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【秘】 ライアー イシュカ → 神経質 フィウクス「……正直、家族がどんなのって思い出すらない。 だから家族がいたらって想像できる奴が羨ましいわ。 僕は、最初から。 “普通” から外れてたからそんな夢も見れない」無機質な小屋の天井が籠を想起させるものだから、 帽子を目元が隠れるように顔に被せる。 見たくない物は見ないようにしてきた。 多分、これからも。 「家族相手すらも利己的にしか考えられない人種って事。 だからさあ。そう言う話聞くと喉まで出かかるんだよ」 「 “ そんな事言える程度の病でよかったな ” 」 「──って。……最悪なのも、理解してる。 でもさ、思うだろ?優劣がないなんて嘘だろ? どう考えても生きやすさも難しさも差があるって……」 人にはそれぞれ苦しみがあって大なり小なり見えない苦しみがある。なんて、聞き飽きているしわかっている。 それを理解した上で前を向けない者は、駄目人間なんだろうとも。 (-119) 2022/05/03(Tue) 22:00:02 |
【秘】 花信風 トット → 充溢 バレンタイン「んふふ〜。そうだといいな」 「おれだってだれかのやくにはたちたいし」 「 あだばな にはなりたくないもんね」ちょっと視線を下げて、……少し寂しそうな顔をした。 「バレンタインもっ」 「もちろんつかっていいからね!おちゃにもできるし」 (-120) 2022/05/03(Tue) 22:06:36 |
【秘】 童心 クロノ → 司書 エルナト「…………」 中に入って、扉を閉める。 扉にじっと視線を預けた後、ゆっくり息を吐いて、吸って。 埃の香り少しだけ顔を顰めて、空気を吐いて。 「……………、大人に、」 震える声が、紡ぎ始める。 「班の人たちを、 誰にも見つからないように、 “神隠し”をするように」 扉は、ぴちりと閉めて。 「わたしたちは、言われてて……」 奥まったこの教室の前を、通る者も居ない。 ▼ (-121) 2022/05/03(Tue) 22:15:15 |
【秘】 童心 クロノ → 司書 エルナト「………次は、あなたなんだ。」 強張った少女の面持ちには、汗が滲んでいる。 瞳が泣きそうに、潤んでいる。 あなたの心配を利用した事と、 あなたを大人に差し出さないといけない事と。 罪悪感を募らせて。 だからと言って、ここであなたを差し出さなかったら 自分達がどんな目に遭うかを想像して、恐怖して。 無垢な少女の想い考える事は、 それでもういっぱいいっぱいだ。 「………もう少ししたら、大人たちが来る、から……。 ……ここで、しばらく、 大人しく、してて……欲しい……。」 (-122) 2022/05/03(Tue) 22:16:45 |
【秘】 高等部 ラピス → 雷鳴 バット本当は、青年についてくる必要はなかった。 でも、しいて共に森を進む理由を挙げるのならば、やはりそこには心配があったからなのだろう。 連れ立って歩くあなたの様子からは、一片の疑いも読み取れなくて。 それは、暗闇が視界を妨げたせいではなかったと思う。 ほんの僅か滲む嬉しそうな気配が、また罪悪感を募らせる。 ぴしり、と身体が固く軋んでいくような気がした。 堅い面持ちの大人たちと対峙して、その大きな背に庇われて。 結局青年は何を治さなければいけないのかも、少女は知らないままここまで来た。 普段より鮮明に届く声。 それは、暗闇が感覚を研ぎ澄ましたからではなかったと思う。 言われるままに逃げるのが賢明だったかもしれない。 自分を庇おうとしてくれる、無垢ですらあるその優しさを受け入れるのが正しかったかもしれない。 それでも、見届ける義務があると少女は判断したから。 己が何に加担しているのかを胸に刻むべきだと判断したから。 少女は数歩下がったけれど、立ち去ることはしなかった。 だから、大人達のその言葉を聞いた。 血のついたリボン。 あの飼育小屋で、小さな命に括りつけられていたものが頭に過ぎる。 そこでまた初めて、青年が抱えているものの一端に触れた。 (-123) 2022/05/03(Tue) 22:21:44 |
【秘】 中等部 バラニ → 司書 エルナトそれは日が空高く登る頃か、それとも彼方に沈もうとする頃か。 いずれにせよ、ルームメイトとしてあなたと同じ部屋で過ごすひとときの出来事。 「なあ、エルナトくん……」 名前を呼んであなたに声を掛ける。 バラニにしては珍しく、どこかぼんやりとした様子のまま。 「これは……そう、例えばの話なのだが…… ものすごぉく……おいしくないけれども、 どんな病でも治る魔法のような薬があったとすれば…… 君は飲みたいと思うかね……?」 なんて、突拍子のないような問いかけをあなたにする。 その視線の先には、いつもあなたが飲んでいるような薬。 今でもそれを飲む姿には、どこか苦しそうなものがあると思っているからこそ、そんな問いかけをするのかもしれない。 (-124) 2022/05/03(Tue) 22:29:03 |
【秘】 司書 エルナト → 童心 クロノ君の、告解を聞いて。 思うことはたくさんあった。 『なんで僕が』ももちろんだし。 『なんで君が』も、そう。 『神隠しは、大人達の仕業』だったんだと納得もしたし。 『わたしたちっていう事は、仲間がいるんだ』とも思った。 ただ静かなだけの時間が流れていく。 色んな事を思った。 色んな事を思ったけれど。 何よりまず最初に思ったことは。 ▼ (-125) 2022/05/03(Tue) 22:41:30 |
【秘】 司書 エルナト → 童心 クロノ『あぁ、美味しそうだな』だった。 少年は、君に近づく。 君は少年を部屋に閉じ込めておかなければいけない。 君はそのために、扉の前から離れられない。 少年が君に近づく。 鷹色の目が真っすぐと君の顔を見て。 小脇に抱えていた本を、机の上に置いて。 少年が君に近づく。 数歩しかない距離をゆっくり詰めて。 君より高い視点から、君を見降ろして。 少年が君に近づく。 その手を、君の頭に伸ばす。 手が、君の汗ばんだ額に触れた。 ▼ (-126) 2022/05/03(Tue) 22:42:18 |
【秘】 司書 エルナト → 童心 クロノ「後悔しないかい?」 怒りも絶望もなく、ただ静かに紡ぐ。 優しく、柔らかないつも通りの声色。 「友達を身代わりにする事。」 「君が夜布団で寝る間に、僕が大人に何をされるのか、嫌でも過ってしまう事。」 「後悔しないかい。」 君の様子を見ればわかる。 追い詰められて、逃げ場がなくて。 そうするしかなくて、自分の心を傷つけながら選んでる。 だからこんなに 美味しそうに なってしまう。「君を守ってあげようか。」 「大人からは守れないけど、大人の命令から。」 「今日一日だけ、君を守ってあげられるかも。」 耳元に口を近づけて、囁く。 君が少年をここに追い詰めたというのに、いつしか少年が君を壁際まで追い詰めているような構図。 すん、と鼻を鳴らす。 仄かに汗の匂い。 お腹が空いて仕方ない。 「………君が、ぼくのお願いを聞いてくれるなら。」 「守ってあげるよ。今日だけは。」 あぁ、もう無理だな。我慢できないや。 少年は、君の手を取るように、指を絡ませて。 耳に舌を這わせた。 耳孔に粘性の音が響く。 (-127) 2022/05/03(Tue) 22:44:22 |
【秘】 司書 エルナト → 中等部 バラニ陽が沈みゆき、人々も寝息を立てる時間。 少年二人も、寝支度を整えて。 寝間着に着替えた状態で、互いの布団の上。 少年は施設から支給された小瓶の中の液体を、今日も飲む。 透明な時は、ほとんど何の躊躇もなく。 それが紅色や黄色がかっていた時、白色の時は、嫌そうに眉を顰める。 それでも、飲む。 飲んだ後はほう、と一息ついて。 僅かに顔を上気させる。 「なぁに、バラニ。もう寝ぼけてる?」 「そんなにぼんやりして、らしくないよ。」 なんて、かけられてる言葉には揶揄い交じりにそう言って。 小瓶をサイドデスクにことりと置いて、君を見る。 それから、言われたことに思案を走らせて。 「……うーん…………」 「…まぁ、飲むかなぁ………病によるかもしれないけど。」 「ほら、僕は普通のご飯が食べられないから。」 「それを我慢したら、美味しいご飯を食べられるようになる、と思ったら……頑張れるかも。」 異食症。 人間が通常摂取する食事から、栄養が取れなくなる病。 エルナトは、食堂に顔は出すものの、一口たりともご飯を口にすることはない。 いつも、ただ眺めるだけだ。 「君はどう?」 飲む?と首を傾げて。 (-128) 2022/05/03(Tue) 22:52:24 |
【人】 神経質 フィウクス>>29 エルナト 「でなきゃお前は本なんて勧めてない」 何よりも、そういうところ。 誰にも愛想良く素直に、親しみ深く接するけれど。 裏を返せば特別に扱いはしないし、 周りほど 何かしてあげよう という姿勢で接する事もないし、険のある態度に、言いたい事を呑み込んだりもしない。 そのように認識しているから少しだけ接しやすい。 「特別好きでもないし、特別嫌いでもない」 「大人に言われてやらされていただけだ。 ……誰かに聞かされるんじゃ意味がないから。 だから、教材だけ渡されて、一人で。 何時間か好きでも嫌いでもないピアノの前に座らされる」 一人きりの部屋で、自分で自分に聴かせる為だけの音楽を。 それを楽しんでいるわけでもない、ただの単調作業の時間。 恐らくは音楽療法の一環だったのだろうけど。 確かに一人きりで課題をこなす間は症状に悩まされず済んだけど。 結局はそれだけ。改善らしい改善にはならなかった。 (31) 2022/05/03(Tue) 22:56:09 |
【独】 神経質 フィウクス/* 単にPLのオレがジムノペディが好きなだけなんですが…… なんか音楽療法にも使われてたらしいので…… じゃあちょうどいっか。って思ってこの設定を入れました。完。 (-129) 2022/05/03(Tue) 23:00:38 |
【秘】 充溢 バレンタイン → 雷鳴 バット「……そう。別にそれでも、構わない。 勘違い、されたり……怒られるのには……慣れてる。 けれど配慮、されるのは……悪い気は、しないな」 さしてどう扱われようとたいした興味はないようで、ただその姿勢を、有り体のままに受け入れる。実に大らかで、気ままだ。 早々森に立ち寄る用事もない、と思っていたのだが、 今日みたいなことも意外とあってしまうものなので、 軽く道順や目印などを頭に置いておきつつ。 鼻腔を突く異臭にほんの少し目が冴えた感じがして── おそらく、人のものではないだろうそれをどうにか軽く脳内で咀嚼し、パニックに陥ることもないようにする。 人の怪我でなければ、やはり強く気にはしない。 「もし、問題があったら……その時は、その時、だな。 ……多分、みんなが……朝いないのには、関係なさそうだ。 だけれど……罠を大人たち、が把握した上で…… 連れて行くなら……それなら、かからないのか……?」 あるとすればそのくらい。 そもそも大人、先生が関与しているかは知らないが。 (-130) 2022/05/03(Tue) 23:02:10 |
【秘】 童心 クロノ → 司書 エルナトそうだ、閉じ込めておかなきゃいけなくて。 大人が来て、大人の力で開けられるまで、 扉を押さえて居なきゃいけなくて。 あなたが出ようとするなら、 どうにか押さえとかないといけなくて。 丸くてくりくりとした菫色があなたを見上げて。 机とか先に引っ張ってきて押さえればよかったなとか そんなことも思い当たらなかったことに、今更気付いて。 少しずつ近付いてくるあなたが、 何を考えてるのか、分かんなくて。 触れられた手付きは、知らない意味ばかりを孕んでいた。 ▼ (-131) 2022/05/03(Tue) 23:11:20 |
【秘】 童心 クロノ → 司書 エルナト「……………、」 後悔なんてずっとしている、 後悔なんてずっとしていて。 それでもやらなきゃいけなくて 選ばなきゃいけなくて、 せめて役に立たないと、 他の二人にも迷惑が掛かっちゃうかも知れないから。 自分が連れていかれてしまうだろうから。 自分が怖い目を見るのと、誰かを怖い目に遭わせるの どっちのがマシなのか、想像がつかないけど こわいのはいやだった。 「ぇ………?」 だから、あなたが言う事は。 よく分からなくて、なんなのか分からなくて。 どうしてそんなことを言えるのか、分からなくて。 そんなこと許されていいのか、分からなくて。 そんなこと受け入れていいのか、分からなくて。 ────だから、 (-132) 2022/05/03(Tue) 23:14:16 |
【秘】 童心 クロノ → 司書 エルナト「ひゃっ……、?!」 絡んだ素手同士の指は、生温い温度を共有し 今までに無い位近い顔に、 耳を柔らかい何かが絡みつくようになぞる感覚に まず、まだ、理解が出来なくて。 何が起きてるか分からなくて、 困惑が込み上げて。 見開いた目で、ぱきりと歳を取る。 艶やかな女の肌に、厭な汗が滲んで、 あなたに捧げる雫が滲み出す。 (-133) 2022/05/03(Tue) 23:16:38 |
【秘】 充溢 バレンタイン → 夢見る乙女 シャルロッテ「僕は、あまり僕に自信を持てていないからさ。 皆に迷惑をかけるのはそこまでじゃないけど…… 病気で情けないところを見せるのは少し嫌かな」 つらつらと、不安以外の言葉を選んで。 幸い一度飲み込んだものだから、押さえつける物はないけど、 溢れ出てしまう心配もそれなりに少なくなっているみたいだ。 「かといって、閉じ籠るのも気が進まないし。 少しでもダメだなって思ったらすぐ帰る……とか、いいのか?」 歩ける時に歩いておかなければ、 治るものも治らないだろう、頑張ってみるのもたまにはいい。 (-134) 2022/05/03(Tue) 23:19:55 |
【人】 司書 エルナト>>31 フィウクス 「あはは、確かに。」 ふわふわとした態度。 芯がないわけではないけれど、誰かと強くぶつかり合うほどの固さもない。 何かをしてあげようなんてこと、考えもしない。 ……というと、語弊がある。でも、そうだ。実際、何かをしてあげようとすることはあまりない。 だって、ただの子供だ。特別な力も、知識もなにもない。 何もしてあげられない 。「へぇ!ピアノが弾けるんだ、いいね。」 「でも好きじゃないなら、聞かせてはくれないか。残念。」 なんて、君の言葉に、境遇に沈痛な面持ちを浮かべるわけでもなく。 ただ思ったことを率直に告げていく。 楽器、いいなぁ、なんて言いながら、手にかけた本を取る。 「何かに打ち込んでる間は辛くないなら。」 「やっぱり読書は向いてる気がするけれど。」 集中すると時間も忘れるし、周りの音も聞こえなくなるんだよ、と。 ぱらぱら、ほんの中身を流し見て。 ▼ (33) 2022/05/03(Tue) 23:20:04 |
【秘】 充溢 バレンタイン → 花信風 トット「一度、咲いたら……きっと、無駄にはならない……よ。 そのために……君は、僕に預けるんだから。きっと」 少しでも役に立てたいからこそ、 今人の手に預けているものじゃないか、と。 眠気の中に仄かな気遣いらしきものが滲む。 「誰にも……使うこと、がなかったら。 その時は、お茶にして……飲もう。 それだけ、でも……何かのために、なったってことになる」 (-135) 2022/05/03(Tue) 23:23:34 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 中等部 バラニ「続いていたら、 どうでしょうか。 それが事実だとして、私の夢は変わらないでしょうね」 どうだっていい。否、どうすることもできない。 このときの言葉だけは特段冷たくなって。 「私が先生としてここに居続けること」 「学生の頃からの夢でした。 この場所<ギムナジウム>を、生徒達の為の空間にするって」 不安そうなその言葉に答えるように、君の頭を優しく撫でた。 (-136) 2022/05/03(Tue) 23:31:18 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 中等部 バラニ「こうして君たちがおびえるような恐ろしい噂を無くして。 病気を治したい子はできるだけ早く、 ゆっくりと向き合わなければいけない子には丁寧に。 そんな風に"ここ"を変える先生になりたいんですよ〜。 ですが、」 足を曲げて視線を合わせる。 本当に怖がら、夢を見させるだけになってしまうことが。 ただただ、空しい。 「今の私には、こうして君たちの言葉を聞いて 知っていることを言うだけしか出来ません。 何が起きていようと、苦しんでいようと――」 見ているだけしかできない。無力だ。 受け入れることを拒んでも、飲み込まされ続けるだけ。 それを不幸であると、君たちに感じて欲しくも強いたくはない。 片手で自分の服の裾を強く握りしめる。 「だからもし、 何か辛いことが起きたらこうして伝えて下さい。 私は君たちを変える先生に、まだなれていませんが、 ――君たちが喜べないことが起きたとき。 時には物言わぬ壁になって、時には言葉を返す友になります。 君が君の願うままが叶うことを"私たち"は望んでいます。 我慢をしないで下さいね、私はいつだって生徒が大事なんです」 (-137) 2022/05/03(Tue) 23:35:59 |
リアンは、昼食に、ブルーベリーを食べた。 (a13) 2022/05/03(Tue) 23:45:35 |
【秘】 司書 エルナト → 童心 クロノ今日だけなら。 守れる算段があった。 ようは、連れてこれなくても仕方ない状況になればよい。 君が言いつけを守れなくても、仕方のない状態に。 大人が対処に手間をかけるような、状態に。 その算段があった。 今日だけだ。きっと何回もはできない。 「怖いでしょ。」 「何を選ぶのが正解か、分からないって顔してる。」 「でも、誰にも迷惑をかけないなら?」 「君の仲間も、君も。」 「今日だけ、安心して眠れるなら?」 「……大丈夫だよ。」 「クロノさん、辛いよね。今まで多くの人に黙って、そんなことして。」 「辛かったよね。たくさん、頑張ったね。」 変わらない優しい声色で、囁き続ける。 幼子が抱えるには酷すぎるくらいの秘密。重責。 少しでもそれが軽くなればいいと思った。 その気持ちは、純粋な善意だった。 ▼ (-138) 2022/05/03(Tue) 23:47:54 |
【秘】 中等部 バラニ → 司書 エルナト「……私は、飲まない」 「もちろん、病気は治したいと、思ってはいるけれど…… 本当に治さなければいけないのは、心の弱さのほうなのだからね」 病気だけを治しても、何の意味はないと言うように。 「……エルナトくんは、そうやってらしくないと言うけれど。 不安はあるし、皆が思っているほど私は強いわけではなくて。 ここに来るより前には、泣き虫だとよく揶揄われてたりしてね」 どこかアンニュイな姿を見せながら、少しずつ過去の欠片を零していく。 今のバラニに結びつかないような『泣き虫』というワードを一緒にして。 どうやら察するに、バラニの病気には心の動きが大きく関わっているようだが。 ▼ (-139) 2022/05/03(Tue) 23:48:28 |
【秘】 司書 エルナト → 童心 クロノ一方でその行動は、欲望だった。 舌が、小さな耳を這い回る。 ぬちゅ、とした音が脳に直接響く。 ぱきり、という音。 か細い悲鳴。 「……しー…………。」 濡れた音にまみれた、制止の言葉。 音を出すと、大人以外が来てしまうかもしれないよ、と。 君の口を、君の理性で塞がせる。 絡んだ手は、君に振り払う事を許さない。 元より、初等部の女の子に負けるほど非力でもない。 じわり、甘露のような雫を辿って、細い首筋に口を寄せる。 鎖骨から顎先まで。 汗を掬いあげるように、長いストロークで何度も舌を這わせる。 「……美味しい………。」 恍惚とした呟き。 上気した顔。 満たされていく感覚が、気持ち良い。 君の顔をちらりと見る。 涙が零れるなら、それも舐め取ってしまうし。 そうでなければその。 口に。 同じ部位で触れようとする。 (-140) 2022/05/03(Tue) 23:48:54 |
【秘】 神経質 フィウクス → 半分の仮面 リアンその日のどこかの時間。 一度寮の部屋に戻った時に、その書き置きを見て。 溜息を一つ。 同じ様に書き置きでもって返答としても良いけれど。 うっかり一人で居る所を探し回られてはかなわない。 だから仕方なく重たい足を再び部屋の外へ向けた。 「食事はお前達の居ない所で済ませてる。 いつもの事だ。 今更気に掛けなくていい。」 そのうちにあなたを見付ければ、 短い言葉で、素っ気無く、一方的に答えを投げ掛けて。 「……俺は、 この病を治したいとは思ってない 。お前や同じような奴等と違って。 だからお前が手助けをする必要は無い。」 そもそもの話、前提からして違えていたのだ。 これ以上あなたに骨を折らせるのは良い気分でもなかった。 (-141) 2022/05/03(Tue) 23:49:29 |
【秘】 月鏡 アオツキ → 雷鳴 バット/* お外には出たりしていますが、基本長くは開けず貴方の帰りを心配そうに待っています。 都合が合えば帰ってきたときの描写や、帰らないのであればその旨を教えて下さると幸いです。 ご無理なさらず〜、個人面談に付き合って下さりありがとうございました! (-142) 2022/05/03(Tue) 23:51:31 |
【秘】 中等部 バラニ → 司書 エルナト「確かに……美味しいご飯を食べられないのは辛いものだものな」 「私も君と同じ境遇ならば、また違った選択をしたかもしれない」 普通のご飯が食べられない苦しみ。 普段から当たり前にしていることがそうできない苦しみ。 少し想像しただけでも、あなたの苦労の一端を味わうことは容易いと思って。 「……そうだ!今から治ったら何を食べたいか考えておきたまえ」 「君がいつかこのバラニを祝ってくれるというのならば、 このバラニもまた君を祝わなければ不公平というものだろう?」 「幸いなことに私は貴族…… つまり、大概のものは振る舞えるのだ。 その時は遠慮なく、君の食べたいと望むものを振る舞おうではないか」 咄嗟に思いついたようなことをあなたに提案してみる。 つい先ほどまでの"らしくない"バラニはどこへやら、いつものように明るい表情で。 ▼ (-143) 2022/05/03(Tue) 23:51:40 |
【秘】 中等部 バラニ → 司書 エルナト「ところで……いつも飲んでるそれは……薬、なのかね?」 「以前から気になっていたが、色々と種類があるようだけれど」 透明なものと、色の着いたもの数種類。 一緒の部屋で過ごしていれば何度も目にする機会もあって、中には眉を顰めながら飲んでいるものがあることも知っている。 けれども、それが何なのかまでは今まで深くは尋ねたことはなくて。 良い機会だとでも言うように、続けて尋ねてみるのだった。 (-144) 2022/05/03(Tue) 23:52:10 |
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