【人】 絵描き 要「ん、いや、なんて」 そんなことは無い。というかライブの演奏者が自ら誘ってくれているのだから、これはもうきちんと事情を説明すべきである。 気持ち悪がられるかもしれない。 一瞬思ったけど、この二人ならそんなことはしないだろう。 不思議とそう思えた。 真摯な雰囲気でこちらの方を向き、待っている彼だって。 黙ってタバコを吸いながらもこちらを気にかけている彼だって。 今日出会ったばかりの僕なんかを。 ああ、なんか違うな。 でも、なんだろ、二人になら言ってもいいな、って気がしたから。 大きく息を吸って、言葉を吐いた。 「僕、相貌失認なんです」 「人の顔、とかが文字通り、見えないんです」 「今、二人がどんな顔をしているか、さえも」 「わからないんです」 「でも、僕は知っています。人には表情があって、鼻も目も口もあって、見分けがつくって、こと」 「昔は、ちゃんと見えてましたから」 (94) 2020/06/18(Thu) 13:33:26 |
【人】 絵描き 要「だから、一人、二人、くらいならいいんですけど」 「たくさんの人が集まると、もうなんかダメで」 「凄い、怖いんです」 「顔のない人達が一様に動いている様が」 「怖いんです」 「だから、」 ごめんなさい。とは言えずに、僕は口を噤む。 僕が悪いんだけど。僕が悪いから。僕が……。 二人はどんな顔をしているのだろうか。 どれだけ見ても、やっぱり、僕にはわからなかった。 雨の音だけが、しとしとと聞こえてくる* (95) 2020/06/18(Thu) 13:39:14 |
【人】 光学迷彩 もも[『わたしは壁。』] 「ばいばい!>>65」 [彼女は去っていく。明るい笑顔だった。 「またお話しできたら嬉しい」か…。 思い出すと、つい口元を緩ませてしまう。 そんな彼女に『またね』と手を挙げるくらいしか、わたしにはできなかった。軽さが羨ましい。] [さて、わたしはわたしでのんびりしよう。 人と話すのは…悪くはないけど、疲れた。 イチゴミルクの入ったカップを持つと、教室の出入口付近にある受付まで進んだ。もちろん受付の先輩には何度声をかけても聞こえなかった様子で、最後には歌って踊って注目してもらった上でやっと注文を聞いてもらえた。慣れてはいるけど疲れる。] [右手にイチゴミルク、左手にミルクティを持ち、2-Cから廊下に飛び出した。 問題はここからで、何せ帰り道がわからない。 とりあえず外に出てみるか…と、一番近くの窓に足を掛け、そのまま飛び降りた。誰にも気づかれないわたしだからこそできる移動法だ。*] (96) 2020/06/18(Thu) 13:45:46 |
【人】 闇の帝王 由乃[ 体育館に入ると和太鼓が演奏されていた。そういえば募集していたメンバーは集まったのかな? 次が僕の番のようだ。実際に人が目の前にいるのを見ると少し緊張する。 深呼吸して気持ちを落ち着ける。 普段の配信では500人ぐらい人が来てくれてるんだ。 それに比べたらここには200人ぐらいしかいない。 文化祭終わりに、もしかしてこの学校に通ってます?とファンの人に指摘されるかもしれない。そういうことを冷静に考えられるぐらいには冷静になってきた。 和太鼓は終わったみたいだ。 ひとりぼっちの文化祭の総仕上げにライブを楽しもう。 ] (97) 2020/06/18(Thu) 15:39:39 |
【独】 絵描き 要/* あ、もしかしたらそしたらすごいおもろいんやけど ハンカチってそのハンカチトオルのなんですか?だとするとそのハンカチーフふんどし一丁なのにえ 褌の中に入れてたんですか?!?!?!*/ (-134) 2020/06/18(Thu) 16:20:45 |
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