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エドゥアルトは、誰かの下に付く生き方しか知らない。 (a33) 2021/12/17(Fri) 1:24:58 |
エドゥアルトは、せめて、身近なひとが幸せであればそれでいい。 (a34) 2021/12/17(Fri) 1:25:26 |
【秘】 番犬 エドゥアルト → 迷彩掃除屋 ノアベルト「……ノアベルト」 相変わらず姿は現さないようだ。 無事と聞いているので無理に現せとは言わないが 貴方の声が聞こえたおおよその方向へ顔を向ける。 "番犬"と聞けば、あからさまには口にも顔にも 出しはしなかったが、数拍の沈黙が、驚きを物語っていた。 「それは、構わないが……。……貴方は、耳がいいのか」 そのしおらしい態度から警戒をするに至らず。聞かれる可能性がある懸念は、偽名をもらった時から、あったものだ。 (-147) 2021/12/17(Fri) 1:26:46 |
【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート「嫌だね」 たった一言。 貴方の陰は、低く、低く否定を返した。 「何にも囚われない為に、俺達が俺達のままである為に。 その為に為さなければならない事があるのは別に良い。 だが、その為にこの街で何をする必要がある? だが、この街の革命はそれと何の関係がある? 革命軍はその為にお前に何かをしてくれたか? なあハーディ、 手段と目的が随分ちぐはぐじゃないか? 」否定を突き付けた先は、破綻。 そう、今は手段と目的の相関にあまりにも違和感がある。 そうでさえなければ、そこに第三者の意図さえ無ければ。 貴方の剣は、曲がらぬ刃は、それに異を唱える事はしなかった。 貴方の誘いを受け入れない理由は無かった。 (-148) 2021/12/17(Fri) 1:34:01 |
【秘】 番犬 エドゥアルト → 埃運び オーウェン「…………何か、用か」 酒場のカウンター席に座っていたエドゥアルトは貴方の方へ振り返った。不機嫌そうなのはまあ、今に始まったことじゃないので気にする様子もない。 (-149) 2021/12/17(Fri) 1:35:19 |
【秘】 残影の フランドル → 残氷 の エアハート「なあ。 随分と回り道をするじゃないか。 それともそれは、俺の"お願い"より優先すべき事なのか? ここで凡そ無益に時間を浪費する事が、 決して俺達のこれまでとこれからを蔑ろにはしていないと お前は本当にそう思ってやっているのか?」 荒れた喉も厭わず、淀みなく問いを投げ掛ける。 そうしながら、ぐ、と身軽になった貴方の胸を押して。 突き飛ばすというよりは、追い込むような動きだった。 大丈夫、後ろにはベッドがある。 貴方がその上へと倒れ込めば、 その顔の横に手をつき、首筋にもう片手を這わせて、 「これが俺の為、本当にそう思ってるなら、お前はばかだ」 ほんの少し、僅かに呼吸を奪う程度。その指に力を込めた。 言葉と表情に、綯い交ぜになった感情を滲ませながら。 (-150) 2021/12/17(Fri) 1:35:24 |
【秘】 灯屋 レイ → 羽無し妖精 アイシャ「もちろん大丈夫ですよ。 何もお出しできませんが、どうぞ」 膨らみを無くした背、赤く染まっていたローブの下がどうなっているか。貴女が口にしなくても薄々察していただろう。 貴女の視界の外で眉を潜め、貴女の向かいに腰掛ける頃にはいつも通り。 そして、笑みと共にテーブルの上に置かれたそれにぱちりと瞬く。 そういえば花を受け取る時、なにか考えているような素振りがあったなと思い至る。 「わざわざ、作ってくれたのですか? ……ありがとうございます、アイシャ。 大事に使わせて頂きますね」 ポプリを指でなぞり、ふと笑みを溢した。 頑張り屋な妖精はいつも、嬉しい気分になるものを運んできてくれる。 (-151) 2021/12/17(Fri) 1:41:00 |
【独】 残影の フランドル/* Q. なんで急にガン詰めし始めたの? A. だって俺の為言うて全然俺の事見てないじゃん…… この街の革命俺の為となんか関係ある?無くない? 無い気がするから、拗ねるね。 だそうです。 (-152) 2021/12/17(Fri) 1:49:27 |
【秘】 灯屋 レイ → 残氷 の エアハート/* 叩いて直ったんですか?(叩いて直ったんですか?) 失礼しました。 いえいえ大丈夫です。エピ後に見るのを楽しみに待っています。 そしてメモありがとうございます!洗脳最高ですね。レイはブチギレますがPLは有り難さを感じています。イイネ。 こちらこそお忙しい中、対応ありがとうございました。終了までよろしくお願いします! (-153) 2021/12/17(Fri) 1:50:08 |
【秘】 灯屋 レイ → 埃運び オーウェン「そうかもしれませんね。 あぁ、でも彼をあまり責めないでくださいね。 突いたのは、私ですから。 ―――怪我するとうちの“番犬”が心配するので、万が一の時はお手柔らかにお願いします」 幾分柔らかくなったような雰囲気の中、世間話をするような軽さでそう返す。 「そうですね……。 『上にも下にも居場所がない』 『そんなこの街を嫌っている』 『嫌いなこの街を、壊したいだけ』 私が聞いた限りだと、そんな感じです。 『居場所を失くした者の、居場所を用意してくれない街への復讐』といったところでしょうか。 ……ですが、これは伝聞からの推測でしかない。 貴方が実際どう感じて其処へ至ったのか、貴方の言葉で聞いてみたかった」 大体合ってるなら、それはそれでいいのですが。 じぃと、貴方を見据えている。 (-154) 2021/12/17(Fri) 2:07:46 |
【念】 灯屋 レイ「自分がそう気遣われる立場というものに、あまり慣れていなくてですね。 それに十分甘やかしてくれてますよ。私の意向を聞いてくれますし、おいしいチキンを狩りに行ってくれますし、望みを出したと思ったら私の無事を祈ってくれますし…… …… なんだか気恥ずかしいのでこの話はやめます 」きっかけが偶然だったとしても、いいのだ。 そのお陰で貴方とこうして会話できるのだから。 (!10) 2021/12/17(Fri) 2:15:38 |
【独】 骸狩り スカリオーネ「(俺は――死にぞこないだ)」 いびつな笑みの向こうで、男はそう考える。 あの頃のようには笑わなくなった。 いや。もう、あの頃のように、笑えなくなったのだ。 強い潮風が背を押す。 ついさっきまで立っていた崖から遠ざけるように。 まだ来るな、そう言われているような気がする。 男は、たったふたつの宝を同時に失った。 あの戦争の火が燃えていた頃、 警備隊長として指示をしながら民間人の避難をさせていた。 そんな時、気付いたのだ。 自分の家から、煙があがっている事に。 遮二無二走った。避難も、指示も、全て投げ捨てて。 辿り着いた先で見たものは、 赤い涙を流しながら、実の娘を貪り喰らう妻の姿だった。 (-155) 2021/12/17(Fri) 2:18:23 |
【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドル「ちぐはぐ?何処がだ? この街に来たのは“アレ”を探しに来た。 ただ政府とやらが管理していたから、 何かを掴むにはどうしても── ──。 ────? あれ、なんでだった? ──いや、いい。そもそも、 革命軍に協力するのは私として当然の事だ。 何でその前提を否定する?否定したら 私 がそもそも、…いや、 俺 なら否定、されない?……は?俺 って誰だ、……まあいい、でも、じゃあ何であのと、き──?」 傍から見ると明らかな「破綻」でも、それを「当然」とした強い洗脳だ。つまりそこに疑問を抱かせた場合“今”のエアハートの否定になる。 「 ──革命軍を優先する。 だって、」「 お前の為の行動だから。 お前の願いであっても、絶対優先にはならない」 なにより、最悪な事に、「本来フランドルに行おうとしていた事」と「革命軍に協力する」がイコールで結ばれている。 洗脳時にそれに手を貸すとでも言われたのか、単純に都合よく描き替えたのか。 いずれにせよ、そんな歪なイコールで結ばれていると言う事は、“そう記憶が混濁してもおかしくない状態”で掛けられた。 (-156) 2021/12/17(Fri) 2:18:57 |
【秘】 残氷 の エアハート → 残影の フランドルつまり、比較的健全で元気な時の今のフランドルによる魅了は、半年の間の根を張り巡らされた脳への侵食を、言葉ひとつではぎ取れるほどには、今はまだ強くはない。 最もそれは、逆を言えば「同じ事」を行えば、 上書きや綻びの可能性が出るだろうと言う事。 そして洗脳を掛けた者も、「それを行える人間がほぼいない」と、そう思ったからこそ、今のエアハートの地位と自由度があるのだろう。 「……は、っ……貴方もレモネードがお嫌いでしたかね。 馬鹿で、結構です、よ。 今までだって、私達はそうして生きて来た。 下級市民が騎士になるなんて、 馬鹿を通り越して蛮行だとも。まあ、なりましたけどね。 だから馬鹿と言われようがやめません。貴方相手でも」 ベッドに押し倒されて、顔の横についた手を見ている。 首筋に触れられる人肌の感覚から少しでも目を逸らす為に。 (-157) 2021/12/17(Fri) 2:20:42 |
【秘】 埃運び オーウェン → 番犬 エドゥアルト「おたく宛に配達の品がありましてねえ。 ミズチからだ、受け取りな」 荒っぽい口調にしては丁寧に、その小さな布袋を手渡す。 開けてみれば、中に入っているのはガラスの小瓶。 収められた若葉の色の液体は、香水のように振りかけると木々の気配を纏え、獣等々に気付かれ辛くなる魔法薬の一種。木隠れの香というらしい。 小瓶と一緒に中にあった紙にはその説明が書かれており、『自身の能力のみで至らない点は、道具に頼ることも選択肢だ。今度商店を見に行こう。』と付け加えられていた。 「ま、頼る相手としては及第点じゃねえの。 要件はそれだけだ。礼は送ってきた奴にいいな」 (-158) 2021/12/17(Fri) 2:21:08 |
【念】 灯屋 レイ「私がなにかできるかも、まだわかりませんよ。 ……できれば、『なにか』を示せれば良いとは思いますけど」 より良い日々。この街に居場所がないと考えていたとしても、“野良猫”もまたこの街で暮らす者のひとりだ。 彼も、良き日々を送れるようになれたなら。喜ばしい事だと思う。 「……えぇ。 私は貴方のために、無事でいるように努力しましょう。 貴方が私と居る限り、私は貴方を置いては行きません」 (!11) 2021/12/17(Fri) 2:30:48 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 灯屋 レイ「あたくしの罪と、それを隠す事実を知っていただければ結構です」 ノアベルトは決して暗殺者などではない、掃除屋だ。 男はことあるごとに口を回し、役人に捕まりそうな不都合なことはすべてこのノアベルトという人間の縁でもみ消している。 ときには金で、ときには情で。その為には自分自身が贅沢をしているわけにもいかず、普段から貧乏人として仕事を選ばないのだ。 「可愛いですねえ、まったく。 あたくしも同じことを主に言いました。 はじめての命令を教えてあげましょうか、仕事以外では平等にしろです」 はて、誰かが思い浮かぶか思い浮かばないか。 鼠という言葉は否定せずに、従者らしい男は言葉を続けた。 「簡潔に言いますと、上層部の複数名を殺害します。 そして、富裕層の方や城下町の方の政府への不満を高めます。 こんな本物の反乱軍を捕まえるのに当てずっぽうの政府も大したことはないでしょう。 そして、連れがどうやら怒っていまして……反乱軍の一部の方もさっくりと。 レイの知り合いではないと思いますが…気分のいい話ではないですね」 「それをあたくしのせいではないと証言してほしいだけです。 まあ、痕跡は残しませんから、掃除屋ですし。 保険程度ですよ、あとは〜……共犯者欲しいじゃないですか」 なんとこの作戦二人だけでやるのだという。 これだけで政策は変わらないかもしれない、だが日々不満はつのり情勢は変わっていく。 そのきっかけになるだろう一石を投じようとしているのだ。 (-159) 2021/12/17(Fri) 2:30:49 |
【独】 骸狩り スカリオーネどうしようもなかった。 産まれた時に涙を流し、笑いあって、 成長を見守ったあの子が、見開いた目に驚愕を宿したまま。 食い尽くされていく様を、見ていられなかった。 だから、男は、妻を殺した。 どうしようもなかったのだ。 例え分かっていても、殺さなくてはならなかったのだ。 例え、分かっていても。あの屍人が流した赤い涙は、 ――妻が、まだ意識を保っていたから流していたなどと。 しかし自分を造った者の命令には逆らえなかったのだと。 その妻は最後に、言った。 「■■■■。とめてくれてありがとう」と。 「わたしのことはわすれて、しあわせにいきて」と。 それきり……男は、自分の名を捨てた。幸福を、捨てた。 あの日、妻と娘が死んだ日に、■■■■は死んだのだ。 今ここにいるのは、その日の男の怨念だ。 死人のように生きる者。 スカル 《骸》を抱えた名前が似合いだ。 ――男は今は、スカリオーネと名乗っている。 (-160) 2021/12/17(Fri) 2:33:01 |
スカリオーネは、もう、昔のようには笑えない。 (a35) 2021/12/17(Fri) 2:33:54 |
スカリオーネは、死にぞこないだ。 (a36) 2021/12/17(Fri) 2:35:46 |
スカリオーネは、それでも動き続ける。 (a37) 2021/12/17(Fri) 2:36:12 |
スカリオーネは、……屍人と、何が違う? (a38) 2021/12/17(Fri) 2:36:46 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 番犬 エドゥアルト「ええいいですよ、耳。 正義のためではなく、あたくしの主人のための耳です。 お二人とも仲が良さそうです本当に感動しました。 お声掛けするのが遅くなってすみませんね」 男は従者という存在だ。 誰かのために誰かの命を受けて行動をする。 影になれと言われれば物言わぬ存在に。 平等になれと言われたら人間としての個を持つ。 すべて命令をされなければ、死ぬことも戸惑わない。 鼠はしぶとく、どんな姿になることも厭わず。 そんな生き方をしていた。 帽子はまだかぶらず、周りの人の気配が完全に消えたとわかったとき、男は口を開いた。 「声をかけたのは、あたくし達一つ小さな騒動を起こすんです。 その犯人を、あたくしたちではないと 誰かに聞かれたとき証言をしていただきたい。 あなた達に話した理由は、……この計画は、 政府にも反乱軍にも影響を与えるからです。 腹を割って話せる存在は、ごく僅か。 おわかりになりますか? 守りたい存在がいるのは、同じだと思っています。 このふざけた見世物のような政策を壊す共犯者になっていただきたい」 (-161) 2021/12/17(Fri) 2:46:15 |
ノアベルトは、彼らに話した、共犯者になって欲しいと。 (c41) 2021/12/17(Fri) 2:47:40 |
【秘】 埃運び オーウェン → 灯屋 レイ「犬飼ってんの? なーんて。別に俺がやったって言やあいいだろ。 野良猫にぶつけるには相応しいでしょうに」 おたくも俺もお人よしだな、なんてため息と共に。 お気楽そうに両手を挙げて、視線を受け止める。 「ん。気持ちいい位のハズレ。 悪い悪い、元から当てさせる気なんて無かった。 こんな偏屈なひねくれ者がそう簡単に踏み込ませるわけないだろうが。 上にも下にも居場所がなくて、こんな性格に成り果てたのと───この街が嫌いなのには、直接の理由はねえよ」 一笑に付して、ハッキリとそう告げる。 どっちも真実だ。嘘は言っていない。それは、ひねくれ者の常套句。 間違いなくミスリードを誘う言い方はしたというのに。 (-162) 2021/12/17(Fri) 2:51:58 |
【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 骸狩り スカリオーネ「スカリオーネ様から見たら、皆そうなのかもしれないのです」 ふふ、少しだけおかしそうに少女は笑います。 目線が合えば、ピンク色の瞳が貴方の顔を映すことでしょう。 何だか、そうしているとくすぐったいような気持ちになります。 「では、そういうことにしておくのです。 はい。勿論、美味しく食べてもらえるのが一番なので。 私は、貰い物はその人が好きに扱ってくれればいいと思っているのですよ」 手に取ったクッキーは少し厚めで、ほのかに桃色を帯びています。 少女も、貴方と似て 誰にも平等に接するように努めています。 とはいえ、人生経験も貴方より少ない彼女よりもずっと強固であるその考えに、少女は密やかに尊敬の念を抱くこともあるのです。 揺らがないことは、決して悪いことではありませんから。 アイシャは、持ってきたものを受け取ってくれたスカリオーネに笑いかけます。 「受け取ってもらえてよかったのです。 スカリオーネ様もお疲れでしょうから、私もそろそろお暇しようと思うのですよ。 また、お花を貰いに来てほしいのです。気が向いたらで良いので」 (-163) 2021/12/17(Fri) 2:52:32 |
【秘】 埃運び オーウェン → 灯屋 レイ「俺は……なんでも屋としての暮らしはそれなりに楽しいと思ってるよ。 風当りはキツいしイヤな仕事もあるけどさ、自分に妥協して、小銭をかき集めて、それなりに黄金の蜜を啜れて生きてる」 そこまでは軽い雰囲気の語り口だったが、 次の句を言い放つ寸前、片眼を鋭く尖らせて。 「俺が本当にこの街を壊したいと思った理由は、 お前ら───冒険者だ。 なあ。レイ、おたくは…… 冒険者の扱いって、考えたことあるか」 そんな問いかけを、した。 (-164) 2021/12/17(Fri) 2:52:35 |
【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 骸狩り スカリオーネ「言われた通り、今日はちゃんと休もうと思うのです。 また明日、酒場に出られるように」 そう言って今日のところは立ち去るのでしょう。 そして、貴方から名前で呼ばれる時には 花のような笑顔を向けるのです。 (-165) 2021/12/17(Fri) 2:54:57 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネこれはその日の宵闇が訪れる頃。 たった数日現れなくなった彼は、たまに表に顔を出せば何やら掃除屋としての仕事をせず走り回っているそうだ。 そんな男は貴方を探していた、少々顔は合わせにくかったが姿を消していても許してくれているのを知っている。 見つかったのはどこだっただろう、その背中を見つければ。 もしくは見つからなくても。 その場で男は、カチリと音をたて、己の香りを消す煙を焚いた。 「主」 「素直に連れて行かれるつもりですか」 平等とは。 その言葉を告げられてから 頭の中で意味を巡らせたことは何百も。 貴方は知らなくてもいい。 物言わぬ人形になれと命じられて、 喜んでなろうとする人間のことを。 その人形にすら、感情があり 思いもよらぬところに牙が潜んでいることも。 その期待が裏切られるまで、裏切りたくても裏切れないことを。 (-166) 2021/12/17(Fri) 3:04:20 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 迷彩掃除屋 ノアベルト「承知した。ん。」 「いや? あー、いや……それに関しては、怒り如何よりも、奴らはよくその取り決めを通したものだと思う思考が先に立つところがあるな。スカリオーネ殿は、お前の言う通り一人でも問題ない。小生たちがあってもだ」 「小生に怒りの色が見えるのなら。それは革命軍一派によるところだろう。あれらのしたことと言えば、ノアベルト自身と、お前が目を掛けているアンゼリカに危害を加えた。オーウェンに望まないことをさせた。シュシュさんの立場を危うくさせている。ペトルーシャやアイシャのものを失わせる原因を作った。その他にも浮かべようと思えばいくらでも出るが、一先ずはこの程度か」 圧。政府に対しても微妙に言葉の治安が悪いあたりは、政府にも思うところはあるようだが、それよりも革命派に憤っているらしい。 これと、これと、これとの中でひとつなら、どれがもっとも問題ないと思う?と首を傾けたりなんてして。どことなくノリノリのおどけた空気で、それでやっぱり怒っている。 (-167) 2021/12/17(Fri) 3:07:00 |
【独】 骸狩り スカリオーネ今日は、命日だ。ずっと昔に死んだ3人の。 供える花は2輪でいい。 甘いクッキーは2枚でいい。 美しい景色と、静かな場所は、2人にだけあればいい。 赤い涙に安寧を。 叫ぶ死人に休息を。 あの日に死んだ男には、 あの日に上がっていた煙でいい。 言われなくても、まだそちらには行けない。 だから、そんなに背中を押さないで欲しい。 だから、頼むよ。 あの日を忘れないように、一本吸わせてくれ。 あの日から離れたがるこの俺を、 どうかあの日に縛り付けてくれ。 俺が、変わってしまわないように。 (-168) 2021/12/17(Fri) 3:08:37 |
【秘】 羽無し妖精 アイシャ → 灯屋 レイ「お構いなく、なのです。 下でハーブティーを頂いたところなのですよ」 いつもと変わらない様子の貴方に、アイシャも脚をぷらりとしてリラックスしている様子を見せています。 そして貴方の笑顔を見ては、少女も花のような笑みを浮かべるのです。 「はい、お花は枯れてしまうと 香りを楽しめなくなってしまうので。 どうせなら、お部屋が同じ香りで満たされる方が良いかも…と思ったのですよ」 長持ちして、それでいて管理も面倒ではない。 そういったものが冒険者には好まれる傾向にある事を、商人である彼女は理解していたのです。 「私が、作りたかったからというのもありますけど…… レイ様は、気遣いを本当に良くしてくれるので 嬉しくて。 何か、何か良いお礼が出来ればと思ったのです。 だから、実は……もう一つ、作ったものがあるのです」 何だか少し、もじもじとした様子を見せていましたが やがて、テーブルの上に一つ蓋つきの瓶を置きました。 透明な液体が中に入っており、ほのかにラベンダーとはまた別の花の香りがすることでしょう。 現代的に言えば、香水のようです。 (-170) 2021/12/17(Fri) 3:12:10 |
【秘】 骸狩り スカリオーネ → 羽無し妖精 アイシャ「そうしてくれ。 ……気が向いたらな。良い夜を」 そう呟いて、見送るのだろう。 それから少し、日が空いて。 男は気が向いたのだろう、 クモマグサの造花を2輪頼んだ。 そして、あなたが贈った桃色のクッキーは、 男の口にも、……誰の口にも入らずに。 ――きっかり2枚だけ、海に落ちた。 (-171) 2021/12/17(Fri) 3:14:18 |
アイシャは、頼まれたものをきちんと納品しました。 (c42) 2021/12/17(Fri) 3:25:02 |
【秘】 骸狩り スカリオーネ → 迷彩掃除屋 ノアベルト男は、昼の間は街から離れていた。 少し離れた、海の見える丘の上にいた。 宵闇が街を覆う頃には戻ってきていただろう。 それでも、いつもの酒場には少し遠い。 猥雑さとも少し離れて、薄暗い路地でも 通っていた頃だっただろうか。 「ああ」 「お前ほど酷い目には遭わないだろう。 連中がいかにバカでも、 俺の手勢は知っているはずだからな」 男は、……男は、いびつに笑う。 そうして、今日は、今日だけは、余計な口が回る日だ。 「なあ、ノア」 「俺は」 「変わっていないな?」 とぎれとぎれに。 あなたの外を知らぬ者が、あなたの内を知るはずもなく。 ただ、重用し、信用する、あなたへの確認の言葉だ。 男は、今日だけは、変わっていた。 (-172) 2021/12/17(Fri) 3:25:17 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネひゅ、と息を引くような音がした。次いで近づく気配。 本来ならば帽子を吹き飛ぶのも気にせず駆け寄るところを、 押さえなければいけないのこの姿勢はどれほど無様か。 「変わって、いるわけ」 なんで。 一歩近づく。その男の体に目立つ傷はない。 「……、何がありましたか?」 更に一歩。顔も、頭も、無事で。何故か首輪すらつけていない。 「何を考えているんですか。 反乱軍に疑われて落ち込むような方じゃないでしょう。 旧知の仲が傷を負ったことを傷まれているんですか?」 この場所が、貴方をそうさせたのですか? ただし、帽子を押さえる手首を見れば赤い拘束痕がついている。ひどく抵抗したのかその傷だけは目立って見えた。 「……、……今の主は」 「変です。私が、殺したいと思えないほどに」 目の前に立つのは、いつぶりだっただろう。 ほんの数日ぶりのようで、何ヶ月もしていない気分だった。 (-173) 2021/12/17(Fri) 3:50:44 |
【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト (-174) 2021/12/17(Fri) 3:59:27 |
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