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【人】 マリィ[ベッドで一緒に寝なくなって 「眠れそう?」って聞かなくなって…… でもそれ以外はいつも通り。 旅行の話もするし、料理も食べる。 相変わらず家にも置いてもらえてる。 だけど、見えないどこかに 亀裂でも入ってやしないか アタシは内心気が気じゃなくて。 …………本当に、惨めで。] (151) 2020/09/14(Mon) 11:40:05 |
【人】 マリィ……なぁによ。 [旅行の前日、本も読まずに アタシのことじっと見つめる由人に さすがに気まずくなって口を尖らせるの。 つくねのしゃりしゃりふわふわした食感に そっと目を細めていた矢先のことだったもの。 うっかり目が合っちゃって 耳までかぁっと熱くなる。] 見蕩れてたなら、そう言っていいのよ。 [誤魔化すみたいに、ウィンクひとつ。 「別に」なんて気のない答えが返ってきても 「照れ屋なのね」って笑うだけ。] (152) 2020/09/14(Mon) 11:40:37 |
【秘】 マリィ → 環 由人[そうして寝る前に 久しぶりに声をかけてもらったなら] ─────楽しみで眠れない、なんて こどもみたいなこと言わないでよね。 [そう微笑み返して、ソファーの上で丸まるの。] (-56) 2020/09/14(Mon) 11:41:02 |
【人】 マリィ[そうして、生まれて初めて 北の大地に降り立ったアタシの第一声───] さっむ!! てか思ってたより都会!! [空港と商業施設とホテルとが合体した 広い空港を前に、うっかり声が出てしまう。 外は晴れてはいるものの、 日の温もりなんてものは感じない。 さくさくひとりで受付まで 歩いていこうとする由人を追って はぐれないように手を繋ごうとするの。 普段の化粧も衣装もない、 ありのままの男の姿で 今アタシはあなたの隣に並んで立ってる。] (153) 2020/09/14(Mon) 11:41:31 |
【人】 マリィ[寒さから逃げるように 真っ青なレンタカーの助手席に逃げ込むと ほわ……と暖かな風が車内を温めてくれる。] チーズ作ったり、ピザ作ったりできる 工房だったっけ……? いいじゃない。暖かいもの食べたいもの。 [その提案に小さく頷くと そっと白銀の景色からの景色に 視線を向けるでしょう。 もしかしたら「旅行もやめよう」って 言われたらどうしよう、って思ってた。 だけど今この凍るように寒い場所に 由人と二人きりでいられている。] 安全運転よろしくね。 [そう言ってアタシは笑ったけど もしこのまま事故で二人とも死んでも それはそれでいい終わり方な気もして。] (154) 2020/09/14(Mon) 11:42:00 |
【人】 マリィ ー 富良野のチーズ工房 ー [ラベンダーの季節はとっくにすぎて 夏には一面紫で染まった丘陵も 今は一面の銀世界。 目的の工房はそんな真っ白な世界の中の 白樺で囲まれた林の中にあったでしよう。 絵本の中の1ページみたいな 何だか可愛いお店の中に入ってみると 正面にどどん、と等身大の牛のオブジェが お出迎えしてくれる。 ここでは手作りのチーズやアイス 釜で焼くピッツァが作れるらしく、 受付のお姉さんは男ふたりの客に 嫌な顔もしないで色々説明してくれた。] ねえ、由人ピザ作るのやってみてよ。 [そう悪戯っぽくおねだりしたら どういう反応が返ってきたかしら。 カッコイイじゃない、ピザ生地回すの。] (155) 2020/09/14(Mon) 11:42:25 |
【人】 マリィ[一緒にやろう、って言われたら なんて答えようかしら……。] 由人が作ったのが、食べたいの。 [って普段絶対言わないこと 口を滑らせちゃうかしら。 だってアタシ、普段より静かだけど 心の中はそれはもう大はしゃぎなんだもの!]* (156) 2020/09/14(Mon) 11:43:03 |
【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす[そう、例えば『ポーの一族』。 不死の生き物バンパネラにされた主人公は 巻き込むまいと妹を遠くの街へ養子に出したのに 結局妹は自らバンパネラに加わることを望み、 最愛の妹は人間との戦いの末に散ってしまう。 例えば『レベルE』。 食人鬼の少年は葛藤の末、 愛する少女を食べてしまった。 それは「許されないこと」だったけれど 同時に「仕方の無いこと」でもあって。 食うなと言われても腹は減る。 寝るなと言われても眠くなる。 彼らは人の間で暮らすには あまりに違いすぎたのだ。 例えば、『うしおととら』。 獲物と捕食者の関係だった二人は 幾度もの冒険の末に最高の友になった。 「喰ってやる」という執着は いつしか「俺以外に喰われるな」という 絆の形に変わっていった。] (157) 2020/09/14(Mon) 13:04:23 |
【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす[探せば幾らでも、物語はある。 その中のどれが、明日を生きるために必要なのか 一見じゃ分からないだけで。 それが和歌であろうが、漫画であろうが 劇であろうが、歌であろうが 世界は決してひとりぼっちにさせてくれない。 それはいつも、読み手の心に 音もなく寄り添ってくれるのだ。] (158) 2020/09/14(Mon) 13:04:44 |
【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす世の中を 憂しと恥しと 思へども 飛び立ちかねつ 鳥にしあらねば [そう、或る歌人は詠ったけれど 唯一許された翼が、自由だ。 想像の翼は時を越え、場所を越えて 種族を越えて、心の扉を叩きに来る。 そういう世界に、このアルバイトは 心を揺さぶられたのだ。] (159) 2020/09/14(Mon) 13:05:19 |
【人】 環 由人[ その地に降り立った瞬間響き渡った となりの男の野太い声に、 眉根を寄せて、それから ふは、と噴き出して笑った。 「声がでけえ」と呟いて、さっさと 受付の方へと向かってしまおうか。 伸ばされた手が繋がれる。 ───こんなふうに誰かと外で手を繋いで 歩いたことなんて、一度たりとも なかったのに、気恥ずかしくも嬉しくて、 振り解いたりはせずそのまま繋いでいた。 外に出ると刺すような寒さが 体を覆うから、思わず小さく 「さむ」と呟いた。 借りた車に体を滑り込ませれば、 温められた車内に、ため息が溢れた。] (160) 2020/09/14(Mon) 13:06:59 |
【人】 環 由人[ このまま二人、乗っていたらきっと 外気との温度差にそのうち車窓は 結露して、曇るんだろう。 提案が受け入れられればほんのり微笑んで ナビに場所を入力する。 ブレーキを踏んで、サイドブレーキを外し、 ギアをドライブに入れれば、 スタッドレスのタイヤを履いた青い車体は 広い大地に敷かれたアスファルトへと 滑り出していくのだった。] (161) 2020/09/14(Mon) 13:07:15 |
【人】 環 由人 ───チーズ工房 [ 銀世界の中にたたずむ建物は、 実際に見ると、男二人でくるには かわいらしすぎるなと思った。 大きな牛のオブジェを横目に、 説明を一通り聞き終われば、 悪戯っぽくされたおねだりに、 眉尻を下げて、困ったように笑った。] ピザは作ったことないな [ くるくる生地を回すイメージはある。 ただそれが自分にできるとは思えない。 絶対プロが作った方がうまいだろ、と 思ってしまうから断ろうとしたのに。 そんなことを言われたら、 うまくいえないじゃないか。] (162) 2020/09/14(Mon) 13:07:45 |
【人】 環 由人[ 「いつも食ってるだろ」と言いそうに なった唇をそっとつぐんで、代わりに] わぁかったよ [ と了承して、申し込んだ。 メニューは3種類あるらしいが、 スタンダードにマルゲリータを選ぶ。 通された工房で教えてもらいながら 作るピッツァは案外たのしくて。 残念ながら回すのは全く出来なかったが、 麺棒で伸ばした生地がうまく 均等になったときは誇らしくもさえあった。 窯から銀が色の大きなヘラで 網ごと取り出されたときは、 思わず「おお」と声を上げたものだ。 香ばしい小麦の匂いと、トマト、バジル、 チーズのいい香りが混ざって、食欲をそそる。 もう一つ、特製のチーズが5種類 乗っているというピッツァも注文して、 席に着いた。] (163) 2020/09/14(Mon) 13:08:17 |
【人】 環 由人[ 大きめに切られた熱々のピッツァを 一切れ皿に移して、そのまま持ち上げて 口に入れると、まずは生地のざらつきと ほんのりとした甘さが広がる。 かぶり付くと、トマトの酸味とバジルの香り、 そしてチーズの旨味がまざって、 香ばしさが鼻から抜けた。] はふ、 あっふぃ、けど、んま、 [ 噛んだまま離すとびよーん、とチーズが伸びる。 はふはふ空気を取り込みながら、咀嚼して 飲み込むと、ふ、と息が漏れた。] (164) 2020/09/14(Mon) 13:08:42 |
【人】 環 由人焼きたて、うンまい [ そうしてもうひとくち、運ぶ。 プロが作ったものとは違うし、 きっとプロが作った方が美味いのだろうけど 自分で作ったものは愛着もわくし、 どこか特別な気がした。 ジンジャーエールがしゅわしゅわと 喉を潤してくれる。 一通り楽しんで、お土産にチーズを 自宅に送ってしまえば、 夜にでも食おう、とワインチェダーチーズを 一箱買って、車に乗り込んだ。] (165) 2020/09/14(Mon) 13:09:00 |
【人】 環 由人[ 次に向かうのは小樽。] わりと離れてるし寝てていいよ [ と断りを入れて、ナビに入れた、 芸術村までの道のりを走り始めた。]* (166) 2020/09/14(Mon) 13:09:18 |
【独】 環 由人/* 富良野いく予定にしてなかったのにわたしがチーズ工房行きたくてつい入れてしまったので全日程をずらすはめになる 北海道は広いね (-57) 2020/09/14(Mon) 13:10:08 |
【人】 やる気のないアルバイト でゅーーす[─────ただの「客」から 「アルバイト」へと変化せしめた運命の一冊も 今はこの店を埋め尽くす本棚の一角。 誰が手に取るか知らないし 手に取ったとて、男の同じくらい 心を揺さぶられるとも限らない。 けれどその秘宝は静かに 手に取られる時を待っている。]* (167) 2020/09/14(Mon) 13:15:54 |
【人】 かみさま 尊龍[見晴らしの良い丘にエリサを案内すれば、喜んでくれたよう。 撫でられ、抱き締められて満足げに尻尾を振る] わんわんっ! ……くぅー? おんっ! [かみさまの使いかと言われて小首を傾げる。 そうと言われればそうだし、 私がかみさまと言われれば、そうだし。 まあ細かいことはいい! エリサの自由に思うがよい。 並んで座って、しばらく一緒に景色を眺める。 様々なものが移り変わっていく。 だがそれでも、 一番大切なものは今も隣にあった。 それがとても嬉しかった] (168) 2020/09/14(Mon) 13:50:57 |
【人】 かみさま 尊龍[名前をつけてもいいかと言われ、わんと鳴く。 さてさて、私はどんな名前をつけられるのやら。 楽しみにエリサを見ていれば――、 呼ばれた私の 真名 に、犬の身がざわつく。ああ、ああ――、お前は、覚えていてくれたんだね。 私とお前を結ぶ、呪いをその魂深くに] ……おん。 [ぎゅっと抱き締められ、短く鳴いて。 昼寝でもしようにも気が削がれてしまった] (169) 2020/09/14(Mon) 13:52:04 |
【人】 かみさま 尊龍[寝転びかけた身を起こし、エリサからやや離れる。 そうして景色が一等映えるだろう場所に立つ。 ここなら、私の姿を”すけっち”しやすかろう。 そう思い、 スケッチを取り出し下を向くエリサが顔を上げるその刹那。 ぽふん! 私の姿が犬から人間の青年の姿に変わる。 「たける!」 そう真名を呼ばれれば、姿を見せぬわけにもいくまい。 柔らかな日差しの中、 野菊に囲まれエリサを見つめ、私は柔く微笑んだ] (170) 2020/09/14(Mon) 13:53:00 |
【人】 かみさま 尊龍……どうだ? これなら犬の姿より”すけっち”しやすかろう。 絵が完成したら私にも見せておくれ。 [羽衣を陽に透かし、戯れにくるり舞う。 エリサはどんな反応だったか? しばしその様子を見守っていよう。**] (171) 2020/09/14(Mon) 13:53:14 |
【人】 マリィはいはい、最初は怖いかもしれないけど 案外痛くも怖くもないものよ。 [困ったように笑う由人にアタシはけらりと笑ってみせるの。 旅行に来てまで何か作るの、嫌かもしれないけど 由人はそれでも、アタシのわがままを聞いてくれた。 本当は、ね。恥ずかしいから言わないけど あんたがアタシのために作ってくれたご飯が 「余り物」じゃないご飯が食べてみたかったのよ。 文句言ってたくせに、工房で他の観光客のパパに交じって 粉をこねる姿は、正直とっても様になってて ハンドトスは……まあ、ちょっと失敗してたけど 真剣に生地をこねてまあるいピザを作る姿を アタシは工房の外からじっと見ていたの。] (172) 2020/09/14(Mon) 15:55:15 |
【人】 マリィ[……なんで工房の外からかって言うと、 アタシはピザ作りに参加しなかったから。 見てるだけのつもりだったのに、受付のお姉さんに 「お連れ様が作っている間、こちらに参加してはどうですか」 ……って、半ば強制的に「バター作り」のコーナーに 移動させられてしまって。 キッズに並んで図体のデカいオネエが一人、 気が付いたら搾りたてのミルクの入った瓶を片手に 口をあんぐり、お姉さんの説明を聞く羽目になっていたの。] 10分これを振り続けるの……? [オナホサイズの小さい瓶に怪訝な視線を向けて。 そもそもバターって作れるものなんだ……とか そんな簡単に作れるなら、帰ってからも作ってみようかとか 色んな考えが頭をよぎったけれど…… ―――3分後には、全部どうでもよくなっていた。] (173) 2020/09/14(Mon) 15:55:28 |
【人】 マリィ ちょっとォ!手が!!手がもげる!! まだ出来ないの?! [アタシの悲鳴をよそに、周りのガキどもは笑い転げているし お姉さんも「まだですねー」なんてのんきに笑っている。 プラスチックの小さい瓶とはいえ、ずっと振り続けるのは 想像したよりハードなお仕事だった。 着込んだコートも熱くなったからと脱ぎ捨てて] う、うおおおおおおッッ!!! [ついでにオカマの仮面も脱ぎ捨てドス声出したら キッズのひとりが「ゴリラ!」と笑う。 うっせえっての!誰がゴリラよ! ……なんて怒鳴り返せば、笑い声が返ってくる。 ああ、でも、なんかこの空間は、嫌いじゃない。] (174) 2020/09/14(Mon) 15:55:53 |
【人】 マリィ[10分間、汗だくになって振り続けたミルクが こっくりした黄色のバターになる頃には 由人作のピザが焼きあがった頃でしょう。 こんがり焼けた小麦の匂いが、疲れた脳髄に じんと染み渡って、今にもよだれが垂れてしまいそう。] ……?二枚作ったの? [素人目に、どっちがピザ職人のものか分からなくって 何にも考えずにそう聞いちゃった。 言われてみれば、チーズピザの方が薄く均一かもしれないけれど もっちり耳のマルゲリータも、なかなか愛嬌があると思う。] ……ッ、あっつ!あは、ホント、熱い! [熱がる由人を見て、気を付けていたはずなのに 手に持った焼き立てピザは熱くて、でも一口食べると フレッシュなトマトとミルキーなチーズの香りがふんわり 舌の上で弾けるようで……] (175) 2020/09/14(Mon) 15:56:09 |
【人】 マリィうふ、ほんとだ。うンめ…… [笑みとともに自然に零れた言葉。 何かを「作る」ことの大変さを知った後だから 余計にすんなり出てきてしまったの。] (176) 2020/09/14(Mon) 15:56:33 |
【人】 マリィ[二人でピザを完食した後、さっき作ったバターを受け取った。 努力の末に出来たバターは、ココット一つ分。 じゃがバター推定2個分、パンに塗れば4、5回分くらい。 初めて作ったバターは、アタシから由人へプレゼント。 料理と違って、誰が作っても同じかもしれないけれど ……でも由人に食べてほしいって思ったの。 お店の子からのプレゼントを渡すだけじゃなくって これはちゃんと、アタシが作ったものなんだから。] これの味は、帰ってからのお楽しみってことで。 [そう言って、自宅へ送るクール便の中に 小さなココットを入れさせてもらって。] (177) 2020/09/14(Mon) 15:56:48 |
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