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【秘】 5635 朝倉 弘 → 9949 普川 尚久「あッ……………っ!」 締められた感覚と、人を殴った気持ちよさでびくりと体を跳ねさせた。怯える声に背筋を撫でられ、熱い息を吐いて、上気した顔で笑う。 「はあ…、はあッ…、なあんや、 やっぱ、これが気持ちええんや…!」 そのまま、身体にもう1発。頭にもう1発、胸にもう1発、と異能で普川を何回も何回も殴った。殴る度に自身を一際大きくして、堪らないようにナカをずりずりと擦る。 痣は確実にできるだろうし、当たり所が悪ければ、血も出る。 (-137) 2021/09/25(Sat) 16:28:25 |
【墓】 4432 貴戸 高志密かに決めたことを実行する為には情報が必要だ。 普段は外で読むことのなかった分野の本に触れる為にふらりと図書室を訪れていたが、今は明確な目的のもとカメラを入れた鞄を念の為に持ちながら堂々とした足取りでやって来ていた。 途中廊下で一冊本を抱えたルームメイトとすれ違ったが、ただならぬ様子に声をかける事は躊躇われた。 あれはなんだっただろうか。週刊誌?いったい何故……と首を傾げるも、すぐに答えが出ないので考えることを放棄した。どうしても気になるなら後ほど聞けばいい。 静けさ満ちる書物の楽園。 文字を追いかける楽しさと静けさに身を委ねる穏やかさを知ったのはここに来てからだ。今ではお気に入りの場所の一つになっている。 しかし今はそれも不要なもの。迷うことなく一つの棚へ。区分30、社会科学。 指先を泳がせ、それぞれの背表紙をなぞる。 その時だった。 「……っ」 ▽ (+46) 2021/09/25(Sat) 17:31:13 |
【墓】 4432 貴戸 高志少年の指がぴたりと止まった。めぼしい本を見つけたからではない。もしそうであったなら、少年は顔を歪めてなどいないのだから。 全身を巡る血液に乗って、身体中に熱が広がっていく感覚。腹の底を見えない何かが無遠慮にざらりと撫ぜるような不快感。一度見つけてしまった違和感に呼応するように溶け出していく思考回路。 何も知らない頃であれば気のせいだと一蹴していた事だろう。しかし、今の少年は同じ状態を既に経験していた。 体が熱い。 軽くこぼした吐息も既に重さが乗っている。指が乾いた本の背中を擦るだけでもやけにくすぐったく感じて、思わず忌々しげに顔をしかめてしまう。 調べ物どころの話じゃない。このまま放っておけば、また前のように── 「──っ、……」 桜色の爪がかりりと棚を引っ掻いた。 相手の顔が脳裏に浮かぶ。前と同じ鎮め方ではいけない。彼は少し前に無茶をして、その名残に未だ苛まれているのだから。 幸いまだ頭は回る。体も動かせる。 それなら今のうちに誰の目にも映らない場所へ行かなければ。 来た時よりもやや早足で、少年は図書室を後にするのだった。 (+47) 2021/09/25(Sat) 17:33:15 |
貴戸 高志は、普段よりも忙しない足音を連れながら移動した。自室から遠くへ、なるべく遠くへ。 (c23) 2021/09/25(Sat) 17:33:44 |
貴戸 高志は、自室から最も遠い手洗い場に転がり込むようにやってきた。前にも一度だけ来たことがある場所だ。 (c24) 2021/09/25(Sat) 17:34:31 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁貴方の端末に一つの連絡が届く。 『暁。体の調子はどうだ? 腰などは痛くないだろうか。他に変わった様子はないか?』 短くまとまった文字の羅列。ただそれだけが、貴方の端末に納まっている。 (-139) 2021/09/25(Sat) 17:42:51 |
【独】 9949 普川 尚久 (-141) 2021/09/25(Sat) 18:04:09 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志『元気』 簡素な文字列。 メッセージアプリの返信が素朴なタイプの人だ。 きっとスタンプとか買った事がない。 少しだけ間を置いて、もう一件。 『どこに居る』 (-142) 2021/09/25(Sat) 19:15:22 |
闇谷 暁は、首を傾げた。 (c25) 2021/09/25(Sat) 19:16:08 |
闇谷 暁は、貴戸 高志の姿を探している。 (c26) 2021/09/25(Sat) 19:16:44 |
【独】 1117 闇谷 暁───端末に、連絡が入る。 見落としそうなくらい小さな音だった。 読んでいた雑誌を置いて、画面へ視線を落とす。 それはルームメイトからだ。労うような内容。 休めと言われたのだし きっと動き回っている事で彼に心配を掛けているのだろう。 一先ずは『元気』と返事を打って、送信。 自室へ戻ろう。 雑誌を手に、廊下を歩き出す。 (1/2) (-143) 2021/09/25(Sat) 19:34:14 |
【独】 1117 闇谷 暁廊下を歩く道すがら、小さな胸騒ぎ。 ─────何故端末で連絡を? 彼なら、何処にいても自分を見つけ出して、 心配をしつつも傍に来て、柔らかく笑って…… そもそもこれは、端末で連絡してくるような内容か? とにかく、そう、先に行動するような男の筈だ。 自室に辿り着く。 ドアを開く。 図書室よりも静かだ。 何かあったのか? それとも、ただの考え過ぎなのか? もう一度端末を手に取り、雑誌を部屋に放り投げて、 既にその足は施設中を、走り回っていた。 (2/2) (-144) 2021/09/25(Sat) 19:40:46 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁一歩も動けなくなるような効果じゃない。頭だって回るし、体も十分動かせる。 それでも外気に触れる肌から異常なほどにくすぐったさが齎されるし、煩わしい倦怠感が熱となって全身を這い回る。 トイレの個室に座り込む己の行儀の悪さを許してしまう程には弱っていた。半端に意識がはっきりしているものだから、自己嫌悪のちくちくとした痛みが胸を刺す。 個室の扉にもたれかかるのが気持ちいい。無機質な冷たさを甘受しようと背を弓なりにしならせれば藤色の髪が乱暴に擦れる音が水場に響いた。 その中に混じる電子音。 差出人の名前を見る。──闇谷暁。 たったその三文字だけで、暴力的な熱とは異なるやわらかな温もりが胸に広がった。吐息だけの笑みが溢れる。 特定の文字が三つ並んだだけなのに、どうしてこんなに心が揺れ動くのか。どうしてこんなにも相手が好きで仕方ないのに、今まで気付くことがなかったのか。不思議でたまらない。 返信を打つ。大して長くもない文章であるはずなのに、それにしては時間がかかってしまってたまらなくもどかしかった。 ▽ (-145) 2021/09/25(Sat) 19:55:05 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁『元気そうなら良かった。 俺は散歩中だ。しばらくしたら部屋に戻るから、気にするな』 場合によってはスタンプを使用することもあるが、こちらも基本的には淡白な文章をしている。 ただ、今回に限って言えばこの程度の文章量であるにも拘らず返ってくるまでにやや時間がかかっていた事に気がつくかもしれない。連絡を送ってきたのはこちらの筈なのに。散歩中だったとしても、だ。 (-146) 2021/09/25(Sat) 19:55:18 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志『俺は』 『どこだって聞いてる』 貴方が返事をして、すぐ。 そんなメッセージが届くだろう。 それは殆ど、探偵の勘のようなものだった。 (-147) 2021/09/25(Sat) 20:03:28 |
【独】 1117 闇谷 暁───今度はやけにはっきりと、音が鳴って聴こえた。 散歩中だと。 散歩中にメッセージを送るか? いや送るのかもしれない。 気が向いただけかもしれない。 たまたまそんな気分の日だったのかもしれない。 それでも、 ……それでも! 不安だ。 この感情を一刻も早くどうにかしたい。 考え過ぎだと笑ってくれ。 しつこいと怒ってくれ。 くだらないと嘲笑ってくれ。 何も無いなら、それで良いのだから! 駆け出す、 その足が止まる事は、無かった。 (-148) 2021/09/25(Sat) 20:08:39 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁長いようで短い、そんな空白を置いたあと。 『部屋から一番遠い手洗い場』 たったそれだけの返信が貴方の端末に届くだろう。 (-150) 2021/09/25(Sat) 20:19:33 |
【独】 4432 貴戸 高志俺思ったんだけどよかれと思ってやったことが裏目に出て最悪の方向に加速し絶望する愚かポジ多くない? 迷彩リョウ……和崎……許せねえぜ…… 闇谷……おさとうちゃん……ごめんな…… (-151) 2021/09/25(Sat) 20:21:38 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志貴方が返事を送った後。 少し時間をおいて、忙しない足音が聞こえてきて 蹴破るように扉を開ける音がして、荒い呼吸が耳に入るだろう。 個室の扉を、控えめに叩く。 「……ッ、おま、え…… 随分変わった散歩を、するんだなあ……?」 皮肉を言えば、深く深呼吸。 「流石に、鍵壊せねえ、からッ、 何だ、落ち着いたら、開けろよ…………………、」 (-152) 2021/09/25(Sat) 20:27:56 |
闇谷 暁は、バァン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! (c27) 2021/09/25(Sat) 20:28:05 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁「…………暁」 僅かに昂っただけだ。 どうして来た。 ああ、来てくれた。 「……どうして」 曖昧な問いかけ。 扉の向こうから聞こえる声はいやに落ち着いている。 否、そうであろうとしているのだ。上手く出来ているかは分からないけれど。 心配をかけてはならない。自分の異変は些細なものだ、だから大丈夫。 (-153) 2021/09/25(Sat) 20:38:48 |
【秘】 7734 迷彩 リョウ → 4432 貴戸 高志同じだけの力が小指に伝わってくる。 気持ちが伝わったような気がして、嬉しかった。 自分が色を持てたような気がして、嬉しかった。 「カガミンにも言われたけど、大丈夫だよ。 コジコジの周りには良い人しかいないでしょ? オレの夢は、悪い奴がいなきゃ叶えられないことだから」 良い人の周りには良い人が集まっている。 少年の少ない人生経験の中でも、少しずつ学んでいることだ。 蛙の子は蛙。類は友を呼ぶ。 「覚えててね、オレのこと。……できれば、母さんのことも。 無かったことにされるのは、イヤだから」 指を離し、布団の中へ戻す。 目を細めて貴方の瞳を見る。他人の色だ。 それでも自分を、その瞳の端に映してくれるだけで。 オレたち 迷彩にとっての、救いになる。 (-154) 2021/09/25(Sat) 20:42:27 |
【秘】 1117 闇谷 暁 → 4432 貴戸 高志息を吐く、深く吸う。 薄い扉越しの会話。 扉の向こうの貴方は、一体どんな表情だろうか。 嫌がる素振りは無いから、あながち気の所為でも無かっただろうか。 「……何となく? 好きな奴の顔見るのに、理由いるのか。 必要なら、後で考えとく。」 未だに開かぬ個室の扉へ背を預け ずるずると座り込んだ。 (-155) 2021/09/25(Sat) 20:46:54 |
【墓】 0251 鏡沼 創>>12 なおひー 「なおひー?……あ〜」 こてんと首を傾げ、ふと思い当たった。 自身も似たような状態に、先日なったばかりだ。 そして流し見ていた端末の中に。 同じような貴方の姿を、見た覚えがある。 「トモダチのお願いなら聞くけどぉ、そのままで大丈夫ぅ?そのまま収まるの、そこでずっと待てる?」 したくないと先日言い合ったばかりだ。だけど、今の状態では何もしないで過ぎ去るのを待つ事も辛いと知っている。 「どっか違う場所に行きたいなら手伝うし、呼びたい人いたら連れてこよっか?」 いつものような口調で、珍しく気遣いのようなものを見せた。それが望まれるか望まれないかは、わからないけれど。 (+49) 2021/09/25(Sat) 20:50:03 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 7734 迷彩 リョウ「……」 自分がその悪い奴だと言ったら、貴方はどんな顔をするだろうか。少年は一度たりとも自分を善良な人間だと思ったことがない。 己の為に他人の罪を利用してここに飛び込んできたのだから。 「……勿論。迷彩のお母様の事も覚えていよう。 お前が俺の叱りを聞いてくれたように。俺もお前の頼みをちゃんと聞く」 少し考えて、もう一度だけ手を伸ばした。 柔らかな髪を撫でる。小豆色の瞳の中に貴方を閉じ込めたまま。 そうしてささやかな触れ合いをした後、少年は己の部屋へと戻っていくだろう。 貴方がどんな夢を抱えているかも、貴方がどのような素性であるかも。何一つ分からないまま。 貴方が走る先を見通すこともないままに、少年は背中を押したのだった。 (-156) 2021/09/25(Sat) 20:58:29 |
【秘】 4432 貴戸 高志 → 1117 闇谷 暁ああ、またこの感覚だ。 たまらなく嬉しいのに、たまらなく苦しい。 「好き」という感情がこんなにも複雑な形をしているなんて思わなかった。 たまらず首を少しだけ動かして、後ろを見ようとする。けれど見慣れたフードを被る貴方の姿なんて見える筈もなく。あれだけ気持ちがいいと寄りかかっていた扉が今となってはあまりに煩わしかった。 薄い扉一枚隔てた先にいる貴方。 近くて遠いような距離感に、もどかしさだけが募っていく。 「……顔なら、部屋に戻っても見せられるだろう。暁、暁………………」 媚薬の影響はさほど受けていない筈だ。 それなのに、どうしてこんなに体が熱を帯びているのか。 貴方の声こそが、貴方の存在こそが。 自分にとって、きっと一番のクスリなのだろう。 だから、ああ、我慢していたのに。 声がこぼれる。想いがあふれる。 「………………ふれたい」 自分で自分を──抑えられない! (-157) 2021/09/25(Sat) 21:11:24 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 0043 榊 潤「……また親だ」 「結局みんな何だかんだ理由をつけつつも、好きになって欲しかったのかな。両親がいないから何もわからない。でも殆どの子がそれを理由にするから浮くのかな。……親が居たらもう少し、俺も変わったのかな」 少年犯罪に両親の存在が関わっていない方が類まれな筈だ。にもかかわらず、それをいまいち納得、もとい理解していなさそうな顔をしている。 只管その単語が出て来る度に、その彼らの親に対する重さがそのまま自分の不理解の重さになるようで複雑だった。 さて、この複雑の感情が『親が居ない』からに由来するかは実は別なのだが、いずれにせよ今の南波は認識していない。 「不幸の根源」 「俺、他人の事は幾らでもそう思うけど、自分の事は不幸って思った事が『一度も』ないからそれは楽しませてあげられなさそうだ。ごめんね」 そんな異常な言葉を、貴方が会話を切り上げる間際、伝えた。 ▼ (-159) 2021/09/25(Sat) 21:32:03 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 0043 榊 潤「────……」 最中、比較的喋りながら行為を行える方だが。 この時、殆ど南波から何か返答が返ってくる事はなかった。 単純だ。“返さなかった”のではなく “返せなかった”。 だから貴方が淡々と、薄々そう来ると感じていた返答を投げて来た後に、その答えが緩やかに返されていく。『幸せか』を聞くために行為を行ったのだ。他の事に気を取られる訳にもいかなかった。 「……わからない。その子に相手がいて幸せなら、別、かも。 対象指定の詳細な定義が行われていない為、不明です。定義付ける場合は、本来の──。 ただ義理の有無は問題じゃない。俺はその相手が『みんな』とされているから、それを叶えられないなら、……」 例えば『好きな人間相手以外は』なんて問い、小学生ですら本来『みんなを幸せにしたい』なんて言い出した時点でそれらに気付くものだ。 なのにこの男はその可能性を“考えた事が無い”。 正確にはそんな存在を見た事が、これまた“一度も”なかった。その時点で環境が異常、あるいは本人の性質が人間離れしているのか。両方か。察するのは容易いだろう。 ▼ (-160) 2021/09/25(Sat) 21:35:11 |
【秘】 3839 南波 靖史 → 0043 榊 潤「俺は、…… 俺は、靖史、自身?」 そして、おかしな所で引っ掛かりを覚える。貴方の言葉の重要な箇所はそこではない。しかしながら“この前提”がそもそも異なっているのなら、 「なあ潤くん」 「──俺、“『南波靖史』自体”じゃないよ」 価値を下げたつもりが無い。嘘偽りのない真実だ。 貴方の言う事は『南波靖史』自身であれば励ましになったのだろうが、逆に言えば、この男が『南波靖史自身ではない』場合は、どうなるか。 ▼ (-161) 2021/09/25(Sat) 21:36:43 |
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