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【赤】 鬼の花嫁 千[口元を覆う掌、指の合間から漏れる言葉を成さない嘆きのような音。 「こいつは人間としてあの村に関わらず済んで幸せだ。」 向けられる哀れみと善意に反抗し、相手を瞿曇と称して抱いたいつかの思考。 なんと残酷で愚かしいことを考えたのだろう。 紅鉄坊は確かに人間として村に関わり、不幸の中に死んでいた。 身体の跡と年月から推測するのなら、村に訪れる前にも悲痛を味わっている。 どちらも、重なる災害が齎した土地の荒廃から始まった人の業の被害者といえよう。 恐らくはこの書物を記した者も、後の世の為その業を敢えて忘れ去られぬようにおきたかったのだ。] (*4) 2021/06/30(Wed) 1:39:13 |
【人】 鬼の花嫁 千─ →紅鉄坊の部屋 ─ [翌朝、話があると早々に鬼の元へと訪れた。 言葉少なく、相手の足の間に座るような形で共に文机に向かう。 二人が共に置かれた書物を読むには、多分それが一番楽だ。] 紅鉄様は、これをさとが忘れて行ったと言ったな 俺は……違うと思う きっとわざと置いて行ったんだ あんたが望むのなら、知ることが出来るように [常の饒舌もついに見つけた誇らしさもそこには無い。 緊張が、目的の記述を探す手を鈍らせた。] (23) 2021/06/30(Wed) 1:39:35 |
【人】 鬼の花嫁 千この名前に、覚えがあるんじゃないか [見せたのはその全てではなく、火傷の跡がある流れ者の男が山の僧侶に拾われ、共に贄に選ばれてしまったという記述。 余所者であり村から離れて暮らした男についてはあまり書かれていない、ただ長年寺で過ごしていたらしい僧の名前がそこにはあった。 許可を貰いこの部屋を調べた時、見つけた石版から読み書きが出来ることは知っている。 それでももし難しい様子なら、声に出して読み聞かせるが。**] (24) 2021/06/30(Wed) 1:40:12 |
【独】 龍之介/* A感動してもらえて、嬉しいなーーーーっ こちらこそ、素敵なチップを 選んでくれてどうもありがとうね! 動かすの楽しいよ。 みくまり様もロルとチップが最高にあってて、 かわいすぎて、ほぁぁぁぁぁ B感想を述べてくださるのが みくまり様なのが、めっちゃヤバいねw によによが止まらないっ Cんんんん みくまり様の綺麗な瞳に そんな風に映っているなんて光栄すぎます と、まだ1コ分しかお返しできてないけど (感想まで遅筆陣営;;) 仕事へ行かなきゃなので、ここで一旦。 ずりずり 溶けつつ いってきます (⌒(_*‥)_ (-109) 2021/06/30(Wed) 11:35:07 |
【独】 水分神/* ドエエエエ 褒め殺されるのじゃ お待たせごめんなのじゃ。゚(゚´ω`゚)゚。 いってらっしゃい言いそびれ。゚(゚´ω`゚)゚。ピィー おかえり、お疲れ様なのじゃ (-110) 2021/06/30(Wed) 18:27:23 |
【妖】 土地神 リンその例えからするに綿のような だが、綿は泡のようには消えぬし そうするとやはり綿とは違うか…… 緋扇の鼻を摘んだ蟹もだが 他のやつも見たことはあるぞ 雨の後、縁側に居たこともある [ 石鹸に関しては気にはなる とはいえ、寄越せなどと言うつもりもない 恵をもたらすなどができれば 我が儘を言うこともできるだろうが 生憎、己はただ居るだけの存在 何かをどうこう出来るわけでもない 洗う道具が糠袋であっても過不足はない ましてや、じゃれあうだけならば尚更に 遊びの邪魔になるものをぺしり 軽く、糸くずでも払うようにすると ] ($17) 2021/06/30(Wed) 18:56:19 |
【妖】 土地神 リンん、ん 繊細な場所……なのか ならばなぜ、そのように揺れる? 収納されておる方が よほど、安全だろうに [ 不発だった擽りの代わり 予想もしていなかったものが効いたらしい 余裕の笑みを見せる嫁 その腰が引けるのを己が見逃すはずもなく ] 擽りは効かなかったが 弱点を見つけられたようだ ふふん、満足。上手くいった [ 謝るつもりなど毛頭ない 抱き上げられるままに運ばれ そのまま大人しく湯船へと浸けられ ] ($18) 2021/06/30(Wed) 18:56:38 |
【妖】 土地神 リンんー、痺れるものなのか? 軽く払っただけだが、それほどか [ 呑気に吐息を漏らす相手に興味津々 抱き枕にされた姿勢のまま、手を伸ばし ] これ、撫でたならどうなる 泡でも吹いて転げるか? [ 上目遣いで嫁の様子を探りつつ 返事を待つ前に、やわりと撫でてみたりして* ] ($19) 2021/06/30(Wed) 18:56:55 |
【赤】 鬼 紅鉄坊[ 別離を選んだ時胸にあった不安は、 こうして共に暮らし続けても現実にはならなかった。 千が喰らえと求めなくなったからでもあり、 自分自身の生活も見るようになった為でもある。 定期的に獣の血肉を取り入れることを忘れずに過ごした。 怪我により暫く、それは難しくなってしまった。 相手にとっても知れたこととはいえ、 己の手で獣を獲ってきた日は本当に驚いた。>>*2 ] これを千が……本当に? ……私の為に? [ 信じられなかった、呆気に取られた。 若者の罠作りの腕でも、少なくなった獣を捕らえられたことでもなく。 山を下り人と生きる、別離の先の未来を想い教えた知恵で、 鬼の為にその糧を得て来てくれたことが。 一人で不安では無かっただろうか、 その噛み跡は痛かったのではないか。 それらよりもずっと、自分への想いが強かったのか。 胸を満たすものは、その出来事だけでも数多にあったというのに。 ] (*5) 2021/06/30(Wed) 19:21:35 |
【秘】 鬼 紅鉄坊 → 鬼の花嫁 千[ 鈍る手を急かしはしない、二人は同じ心地である筈だから。 ただ、沈黙の中で鬼の腕が伸びる。 ] 何も恐れることなど無い [ 何があっても、お互いの在り方は変わらない。 手の甲の上に添え──大きさの違いで、結果的に包むような形で── そう囁いただけで、記述を探すのは千の指と間隔に任せた。 ] (-111) 2021/06/30(Wed) 19:22:11 |
【人】 鬼 紅鉄坊……これは、 [ やがて、示された文字の連なりは凄惨な過去を綴る>>24 大きな流れの中に点在した、小さな村の陰の歴史。 ある僧侶と流れ者が辿った末路。 理解出来る筈の言葉が、思うように頭に入らない。 やがて千が声とした名を、子供のように追い掛け繰り返し。 ある一瞬で、隻眼を見開き身体を強張らせる。 ] ああ、そうだ。そうだった…… 私は、この僧に命を助けられた……そして、共に殺された [ 夢を見ているような朧な声が、取り戻したものを告げた。 意識の外で震え、小さくなっていく。 それでも抱えた花嫁の耳には、全てが届くだろう。 ] (27) 2021/06/30(Wed) 19:22:26 |
【人】 追憶 紅鉄坊とても寛大で慈しみ深い方だった いつ死んだって構わない、そう思う程絶望していた私を 老いた身で懸命に看病し、励ましてくれた 山の鬼のことを、恐れるのではなく憂い 危険な場所から離れず、彼らが救われることを祈り続けていた 数多の恩を受けたというのに 守れなかった……私はいつでも、無力だった [ 取り戻さなかった──千が見せることを選ばなかった記述の中 そこにいる親代わりのような誰かのことも 僧に宿っていた面影が、曖昧に輪郭を形作る。 湧き上がるのは温かさと、それを奪われた喪失感。 ] (28) 2021/06/30(Wed) 19:22:49 |
【人】 鬼 紅鉄坊よく見つけてくれた、礼を言う これで充分だ……充分過ぎる程、取り戻せたよ 千のお陰で思い出し、受け止めることが出来た [ 悲しみも憎悪も、その声には宿らない。 鬼がかつての生の全てを思い出すことは無かった。 それでも、喪ってしまった大切なものの記憶は蘇った。 心を落ち着ける時間を、千の体温を感じたままに暫く得てから 再び口を開き、切り出そう。 ] (29) 2021/06/30(Wed) 19:23:32 |
【人】 鬼 紅鉄坊千、お前に伝えたいことがある だが、それはとても大きな話で 私たちだけではなく、山にも村にも影響が出てしまう 長い間変わらなかった二つの関係が、大きく揺らぐのだ だから、待っていてほしい 私の心が決まるまで、重い選択をする覚悟が出来るまで [ 触れた手をそのままにしてくれていたのなら、 そっと握り込んでから離し、言葉を続けるだろう。 ] (30) 2021/06/30(Wed) 19:23:55 |
【人】 鬼 紅鉄坊冬が明けたら、きっと告げよう あの花が──梔子が咲く前に …………必ず全て、話すから [ 背中から抱く腕の力は、人間の身には少し痛い程に。 今だけは緩めることが出来そうにない。 ]* (31) 2021/06/30(Wed) 19:24:11 |
【独】 鬼の花嫁 千/* 因みに本日の誕生花は梔子 花言葉は「優雅」「幸せを運ぶ」です 舞台設定殆ど村建て文からそのまま引用させていただいているのでずっと触れてた寺の周りの花は梔子です (-112) 2021/06/30(Wed) 19:24:44 |
【妖】 五色 冥桜[新たに蟹は複数存在するという情報を得たもののどうも種々の生物が居るようであることが窺い知れる。 ただそれよりも刺激されたものの衝撃が強く、興味を抱くならばと逡巡し首を傾げた] 何故揺れるかと問われ改めて考えると何故だろうな? [俯き、リンの更に下にある棒状のナニかを見つめ――] 確かにこの状態で走ると、痛いな。 [撥のようにべちんべちん体に当たって痛い思いをした記憶があり眉を顰めるに至る。 自然内股になってしまうのは無理もない] だから普段は褌で収納しているのだ。 揺れるのは自然の摂理だろう。 五色の男連中は皆揺れていたからな。 [ナニはともあれそれは揺れるものなのだ] ($20) 2021/06/30(Wed) 20:36:11 |
【妖】 五色 冥桜 それほどなんだ。 褌に収納するくらいだからな。 胸の大きな女子が揺れると痛いと言っていたから。 やはりこうした突起物は揺れると痛いのだろ――うおっ!? [ナニに手で触れられ声が裏返りかける。 何やらこちらを見つめながら問うてくるが一体誰なんだこの幼気なリンにそんなことを教えたのはと男は自分で教えるものだろうと思っていたことをされて困惑していた] お主、そこはな。 大層過敏な場所なのだ。 言わばその行為は眠れる熊を起こすようなもので――。 [むくりむくりとリンの手の中でナニは大きくなっていく。 元からヒートアップしていたそれは手に収まりきるのだろうか] 撫でてもナニもでんぞ。 ああ、ナニもでんとも。 大きくなったら教えてやろうと思うから。 あまり触れてくれるな。 [そう、ナニもでないということにしておこう。 そうしたい。 男は引き分けを狙うためリンの背筋に指を這わせていった*] ($21) 2021/06/30(Wed) 20:36:36 |
【鳴】 ラサルハグ*** 幾許かの月日が流れた時 高く聳え立つ木の上に立ち村の様子を眺める蛇は 今日もまた人間の変遷を見る。 『神』の庇護をなくしたことに気づくか否か。 本当に見物であるのはその事実に気づいた時だ。 (=27) 2021/06/30(Wed) 20:42:48 |
【鳴】 ラサルハグラサルハグに食事は不要だ。 しかしそれは生命活動の話であり その娯楽を知った以上はその香気に 意識を引っ張られる他になく。 木から飛び降り洞窟の側へと脚を生やした先で ソフィアの作る食事を給わることになる。 (=28) 2021/06/30(Wed) 20:43:37 |
【鳴】 ラサルハグ「味は分からぬが 食べていて幸福は感じる。」 今でこそソフィアには話せるだろう。 本当は味など全く分からぬラサルハグは 幸福を感じるかどうかで測っていると。 幼き頃に一度受けた恩が幸福であるが故に 「美味」であると。 時間が経ってからでなければ 伝えられぬ事もあるのだ。* (=29) 2021/06/30(Wed) 20:44:38 |
【独】 ソフィア/* 襲い来る睡魔には勝てなかったよ…… というわけで健やかに寝る予定です、 また明日の朝私が頑張ります 皆さんの灰に(勝手に)お返事したいとか思いつつ ラサルハグくん褒め褒めタイムを取りたいと思いつつ 今日のラサルハグくんのロルを見てはわわわ……となりつつ やっぱり西さんのロルは素敵だなぁと呟いて。 さらば!** (-113) 2021/06/30(Wed) 21:39:10 |
【念】 将軍 かんぅ[もじもじとだが緩やかに足を開く彼が 紡ぐ言葉は甘い。優しく扱いたくなるほどに主が愛おしいのだ、と言外に含めて、彼の中に押し入った。昨晩明けるまで味わった其処は求めれば求めるほど、離れたくないと添ってくれた。何度と味わい、貫いているうち、彼の瞳から涙が溢れるのを目の辺りにして。 ぎょっとした。] (!26) 2021/06/30(Wed) 21:51:53 |
【念】 将軍 かんぅ…婿殿… [何があったのだ。 嫌な事があったか、とその涙を拭おうとして抱きしめられて動きは止まった。何をという驚きは彼の力の強さゆえ、此方を離さぬとばかりの力に息を飲み。それから熱い息で囁かれた言葉に、声を飲んだ。] ……。 [生まれ変わるのを待てない。 ――浮気する。 其れは、愛おしい婿殿の不器用な愛だった。良いと言われたら困るのに、そんな事を言い。それだけでなく殺意まで見せる彼は、かんぅを思っているのだ。と分かる。 婿殿はかんぅをとても愛しているのだ。 その事実に何か答えようとして] (!27) 2021/06/30(Wed) 21:52:37 |
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