【人】 XIV『節制』 シトラ── 玄関ホール ぁ…………、 [ 神様に意志を告げた瞬間から、迷いはなかった。 いいえ、迷いを抱いてはいけないと思った。 わたしはわたしを貫き通すために 神様の意志に背いたのだから。 滅ぼすのはやめにする。>>3 そのひと言を耳にした瞬間、 ふっと全身の力が抜けた。 言い知れぬ激情が首を絞めた。 (106) 2022/12/20(Tue) 21:40:35 |
【教】 XIV『節制』 シトラ[ けれど神様、それでもわたしは この世界の生きとし生けるものすべてを あいしているのです あなたのことも、 ──あいしていたのです ] (/49) 2022/12/20(Tue) 21:40:51 |
【人】 XIV『節制』 シトラ…………っ、 ぅ あぁあ…………っ [ 言葉にならない声が嗚咽とともに溢れ出てゆく。 誰かの声がわたしを激しく責め立てて 神様への懺悔を叫ぼうとする。 深い深い哀しみと罪悪感と後悔。 ごめんなさい。ゆるして。ゆるさないで。 何かに突き動かされるように震え出した両手が わたし自身の意志とは無関係に 衝動的な自傷行為に及ぼうとするのを感じて 強く指先を握り締めようと、したところで ] …………、 ………… ………………ぅ、……? [ まるで時が戻ったかのような錯覚を覚える 凛と涼やかな彼女の声が>>26、 濁流のような激情を堰き止めた。] (107) 2022/12/20(Tue) 21:41:04 |
【人】 XIV『節制』 シトラ[ 彼女らしいようで、彼女らしくないような 神様を嗜め、煽り、責め立てる言葉が続く。>>27 普段の冷静沈着な彼女なら人前では 決して見せないだろう笑みを浮かべている。 妙な違和感を覚えた。けれど、 その正体が何なのか、わたしにはまだわからなくて 彼女がいつもの顔に戻ってこちらを向くまで、 呆気に取られていた。] ……アリア、ちゃん [ わたしが口を開くより先、髪に優しく手が触れた。 そのままわたしからすり抜けようとする彼女の手を わたしは、咄嗟に掴んで引き留めた。 繋ぎとめるようにしっかりと握り締めて、 ] ……待ってる から。 [ 彼女の方から解かれるなら力を緩め 解かれないならそのまま、神様の方を見つめた。] (108) 2022/12/20(Tue) 21:41:17 |
【人】 XIV『節制』 シトラかみ、さま どうして、…… わかろうとは……なさらないん、ですか わかりたく…………ない、ですか わたしも、神様が……わかり……ませ、ん 愛する、と そう仰っていた、ものを そんなに……簡単に、 いらない、と 言ってしまえる……あなたが [ どこか強がって聴こえたのは 敢えて突き放そうとするように聴こえたのは>>6 わたしがそう思いたいだけなのかもしれない。 このひとは、ただ淋しかったんじゃないか。 一緒に居てほしいと願うひとたちと離れる淋しさは 傍に居たいと願ったひとが どこか遠くへ行ってしまう哀しみは、 自分の意志だけではどうにもできない悔しさは ひとりになる怖さはわかる、から。 なんて烏滸がましいでしょうか、神様。 わたしはまだ、本当の孤独は知らない。] (109) 2022/12/20(Tue) 21:41:40 |
【人】 XIV『節制』 シトラ……これまで ありがとう……、ござい、ました 私は、あなたの 『愛する子』では……ない、ですが 『節制』は、きっと あなたの、ことを──── [ 金の睫毛が伏せられる。柔らかな金が崩れ落ちる。 エーリクさんが青年の身体を支えようとするのを>>97 落涙しながらただ、見つめていた。]* (110) 2022/12/20(Tue) 21:41:59 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ── 現在:玄関ホール ── [ 翌日、自室から直接玄関ホールへと向かう。 毎日欠かさず行っていた神への祈りは 恩人の姿をした神が現れて以降行っていない。 徐々に集まる『証持ち』達に>>2 昨日も姿を見せた神が居る。 崩れゆく世界の中で 皆はどのような決断を下したのだろうか。 間も無く、神が決断を告げた>>3 とてもつまらなさそうに。 男の中に、真っ先に沸いた感情は “空虚”であり“失望”が近かった。 世界が滅ぶのが止まったのは、当然喜ぶことであり 男自身が昨日神に伝えていたことであり 言わば願望は叶っていた。 それなのに、晴れた気分がしない。 全くしない訳では無いが、見えない世界の様子より 見える恩人の姿をした神の発言の方が、 感じるものが大きかった。 一番腑に落ちないのは、神の反応、漏れる声>>4 それらに対する空虚であり、失望だった。] (111) 2022/12/20(Tue) 21:44:19 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ( ……あなたを信仰し、毎日祈りを捧げていたことが 私にとっては不幸せでした。 ) [ 今にも漏れそうな本音を飲み込む。 よりによって、それをヴェルトの姿で告げるのだから。 苛立ちの感情まで湧き上がってくる。] (112) 2022/12/20(Tue) 21:44:40 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ それでも、次に語り掛けられたことには>>5 若干怯んでしまう。 南地域の自宅である教会で、聖職者になるべく 日々勉強に励んでいた頃の自分がこの言葉を聞けば、 きっと目を輝かせ「一緒に居ます」と叫んでいただろう。 しかし周囲の環境と、神に用意され 敷かれた道程を歩んだ結果、信仰心は綺麗に瓦解。 続く“神から愛されなかった子たちへの別れの挨拶”>>6には 様々な感情が沸き上がってくる。 確かにこの世界は醜い。 この洋館に集められた証持ち達も 大半が酷い過去を背負い育ってきた。 留学中、胸元の痣に気付いた学生に晒され 爪弾きにされ、多大な嫌がらせを受けた記憶は消えない。] (113) 2022/12/20(Tue) 21:44:51 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ…………わかりました。 では、私も神を信仰することを止めます。 貴方も、愛する子でない者に祈られても迷惑でしょう。 [ 最後まで黙り続けておくかと思っていたが 自らの、共に過ごした仲間達を否定されれば 苛立ちを隠せず、自然と糾弾していた。 もし、世界の破滅に納得し 滅ぶ運命を受け入れていたとすれば この神と共に暮らすことになったのかと思えば ────想像するだけで。反吐が出る。 ] (114) 2022/12/20(Tue) 21:45:37 |
【人】 X『教皇』 カルクドラさようなら。 ……私が信じていた神。 [ それでも、最後の別れの挨拶の際は>>7 自然と神妙な面持ちになる。 人間は感情の生物故に、幾度と振り回され続けていく。 間も無く、崩れ落ちたヴェルトの姿を見て 自然と足が離れ、駆け寄っていた。>>8 別れを告げてもヴェルトの姿が消えなかった ]即ち、依代として使われていた可能性はある。 ならば、もしかして……。 (115) 2022/12/20(Tue) 21:45:52 |
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。 (a27) 2022/12/20(Tue) 21:46:16 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ (116) 2022/12/20(Tue) 21:46:27 |
【独】 X『教皇』 カルクドラ/* しかしこいつヴェルト大好きだなほんと ウロボロスチップが反則だからね仕方ない 割と前世では神様には感謝している人が多いのに こいつは教皇でありながら前世も現世も神をひたすら憎んでいたという この いや前世は憎んでいるというか壊れてしまったから 微妙に違うのかもだけど (-58) 2022/12/20(Tue) 21:48:54 |
パーティーの主催者(村建て人)は、メモを貼った。 2022/12/20(Tue) 21:53:57 |
【独】 ]]T『世界』 ヴェルト/* 改めてロル読み直したら、3dロルがいつの夜なのかめちゃくちゃ分かりにくくて……本当にすみません…… あと神の言葉聞くことは推奨だけどロルは強制じゃないって言えばよかったですね……見られたほうが楽しいので少しぐらいはわがまま言ってもいいですか…… (-59) 2022/12/20(Tue) 21:56:13 |
【人】 X『教皇』 カルクドラ[ ヴェルトを休ませてから、エーリクと共に部屋を出る。 依代となっていたならば、目を醒ますのにも 時間が掛かるかもしれない。] 手伝ってくれてありがとう。 助かったよ。 ヴェルトさんは、僕の恩人でね。 前に言ったことがあるけど、僕が荒れていた時に いつも寄り添って助けてくれていた人なんだ。 ……そうだ、これから時間あるかな? お茶でも飲みながら、少し話さないか? [ 昨日は結局、彼が涙を零していた姿を遠巻きに見たまま 碌に話も出来なかったことを思い出す。 彼の選択のこと等、聞きたいことは多くある。 それだけではなく、普通の他愛の無い話だって。*] (117) 2022/12/20(Tue) 21:57:36 |
XIX『太陽』 ヒナギク(匿名)は、メモを貼った。 2022/12/20(Tue) 21:58:23 |
][『月』 エーリクは、メモを貼った。 (a28) 2022/12/20(Tue) 21:59:40 |
【独】 Y『恋人』 クリスタベル/* 桃PLとして望まれたならこれくらいはね?(震え声) でもただのネタ陣営です。それだけは真実を伝えたかった。 誰がここまでやれと言った という声が聞こえてきそうだ… 配られた設定をーーー守ろうなーーーーーー?????? 前世のソロル予定を色々書いてたのに、 なんでか全部吹っ飛んだので『悪魔』が可愛いのが悪い。 そうです冤罪です。 相打ち直後の「夜」しか反映されてないの笑うんだ… さて。 リアル全て投げ打って書いてたから、真面目に生きよう。 それから今度こそ『魔術師』に手紙書くんだ… (-61) 2022/12/20(Tue) 22:00:11 |
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。 (a29) 2022/12/20(Tue) 22:01:22 |
【独】 ]]T『世界』 ヴェルト/* ヴェルト、このままだと箱庭に行くんじゃないかな?と思ってるけどどうなんだろう どうなんですか?(?) (ヴェルトが箱庭行くと誰かのロルに不都合が起こりそうならやめる)(つまり 様子見) (-62) 2022/12/20(Tue) 22:04:15 |
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。 (a30) 2022/12/20(Tue) 22:04:33 |
【人】 ][『月』 エーリク―― 玄関ホールからヴェルト氏の部屋へ ―― [ カルクドラにとって、ヴェルトがどんな存在か、 またヴェルトの姿をした神に、何を思うか。 多少なりとも察することは出来ていただろうか。 兎にも角にも、傾いだ体を支えることは間に合ったが、 力は少し足りておらず、彼の手>>116があったのは 大いに助かったことだろう。 ] 慎重に運ぼう。 衰弱しているかもしれない。 [ 二人がかり――もしかしたら他にも手伝う手は あったのかもしれないが。で彼を、私室に運び、 部屋を出た後>>117のこと。 ] (118) 2022/12/20(Tue) 22:21:07 |
【人】 ][『月』 エーリク どういたしまして――恩人、そう それは心配だね [ なにせ神の器になっていた、というような 状況である。その上、カルクドラにとっては 恩人、らしい。 何事もなく、おはようを言えればいいが。] 僕にとってのあなたみたいに? [ だとしたらなおのこと、己もまた心配そうな視線を 閉じた扉に一度向けた。 ] ……僕と? いいけれど。 [ 自分と、と聞いたのは、前から思っている通り 貴方を必要としてる人も、貴方が必要としてる人も いるのでは、という多少の遠慮と卑屈があったゆえに。 人はそうそう、変われるものではないのだ。 それでも迷うことなくうなずくと、 ] (119) 2022/12/20(Tue) 22:21:34 |
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