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【独】 小さな サルガス「……しゅくだい? でも、ぼく、高等部の先生、わからないよ」 『いいんだよ適当に伝えてくれりゃ。大事なものなんだ、お願い、取り返して!』 「うん、わかった。返してもらえるか、頼んでみるね」 (-106) 2021/05/27(Thu) 1:34:21 |
サルガスは、知らない生徒に頼まれものをして教員棟をたずねました。 (a76) 2021/05/27(Thu) 1:35:50 |
【秘】 懐疑心 メレフ → 貪欲 ルヘナ「部屋にあまり人を入れるのは好きじゃないからな。 話すだけならどこでもいいだろ。 ————意外だな。もっと本まみれなもんかと思ってたが」 意外にもすっきりとした部屋を見て。 図書館があるのだから必要がないのかもしれないけれど。 少しだけ距離を開け、勧められたまま椅子に腰かける。 「それで、何が聞きたいんだ」 脚を組み、返事を待つ姿勢だ。 (-107) 2021/05/27(Thu) 1:37:46 |
【秘】 求愛 シェルタン → 懐疑心 メレフ 椅子あるけどまあいいか、掃除してるし。 ふんわりとそんなことを考えて、 次の句には思わず驚きを隠せずに、 「なッ……」だの、間の抜けた声を漏らす。 「……なるほど、な」 非難するでも、悲しむでもなく。 “諦めてた選択肢を提示されたこと”に対する、 ある種尊敬に近いような感情を見せて。 「やめとけ、とは言っとくよ。 ンなことしちまったら、 次に大人んとこにつれてかれるのはアンタだ」 だが、理性でもって、 しっかりと友人の発言を窘めた。 ▼(続) (-108) 2021/05/27(Thu) 1:39:30 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 求愛 シェルタン「本当に遊び≠ノ来るんだったら、 夜にでもこっそり声をかけるよ。 なあんて・・・・・・ちょっと気になることを聞いたから」 「シェンは、『何を』突き止めようとしているのかなって。 ちゃんと聞けていなかったから、聞きたくって。 話せることがあるかも知れない。できるだけ協力をしたいんだよ」 朝食の場での話だろうか、お互い楽しげに話す内容としては 少し不穏なものだったが本題だったため仕方が無い。 この噂の真相を確かめる者たち、大人を信用する子供たち。 誰にも頼ろうとしない者・・・・・・そんなあなたたちの目的が知りたかった 「いつも子供達の面倒を見ているあなたをいたわりたいのは、みーんな一緒。人気者はつらいね」 (-109) 2021/05/27(Thu) 1:40:26 |
【秘】 求愛 シェルタン → 懐疑心 メレフ「ハッキリ言おうか。 オレは、大人の下に子どもがつれてかれるのを望まない。 そのために出来る限り穏当な方法で尽力、協力する」 じっ、と、目を見つめて。 「───……だけど。もし、万が一。 犯人を“殺し”でもしちまったら」 「絶対に一人で抱え込むな」 「……出来る限り、付き合ってやるからさ」 (-110) 2021/05/27(Thu) 1:45:25 |
【赤】 徒然 シトゥラ「聞いてみる! たとえ話ってどうやったらいいのかなぁ、喜んでくれるといいな。 あんまりこういうの聞いたこと無かったからがんばるねぇ〜」 *赤ずきんの内情はわかりません* *シェルタンの気持ちもセキレイにはわからないのです* (*21) 2021/05/27(Thu) 1:46:28 |
【置】 小さな サルガス「……はい。しゅくだい、持っていかれちゃったって、言ってました。 高等部のせんせいにつたえてくれればいいって」 「えっと……あの、なまえ、聞いてなくっ」 「ごめんなさ、ごめんなさい。ほんとうに、でも……ごめんなさい、すみません……」 「ち、ちがうんです。そんな……すみません……ほんとうに、ごめんなさい……」 (L6) 2021/05/27(Thu) 1:47:14 公開: 2021/05/27(Thu) 2:00:00 |
【秘】 元気元気 ルヴァ → 徒然 シトゥラ"怒られたくはない"かどうか。 "怒られたくはない"のだと思う。静かに口にした。 「……俺は、この機構を知ったとき、 『すべてを諦めたんだ』。 成長も、到達も、永続も何もかも。 区切られた箱庭であるのと同じようにまた、 俺の生も"ココ"で区切られたものであると」 熱を持ったシトゥラを正面から見据えて、言葉を返す。 「――だがそれでも。 菓子を舌に載せれば甘い。 飲み物を飲めば喉は潤う。 友と語り合う表の顔は笑う。 交友は失われると分かっていても繋がる」 (-111) 2021/05/27(Thu) 1:47:59 |
【秘】 元気元気 ルヴァ → 徒然 シトゥラ「笑えば笑い返される。泣けば慰めてもらえる。 甘えれば世話を焼いてくれる。怒れば宥めてくれる。 食事を共にして、生を共にして、生活を並べれば、 人の営みが生まれる。生まれてしまう。 それが『偽りの仮面』(表のルヴァ)でのものであっても。 擦り切れた心にすら、それは優しく響く。 誰もを裏切りながら、誰もに恨まれることをしながら、 それでもルヴァでいることが自分の全てで。 こうやってシトゥラに呼ばれれば、 それがセキレイとしての誘いであろうとも。 この菓子に何が仕込まれているかも考えず。 その意味すらも考えず。ただ嬉しいから。 ルヴァは喜んでここに座るんだ。 おかしいだろ。――だから壊れてるんだよ」 (-112) 2021/05/27(Thu) 1:48:56 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 懐疑心 メレフコンコン。 メレフの部屋がノックされる あなたが不在ならばまたシトゥラは歩き回って 散歩するだけになってしまうだろう。 あなたが何を知っているかが少し気になった、たったそれだけの小さな用事だ (-113) 2021/05/27(Thu) 1:50:26 |
【秘】 元気元気 ルヴァ → 徒然 シトゥラ「連れていかれたくない相手を連れていく命乞いで、 得られる僅かばかりの自由を啜りながら、 浅ましく繋いだ生で惨めに仮初の平穏を結び、 こうやってシトゥラにも どっちの自分で話してるかわからなくなるほど、 ここの、偽物の絆と生活すべてが 楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて仕方なく 苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて仕方ない。 ――それが、裏切者の"ルヴァ"だよ。 それで居続けるのが、俺の野望だ。 ずっと苦しんで、出来るだけ人の最後を見たい、化け物だ。 殺したければ、今すぐ殺してくれてもいい。 もう疲れたし。まだ生きていたい。助けてくれ。見捨ててくれ。何もしないでくれ」 乾いた笑いを零した。 「ああ、これすら。 多分同情を引いて"大人"に迎合するキミに助けてもらう。 浅ましいルヴァ≠サのものの姿さ」 菓子の包みを開ける。 「……ああ、シトゥラと食べる菓子は、美味しいな 救うというなら、明日もここで、菓子を食べたい」 (-114) 2021/05/27(Thu) 1:50:53 |
【置】 褐炭 レヴァティ夕方ごろ、少し肌寒いかもしれない屋上で、童話集を読んでいる。 童話集は子供向けでなく、原作寄りの内容だ。 ルヘナから返してもらった風船唐綿の栞も勿論ある。 栞は二つ折りで、中には登場人物の名前が書かれていた。 大人からもらった品で、昔からずっと使っている。 ルヘナと話した時には、登場人物を書き出すことは癖だ とレヴァティは話していたが、この童話集を読むのには 数話ごとにふたつみっつ程度しか書いていない。 どうしてでしょうね。 (L7) 2021/05/27(Thu) 1:51:24 公開: 2021/05/27(Thu) 1:45:00 |
【秘】 求愛 シェルタン → 徒然 シトゥラ 呆れた様子で両手を広げ、次の言葉を促す。 何を突き止める、と言われれば、 実に真剣な表情で押し黙って。 . . . 暫くして、口を開いた。 「 子どもが大人の下につれてかれている。 っていうのは、もう間違いないことだと思う。 どうしたらそれを防げるか、また、 誰がそんなことをしているのか、ずっと調べてて」 生徒のうちの誰かが、とは言わなくて。 ただただその事象のことだけを気にしていた。 「……最近疲れた顔見せてるからさ、心配されてるよな。もちょっとシャキっとしないとなあ」 (-116) 2021/05/27(Thu) 1:53:22 |
【独】 元気元気 ルヴァ――ルヴァがギムナジウムに収容された理由。 その病名を、医師は"解離性障害"と呼ぶ。 そして多分人は、それを『狂人』と呼ぶのだ。 (-115) 2021/05/27(Thu) 1:53:52 |
【赤】 褐炭 レヴァティ「子ども達の誰かが犯人だったら。 誰々が犯人だったら。 僕が犯人だったら。 こんなふうに狭めていったらどう? 噂の話から遠回りをしてもいいですしね」 応援しているよ、赤ずきんは笑った。 (*22) 2021/05/27(Thu) 1:55:14 |
【秘】 貪欲 ルヘナ → 徒然 シトゥラ「……ああ、持ってるよ。レヴァティを知ることができる方法。 ただこの能力はあの子…… も持っているみたいだ」 少し悩んだ末に吐き出された言葉には、 ルヘナを除けば本人だけしか知り得ぬ情報が宿る。 そのため、その名前はひどく小さい声で告げられた。 「本人に聞いて素直に答えてくれるとは思ってないからさ、 シトゥラが手伝ってくれるのは素直に嬉しいよ。 ……満足するまで知ってもきっと俺のスタンスは変わらないから その点はシトゥラとしては面白くないかもしれないけど」 (-118) 2021/05/27(Thu) 1:59:27 |
【独】 求愛 シェルタン「どうして?」 「愛は俺の為だけに注がれればいいのに」 陰鬱な心の中。 それだけを、ずっと想っている。 わざと治療を受けるのじゃ、だめだ。 きっとそれでは ああいうこと はしてもらえない。自分は可憐な少年なんかじゃない。もう青年だ。 そう思って、ずっと身体には気を遣った。 こっそり森の外、大人たちのいるところに行っては、 独り学んだ踊りで、食らいついてもらおうと頑張った。 それなのに。悪い子たちが。 (-117) 2021/05/27(Thu) 1:59:41 |
サルガスは、教員棟からとぼとぼと帰りました。 (a77) 2021/05/27(Thu) 2:00:41 |
小さな サルガスは、メモを貼った。 (a78) 2021/05/27(Thu) 2:02:01 |
【独】 求愛 シェルタン「……行こう」 ヘイズは何かしてもらえたのだろうか。 恋人を抱くような、甘い甘いそれを。 玩具にぶつけるような、激しく熱いそれを。 昂ぶりはもう抑えきれないところまで来ている。 衣装箱の中に隠れた、淫猥な下着。 あの大人たちに貰ったそれを着けて。 ふらりと、部屋から出て行った。 (-119) 2021/05/27(Thu) 2:04:51 |
【置】 愛はどこ? シェルタン(夜はルヘナと見回るをする約束だったから) 日も沈む夕暮れ。 子供たちの目を、盗んで。 独り、森の中の方へ歩いていく。 立ち並ぶ看板を、 ただ、物悲しそうに見つめていた。 (L8) 2021/05/27(Thu) 2:07:14 公開: 2021/05/27(Thu) 2:20:00 |
【人】 徒然 シトゥラ>>96 イクリール おすすめの本を届けることを約束すれば ぽつりぽつりと思い出すように口から零れる言葉は続いた。 家は、10年以上長く連絡が来ないのだという。 だからすっかり忘れてしまった、 どんな家族がいたのか帰る場所があるのかも。 僻むことはせずに羨ましいと思えるのはきっと、 子供達を好いている自分がしっかりといるからだろう たとえそれが――― 連れて行かれた彼らを見なくなる歪みが生まれてもだ。 「あなたのように可愛い子に告白をされたことが無かったんだ。 ありがとう。今日も朝ご飯を美味しく食べられたのはあなたのおかげ、そんな優しいイクリールが好きだよ。 また明日も一緒に食べてくれるかな?」 (99) 2021/05/27(Thu) 2:07:28 |
【秘】 貪欲 ルヘナ → 懐疑心 メレフ「ああ、本は一冊二冊程度持ち込めればいいからな」 読書できる環境が十全に整っているのだ、 わざわざ夜を過ごすだけの部屋にその機能は求めていない。 「昨日今日、朝に話していたことを照らし合わせて考えた時に。 ……あのくだらない"噂"が人間の悪意によるものであり、 メレフはその真相を知っていると推測したんだがあってるか? どうして知った? どうして知った上で無事でいられている?」 (-120) 2021/05/27(Thu) 2:07:31 |
シェルタンは、現状を酷く嘆いている。 (a79) 2021/05/27(Thu) 2:09:11 |
【独】 求愛 シェルタン(いない。誰もいない。 間が悪かったか。今日は出払っているのか。) いつもなら、“顔見知りの”大人が屯している場所は、 饐えた匂いだけを残して、人一人すらいなかった。 鎌首をもたげた熱情は、肌寒い風のなか、 徐々に収まっていくのを感じる…… 「……ハア、何やってるんだろう、オレ」 そう、呟く。 (-121) 2021/05/27(Thu) 2:14:34 |
【秘】 懐疑心 メレフ → 小さな サルガス「……ヘイズのことか。 あれは、あれも、お前は悪くない。悪いのはこの環境だ」 他の誰よりも、不器用で慰めるのも下手くそなメレフだが。 それだけは伝えておきたくて。自分を責めることがなくなればいい、と思った。 「…ああ。あまり量は入らないからな。 一つでいい……、……お前、誰にでもそこまで用意するのか」 自分はもてなしなんてしないものだから。 香りで部屋を充たすサルガスを見て、よくやるな と思うのだ。苦笑する。 本当に、誰かさんに似ているようで。 クッションに関しては大丈夫だ、とズボンに包まれた余り気味の足を床に伸ばしている。 (-123) 2021/05/27(Thu) 2:18:50 |
【独】 求愛 シェルタンそのまま、湖の方へ歩く。 水面を見た。1年ほど前から、 どんどん伸びた背丈。堀の深くなった顔を見て。 醜いな、と何度も思った。 「……メレフ」 一番。 大人のもとに連れて行かれたくない相手の名前を呼んだ。 何故だかは、今になっても上手く言えないけれど。 何かが、癪だったのだ。 (-124) 2021/05/27(Thu) 2:21:37 |
【置】 懐疑心 メレフ夜の森。 人目を盗んで、陰に隠れて――― 外へ続く方向へ 歩いていく。息を殺して。 ――――手には、小さな棒のようなものを握っている。 警備が手薄な場所を探して。ガードが見えると、戻っていく。 裏切り者の一人でも、見つかればいいのだが。 (L9) 2021/05/27(Thu) 2:24:12 公開: 2021/05/27(Thu) 2:30:00 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 気分屋 ルヴァ「・・・・・・・・・・・・ルヴァ」 「あなたからしたらボクはどうやら壊れきった存在みたいだ」 するりと、隣に寄れば あなたの菓子の包みを開いた手をつかんだ。 落としてしまうかも知れないが、 部屋が汚れるのもあなたが戸惑うのも気にしない 「ボクはもう、誰かがいないと生きていけない。 今は大人の手に生かされてるだけのセキレイで、 誰かの手なんてとれやしない。 それでもこの仕事だけは 必ずご褒美がもらえるって聞いている、 ・・・・・・それならルヴァのためにこの席を永遠にあけておくよ。 ボクもレヴァティも、どうせいなくなる。 ――ずっと気に入られて、 その『偽りの仮面』が一つになってしまったとき。 壊れきったっていうボクの気持ちがわかるのかも」 (-125) 2021/05/27(Thu) 2:24:24 |
【置】 貪欲 ルヘナこのくらいの時間……だろう。 シェルタンと約束した、見回りの時間。 森の周辺に他の子供達がいないのを確認してから。 誰かがついてくることがないのを確認してから。 スピカが立てた看板のもとへと向かう。 あのあたりでわかりやすい目印といったらアレだろうよ。 (L10) 2021/05/27(Thu) 2:27:29 公開: 2021/05/27(Thu) 2:30:00 |
【秘】 徒然 シトゥラ → 気分屋 ルヴァ「ルヴァの幸せ、一緒に探したいな? もちろん明日も食べに来て、 いつまでも好きなだけ。あなたは連れて行かないからさ。 大人に連れて行かれたって何が何でも助けにいく」 「それにいつか・・・・・・その首に手がかかるのならば、 ボク達がいいなぁってさっきおもってしまったから」 手をつかんでいない方の腕を伸ばせば ゆっくりとあなたの首に指先を触れさせる。 ひんやりとした指先は逃げられない限り優しく喉を撫で続ける 「壊れたオモチャを直せるのは、最高の思い出になると思うんだ」 その言葉に含まれた意味をすべてわかる日がくるのだろうか。 だが、盲目的に告げられたあなたへの情は 連れて行かれるのを怖がる他の子供達≠ヨの絶対的な敵対と 意思をくみ取る様子のない大人側の陣営からのアプローチだっただろう。 (-126) 2021/05/27(Thu) 2:29:42 |
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