情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【念】 灯屋 レイ切欠は互いの声が聞こえた事。 理由がどうあれ、『より良い日々』を共に想ってくれた。 貴方の喜びが、もっと広がればいいと思うのだ。 「―――えぇ。 私が知るものを全部、教えましょう。 貴方が自分のそれ <喜び> を選び取れるよう。もっと、たくさんの事を」 この街はまた、変わっていく。 良い方にも悪い方にも。 きっとどちらにも傾いて、最後にどこに辿り着くのかはまだわからない。 (!8) 2021/12/20(Mon) 20:22:29 |
【念】 灯屋 レイ「……今度、屋台にでも行きましょう。 私はチキンが一押しですが、まだおいしいものはたくさんあります。 貴方のお気に入りを探してみたい」 それでも、きっと昨日より『良い日々』になるだろうと思う事ができる。 灯りに照らされ伸びる影は、もうひとつだけではないのだから。 (!9) 2021/12/20(Mon) 20:23:58 |
フェリックスは、ミズチに、ただ「そうか」と微笑んだ。 (t4) 2021/12/20(Mon) 20:24:57 |
フェリックスは、ミズチの記憶をそっと置き直す。記憶の奥深く。いずれか忘れ去られるところまで。 (t5) 2021/12/20(Mon) 20:31:21 |
【秘】 不死の詩人 フェリックス → 錆鉄御納戸 ミズチ「………ではまたな、ミズチ。 生きていれば、”また会うこともあるだろう”よ。」 これを言うのは二度目だ。 なんて、笑いながら葡萄酒を傾ける。 「思い出がない、というが。いつか、出来る日が来る。 楽しさや忘れ互い記憶が、色褪せながらお前の証跡となる日が。 今日という日が、いつか思い出になるさ。 だから、どうか恐れたとして、歩みを止めないでおくれ」 ―――そう告げて、楽しい酒を飲んで。 翌朝、早々にフェリックスは宿を発った。 (-158) 2021/12/20(Mon) 20:35:08 |
アイシャは、今まで訪れたどの場所よりも、きっと此処が心地良い。 (a49) 2021/12/20(Mon) 20:35:51 |
アイシャは、それに気付くのはもう少し先の話ですけれど。 (a50) 2021/12/20(Mon) 20:38:06 |
エドゥアルトは、レイにひとつ頷き、微笑みかけた。 (a51) 2021/12/20(Mon) 20:48:02 |
エドゥアルトは、今は蟹とチキンがお気に入りかもしれない、とふと思った。 (a52) 2021/12/20(Mon) 20:48:43 |
【置】 元騎士 フランドル──飛び去る鳩を見送った。 宣言通り、ヨルムガンドを発つ日の事。 託した封書は、"離反者"の拿捕の報せ── では、なく。 当然ながら、内容は騎士団宛の退職届だ。 如何にもそれっぽく革命軍に感化されましたよ、 というような内容の。 (L3) 2021/12/20(Mon) 20:50:11 公開: 2021/12/20(Mon) 20:55:00 |
【置】 元騎士 フランドル筋書きとしては、こうだ。 外征騎士フランドル・スキアーは追行任務に赴いた先で、 情報収集の為に革命軍へと潜入した、のちに。 感化されたか、或いはそうならざるを得ない何かがあったのか。 何れにせよ、悉に革命軍の一員になってしまったらしい、と。 くれてやるのはそんな道化芝居も斯くやの筋書きだけ。 その先の事など教えてはやらない。汎ゆる痕跡は全て消して行く。 仮に追手が掛かっても、この街で暫し足止めを食うだろう。 この街で足取りが途絶えた以上は、 当然ながら、その近辺を虱潰しに探すしかないわけで。 取り立てて探りを入れる先だって、革命軍くらいのもの。 革命軍も、随分と人のものに対して好き勝手をしてくれたのだ。 末端には良い迷惑だろうが、せいぜい執拗に嗅ぎ回られちまえ…… もとい、これくらいのツケは払ってもらわなければ。 いつだって同じ事だ。 人は生きている限り、常に何かの犠牲の上に立っている。 そして、貸し借りはいつか必ず清算されなければならない。 片時たりとも忘れた事は無い、至極当然の事。 いつだって、たったそれだけの事だ。 (L4) 2021/12/20(Mon) 20:50:46 公開: 2021/12/20(Mon) 20:55:00 |
【置】 元騎士 フランドル宿の部屋は既に引き払った。 元々この街には来たばかりだ。そう時間は掛からなかった。 持ち出すものと言えば、何時ぞやに受け取った生花くらいのもの。 ──ラナンキュラスの花言葉。 花売りが、花に込めた期待を裏切ってしまわない内に。 夢を見せるなら、せめて夢のままに幕を下ろすべきだろう。 その内にふと、彼女に倣って花でも贈ろうかな、なんて思った。 枯れた白い薔薇と、紫のオステオスペルマム。 渡すならきっと、その二つがいい。 (L5) 2021/12/20(Mon) 20:51:08 公開: 2021/12/20(Mon) 20:55:00 |
【置】 元騎士 フランドルやるべき事を終えれば、後は。 「──じゃあな、あぶれ者の街。 上も下も表も裏もそれ以外もろくでもないくせに、 そのくせろくでもないばかりで居てくれない卑怯なやつ。 生きていれば再び訪れる日も来るだろうが…」 遠く街並みを見下ろして、散々な捨て台詞。 今となっては、大した思い入れも無い街、でもないが。 とはいえそれらは一度ここに置いて行くとしよう。 得てして旅人というものは身軽であるに限るし、それに。 囚われる先は、一つあれば十分だ。 「その時は、今よか良い空気になってると思いたいな」 かつん、軽い音と共に踵を返して。 「…ま、良くなるにせよ、悪くなるにせよ。 『相見えるは黄昏の先』。そこで終わりじゃないだろう。 いつか黄昏に眠り、そして再び目覚めるその日まで。 今はまだ、白日の夢を見続けるといい」 よそ者は、今度こそ街並みに背を向けた。 (L6) 2021/12/20(Mon) 20:51:32 公開: 2021/12/20(Mon) 20:55:00 |
【置】 灯屋 レイその年は酷く冷え込んで、朝日が昇るとあちこちに冷たく固まった骸が転がっていた。 霜の降りた路地裏を歩き回り、それは物言わぬ骸を無言で荷車に放り込んでいた。 皮と骨ばかりの骸でできた山に白い溜息を吐いて、次の路地裏へ。 物陰に蹲る小さい体に舌打ちして、冷たくなった腕を掴んで――― ばちりと開いた月と、目が合った。 「うわっ生きてる」 思わず吐き出された言葉に子供は瞬きして、緩慢に頷いた。 生きてるという言葉は知っている。頷く事が肯定になる事も。 それは面倒くさそうな、困ったような顔で子供を見た。 ―――帰る場所は? ―――ここ。 ―――家族はいるのかい? ―――? ……ん? なんだそれと言いたげな子供が思い出したように指差す先には、折り重なった小さな山。 舌打ちの音と共にぱっと手を離し、もう二度と動かない山をバラして荷車に運んでいくそれを、子供は尻餅をついて見つめていた。 やがて作業を終えたそれは、子供へと視線を向ける。 (L7) 2021/12/20(Mon) 20:51:34 公開: 2021/12/20(Mon) 20:55:00 |
【置】 元騎士 フランドルそうして、ヨルムガンドの街や人々を巻き込んだ この騒動は今一度幕を下ろす事になるのだろう。 この慌ただしい数日間は、果たして人々にとって何であったのか。 或いは、この街は、世界は徐々に良くなって行くという喜劇。 或いは、人一人に救えるものは限られているという悲劇。 或いは、"蝙蝠"の言葉など信用してはならないという道徳劇。 或いは、革命及びその弾圧の巻き添えとなる人々という不条理劇。 或いは、 人生の一断片«Tranche de Vie»。 (L8) 2021/12/20(Mon) 20:52:08 公開: 2021/12/20(Mon) 20:55:00 |
【置】 灯屋 レイ「死にたいか?」 子供は言葉の意味をちょっとだけ考えて、首を横に振った。 「わかった」 脇の間に手を突っ込まれて、ひょいと持ち上げられる。 軽いなとぼやいた声を認識した頃には、台車に腰掛けていた。頭を撫でられ、一言落とされる。 「落ちないようにいい子にしてな」 頭を不思議そうに触りながら、子供はガタゴト運ばれていく。 ―――黄金なんてものじゃない。 けれど、ひだまりのような夢だった。 (L9) 2021/12/20(Mon) 20:52:42 公開: 2021/12/20(Mon) 20:55:00 |
【置】 元騎士 フランドルもしも、もしも。 これらが人の一生のただ一断片、 けれど掛け替えのない、一つたりとも欠けてはならないもの。 そんなただ一つの断片を映したものであるならば。 この世界は、すべてこれ一つの舞台。 人間は男女問わずすべてこれ役者にすぎぬ。 それぞれ舞台に登場しては、退場していく。 そしてその間に一人ひとりが、さまざまな役を演じる。 舞台は年齢によって七幕に分かれているのだ。 きっと終幕にはまだ早い。 今はこうして一度幕は下りれども。 人生は、これからも続いていくのだから。 (L10) 2021/12/20(Mon) 20:53:44 公開: 2021/12/20(Mon) 20:55:00 |
レイは、今日も灯りを点ける。不要になるまで、ずっとずっと。 (a53) 2021/12/20(Mon) 20:56:05 |
【秘】 残氷 の エアハート → 騎兵 リーゼロッテ「……本当に、全部リーゼロッテの言う通りと思うんですが、 その、多分可愛らしい女の子が使う口調なのに、 それでいてかなりの猛者。更に割り切れている。 ギャップがそう、多くの人を驚かせるのでしょうね」 『狂ってる』とまでは言わないが、そう言いたくなる意図はわかる。人間だれしも異端だったり感性の違う相手を恐れるから。 「割り切れずに苦しむ人も多い中、やはり貴方は強いですね。 強い者は強い故に、己の水準を人に強いたりするのに、 どうにもそれを感じさせない。 貴方が貴族じゃなくてよかった。 そんな気持ちと、貴方みたいな貴族がいれば……いえ、 無意味な仮定はの話は止めましょうか」 なお、コイバナに関しては笑顔で誤魔化した。誤魔化した。 これは貴方以外に対しても同じ事をしていたのだが。 「……私も、理解できないですよ。 でも、淘汰の結果、と言うのは、そうですね。 そうなのかも、しれませんね。……」 『そうであってほしい』と自分が内心思っているだけでは。 それでも、人に肯定されれば落ち着くものだ。 特に彼女に対して、一方的な親近感をこの男は抱いていたから、それは尚更だった。貴族嫌いにも、口を出さなかったから。 小さく、ありがとう。と呟いた。貴方に意味が分からなくても、この男にとっては凄く大きな、ある日の会話だった。 (-159) 2021/12/20(Mon) 20:56:18 |
レイは、生者も死者も行先に迷わぬよう祈っている。祈って、灯りを点し続ける。 (a54) 2021/12/20(Mon) 20:56:54 |
スカリオーネは、詩人の言葉を思う。変わらぬものはない。万物は変転する。しかしその理は変わらない。 (a55) 2021/12/20(Mon) 20:57:15 |
【秘】 残氷 の エアハート → 元騎士 フランドル「え?いや、別に。俺だけでよかったけど。 まあ言いたい事はわかるけど、人間貴族と吸血鬼がこう、 そもそも突拍子もなさ過ぎて、 異能の一部な感覚でさ。俺にとっては。 忘れがちだが独占欲の塊である。貴方が他を向かないと信じているからこそ束縛がないだけであって、ある意味表向きはまだカラッとした性格に見えているのは貴方のお陰、とも言えるのだろう。 「なので、まあ。今までもし、 俺に引かれると思って我慢してたならさ。 これからは、吸いたかったら吸っていいよ。いつでも。 ……いや、衝動によるもので 毎回後悔するなら止めとけするけど。 でもこれさあ、血が半分になったらどうなるんだ? 自分で自分の血啜りだすならエクソシスト呼ばないと…」 無論冗談半分、半分はその特性だけ祓おうとする半分。 別に血を捧げたって、気にやしないのだ。 なんせ別に半分丸ごと上げるのにすら躊躇しない男なのだから。 (-160) 2021/12/20(Mon) 20:57:19 |
【秘】 残氷 の エアハート → 元騎士 フランドル「夢が万が一叶っても、 死後にバレて俺に詰め寄られてたかもだ。 それに、息苦しいだろ、隠し続けるお前もずっと。 ──『全部』は受け入れられない。 元より物語から弾かれたような場所の生まれの俺達だ。 全てを平等に、在りのままに肯定する公平な騎士様。 そんな綺麗な人間にはなれなかった。 お前の言う夢は消えた。 でも、内心で怯え続けるお前と、それに気づけない俺。 そんな夢なら、壊れちまってよかったと思う」 何度目だったか。3度目だったか。 本当にこいつは、と言いたいのを堪える。 ほら見ろ、結局1発殴る事すら忘れてるじゃないか。 「お前、ほんとその点だけは心配性だな。 別に靡いた事は……組織はノーカンな?洗脳だしな? ないんだから気にすんな、って言っても気にするんだろうなあ」 自分がこんな手段ではないと割り切れないように。 理屈は簡単でも実行に移せない事だって幾つもある。 そう言えば、実行と夢で思い出した事があった。 「お前が気付いてないだけだよ、フランドル」 (-161) 2021/12/20(Mon) 20:58:17 |
ノアベルトは、花売りにもらった花を人知れず故人の主へと届けた、もう思い返すことはない。 (a56) 2021/12/20(Mon) 20:58:57 |
エドゥアルトは、これからの『より良い日々』を祈っている。 (a57) 2021/12/20(Mon) 20:59:09 |
【秘】 残氷 の エアハート → 元騎士 フランドル「…覚えてるか?俺達騎士になるの、死ぬほど苦労した。 入るまでは馬鹿にされて、入っても“やれ下級市民が” 皮肉なことに路地裏で得た、闇討ちと脅しの技術が、 お坊ちゃん育ちが多い騎士団に多いのはちょっと痛快でさ。 下手すると、路地裏生活の頃にパンを盗んで捕まって、 店主に1時間蹴られ続けてる方が楽なくらいだったのに、 それでも夢物語と言われてた騎士になって── ──そんで、あっさり捨てた。 お前は見切りをつけかけてたけれど、俺は結構さ、 気に入ってたんだ、騎士様。物語に自分が成ろうと思った。 実は思ってたんだぜ?でも、お前の事知って、捨てた。 捨てられる程度の事だったんだよ。あんな努力したのに」 思い出話を騙りながら、地図を取り出す。 騎士団から飛び出した際に使っていたもの。勿論盗品。 でも、だからこそ正確で、行き先だって無数にある。 不意に、「そろそろ気づいたか?」と呟いた。 「俺の世界には、最初からお前しかいなかったんだよ」 動機が怒りや妬みや嫌悪だとしても。 それでこれから再び取り返せない、自分が持っていた全てを、 投げ捨ててしまえるなんて、考えなしでももう少し考えるだろう。 「だから、待たせた分、見せてやるよ。影だと言うなら、 お前がより強くなる、とびきり眩しい場所に。 ──な? “残影” さん?」 (-162) 2021/12/20(Mon) 20:59:15 |
エアハートは、残影の意味を知っている。 (a58) 2021/12/20(Mon) 20:59:22 |
ノアベルトは、貰ったローダンセの花の言葉を裏切れない。これからもずっと。 (a59) 2021/12/20(Mon) 20:59:26 |
エアハートは、かすかな、それでも確かにそれは“光”の意味だと。 (a60) 2021/12/20(Mon) 20:59:32 |
スカリオーネは、ならば、と思う。変わる事こそ、変わらぬ事。変わらぬ事こそ、変わる事。 (a61) 2021/12/20(Mon) 20:59:33 |
エアハートは、貴方は私の影で、剣で、 (a62) 2021/12/20(Mon) 20:59:41 |
オーウェンは、踏み入れた。それはきっと、大切な一歩目だ。 (a63) 2021/12/20(Mon) 20:59:46 |
エアハートは、何もない路地裏で見出した、 (a64) 2021/12/20(Mon) 20:59:46 |
ミズチは、さみしい。ずっとさみしい。それを知っていても、さみしいところから動きませんでした。でも、 (a65) 2021/12/20(Mon) 20:59:47 |
スカリオーネは、きっとあの日にしがみついていようとも――煙以外を、ほんの少し纏っているのだろうな。 (a66) 2021/12/20(Mon) 20:59:48 |
ミズチは、今までよりももう少し、さみしくなくなるように生きていけます。歩いていけます。 (a67) 2021/12/20(Mon) 20:59:50 |
エアハートは、目に焼き付いた光/残影だった。 (a68) 2021/12/20(Mon) 20:59:51 |
(a69) 2021/12/20(Mon) 20:59:53 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新