【人】 諜報員 フーゴ[眠って、目が覚めた時はたいていしばらくぼんやりしてる。その時間が好き、というか数少ない娯楽がそれくらいって話なんだが。 けど今回は、至福の時間を邪魔するみたいにあらぬところが違和感を主張する。具体的にいうとケツが] ……うぇ?! [がばりと飛び起きたら、ばたりと再びベッドに逆戻りになった] (151) 2021/06/06(Sun) 8:07:41 |
【人】 諜報員 フーゴ[なにあれなにあれなにあれ!!俺なにされたの?!?! 混乱する頭で思い出すのは今さっきのあれこれだ。なにあれ、突っ込まれるのは同じの筈なのになんであんな違う? 混乱ついでにじたばたしてたら俺が起きたのに気付いたのか、やつが扉の向こうから戻ってきた。あ、開いたんだ。じゃあ出れるんだ、出れたらここでのことはすっきり忘れてしまってなかったことに、なんて思っていたのに。 ドアの向こうを見てきたアイツによると、ドアの向こうはまた別のドアらしい。そしてそれを開ける条件も] …………。嫌だ!!!!!ぜってぇやだ、死んでもやだ!もっかいとかありえねーだろやだ!!! [目一杯主張した。さっきのあれをもう一回って、そんなのされたら俺絶対死ぬ!!って、一回目以上の渾身の抵抗をしたんだ**] (152) 2021/06/06(Sun) 8:09:21 |
【秘】 諜報員 フーゴ → 運び屋 ルルーシュよし、じゃあ一回目俺がされたんだから、今度はお前が突っ込まれる側な!!!! [超めいあん!!!みたいな顔して言ったら、こいつはどんな顔をするだろう。俺は自分のナニが恐怖を与えてたなんて知らないから、こいつだって最初は突っ込まれる側がいいって言ってたんだから了解するだろ、って気楽に思っていたんだ*] (-87) 2021/06/06(Sun) 8:12:19 |
諜報員 フーゴは、メモを貼った。 (a22) 2021/06/06(Sun) 8:40:52 |
【人】 小泉義哉[恋の戯れにおいて何の面白みもない朴念仁のこと 思わせぶりな駆け引きのつもりは毛頭なく 急に沈黙した>>130幼馴染を不思議そうに見やった。 「どうかしたの?」と問いかけるよりも先に ずっと店内にいた初老の男が香菜に呼びかけた。 そこそこの時間邪魔していたこともあり そのタイミングで小泉も帰ることにしたのだが 店を出ると、今しがた会計を済ませた客が呼び止めてきた。 彼は幼馴染の父親で、古くからの付き合いがあり 幼いころには「子猿どもめ」と可愛がられていたのだが 成長するにつれて小泉の方はすっかり疎遠になっていた。 呼び止められた理由が思い当らず きょとんとしていると、男は嘆息した。 「お前は悪い奴じゃないが、最悪な男だなぁ」 しみじみとした呟きが、夕刻の雑踏に紛れ込んだ。] (153) 2021/06/06(Sun) 10:10:38 |
【秘】 小泉義哉 → 弁当『もりや』 安住 香菜[重ねた指のすべすべしい調子や 指のはまるほどくびれた腹や、くるくると回る瞳の揺らぎに 淫らな予兆を嗅ぎ取って、ますます猛りが昂った。 このどこまでも清潔な香菜が 幾枚もの皮にくるんで心の底に隠している欲念を 自分の雄の力で掘り起こしてみたくてたまらなくなった。 それを他の男に任せるのが妬ましくてたまらなくなった。 長い髪に五本の指を挿し入れ、かき乱し、 思いのままに彼女を揺さぶる様を夢見ながら つやつやしく光るその髪に口づけを落とす。 すると熱い息吹で喉元を焙られて ますます彼女の胎の中に自らを捧げたくなる。 喰われるのは自分かもしれないと茫洋とした頭で思った。] (-89) 2021/06/06(Sun) 10:13:56 |
【秘】 小泉義哉 → 弁当『もりや』 安住 香菜[しかし香菜はやはり清潔で、 淫らな予兆と感じたのは小泉の思い違いでしかなく、 緊張と怯えによってすっかり体が固くなっている。 視線が交錯することはなく、濡れたように輝くまつげが 小さく、時間をかけて、揺れた。] (-90) 2021/06/06(Sun) 10:14:30 |
【人】 小泉義哉[その時、淫らな部屋の何もかもが消え失せて 神聖な境内の、穏やかな木漏れ日が降り注いだ。 穢れを知らぬままの香菜が、白い花々の冠を乗せ 照れくさそうにまつ毛を伏し、ゆっくりと瞬いて、 溢れんばかりの幸福を宿して微笑む様を、見た。] (156) 2021/06/06(Sun) 10:15:27 |
【人】 小泉義哉[手分けして探索したものの、碌な働きはできなかった。 さして広くもない密室でのこと、 性の欲望が渦巻いていても解消する術はない。 だがそれ以上に、先ほどの美しい幻想が 今度はもやもやとした蟠りとなって胸の中で重く凝る。 彼女もいつか、幻想ではなく 現実で花嫁となる日が来るだろう。 どっしりと構えた彼女のこと きっと良い相手に恵まれる。 彼女は秘密主義だから 今既に交際相手がいるのかもしれない。 自分は心から祝えるだろうか。 あの幸福な微笑みで他の男を見上げる様を 笑顔で見守れるだろうか。] (158) 2021/06/06(Sun) 10:17:15 |
【人】 小泉義哉[その時、結論の出ない問いの螺旋を祓うように 大げさな嬌声と水音が響き渡り>>134、飛び上がった。 香菜が混乱したように局を変え、そのたびに いろいろな体位で絡み合う男女(時々同性)が 大画面の迫力で映し出され ひとまずリモコンを借りて電源を切った。 枝分かれしたあれを男に対しても そのように使う猛者がいるとは知らなかった、 いらぬ見識が深まった。] まぁ……期待しない方がいいんじゃない? [ちらりと見た番組表は どれも頭が痛くなるような言葉が並んでいたから やんわりとたしなめた。 AVのタイトルやキャッチコピーって なぜか駄洒落好きが喜びそうな秀逸なものが多い。] (159) 2021/06/06(Sun) 10:17:52 |
【人】 小泉義哉[きぃんと耳の痛むような静寂が戻ってくる。 また気まずさを思い出して 隣室へと探索を移す香菜を見送った。 その時には、紙>>135のことなどすっかり頭から抜け落ちていた。 だから彼女が鼻をすすりながらも紙を持ってきたとき ぎょっとして言葉を失った。 確認の勇気も持たなかった小泉とは対照的に 香菜は真正面から向き合ってきた。] ……読んだ。 [見上げてくる視線が痛くて、ふいと顔をそむけた。 不器用な男は寄り添って隣に座ることもできず 観念したようにうなだれながら 内実では彼女の涙に酷く落胆していた。 女性の方が性行為が重いのは分かっていたが 泣くほど嫌悪されているとは思いあたらなかった。 「心配しなくても襲わないよ」とか 「ほかにも方法があるかもしれない」とか 安心させられそうな言葉はいくつか浮かんだが どれも口に乗せてしまえば上滑りしていきそうで 結局選んだのは沈黙。]* (160) 2021/06/06(Sun) 10:19:35 |
【秘】 小泉義哉 → 弁当『もりや』 安住 香菜[静寂を打ち消したのは 抑えていてもなお小さく震える言葉だった。 問いかけはあまりにも予想外で 虚を突かれてまともに見返すと 小鹿のような、まつ毛の長い、形のいい目が、 涙に美しく濡れて夕月のようにぽっかりと並んでいた。 この上なく詩的な、霊的な一瞥を与えられれば 己の浅はかな、臆病な胸の奥を丸裸にされてしまう。 自分の拙い言葉でうまく伝えられるとは思えない。 しかしその多恨なまなざしの前では 堪忍して何もかもさらけ出すしかなかった。] (-91) 2021/06/06(Sun) 10:20:10 |
【秘】 小泉義哉 → 弁当『もりや』 安住 香菜覚えてる? 結婚したら、おいしいご飯毎日出してくれるっていう、あれ。 子供の約束だから、香菜は忘れてるかもしれないけど。 あの時のことを思い出して、想像したんだ。 ……きっと素敵な、幸せなお嫁さんになるって。 なのに、その未来を、俺がこんな形で壊しちゃいけないと思った。 [「俺の」お嫁さんと言えるほどの図々しさも無ければ 「誰かの」と譲れるほど鷹揚でもない。 仮に同室していたのが香菜ではなかったら 軽い気持ちで行為に及んだかもしれない。 何しろ出るにはしなければならないという 大義名分があるのだから。 だが、脱出手段として提示されていても 香菜が相手だと、それを理由に抱くのは 間違っている気がした。] (-93) 2021/06/06(Sun) 10:21:28 |
【秘】 小泉義哉 → 弁当『もりや』 安住 香菜出るためだったとしても、抱いたら戻れなくなる気がした。 香菜から身を引くことなんてできる気がしなくて 全部壊してしまいそうだった。 ……香菜にどれだけ大切な相手がいても。 [それが、香菜と誰かの心を 五つにも六つにも引き裂く行為だとしても。 本当に、踏みとどまれるぎりぎりのところだったのだ。 情けない、醜悪な本質を告白しながら いたたまれなさに耐えきれず、「ごめん」と小さくつぶやいた。]** (-94) 2021/06/06(Sun) 10:22:50 |
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