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【妖】 三年 井上清春ほてった肉体はわずかな刺激も敏感に感じて、 耳元に吹き込まれるあなたの声だけで達しそうなほど すき 。「とよひ、たぶん、」 「こうすると、もっときもちいい」 一歩前へ出て、猛る熱を擦りつける。 裏筋を擦り合わせるように動かせば、 それに合わせてあなたの手が二人分を握りこんだ。 「すき」 腰の動きが止まらない。 混ざり合った体液がいやらしい水音を響かせて まるで下でもキスしてるみたいな快楽に背筋が震え、 ──さいごまで、一緒。 「………」 手で受け止めきれなかった奔流は腹を汚し、 とろとろ粘度をもって脚の間へ流れていく。 おもむろに濡れたままの彼の手をとり自身の太腿へ導いた。 好きなように触られれば白が広がり、 濡れたそこがあなたを受け入れたがっている。 「……もっと、する?」 ($29) 2021/08/18(Wed) 19:53:13 |
【妖】 三年 井上清春くったりとした身体をベッドに沈み込ませる。 満足するまで熱を吐き出しあって、 汚れたシーツを剥いで、 べとべとの体を室内つきの浴槽で身を清めながら また触り合って。 惚けたような顔で視線は彼を追いかけていた。 ($30) 2021/08/18(Wed) 20:00:52 |
【徒】 一年 黒沢誉「年取ったら……? ……あー、まあ。そうすね……」 どちらにも同じようなことを返すところだったので、 二度も言うのが面倒になったのかまとめてしまった。 離れていったのを見てからのそのそと起き上がって その場に胡坐をかく。 寝ているうちに着せられたならそのまま。 「どーも。……あー……」 受け取って、首を回したり伸びをしたり。 座ったまま動作を確認する。 「…………ちっと筋肉痛? 脚が」 (.98) 2021/08/18(Wed) 20:09:32 |
【徒】 勢喜光樹「ま、若いうちはやること多いし、多分、寝る時間と起きる時間が交差するから無理なんだけど。」 寝ているうちに、あなたには上下がしっかり着せられていたようだ。 違和感もなく。 「脚。………脚か。……はねてたもんなあ」 なるほど、と、得心が言ったようで。そんな呟き。 ペットボトルの蓋を捻って飲む。 「他に怪我がないようで、安心しました。………まあないようには……してみたんですが……」 流石にはっきり言うのは、素面だと憚られるようだ。 (.99) 2021/08/18(Wed) 20:46:35 |
【徒】 一年 黒沢誉「んー……体調崩さなきゃいいんじゃねえすか。 あとは授業中に寝ねえとか。……え、寝てねえすよね」 ちょっと心配になった。 「変に力入ってたんじゃねえすかね〜〜…… 無事なんは気ィ遣ってもらったおかげだと思うすけど。 や、先輩蹴っ飛ばさねえで済んでよかったすわ」 普通の顔。平気な顔。 まともな水分補給をしている。 (.100) 2021/08/18(Wed) 20:55:19 |
【徒】 勢喜光樹「………………果報は寝て待てっていうことわざがあって……」 窓の外を眺めた。視線を逸らす。 「まあ……普段やらんことだろうからね。そりゃあ、そう。 蹴っ飛ばされないように、本当に嫌そうなことはちゃんと聞いてた……のと、みてたからね。 でも、なんか……黒沢は……」 「…どこ触っても反応するから、敏感肌かもしれんね」 のうのうと。 (.101) 2021/08/18(Wed) 21:08:36 |
【徒】 一年 黒沢誉「宿題終わらしてるだけマシかァ……」 ダメなんじゃないかなあ、と思った。 留年とかが心配だ。 「…………。……、……」 「知らねえすよ人と比べようねんだから」 耳をつねった。 (.102) 2021/08/18(Wed) 21:45:46 |
【徒】 勢喜光樹「テストはいい点数取ってるから……」 セミが鳴いている。夏だなあ……。 「あだだだだだ………痛い痛い痛い」 耳をつねられて身体をひねる。 「ちからつよいつよいつよい、べつにいいじゃん俺しかみないでしょ、あだだだだだ」 (.103) 2021/08/18(Wed) 22:01:32 |
【妖】 三年 堀江豊久あなたの視界の中で、冷蔵庫から取り出した水入りのペットボトルに口をつけ、ずるずると寝床まで体を引きずっていく。 それから、ぼふ、とあなたの隣へ勢いよく倒れ込んだ。 「……しんど……」 ぼんやりした蜂蜜色の目を覗き込む。 あれだけさわったのに手はまたもあなたのほうへ伸びて、湿った髪を撫でつける。 「キヨくん水飲んだ〜……?頭いたなるで、飲んどかな」 ($31) 2021/08/18(Wed) 22:11:37 |
【妖】 三年 井上清春「の〜〜む〜〜〜」 ぼふんと倒れた体をぽふぽふしてペットボトルを受け取る。 ほんの一瞬だけその瞳は唇を映してすぐに逸らされた。 「は〜〜〜〜……いきかえる…………」 頭へ触れた手にぉぁーと鳴く声は、 甘さを隠した理性あるもので意識して色を消そうとしていた。 「もう今日は動けそうにないや。 ごはん食べてないけどこのまま寝ちゃっていいかなあ」 ($32) 2021/08/18(Wed) 22:21:43 |
【妖】 三年 堀江豊久「俺も無理かも。明日まで我慢でええかなあ」 ごろんと仰向けになる。 「あ」 「ちょお待ち。そういえばさっき……」 思いついたように声を上げて、上半身を起こした。 ベッドサイドのテーブルから何かを拾う。 「なあなあキヨくん、これは?」 あなたに向かって掲げたのは、ルームサービスのメニューだ。 ($33) 2021/08/18(Wed) 22:31:43 |
【徒】 一年 黒沢誉離す。 あとが残らないくらいの加減はある。 十二分に痛いが。 「だァらわざわざ言う必要ねえだろって話っすよ……」 「…………」 「良くねえなあ〜〜……手え出んの……」 ほとんど無意識にやっていたので。 ちょっと渋い顔をした。 (.104) 2021/08/18(Wed) 22:32:59 |
【妖】 三年 井上清春「天才! とよひー、さっすがー!」 ごろりとうつ伏せで這って、 上半身をあなたの膝へ乗せる。ぺたり。 「ふんふん。いろいろあるねー。 俺はデトックスピザにしようかな。 とよひーは。それともわけっこする?」 ($34) 2021/08/18(Wed) 22:41:24 |
【徒】 勢喜光樹「いはい………」 ぺそりとベッドに沈んだ。 やる気なく、シャツのボタンをつけ…て…いる。 「……良くないけど……」 渋い顔を見る。 「…いいかも。」 何だかよくないことを考えている気配がする。 (.105) 2021/08/18(Wed) 22:42:30 |
【妖】 三年 堀江豊久「どうしよ、キヨくんと同じやつがええな〜。わけっこさして」 膝に猫が乗ってきたみたいな感じでメニュー片手になでなで。 「ほな電話……あれ」 内線電話に手を伸ばしかけたとき、近くにあったあなたのスマホに目をやる。 確かズボンと一緒にぽいされてしまっていたが、諸々が落ち着いてから拾って置いたのかもしれない。 「キヨくん、だいぶ前にLIME来てるわ。代わりに返しといたろか?」 パスもかかっているだろうし、さすがに冗談だと思われる。 ($35) 2021/08/18(Wed) 22:57:04 |
【徒】 一年 黒沢誉「良くはねえすわ」 本人がよくないらしいので、以後自重されるものです。 なんとなく嫌な予感もしたし。 「そうやって転がってっとまた寝ますよ先輩。 体起こした方がよくねえすか……」 ちょっと考えて、のそのそと洗面台へ向かった。 顔を洗うか歯を磨くかするのだろう。 筋肉痛と言う割に歩き方に違和感はない。 (.106) 2021/08/18(Wed) 23:00:24 |
【妖】 三年 井上清春「……おねがい! パスコードは俺の誕生日」 4桁なら0104。6〜8桁なら生年も入れた数字。 代わりに内線電話をとって注文する。 15〜30分くらいだらだら待っていればピザが来ただろう。 やったね! 「んで誰からだった?」 LIMEのこと。 ($36) 2021/08/18(Wed) 23:03:38 |
【徒】 勢喜光樹「いいのに……」 のそのそと出るあなたの後ろを、のそのそと後ろを追う姿がある。 歯を磨く習慣はあるようで、しゅかしゅかと歯を磨きだす。 その途中で、鏡の前で並ぶ男子高校生ズの図がある。 しゅかしゅかしゅか。 (.107) 2021/08/18(Wed) 23:08:44 |
【秘】 勢喜光樹 → 三年 堀江豊久(LIMEメッセージだ。) 『今日朝飯全員で食べる感じすかね 黒沢がたべたいって』 くまちゃんのスタンプつきだ。 (-13) 2021/08/18(Wed) 23:09:21 |
【妖】 三年 堀江豊久「マジで? ええよ」 答えながらぱぱっとパスを入れて解除した。 注文をおまかせしてLIMEの新着メッセージを見る。 「勢喜くん。『明日ってスケジュールどうなってましたっけ』やって」 ($37) 2021/08/18(Wed) 23:11:52 |
【妖】 三年 堀江豊久そんな会話をしたのとほぼ同時に、ポケットに入れていた自分のスマホからLIMEの通知音が鳴った。 引っ張り出して通知を見ると、ちょっと申し訳無さそうな顔で笑う。 「なはは……言うとったら俺のにも似たようなメッセージ来たわ。ごめんて勢喜くん」 あなたのLIMEから一緒に返事すればいいやと思って、自分のスマホは脇に置いた。 ($38) 2021/08/18(Wed) 23:16:27 |
【妖】 三年 井上清春「あ〜……悪いことしちゃったなあ。 連絡ありがと」 ぽりぽりと頭をかいて明日の集合時間や必要事項を伝える。 そしてあなたが連絡を済ませれば、 よくできましたと頭を撫でた。 スマホを返してもらおうという素振りは微塵もなかった。 ($39) 2021/08/18(Wed) 23:26:29 |
【徒】 勢喜光樹うがいを無事終えた。 顔を一応気を使いながら洗い始めて、 それから髪の毛を丁寧に整えている。 「先輩から返信こなかったら、朝風呂でも行く?」 (.109) 2021/08/18(Wed) 23:27:40 |
【秘】 三年 堀江豊久 → 三年 井上清春人様のLIMEからぽちぽちと。 聞いた通りに集合時間などを記載してから、 『朝ご飯はみんなで食べるらしい』 『お寝坊注意』 と勢喜くんへ送った。 送ったので、勢喜くんへよろしくお願いします(?) (-16) 2021/08/18(Wed) 23:41:17 |
【妖】 三年 堀江豊久「ん〜ん〜。注文ありがと〜」 頭を撫でられると嬉しそうにニコニコと笑った。 それから人のスマホを持ったまま、あなたを捕まえて諸共ベッドに倒れ込もうとする。 できるだけいつも通りに、他意のないよう、勢いよく接触したことだろう。 ($40) 2021/08/18(Wed) 23:48:45 |
【秘】 三年 井上清春 → 勢喜光樹(おおよその集合時間の記載) 『朝ご飯はみんなで食べるらしい』 『お寝坊注意』 井上にしてはやわらか〜なメッセージ。 なお堀江からの返信は来ない。 (-17) 2021/08/18(Wed) 23:49:38 |
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