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【秘】 遊惰 ロク → 発熱 ニエカワ 扉を背に立ち尽くす。冷や汗が服の下を伝う。 少年からは生気が――熱が、欠片も感じられなかった。 男は死んだものが見える事を自覚していなかった。 いや、正確には。 それらをただの夢マボロシだと思って生きてきた。 イチバン近くにある死人が、 男にとって都合の良いことばかりを語りかけてくるものだから。 けれども、意味ありげな言葉を残して忽然と消えた医者の女。 転げた眼球、壁から壁へと消えていく警察官の男。 あれらはもはや生きてはいないのではないかと、 そう思わなかったと言えば、嘘になる。 ――彼らが人と話すのを、正常な形でそこに有るのを、 最後に見たのはいつのことだ? ……目の前の少年からは、あれらとよく似た気配がして。 あれ程顔を赤くしていた熱が、欠片も。感じられなかった。 この儘只、東京の話を聞かせてやれたらいいのにと、 頼む神も持たない癖、祈る様に思い乍ら口を開き。 楽しげに笑う少年に問い掛ける。 普段の調子はどこへやら、沈んだ声が部屋に落ちた。 「……お前サン、死んじまったのか」 (-137) 2021/07/07(Wed) 2:28:35 |
【人】 遊惰 ロク>>24 >>34 (>>@3 >>+7)【肉】 目の前に置かれた皿をジッと見て。 肉を調理し、食う彼らのことをぼうっと眺めたと思えば、 不意に部屋の中、誰も居ない筈の空間へと視線を送る。 それから又、皿の上へと視線を戻す。 そんな事を繰り返して、一つ疲れた息を吐いて。 「――悪いがちっと、用を思い出した。 おれァ余ったらでいいや」 そう言って、フラリと調理室を後にした。 包帯を巻いた少年が何かの気配を感じたより、 幾許か前のことだった。 男の思考は鈍っている。 その上、見聞きする死人を、夢マボロシだと思っている。 少なくとも、この時はまだ。 だからその実、この行動は―― 肉への不審からでは無く、霊を信じたからでも無く。 只、そうすると決めていた通りに、食べ物を口にしなかった。 それだけの事だった。 (35) 2021/07/07(Wed) 2:53:17 |
【秘】 被虐 メイジ → 焦爛 フジノ「オレのことかっこいいと思った?」 メイジはにやけながらあなたを見ている。冗談らしい。 実のところ、食べ物を分けてあげたのは ただかっこつけただけというのが理由だし。 そうでもして、自分を奮い立たせていたのかもしれない。 「年近い子がいるだけですごい助かってたよ。 ……大人が多いと、すこし窮屈でさ」 ここにいる大人たちはみな、やさしくしてくれている。 メイジがこんな怪我をしているからか、子供だからか。 それはありがたかったが、体に染みついている記憶は ずっと消えることはない。 (-139) 2021/07/07(Wed) 3:02:05 |
【秘】 発熱 ニエカワ → 遊惰 ロク「………、うん」 相手の心中を明確に察することはできないが、沈んだ声からどう言う気持ちかは大体想像がつく。 「でも、仕方なかったし……俺は恨んでないよ」 少年の口ぶりから、誰かに殺された事を察することができるかもしれない。 あ、悪霊じゃないよ。と微笑むが、その後に多分…と付け加えた。 (-140) 2021/07/07(Wed) 3:25:52 |
【秘】 商人 ミロク → 流転 タマオ「お待たせしました、タマオさん」 どれぐらい時間がたっただろう。 病院内を駆け回っていた男は警備員にはなしかけた。 声をかけたと言うことは、もう準備が出来たのだろう。 「……はぁ。 流石に気が重いです、無駄なことだと思わないばかりに」 相当ぶりにはいたため息は随分と感情がこもっていた。 (-141) 2021/07/07(Wed) 5:36:03 |
タマオは、短く否定した。特に待っていたわけでもない。 (t19) 2021/07/07(Wed) 5:55:47 |
【秘】 流転 タマオ → 商人 ミロク この男はと言えば、気まぐれに外の様子を見て帰って来た所だった。微塵も濡れていないし扉を介してもいない。改めて非現実的な存在である。 「苦しまないように努力はします」 必要な物はあなたの病室に運搬済みとのこと。麻酔で意識がない内に首を落とすつもりらしい。 (-142) 2021/07/07(Wed) 5:55:56 |
タマオは、病室へ向かった。 (t20) 2021/07/07(Wed) 5:56:10 |
【秘】 商人 ミロク → 流転 タマオ「……、眠ったまま別れをするのは寂しいですね。 かといって」 「ああ、ちょうど良いのがありましたね。 ……自分で使うとは思いもしませんでしたが。 タマオさんは [阿片] は流石にご存じですか?手元に、あるんです。 効果がどこまで及ぶかわかりませんが、―――直前までは気をおかしくなれそうだとおもいませんか?」 (-144) 2021/07/07(Wed) 6:09:08 |
【秘】 流転 タマオ → 商人 ミロク「ああ、いつぞかには軍でも麻酔代わりに使われていましたね。 いい考えだと思います。己も不慣れなことをしなくていい」 この麻酔、未使用で返却できるな。 「余程少量というわけでなければ、 おおむね望み通りの効果は得られるかと」 ベッドの下から斧を引っ張り出しつつ、聞きかじった知識を思い出していた。 (-145) 2021/07/07(Wed) 6:31:30 |
【秘】 商人 ミロク → 被虐 メイジ「ありますよ、あなたに価値は。 この先が長いことです。病を患っていないことです。 未来があることです。足があります。 どこにでも行くことが出来ます。良い子に、なれます。 明るくない、そう言うかも知れませんが、 ―――生きていなくてはわかりません」 「子供の立場を決めるのは今の社会では大人の役目でしょう。 不運であったと思います。 子供が"弱い"立場とあなたが言う理由は、 あなたの周りから知識を得られなかったからでしょう。 賢い子供は、時に脅威となり大人をも凌駕します。 あなたに賢くなって欲しくなかったのです。 手を離して、淘汰されたくない、それが人間の真理です」 「……自由が欲しいのですか? すぐには用意が出来ませんが、伝なら紹介は出来るでしょう。 あなたがどう、手を差し伸べて欲しいか。 私にはわかりません。 ただ、一つ聞きたいことがあります。 餓えをしのいで自由になれるとしたら。 あなたは、 生きていたいですか 、それと同時に」それは、他人を犠牲にしてでも、得たい命ですか? 「あなたは、生きる以上に必要なことがあると思いますか?」 (-146) 2021/07/07(Wed) 6:33:14 |
【独】 流転 タマオタマオあんたちゃんと隠せるのね??? ここまでの行動を見るに運んでそのままな印象あったけど。そうねお前行き当たりばったりだけど思考はしているものな(面倒になったら放り出しますが (-147) 2021/07/07(Wed) 6:49:12 |
【秘】 商人 ミロク → 流転 タマオ「違法だと取り締まられているようですね。 表だって取引が出来ません。とても高く売れるのに」 残念そうに呟きながら、鞄のなかから一眼レフを取り出す。 高価なレンズの中にしまわれた紙の包みを引っこ抜いた。 続いて取り出したのは翡翠のパイプに………、 しけて使い物にならなくなったマッチ。 暫し眺めて捨てればライターを取り出した。 あまり商品を減らしたくなかったが仕方が無い。 「……副流煙は大丈夫ですか?」 パチン、と。オイルライターを鳴らし火を灯せば閉じた。 「ああそうだ、もう一つ頼み事が……。 ピアスを人につけたことはありますか。 もらい物をしまして、嬉しかったんで。 これだけは体につけておこうと思いまして。 痛くしても構いませんから、薬が効いてきた頃にでも針で穴を開けてくれますか」 (-148) 2021/07/07(Wed) 7:19:15 |
【秘】 商人 ミロク → 諦念 セナハラ診察室に靴の音を鳴らしながら入った。 一切の警戒はしていない。 「気が滅入ったとは、面白いことを言いますね。 あなたが、殺したのでしょう。 咎めませんよ、都合が、よかったのでしょう」 淡々と、静かに告げる男の瞳には感情が伴っていない。 わかっていた、―――最も早く女子供が犠牲になっていくことぐらい。 一番弱くて、体力を使わず、陥れやすい存在だと。 そしてこの男は霊体というものを皆が見れると勘違いしている。 誰もそれを指摘してくれなかったものだから。 「 『約束…破ったら針千本だよ』 そう、ニエカワさんはおっしゃられていました。 どんなお約束をしたんですか?」 (-149) 2021/07/07(Wed) 7:30:25 |
【秘】 流転 タマオ → 商人 ミロク 一連の動作をしげしげと眺めつつ、煙については問題ない旨を伝えた。吸おうと思わなければ吸わないんだってさ。 「医療行為全般に対して、経験があるとは言えませんね。 ですが、その程度なら恐らく問題ないかと」 後のこと考えないで良いし、痛くしても構わないのなら尚のこと。出血が止まってから取り付けた方が良いだろうか? それなりにします。 (-150) 2021/07/07(Wed) 7:47:36 |
【秘】 商人 ミロク → 流転 タマオ「そうですか」 夜中、その静かな空間で、火を点けた。 独特の香りが病室に漂い始める。 この香りで皆気づいてしまうだろうか。 自分が大声を出さなければ済む話だとも思った。 いくつか頼み事をして、確認をして。 取引をした相手を思い返していた。 「スー―――…… ぁ ー……」ふらり酩酊。なれない煙に噎せつつ。 壁にもたれかかり座り込む。 ピアスに輝く白の宝石を眺めて小さく笑っていた。 (-152) 2021/07/07(Wed) 8:22:32 |
タマオは、頼み事をされた。問題ありません。 (t21) 2021/07/07(Wed) 8:42:46 |
【秘】 流転 タマオ → 商人 ミロク 暫し様子を見てから、あなたを床に寝かせた。切り落とし辛いので。ピアスも一応、血に塗れる心配のない場所へのけた。持っていたそうなら、そうした。 (-153) 2021/07/07(Wed) 8:43:05 |
タマオは、よいしょ。 (t22) 2021/07/07(Wed) 8:43:14 |
【秘】 流転 タマオ → 商人 ミロク「それでは」 次が当然にあると思っているような、 こんな状況にそぐわない淡々とした別れを告げて。 それから斧を振り下ろした。 (-154) 2021/07/07(Wed) 8:56:31 |
タマオは、バキッ。上手くやれました。 (t23) 2021/07/07(Wed) 9:03:04 |
【秘】 商人 ミロク → 流転 タマオ「? わたしのですよ、それ。 かえしてください、わたしがもらったものなんです」 だだをこねるように。 ぼんやりとあなたの目を見ずに手を伸ばしている。 ぺたり。すぐに力は抜けて床に寝転んでいた。 「……『 』」 何かを呟きたいが、思い浮かぶ言葉が無くて。 ただ、今、自分は。 誰かの為に死ぬことが出来ているのかだけを考えていて。 (-156) 2021/07/07(Wed) 9:50:14 |
【秘】 商人 ミロク → 流転 タマオ「わたしのかちがしりたかったです おかねじゃないと わからないじゃないですか だれもがわかる かちなんて ないじゃないですか いいことをしたからいいひとでもなくて わるいことをしてもいいひとだなんて わからないじゃないですか だったら わたしのことばや わたしのいのちのうむに かちをみいだしてくれるひとがいたなら それはもう そのひとにとっては かちのあるにんげんになれたとおもって いいんじゃないんですか ここにこれてよかったです あなたにあえて それに―――」 (-157) 2021/07/07(Wed) 10:08:38 |
【秘】 商人 ミロク → 流転 タマオなみだをながして ことばをこぼして そのやいばがふりおろされるときまで。 こはく は ひすい を ながめつづけました。 ふしぎなみりょくで まるでひきこまれるようだとおもいました。 わたしは あいされたかったのでしょう。 ちかよったらかわいがられるくろねこのように。 ときにはけられて てあしをもがれて しんでしまうけれど。 えさがもらったら すぐににげて じゆうに どこまでも。 きままないいきかたに あこがれました。 みろくは だれかのきおくに きろくされましたか。 それだけで きっと。 なんじゅうねんも なまえがなかったことなど きにならなくなるでしょう。 だから ちっとも は さみしくありませんでした。 (-158) 2021/07/07(Wed) 10:18:02 |
タマオは、村の人々を覚えています。 (t24) 2021/07/07(Wed) 10:25:48 |
タマオは、あなた達を覚えています。 (t25) 2021/07/07(Wed) 10:25:57 |
タマオは、あなたを覚えています。 (t26) 2021/07/07(Wed) 10:26:04 |
【独】 流転 タマオ価値のある人間でしたか?って聞かれて、はいって言うけど、その価値がどれくらいかって言うとカフェーの女給さんにやるチップに少し色をつけたくらい。忘れないけど重要ではない。 (-160) 2021/07/07(Wed) 10:44:36 |
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