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【墓】 よいが来ない ミズガネ目が醒めて、自分の異変に気づいて、耐えきれなくなって逃げ出したすぐのこと。 目眩がする。 どれだけ叫び、泣いて、暴れても。誰一人としてこちらを見てくれる人はいない。 昔からそうだった。 小さな酒場一つもろくに賑やかすことが出来なくて、センスも才能も無い吟遊詩人の声や竪琴に耳を傾けてくれる者などいやしない。 努力を続けるなんてことも出来なくて、すぐに酒と女に逃げては溺れる始末。 いてもいなくてもどうでもいい透明人間のようなものだった。 たまに視線が向けられていたとしても……それはろくでなしの自分を嘲笑うものだった気がする。 「気がする」と言うのは男が悲観的になるあまり見えないものまで見て聞こえないものまで聞いていたからだ。 皆が皆、自分を良くない目で見て馬鹿にするようなことを話しているんだ。 追い詰められた精神は、そうしてありもしない風評被害を勝手に描き出していく。自分で透明な場所に濁った何かを見出していく。 逃げるように館を彷徨い、その足は――時計塔へ。 ▽ (+3) 2021/10/20(Wed) 16:17:44 |
【墓】 よいが来ない ミズガネこの体は壁や床などはすり抜けられないけれど、人や小物は触れない。扉は何故かすり抜けられるから、開閉して何かを主張することも出来ない。 物が掴めないのなら酒に溺れて酔いに逃げることが出来なくなる。ずっと毎日のようにアルコールで思考を溶かしていた身としては、拷問が始まるのだろうかと言う心持ちだった。 そうした小さな考えが浮かんでは消えを繰り返し、足はいつしか時計塔の階段の終わりまで来ていた。技師が入るであろう部屋がまだあったけれど、既に高度はある。もう十分だ。 窓から顔を出す。 重苦しい濁った気分を抱えた自分の頬を、何も関係ないとばかりに風が撫でて走り去っていく。 いてもいなくても関係ないのなら、いっそ死んでしまったほうが楽なのでは? 縁に両手を置いて、体を前へ倒す。 地面があんなにも遠い。 叩きつけられたらきっと、自分は、自分は……。 「死ね」 「――ッ!!!」 ひゅ、と。喉が鳴る。 ▽ (+4) 2021/10/20(Wed) 16:18:08 |
【墓】 よいが来ない ミズガネ「いやだ、いやだ、いやだ……」 階段に蹲る。身を守るように体を丸め、がたがたと震えながら嗚咽を零す。 男は才能も努力を続ける根気もなかったけれど、勇気だって持っていなかった。 こんなところで死ねるほどの勇気があったなら、最初から酒と女に逃げる選択肢など取っている筈ないのだ。 怯える男の脳裏にとある光景が蘇る。蘇ってしまった。 命が潰える直前の記憶だ。 動けない。 何度も何度も命乞いをした。 ナイフが腹に突き立てられる。 泣いて喚いた。耐えられない痛みに絶叫した。 それで相手は満足したのか、より深く刃を差し込んでとどめを刺した。 思い出した。思い出してしまった。 「死にたくない、死にたくない……死にたくない……!」 それでも自分は一度、確かに死んだ。だからこんな事になっている。 死んだのに周り続ける世界にいなくてはならないなんて、悪夢以外の何者でもない。 じゃあどうしたらこれは終わるんだろう。 夢が醒めるには夜が過ぎ、朝が来る必要がある。 それなのにこの館は一向に夜が来ない。ずっとずっと、明るいまま。 酔いに溺れることも出来ず、来ない宵を渇望し続ける。 男は一人、寒さに震え続けた。 (+5) 2021/10/20(Wed) 16:18:47 |
【人】 掃き溜めの ゾズマその噂を聞いたのは、また誰かがいなくなったと聞いてからすぐ後のことだった。 「死神ねえ」 少年は真実など知る術もない、知ろうともしていない。 真実を知った者が狙われるものだから。本で読んだ話だ。 「最近たまに勝手に椅子が倒れたり、なんか浮いてたりするの見るだろ。ソイツの仕業だよ。退屈だからって仲間でも作ろうとしてるんだ。次はお前らが狙われるかもな!」 気を紛らわすためか、すれ違う使用人に、ゲストに、 あることないことを言ってひとりで騒ぎ立てた。 「 オレがそんなのに遇うわけないだろ! 日頃の行いが悪いやつから選ばれるんだよ。あといなくなってもどうでもいいやつとかさ!」まるで自分にはそれが当てはまらないと言わんばかりだが 逆に当てはまるからこそ、言ってるようにも見えた。 あーこわいこわい、わざとらしく言い回って、少年はいつもどおり喧騒の外へと消える。 (30) 2021/10/20(Wed) 16:43:36 |
【秘】 浮遊想 テラ → くるみ割り人形 トラヴィス「 ……──は、──って言って、伝わらないだろ? 不躾な無作法者になってしまうなぁ、こちらこそすまないね 」ナニカ は、 眉尻を下げた 。「 なんだろう、流石、上に立っていた人だなぁ。 人間ができている。すごく、感心した 」「 ──は、身勝手な期待を持って、身勝手な感情で、 どうせ見えないし聞こえないからって、 」「 “ ああやっぱり何も起こってなんていなかった! ” “ あんなに期待をさせたくせに ひどい!! ” 」ナニカ は、 片手を伸ばして大袈裟に叫んだ 。舞台の上で、演技でもするかのよう。 「 好き放題に言ってそれで終わろうとしていたのに。 聞こえちゃった、ってわかってからも、 どうにかそんな身勝手ができないかって思ってたのに 」「 すごいなぁ、話ができてしまうのだもの。 相当態度悪いぜ、──? 君の言う、多少の粗相なんてかわいいくらいさ 」ナニカ は、 笑った 。あなたがこの部屋に足を踏み入れた 最初の時よりかは、気配の雰囲気が 和らいだような気がします。 気がしました。 (-157) 2021/10/20(Wed) 16:46:36 |
【墓】 よいが来ない ミズガネ…… どれくらいそうしていただろうか。 もう一度覗き込んだ死の淵への怯えが鎮まり、体の震えの原因が強まる寒さだけになった頃。 「……あれは……」 ふと顔を上げ、窓から見える誰かを捉える。 キエがいる。彼は一体何をしている? 全く見当がつかない。 でも、あの何を考えているか分からないインチキ詐欺師探偵の動きは正直怖い。 「あいつ……あそこで、何を……」 ようやく腰を上げる。 なんだか酷く胸騒ぎがする。 行ったところで何かできるわけではないけれど、それでも、それでも……。 男は体を引き摺るように時計塔の階段を降り、外へと飛び出した。 (+6) 2021/10/20(Wed) 16:46:43 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → パイ焼き ゲイザー/* ゲイザーPLさんお疲れ様だ。ミズガネPLだ。 これは質問なのだが、俺の元に「霊の声が聞こえる」という設定の役職が憑霊者な人物がやって来た。 その人物に「自分を殺したのはゲイザー」だという話、それから場合によっては現在キエとゲイザーで行われている話の顛末を伝えてもいいだろうか? キエが狼であることは話さないし、俺がバラすのはその人物一人だけとなる。 もしかすると今後のロールに支障が出るかもしれないと思って連絡させてもらった。都合が悪ければ普通に蹴ってもらって構わない。 (-159) 2021/10/20(Wed) 16:49:46 |
【独】 掃き溜めの ゾズマおれただの霊能者(思い込み)だからてきとうなこと言ってるだけで一番なんもない……そういえば思い込み役職すんのこれで二回目だな……前は村人だと思い込んでた儚い存在だったけど、こんどはほんとうにただの村人ォ↓だよ (-158) 2021/10/20(Wed) 16:50:47 |
【独】 よいが来ない ミズガネめちゃくちゃおもろいんですけど、ゲイザーっていうかリーパーとキエが赤窓で契約を結んでから共鳴窓にてミズガネがゲイザーに契約はやめとけって言うの面白すぎるんだよな でももう遅いんだよなあ〜!!! (-160) 2021/10/20(Wed) 16:51:32 |
【独】 よいが来ない ミズガネところでミズガネって虐待される星の下に生まれてたりするんですか??? (別村で酷い目にあったミズガネを見る)(酷い目に遭わせた一人が俺) …………これは……因果応報??? (-162) 2021/10/20(Wed) 16:52:40 |
【人】 探偵 キエ>>??? >>23「…君ィ、ただでさえ僕は君の仕草も表情もわからないんだから1から10まで言っておくれよ。言葉だけで意図を全て汲める訳が無いのだから。 しかし君の感想は尤もだねェ、其れは僕だって驚くさ。 まァ何か起こっているかどうかは僕にも判らないよ。其れは君が探ってほしい」 キエは黒い点の数を3つまでは数えていた。 「問い糺す様ですまないが僕はまだ幾つか尋ねなければならない。 君は何故抱き着いたのか、何故彼は身体が冷えていたのか。一応推測はあるんだけど面倒だから答えが欲しいんだ。 体温に関しては君自身が制御できない事かもしれないがね、抱き着いた事に関しては意図的な行為だろう?」 (32) 2021/10/20(Wed) 17:03:42 |
【赤】 探偵 キエ「………」 キエは夢を何処から食べようかと迷っていた。其れは子供がショートケーキの苺を何時食べるか思案する様な和やかな間だった。 「…………嗚呼、今君を悪夢から醒ましてあげるとも。 辛かっただろう、唯一の友達に忘れられて。 苦しかっただろう、 誰にも気付かれなくて。 君は沢山の苦痛と孤独を味わった。 だから、そう⏤⏤⏤⏤ 報われるべきなのさ! (*7) 2021/10/20(Wed) 17:06:10 |
【秘】 よいが来ない ミズガネ → 巫女 ユピテル【三日目】 吟遊詩人の部屋に鍵はかかっていなかったから、貴方は部屋に入ることが叶うだろう。 もし、誰も男の部屋に手をつけていない状態であったのなら。 ベッドに血溜まりと凶器が転がっている事に気づける筈だ。凶器はナイフ。既にとっくに乾ききった血がついているから、ミズガネ以外にもこれで殺したことが分かるかもしれない。 それ以外特に変わりはない。誰かが暴れた形跡などもない。 ただ、持ち主を喪った竪琴がぽつんとベッド脇に転がり落ちていた。 男が帰ってくるのは、もう少し後の話。 /* 鍵がかかっていないことが確定したので、お部屋の状況だけ先にお伝えしておくわね。時系列は好きに扱ってもらって構わないわ。ミズガネはもう少ししたら戻ります。 (-163) 2021/10/20(Wed) 17:06:27 |
キエは、平然と思ってもいない事を口にする。 (a19) 2021/10/20(Wed) 17:06:44 |
【秘】 不眠症 アマノ → 探偵 キエ「はぁ〜?」 輪になった煙をうざったそうに払って散らす。 「ナニ?魂の解放でしかここからの脱出の手立てはないっていいてぇのか? 死体になって出ても意味ねぇだろうが。バカか?」 (-164) 2021/10/20(Wed) 17:07:39 |
【赤】 探偵 キエキエは心に疎いが、リーパーがゲイザーを心の底から憎んでいる訳では無いのだと薄々気づいている。只寂しいだけなのではないかと予想している。 身勝手で愚かな此のリーパーが、かつて他者の為に怒っていた程なのだから。 尤も其れは“そう産まれたから”かもしれないが。 「 ………いただきます。 」しかしそんな事は、キエにとってどうでも良い事だ。 何の躊躇も無く、夢を喰らった。 (*8) 2021/10/20(Wed) 17:08:39 |
キエは、とある座長のとある記憶を消費した。 (a20) 2021/10/20(Wed) 17:09:11 |
【墓】 よいが来ない ミズガネ走る。寒さはずっと残り続けたままだけど、そんなことも気にしていられなかった。 胸騒ぎが止まらない。 あの探偵が報酬としてW得体の知れない何かWを要求してくるのを知っている。自分もまた彼と契約してしまったからだ。 もしそれが、取り返しのつかないものだとしたら。 もしそれが、人の大切なものだとしたら。 「おい!やめろ、お前、そいつに何をするつもりだ……っ」 男は叫んで時計塔を飛び出す。 走る。走る。世界に無視をされていても、男は声を上げる。 届かなくても、叫ばずにはいられない。 「キエ!やめろッ、そいつに手を出すなッ!」 手遅れで、どうにもならなかったとしても。 (+7) 2021/10/20(Wed) 17:17:36 |
【秘】 不眠症 アマノ → 巫女 ユピテル「ガキじゃねぇならデブか?」 さらしで潰しても隠しきれてないダイナマイトバディを一瞥してため息 「誰も脱出方法が載ってるなんて期待してねぇよ ただ本を読みゃ館の主の性格や傾向ぐらいは解……」 相手の手に持つ本がのタイトルに気づくと 「わかりもしねぇ本借りてく気か?」 女にはすぎた物だと言わんばかりに手を差し出す。 (-165) 2021/10/20(Wed) 17:18:26 |
キエは、叫び声を聞いた。 (a21) 2021/10/20(Wed) 17:28:55 |
キエは、笑いを堪えていた。今は愉しくて愉しくて仕方がない。 (a22) 2021/10/20(Wed) 17:31:02 |
【秘】 夜の一族 チャンドラ → 探偵 キエわたしはキエの言葉を聞いて、少し考え込む。 愛する人。今浮かぶのは家族くらいね。 「……いいわ。少し、考えてみる。 わたしの答え、見つけてみるわ」 家族だとすれば、その場ですぐに返すこともできた。 一族を背負って立つお父様には、そんなことが必要になる時もあるでしょうから。 それを直ぐに答えなかったのは、そうして欲しくないと言われたからと、そうして出た答えでキエは納得しないだろうと思ったからだ。 (-168) 2021/10/20(Wed) 17:45:25 |
【秘】 パイ焼き ゲイザー → よいが来ない ミズガネ/*あたしですっ、ゲイザーPLです! まずは、殺人にお付き合いいただきありがとうございましたっ! 死に際のミズガネさん、とっても素敵でした! 勿論構いません。どのように転がして頂いても、 おいしく頂きますっ! (-169) 2021/10/20(Wed) 17:48:05 |
【秘】 巫女 ユピテル → 不眠症 アマノ「あ?貧乳派か童貞派閥の人か?巨乳派に喧嘩かぁ?」 とてつもなく珍しく、怒った。 怒って、同じように溜息をついて頭を掻きます。 色々なことが面倒になったような表情です。 「……まーいいや。傾向なんて無理だ。 手前、棚軽く覗いたけど、『兵器の殺傷力を高める事で平和を考えたのに、結局その願いは叶わず今も殺戮兵器として使われている物の生みの親』の生涯や伝記、当人の随筆(エッセイ)が無限に並べられてる趣味の悪い棚があった」 一棚、否、一棚と言っても余りに長く奥まで続いている為、 現実の大図書館とも比較するとゆうに10数倍はあるだろうが。 「で、その隣に『犯罪心理学』で犯人に同情させると思えば、凶悪犯の自著が並べられてる。知ってる名前だけで見る限り、胸糞悪いやつと本当の懺悔が一緒くた。 かと思えば、わざわざその隣に『絵本と文芸書』が固まって突然のメルヘンファンタジー空間。……他の方法がいいんじゃない」 そうして、本をスッッと後ろに隠してにんまり笑う。 「馬鹿と会話する気がなさそうに見えたんでね。 さて、少しは会話する気になってくれたかな。天才科学者殿。 それとも、まだ証明が必要かな?」 (-170) 2021/10/20(Wed) 17:49:24 |
【赤】 パイ焼き ゲイザーリーパーは目を瞑った。 これで、あの忌々しい呪縛から解き放たれるのだ! ゲイザーの隙を見て顔を出すのはもうおしまい。 隠れて自らの欲求を満たすのはもうおしまい! これからは自らがゲイザーに取って代わる! 殺人鬼『リーパー』として!! ミズガネの声が聞こえる。 これはきっと神の慈悲か。 「ミズガネ、さん……? あたし、あなたを殺したのに、なんで──」 か細い断末魔が響いて、消えた。 ──さて。極上のパイのお味はいかが? (*9) 2021/10/20(Wed) 17:53:23 |
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