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【人】 魔王 バルトロメオ[奴らが身の丈の数倍あるロック・ゴーレムを 倒し切る実力者ならそれも良い。 どのみち動かなくなったデカブツが、 出入り口を完全に封鎖するまでだ。 窓は全て嵌め殺しのマジックミラー。 剣も魔法も跳ね返るって寸法だ。 故に、あいつらが取れるのは 奥へと進むという選択肢のみ] (158) 2020/11/27(Fri) 23:34:08 |
【人】 魔王 バルトロメオ[さぁて、押し寄せるトラップを掻い潜り 魔窟王たる俺様のいる研究室にまで 辿り着ける奴はいるだろうか?] ……いやぁ、お客さんってのは、嬉しいもんだねぇ。 [人知れず、俺の頬には笑みが浮かんでいた。 それはそれは、愉しげな*] (159) 2020/11/27(Fri) 23:35:17 |
【人】 Conqueror リヴァイ[普通の生活をしていれば、 “血の繋がった親が娘のことを忘れる”なんて、 到底起こりえないだろう───そう、唯の田舎娘であったなら。] (160) 2020/11/27(Fri) 23:37:50 |
【人】 Conqueror リヴァイ[両親のことは嫌いじゃなかった。 寧ろ、人一倍暖かな愛情を与えてくれたことに感謝している。 偏見や差別の溢れた社会の中で、その考えを植え付けずに分け隔てなく接せる精神を抱くことが出来たのは紛れもなく彼らのお陰だったから。 ────だからこそ、自らの行いによって彼らの顔に泥を塗るわけにはいかなかった。 征服者の血濡れた道に、優しき平民が存在してはいけなかった。] [黒き馬車から足を下ろし、故郷の牧草地を踏むのは随分と久しぶりだった。 学生生活も終盤を迎えると、卒業論文、進路関連…… そこに“個人的な深夜の研究”迄も加われば、 休暇中でさえも帰郷の暇を失くしてしまうものだ。 暫く見ていなかった母の顔は皺が増えていて、父の髪には白髪が目立つようになっていた。 見目は変われど関わり方は変わらぬように、少女を抱きしめ、帰宅を喜ぶ言葉をくれる。長旅を労わるように椅子に座らせ ──それでも多少は手伝ったのだが── その日の夕食は好物ばかりが食卓に並んだ。] (161) 2020/11/27(Fri) 23:38:00 |
【人】 Conqueror リヴァイ[一度過ぎ去った安らぎが、突然帰ってきたかのような時間だった。 母の料理の味は変わらず素朴なまま、父が好む珈琲の味は変わらずブラックのまま。 望んでしまえば永遠に享受できる平凡な幸福が目の前に広がっている。 今まで学んだ学業のこと、学友や教師の事、 嘘 ───────これからやりたい夢のこと。 (どんな人も治せる薬師になんてなれるわけないのに。) 彼等は柔らかな表情を浮かべて聞いていた。つかの間の一家団欒の時間は瞬く間に過ぎていき、三日月が天盤に昇った頃合い。 父親が「家族旅行」を提案するのと、写真立ての家族写真から娘の姿“のみ”が夢のように消えたのはほぼ同時───突然のことだった。] (162) 2020/11/27(Fri) 23:38:12 |
【人】 Conqueror リヴァイ なあ、暫くしたら家族で旅行に行かないか。 あら、素敵。蓄えもあるし、羽根を伸ばしましょう。 ……海のある場所なんかどうかしら。 いいじゃないか!ここは緑ばかりだからな、 どこか遠い浜辺の綺麗なところにしよう。 あの子が帰ってきたんだ、三人でゆっくり────…… あれ?どうして三人って言ったんだ、俺は。 あら貴方、疲れているの? 私たちには子供なんていなかったじゃない。 [────消えていく。消えていく。 彼等の記憶から アルバムの写真から 食卓のカトラリーから 身長を刻んだ壁から 子供部屋の存在自体に至るまで 少女の痕跡が、欠片も残さず溶けてゆく。] (163) 2020/11/27(Fri) 23:38:19 |
【人】 Conqueror リヴァイ[食事の配膳を手伝った際に、スープの中に忘却薬を混ぜ込んだ。 そこに学び舎で身に着けた消去魔法を合せてしまえば、ひと一人が生きていた証拠なんて───容易にもぎとってしまえた。] [征服者は何もかもを奪ってしまう存在だ。 命を奪うこともある。暴虐を尽くし、反抗心を削ぐことも。 少女がその全てを是、とした瞬間から 或いは親友から全てを奪った瞬間から 犠牲者の叫びと返り血色に染まる以外の路が無かったのだ。 “ 小手始めといこうか ” ────少女は記憶を、 彼等から奪った。] (奪う喜びなんかじゃない。 自我が或る内に行った、最後の慈悲だ。) (164) 2020/11/27(Fri) 23:38:38 |
【人】 Conqueror リヴァイ寒さ無しには 冬の恐怖を感じぬように 痛み無しには 命の感触が分らぬように ……記憶が無ければきっと辛くはないでしょう。 実の娘が反逆罪に問われることになったとしても。 (さようなら。どうか、どうか幸せに。 貴方達のことを心の底から愛していました。) (165) 2020/11/27(Fri) 23:38:45 |
【人】 Conqueror リヴァイ[─── 愛 しているから、奪 [そうやって、守れるのなら、救えるのなら。 私は幾らでもヴィランになってやる。 蓋の空いた地獄の窯に落ちてしまっても構わない。 心臓ごと凍りそうな孤独に打ち震えても構わないから。] (166) 2020/11/27(Fri) 23:38:49 |
【人】 Conqueror リヴァイ (願うとするならば、どこか遠い……異国の海辺で。 二人っきりで、幸福な休暇を過ごせばいい。 何も知らずに平凡に生きて、生涯を終えればいい。 そこに私がいる必要性なんてもうなくなったから。) [赤い外套を翻し、暖かな実家の扉を静かに開ける。 暖炉の前で寄り添う仲の良い夫婦の姿に背を向けた。 初春の夜は、雪が溶けても尚寒い。未だに白い息を吐き、鼻を啜ったのは微かに吹いた北風のせいだったのか───それとも。 目の前に広がる破滅の道に進むために、大切なものを捨てて、捨てて、どんどん独りになっていく。温もりを失っていく。 憂いのような色合いを浮かべて歪む表情も、涙の池が枯れきっていれば濡れることすら叶わない。] (感情も持たぬ獣になりかけた心の中に、 傷ではない“痛み”だけが違和感の様に蓄積されていく。)* (167) 2020/11/27(Fri) 23:38:56 |
【人】 地名 真昼[取り出したポケットティッシュで 汚れた性器と床を拭き、 近くに捨てられていた衣服を身につけ。 それからやっと彼の方を向き直る。] 見せて、 [許可を得られるのが早いか、 パーカーの裾を捲り上げた。 脇腹の一部、 赤く色が変わっている箇所を見つければ 痛ましげに目を細める。] (170) 2020/11/27(Fri) 23:44:10 |
【人】 地名 真昼……僕の家、すぐそこなんだ 手当てをさせてくれないかな ……お願い [じっと真剣に見つめて、提案した。 弱気そうな表情は保ったまま。 けれど、拒むことを許さないような 気迫に満ちてもいた。**] (171) 2020/11/27(Fri) 23:44:25 |
【人】 皇帝の系譜Wilhelm Herrman Joshias Leopold 711年 嵐の月15日生 ヘルマン2世と妃エーディトの唯一の子として生まれる。 皇帝家の特徴を色濃く表した赤髪赤目。 出生時に一度泣いたきり、まるで声を上げぬ様な 赤子であった事で知られる。 (172) 2020/11/28(Sat) 0:40:38 |
【人】 皇帝の系譜血の禁術 “ B lutzauber ”王の血には特別な力が宿る。 受け継がれる血統は同様に消えない記憶を保持するが、 生まれ来る子供は皆、生涯思い出さないまま幕を閉じる。 記憶とは経験だ。 培った剣術や魔導の全てが其処には宿っているのだから。 では、二百年細々と続いたアーレンベルクの記憶を 胎児の中で解放すれば何が起こるか? (174) 2020/11/28(Sat) 0:41:32 |
【人】 皇帝の系譜ヘルマン帝の指揮に始まり、妃の同意を得て、 重臣達が見守る中其の赤子は取り上げられたが──── 臨月を迎えた時点でエーディトは衰弱し切っていた。 常ならざる記憶と力を蓄えた胎児は 母親の胎内でその魔力を吸い上げて完成されていく。 羊水に揺られながら見る夢は、 遠い過去の惨劇だったのかも知れない。 立ち会った者にそう思わせる程度には 生まれ落ちた新生児は“異様”だった。 実母の血を被って産声を上げた時、 既に彼を抱くべき母親の魂は其処になかった。 (175) 2020/11/28(Sat) 0:41:53 |
【人】 皇帝の系譜待望の世継ぎは恐ろしい迄に物覚えがよく、 一度教えれば大抵の技術は会得し我が物とした。 エーディトの死後間もなく次の妃が迎えられたが、 彼女が幼きヴィルヘルムを愛することはなかった。 アーレンベルクの希望であり、応酬の火種。 乱世の剣であり、未来を切り拓く鍵。 命名日を迎える度、彼が贈り物に求める物は──── 訊ねた所で「解らない」と応えたのだと言う。 (176) 2020/11/28(Sat) 0:42:23 |
【人】 熱望の胤裔 ヴィルヘルム( 俺が産まれたのは昏い 新 母は由緒正しき家系の長女だったそうだ。 何れ程神聖な血統であっても、 肉親を死に至らしめて誕生したこの己を 怪物の様に恐れるのも無理はない。 初めての邂逅の際に向けられた冷たい眼を 致し方無き事と割り切った其の瞬間、 心は軽くなった心地がした。 ) [ ……意味の無い、自己暗示でしかないとは未だ知らず。 ] (177) 2020/11/28(Sat) 0:45:30 |
【人】 熱望の胤裔 ヴィルヘルム[ どんな人間であっても情緒は存在する。 其れを歪める痛みや苦しみを受け取らないのは、 生じた傷に“見ない振り”を続けているのに過ぎない。 継母に愛を拒否されたその日から、 彼は自身の深層的な欲求と向き合う事を止めた。 愛されたいという子供の願いさえ放り捨て、 唯強いだけの皇帝を創る為の舞台に登ったのだった。 ]* (178) 2020/11/28(Sat) 0:46:01 |
【人】 Revenger ヴィルヘルム[ 思春期の自我の芽生え。 視野の広がりと共に分別が付く程に、 他者の境遇を客観視出来る様に変わっていく。 あの学園に通ったのは無論学びの為でもあったが その主旨は外交上の都合によるものが大きかった。 剣術を以て、今は遠き民の心に革命を問い掛け 交流を以て、他国の細やかな情勢を探る。 ]( 戦とまるで縁のない国に身を置く者を見て、 何も想わない方が愚鈍の極みというものだ。 憧れがささやかな内に距離を置いた。 彼等を遠い世界の住人だと思う事にした。 小国ではあれど皇族であるという理由のみで 色目を使ってくるような貴族連中は山程居たから、 彼等を一絡げにして蔑むには丁度良かった…… ──── それなのに。 ) (179) 2020/11/28(Sat) 3:33:18 |
【人】 Revenger ヴィルヘルム( お前は権威というものを馬の糞程度に罵って見せたが、 俺の肩書きを本気で貶める様な事は言わなかった。 かと言って媚びた視線や歯剥を向けることもなく、 叱咤するとすれば大抵が俺個人の人格についてだった。 目紛しい人間模様と 秘めようともしない欲求の奔流に揉まれる日々を 「息苦しい」とお前に表現した時から、 視界はやけに鮮明になった。 ) [ 苦悩に盲目過ぎたココロが僅かに緩まり、 彼女に話した内容こそが蓋をし続けた本心であると 自覚するには、凝り固まった時間が重たすぎる。 ] (180) 2020/11/28(Sat) 3:33:36 |
【人】 Revenger ヴィルヘルム[ 強固な暗示を掛けられてきた期間に 並ぶ程度の時間を共に過ごせていたのなら、 彼の奥底に置き去られた無自覚な痛みはいつか解け、 弱音の吐き方を学べたのかも知れないが。 ] 今しがた帰還した処だったのだ。 道中で落盤に帰路を塞がれてしまってな。 だが既の所で間に合って何よりだ。 [ どれだけ引き伸ばしても、三年以上にはならない時間。 残り僅かな時計の砂が落ちれば、 運命は二人をそれぞれの闘いへと駆り立てるから。 漸く絞り出された短い台詞の隙間を埋める様に 他愛のない言葉を横たえた。>>128 ] (181) 2020/11/28(Sat) 3:33:57 |
【人】 Revenger ヴィルヘルム[ 去り際には相応しくないからなのか、 普段の憎まれ口に油が注がれる事はなく。 代わりに寄越された感謝の言葉は彼女なりのものだろうが やけに擽ったく思えてしまう。 添えられた品が妖しげな小瓶でさえなければ、 ]彼等を切り取った景色はロマンスのワンシーンの様だ。 ……首席の薬学部から贈られるものとは、 嘸かし貴重な妙薬なのだろうな。 [ 伸ばしかけた腕を意図的に横切って、 ぐいと胸に押し付けられたものだから。 悪戯っぽく手首ごと掴んで其れを退けた後で、 空いた手で Gift を包み込む様にして取った。 ] (182) 2020/11/28(Sat) 3:34:16 |
【人】 Revenger ヴィルヘルム[ 指先に包んで収めたままの小瓶の中身は、 頭上で散りゆく花の色に酷似している。 小さな桃色の一欠片が鼻先に乗ったものだから、 塞がった両手の代わりに首を軽く振った。 ] [ 毒薬であるという点のみではない。 茶化した様な台詞に秘められし血濡れた願いを 再び視線がかち合った瞬間に悟ってしまったのは、 彼女が態と残したピースのせいだ。 本当は、導き出せてしまう答と解っている癖に。 銃爪を先に引いた側が取り残されてしまうなら、 態々“幕引き”の約束を重ねるのは何故なのか。 ] [ 信じたくはない、一つの仮説が成り立ってしまう。 ] ( 武器によらぬ“討伐”を望むからには、 彼奴が考える様な事は一つだけだろう。 いっそこの剣の腕前に託しさえすれば、 一瞬で楽にしてやれると誓えたものを。 ……何故、今まで気付けなかった。 ) (183) 2020/11/28(Sat) 3:34:43 |
【人】 Revenger ヴィルヘルム[ 死人に人殺しは完遂出来ないから、 差し詰め彼女の願いは時間差で■ぬ事なのだろう。 手折られることを望む訳は、 おくびにも出さなかった病状にあるだろうと推測する。 ] [ ともあれば理由を聞くことも出来ず、 気の利いた煽り文句で笑いを齎す事も叶わず 唯「大切にする」と返すのみ。 渡してやる 彼女が帰りの馬車に乗り込むまで並んで歩けば、 立ち止まる時間さえ恋しく思えた。 ] (184) 2020/11/28(Sat) 3:35:38 |
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