【教】 XI『正義』 マドカ[『正義』と『力』は 殺し合いの末、相討ちとなった。 一進一退の攻防 互いに満身創痍、そうして果ての、最期。 『力』の最期の一撃は、 『正義』の心臓を、静かに鋭く貫いた。 『正義』は『力』に抱きしめられた、 その事に気づいてはいたが、 それを振り払うことができなかった。 否……したくなかった。 『正義』の唇が戦慄いて、 何かを吐き出そうとした……が、 その何かは形にならず、代わりに鮮血が溢れる。 『正義』の手から、愛剣が滑り落ち、 からんと軽い音を立てた。 けれど『正義』が剣から手を話した時には、 やっぱり既に“ 手遅れ ”だったのだ。 『正義』は息絶えた……… 『力』を道連れにして。] (/50) 2022/12/20(Tue) 22:30:24 |
【人】 XI『正義』 マドカ── 売店:フォルス ── [君の言葉が、僕の心を丁寧に、 ひとつひとつ潰していく。 僕は更なる痛みを避けるように、 君の手から逃れようと、腕を引く、 けれど君はそれを赦さなかった。 ささやかな抵抗を御されれば、 諦めたように力が抜ける。 そして君は、とどめの一撃を放つ。] (121) 2022/12/20(Tue) 22:30:44 |
【人】 XI『正義』 マドカ[そんな意味で言ったんじゃないだろうってこと、 わからないはずがなかった。 けれど、血を流しすぎて疲弊した心が、 音の羅列を歪ませる。 僕は、ただ…… 笑った 。君は、目に見える傷を治療しながら、 目に見えない傷を踏み躙る。 それで良いのだ、 狂人の想いなど、理解して仕舞えば 引きずられて狂うのがオチなのだから。 今度こそ『君』は、『僕』に道連れにされないで。 『君』は『僕』に殺される前に、 『僕』を殺さなくてはいけない。 胸の内で、誰かが呟く。] (123) 2022/12/20(Tue) 22:33:42 |
【人】 XI『正義』 マドカ[人が、他者の利害を慮ることができるのは、 人だからだ。 野に生きる生き物は、多少の差はあれど、 他の個体から容赦なく獲物を奪う。 僕が人だったのは、 世界が僕の家族を奪うまでのこと。 以来僕は、自分のことを、 人の形をした何かの生き物のように感じている。 ……それでも、人のフリをして生きたかった。 本当は……ほんとうは。 ほんとうは。 ] (124) 2022/12/20(Tue) 22:34:15 |
【人】 XI『正義』 マドカ[口にした数音は、 君には理解できなかったかもしれない、 いや、理解できないでくれ。最後まで。 何、と問われたら、問われなくても、僕は言おう。] 多分、最後になるからさ。 何故だかわからないけど、 言っとかないとって、思ったんだ。 [世界が滅びれば、君も共に逝くんだろう。 けれど世界が滅びなければ…… 僕がこの世界を棄てるんだ。 いずれにせよ、僕たちの未来は交わらない。 僕は君の幸せな未来を願って、 引き止められなければ売店を去るだろう。**] (127) 2022/12/20(Tue) 22:36:34 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク―― *** ―― [プロセラの姿を探し回っている内に、 日は傾き、夜が訪れていた。 洋館にいる人が少し減ったように思う。 崩壊していく故郷を心配してのことか、 もしかしたら、此処も崩れると踏んで、 逃げていった人も居たかもしれない。 端末をもう一度見る。 チェレスタからの返事はまだなかった。>>3:472 まだ気づいていないのかもしれない。 エーリクとの話が長引いているのかもしれない。 会ったら、話してくれるかな。 彼女が気にかけている一座のことも。 こんな時に限って、 別れ際の少し戸惑った彼女の姿ばかりを 思い出してしまうから。 ぶん、と大きく首を振って考えを散らした。] (128) 2022/12/20(Tue) 22:37:46 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[医務室も、中庭にも、部屋も探したけれど。 プロセラの姿は何処にもなくて。 洋館の外まで見て回って、 探し疲れた頃に、彼の世話人を見つけた。 もしかして――、と、思い当たる場所を聞いて。 最後の伝手を縋るように。 教えられた場所へと足を向けた。] (129) 2022/12/20(Tue) 22:38:04 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[あまり使われていない、埃っぽい場所。>>11 教えてもらわなければ、知ることはなかった。 階段を上って、上って。高い上。 人も寄り付かないような物置のような場所の片隅に、 身体を丸めるようにして目を閉じている彼を見つけた。 見つけてほしくなかったのかもしれない。 見つけてはいけなかったのかもしれない。 それでも、彼の姿を見つけたら、 無意識に安堵の息が零れた。] (130) 2022/12/20(Tue) 22:38:44 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[起こさないように、驚かさないように。 ゆっくりと埃を立てないように歩み寄っていく。 傍らに寄り添うように、腰を下ろして。 そっと、緩やかに彼の髪を撫ぜた。 夜の間は、『太陽』は存在しない。 その姿を隠してしまうから。 夜闇に浮かび上がるのは『月』と『星』。 ――『塔』は『星』の前で処刑されました。 ――『審判』は『月』を殺しました。 そんな、教典の一部を思い出す。 『塔』の痣を持つプロセラも。 『審判』の痣を持つチェレスタも。 彼も、彼女も、少なからずも。 誰かの死がまとわりつく。 誰かを手をかけるのも、誰かの手にかけられるのも。 『太陽』の痣を持つ私には分からない。] (131) 2022/12/20(Tue) 22:39:18 |
XI『正義』 マドカは、メモを貼った。 (a32) 2022/12/20(Tue) 22:39:27 |
【人】 XIX『太陽』 ヒナギク[ころりと、埃の上に横になる。 プロセラの隣に並んで、眠るのは初めてかもしれない。 彼が目を覚まさなければそのまま朝になるだろう。 シーツがないのは、少し寒いけれど。 身体を寄せれば、少しは暖かくなるだろうか。 距離を縮めて、彼の胸元に耳を当てる。 トクン、トクン、と彼が生きている音がする。 彼に習うように目を閉じて。] ……大丈夫、ずっとそばにいるよ。 [すっかり移ってしまった彼女の口癖は、 まるで自分自身にも言い聞かせるように。] (132) 2022/12/20(Tue) 22:40:34 |
【独】 IX『隠者』 アリア/* マドカくんへ 好きです はちゃめちゃにお待たせしてすみません そしてこの薬師はおそらく とんでもなく負に走らせる薬師なんじゃないかと ちょっと震えています えーん…書く… (-64) 2022/12/20(Tue) 22:41:23 |
XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。 (a33) 2022/12/20(Tue) 22:45:28 |
T『魔術師』 シンは、メモを貼った。 (a34) 2022/12/20(Tue) 23:04:46 |
【独】 IX『隠者』 アリア/* いやどうなんだろう、わたしは 1d神の出現→回答〆切が翌朝3d→揃い次第集められる4d って捉えてたんです 夜って書いてあった えーん… (-66) 2022/12/20(Tue) 23:10:48 |
【独】 T『魔術師』 シン/* 『女教皇』とは最悪にすれ違ってても気付かないのに、 殺したことをちょっと後悔してる『恋人』は穏やかな顔をしてるという、 もうなんか 対比として美しすぎて 本当にありがとうございます……………………………… やっぱりベルちゃん天才………… (-67) 2022/12/20(Tue) 23:12:38 |
【独】 XI『正義』 マドカ/* 懺悔します Pシートもらった時から 『こいつ生きにくそうやな』と思ってたのは確かです それでもここまで生きにくそうになる予定はなかったんです…… 調子乗りましたすみません…… (-68) 2022/12/20(Tue) 23:21:10 |
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。 (a35) 2022/12/20(Tue) 23:25:42 |
【独】 XI『正義』 マドカ/* ところでヒナギクが一々可愛いんですよ 流石僕らのアイドル /* 今後の展開として、最終的には神様と箱庭に行きたいんだよね でも、どういう感情で行くのかがまだ定まってない 何となく見えてはいるんだけども… 行ってしまったらみんなとお別れ出来ないんだけど、マドカはサラッと消えそうなんだよね、ただPLはそれを許したくなくて、折り合いがつかずにいる 行くよ!ってロルしてから一回切って、話しかけてくれる人がいないか待てば良いのかな……いやそれなんてかまってちゃん……でも行ってしまったら話せないしなぁ…ジレンマ (-69) 2022/12/20(Tue) 23:25:56 |
【人】 [『 力 』 フォルス――売店:シャルと [ ひどい、と彼女は言う>>82 その通りだと思う あの時死なないでほしいと言ったのは きっと、シャルであってシャルじゃない 俺がどうしたって証に囚われるように あの言葉はシャルの証がそうさせたのだろうと そんな事をずっと、思っていた だからと言って 軽視していい理由にはならないのに ] (134) 2022/12/20(Tue) 23:28:09 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ ひどい、ともう一度言うシャルに 気付けば視線をあげていた ] え 、 …… [ その声は あくまでも軽く いつものやりとりのような音で だから、 ] …――――ありがとう [ そんな言葉をこぼすだけで精一杯で こんな時だというのに浮かれそうになる自分もどこかに居て ほんの少し、心が軽くなったような気がした ] (135) 2022/12/20(Tue) 23:30:09 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ ただでさえ顔色の良くないシャルに せめてこれ以上心労をかけさせたくなくて 冷静さを取り戻せた気がして 言えると思った なのに、どうして 事ここに至って装えない 肝心な時に格好一つつけられない もっと強ければ ――…『力』だったら 彼女の憂いに寄り添って 声を 心を尽くして、晴らせたのだろうか ] (136) 2022/12/20(Tue) 23:30:59 |
【人】 [『 力 』 フォルス (138) 2022/12/20(Tue) 23:31:49 |
【人】 [『 力 』 フォルス (139) 2022/12/20(Tue) 23:32:30 |
【人】 [『 力 』 フォルス[ 少しだけ形を変えた あの日の約束 二人の隙を埋めるように身体を向けて 言葉の代わり 背に回した手に力を込める ] ………………。 [ 今言葉にしてしまえば だめなものがこぼれてしまいそうで だからただ、小さく何度か頷いて ] いたいよ 俺も …………一緒に [ ようやく言えたのは そんな言葉だった ] * (140) 2022/12/20(Tue) 23:33:05 |
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新