。 お前のほうが随分厄介なものに捕まってるじゃないか。 「とんだわがままをこちらも押し付けていた。 お前が笑えているのなら、少しはましだというものだ」 他人の不幸を見ていると落ち着くな、自分のことが些細に思える。 他人が大変なのを見ていれば、本当にこれは。 些事であったのだと、思い知らされる。 「……靖史」 「また、苗字に戻ったら。 しつこく怒ってくれ」 厄介事が嫌いな俺が起こしたミスが、今となっては合図になってしまう。 (-144) 2021/10/04(Mon) 18:33:45 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新