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【秘】 普通 ナツメ → さめざめ ユメスケ あなたから、一件のメッセージ。 少女は手帳を捲って、それを読んだ。 『こんにちは。ナツメです。 どうしてかな…少し考えさせてね。』 まずはじめに、そんな返信。 それから、いくらかの時間があって。 『抱えておけなくなった気持ちが、涙かも。 泣いちゃうのって、 悲しすぎたり嬉しすぎるときとかだと思うし…』 『コタくんは、どうして知りたいと思ったの? あ、嫌だったら答えなくていいよ。』 (-169) 2022/03/06(Sun) 20:17:53 |
【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ やや気恥ずかしそうに、あってた、と呟いて。 「たぶん、しなかったかな。覚えてないだけかも」 「あ、そうだよね……。 じゃあここの花は、やめといた方がいいかな」 見る限り、どれも綺麗に咲いている。 と、思う。 千切ったらかわいそうだな、と少女は思った。 「安心……」 カラフルな花植えに指を伸ばしてみる。突っつく。 すこし考えて、……その気持ちはちょっと分からなかった。 その様が、少女の表情にもきっと表れている。 「んー……それが、安心なの?」 (-170) 2022/03/06(Sun) 20:33:08 |
【秘】 ツルギ → 規律 ユス飲み干された血に、なんだか自分が食べられたみたいな心地がして。 それさえ善いと思えるのは、君が自分のものだから。 新たな痕が残された内腿を見下ろした。 同じ場所の赤色なのに、全部違う色に見える。…こんな景色も悪くない。 「……そ、っか。」 血で赤みを増した唇が言葉を紡ぐ度に形を変える。誰かに対して色気なんて、感じたことなかったのにな。 今の君はどんな女優より艶がある。 そっと掴まれた肩に、僅かに身が強ばったのは。 きっと、恐いからじゃなくて。 期待だ。 (-171) 2022/03/06(Sun) 20:36:37 |
【秘】 ツルギ → 規律 ユス「ぅ、ぐ、………」 二度、三度。 髪が頬に触れて擽ったい。 思わず引きかけた身を、掴まれた肩で思い出す。どうしてかわからないけど、何だかむず痒い気がする。痛いような、擽ったいような、そんな何かが噛まれた場所からじわじわと広がって。 初めての感覚に、どうしたらいいのかわからなかった。 「……、ユス。」 四度、五度。 内腿みたいに、一度だけじゃないんだ。 逃げないように堪えながら、あれ、と思った時にはもう遅かった。 これって…何か、なんか、違うんじゃないか? 上書きとか、そういうんじゃなくて。 「っ、ユス。」 君の肩を押し返そうとして、上手く力が入らないことに気付く。足の時に感じた甘い痺れが、手の指まで回ってる。 「…なあ、」 あ、わかった。 違うのは俺だ。俺が、 気持ちいいって思ってる。 「………義徳っ!」 (-172) 2022/03/06(Sun) 20:37:24 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス 今日の合議が終わった辺りの時間。 傍聴席から出て行く前、ユス先輩に声を掛けた。 「……あの。ツルギさん。選ばれちゃいましたけど」 賭け、負けちゃったんですけど。どうしてくれるんですか。 ──なんて。それはどうだって良くて。 彼がその事をどう思っているかだけが気になった。 (-174) 2022/03/06(Sun) 20:48:35 |
【秘】 落涙 ユメスケ → 普通 ナツメ『知りたいと思ったよりかは、確認だろうか』 君が考える間は何も来なかったが、そうして問いかければ返事はすぐに返った。その後もほとんど止まらないで文字はぽんぽんぽーんと送られてくる。 『かなしかったりうれしかったりその他だったり、 感情で流れる涙の理由の認識が合ってるかどうか…?』 『ナツメお姉さんから突拍子もない答えは 返ってこないと思ったから、お姉さんに聞いた』 『聞きたかった答えが聞けてハッピーです、ありがとう』 『涙があふれるとか涙がこぼれるとかは、 気持ちがあふれたりこぼれたりしているんだな』 『素敵な表現だと思う』 『ナツメお姉さんは最近、気持ちがあふれることはあった?』 (-175) 2022/03/06(Sun) 20:52:05 |
【秘】 落涙 ユメスケ → 代役 ミィ「……」 「表現で全然受ける印象変わるの、おもしろいよな」 「俺やっぱり算数の方が好きだね。しみじみそう思うわ」 (-177) 2022/03/06(Sun) 21:00:22 |
【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ「……」 ナツメ先輩の顔をちらりと見る。 もしかして変な奴だと思われてないか? 「や、安心っていうか何だろ……。 逆にほら、ひっつき虫の草とか、昔はよく空き地なんかに生えてたのに最近は見かけなくてちょっと寂しいです。 そういう、あれ」 そう……そういう。しょうもない話だ。 「ですねえ……ここのは綺麗に手入れされてありますもんね」 ここの花ちぎるのは気が引けるというのには同意。 (-178) 2022/03/06(Sun) 21:05:15 |
【秘】 ユス → 剣道 ツルギ 皮に歯を立て肉に牙を埋めるその感覚がちりりと胸の底を焦がす。 身を強張らせても、身を引きかけても、決して拒もうとしない。人に触れることが怖いと語る貴方がここまで近づく事を許してくれたのだと実感できて、じんと脳まで痺れてくる。 ……なんだか噛むたびにくらりと眩暈にも似た気持ちよさが滲み出る。落ち着かない、けれど悪くない気分。 さて、これは何と呼ぶのだっただろうか。 「……」 ああ、これは── 「……」 ──たのしい、だ。 「……ん、ああ」 呼ばれた名前に意識が引き上げられる。どこか弱々しい指の力に気がついて、少し不思議に思いながら体を離して再び床に座り直した。 「やり過ぎたか。痛かったらすまない。 でも満足した、ありがとう」 貴方が気持ちよさに気付いたことなどつゆ知らず、濁りの引いた眼差しとどこかすっきりした表情で貴方の顔と鎖骨の周りを交互に見つめた。 そういえば、ちゃんとした止血や手当てをしなければならなかったが。 貴方の様子はどうなっているだろうか。 (-179) 2022/03/06(Sun) 21:11:36 |
【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ 声をかけられて足を止める。 「ん? ああ、メイサイか」 何度も話をしてくれる貴方の姿を見つければそちらの方向へと向き直る。 投票などの結果は確認している。した上で、 「そうだな。選ばれたな」 あっさりとそう答えた。表情は何一つ変わりない。無理に取り繕ってる様子もない。 「臓器提供者の数が足りていれば、俺たちは提供しなくて済む。足りなければ俺たちのどちらかが死んで提供する羽目になるかもしれないし、二人とも死ぬかもしれない。 まだ、どうなるか分からないな?」 事実を事実として受け止めている。ただそれだけで、それ以上もそれ以下もなかった。 (-180) 2022/03/06(Sun) 21:19:19 |
【秘】 ツルギ → 規律 ユス乱れた息を隠すように深呼吸をして、だけど潤んだ瞳までは自分で気付けなくて。 結局、そのまま君を見下ろした。 「………いや、痛いっていうか。うん。 どういたしまして…?」 自分はこんなに戸惑ってるのに、耳まできっと赤いのに、君は平然としているのが少し悔しい。 勝ち負けじゃないのはわかっているけど、自分ばっかり気持ちいいなんて。そこでやっと、君にも気持ちよくなってもらいたいんだ、と気付いた。 でもどうやったらいいのかなんて、全然わからない。多分今の俺じゃ、思いつかないんだろうな。 君の視線で、そういえば手当をしていなかったと思い出した。…誤魔化すにはちょうどいい。 先程まで君が噛んでいた鎖骨を、そっと指の腹でなぞって。 「…ほ、包帯とか。出して。 ガーゼも大きめのやつ。こっちも隠したいから。」 今は最初と違う理由で上手く出せないし、違う理由で隠したいけど。 君は気付かないだろうし、そうであってほしい。 (-182) 2022/03/06(Sun) 21:50:42 |
【独】 剣道 ツルギおかしいな………墓参り(ではない)くらいしか死に触れてねえ いや死臭で満ちた未来を約束してるんですけど だから死村っぽいことしてるって信じたい なんだ?これは 俺だけ違う村来た? (-183) 2022/03/06(Sun) 21:53:38 |
【秘】 奇形 メイサイ → 規律 ユス「──そうですね。まだ分からないです」 「……」 ユス先輩の顔を覗き込んだ。 いつもと変わらない表情。いつもと変わらない言葉。 「あはは! ユス先輩はいつも通りですね」 「良かったです」 投票の結果じゃないよ。 先輩が、いつもと変わらない事がね。 (-184) 2022/03/06(Sun) 22:01:17 |
【秘】 ユス → 剣道 ツルギ 愉しそうに笑う顔も、柔らかく笑う顔も、全てを晒して泣いた顔も見たことがある。 でもいたるところを赤く染めながら涙目で見下ろす表情は見たことがなかった。 自分の知らないものだ。食い入るように見つめてしまう。 炙られるような熱が胸をざわつかせる。もっと噛んでおけば、もっと知らない顔が見れたのだろうか。 「? 痛い以外に何かあるんだろうか……」 そんな独り言をぽつり。青年がどれだけ乱されても、こちらは見た目だけなら普段通り。ただ、貴方によって例えようのない熱──誰かに話していたならば、高揚感だとか興奮だとかすぐに答えはでるものなのに──が齎されているのは確かだった。 貴方と同じ気持ちも、気持ちよくなる方法も、此方も全く分かっていないけれど。 「ああ。分かった。ちゃんと見えないようにしよう」 それは過去から貴方を引き離す為だと考えている。だから、今の貴方を悩ませる理由なんてちっとも気づかない。 包帯もガーゼも問題なく取り出して、手当てを進めていくだろう。仄暗い、濁った熱い欲を伴った手つきはもうどこにも見当たらなかった。 (-185) 2022/03/06(Sun) 22:17:41 |
【秘】 園芸 ハナサキ → 剣道 ツルギ『無理でしょうね…… 私にとっては正解でも他の人に強要するつもりもありません。 だから共感が得られた事も意外だったんですよ』 この場で理解が及びそうになかった人のひとりがあなたでした。 見ている世界も生きている世界も、いろんなものが違う気がしていました。 あなたに限った話でもないのかもしれませんが。 それから訂正の言葉を目にして浮かんできた疑問をなげかけてみます。 『えっと、それじゃあツルギさんは何の為に選んでいたんですか? 選ぶ余地がない程の理由って何だったんでしょうか。 私が質問された時のツルギさんと今のツルギさんだと、何か違いますよね。 前はもっと惰性……というと言い方は悪いですが、そんな感じだったように見えて。 理解できなくても知りたいです……ダメですか?』 あなたを変えたものを知りたくて。 少しでも視野を広げたくて。 奇しくも互いに票を入れた相手だからという気持ちもちょっぴり。 (-186) 2022/03/06(Sun) 22:19:59 |
【秘】 ユス → 奇形 メイサイ「ああ。俺が変わるとしたら、それはツルギが実際に死んでしまった時くらいだろうな」 けろりと答える。それから、少し間を空けて。 「なあメイサイ。やはり人は、人を殺すのを躊躇うものなのだろうか。 もしお前が参加者だったとしたら、他人に票を投じる事に、他人を殺す事に迷い悩んでいたか?」 いつも通りの調子で、なんだかいつも通りではない質問をした。 (-187) 2022/03/06(Sun) 22:23:19 |
【秘】 美術 エノ → 演者 アクタ合議の後、青年はまだ癒えてもいない体をひきづって、空間の端に近いところまで来ていた。 そこは海になっていて、地平線の向こうを、ぼんやり青年は眺めていた。 多分ここに来る頃には君はそれはもうヘトヘトだろう。 「…おや、アクタくん。」 声が聞こえれば、そちらを振り返って。 意外そうに目を丸くする。 「嫌われたかと思ってた。」 大丈夫?とつかれてる様子に首を傾げ。 (-188) 2022/03/06(Sun) 22:30:48 |
【秘】 美術 エノ → 普通 ナツメ青年は話を聞くにあたり嫌な顔をする事は全くなく、 むしろ興味津々と言った様子で聞く。 別にそれが色恋だから、と言うわけではなく。 例えば君が昨日見た夢の話だったり、好きな食べ物の話でも、 青年は同じくらいの姿勢で持って聞くのだろう。 なのでしっかり覚えて、悪用される。 「負担になるの?」 「相手からそう言われたの?」 本当に不躾なので、何でもかんでも聞く。 ちなみに、完全にもう恋慕しているのだなと言う認識だ。 殆ど君から目を背けないまま、時たまジュースを口に運ぶ。 柑橘の香りが仄かに部屋に漂っていた。 「絵が好きだからね。」 「あぁでも、俺名字が違うからな。」 「虹谷って名字からくるよ。」 知らない人だと思って捨てないでね、なんて、他愛もない会話。 叶わない未来の会話。 「俺にも送ってね。年賀状、同年代からは貰ったことないや。」 (-189) 2022/03/06(Sun) 22:44:18 |
フカワは、皆の前に姿を表さない。マップの虚無を転々としている。 (a16) 2022/03/06(Sun) 22:47:20 |
フカワは、広場に行って、誰かの真似をして穴を掘ったり。 (a17) 2022/03/06(Sun) 22:49:18 |
【秘】 不運 フカワ → 普通 ナツメ昼間ごろになりようやくメッセージが来た。 『時間ができたら あのブランコとかでもどうですか』 『無事に戻ってこれました』 (-190) 2022/03/06(Sun) 22:51:10 |
【秘】 奇形 メイサイ → ユス「……?」 変わった質問。少し首を傾げてから答えた。 「さあ。人によるんじゃないですか? 僕は躊躇いまくりですけどね。繊細なので」 「もし参加者だったら、提供する前に胃が使い物にならなくなってたかもしれません。ストレスで。あはは」 笑いながら、戯言のように連ねた僕の言葉は信用には足らないかも。 「先輩は、あんまり躊躇わないですよねえ。 そういうとこ結構憧れてるんですけどね、僕は」 (-191) 2022/03/06(Sun) 22:58:57 |
ユメスケは、起きてから世界をふらり。ブランコの隣の水族館を見た。 (t13) 2022/03/06(Sun) 23:16:54 |
ユメスケは、空クジラを見上げて、それから、水族館に入った。 (t14) 2022/03/06(Sun) 23:17:19 |
【秘】 ユス → 奇形 メイサイ「まあそうだろうな。人による。それが全てだ。 ……多数の反応としては、どちらなのだろうと思ってな。 躊躇いまくりか。よくそれで最初人を殺すなど言ったものだな」 責めているわけではなく不思議に思ったが故に最後の発言を加えたのだが、身も蓋もない。 並べられた言葉も素直に受け取る。信用しているかいないかというより、そういう者もいるかもしれないと。可能性の一つとして覚えておく。 「それは大変だな。胃以外で役に立ってもらうしかないだろうな、メイサイが選ばれたとしたら。 ……俺と、もう一人以外は皆平等だからな。平等にどうでもいい。生きるのに必要が無いし、そもそも殺されるべき人間や死んでいい人間なんていないだろう。だから俺ともう一人以外は、何も思わず切り捨てられる。これは反感を買う類の意見だと知っているから、大っぴらには話せないが」 (-192) 2022/03/06(Sun) 23:19:19 |
【秘】 剣道 ツルギ → 園芸 ハナサキ『一部分に共感することだけなら簡単ですよ。だって、そうでしょ。 人間が共感しにくい生き物だったら、ドキュメンタリーって需要ないじゃないですか。でも感動ポルノって言葉があるくらいだから、人間の感情って単純なんだと思ってます。 だけど共感したって、その人が生き方ややり方を変えるとは限りません。それとこれは別の話だ。』 青年はマジョリティに搾取されてきた…いや、現在もされ続けている立場だ。だからこそ共感という行為の容易さを知っている。 共感したからといって、その人が寄付を行うかと言われれば違う。一晩寝ればその気持ちはすっかり収まってしまうだろう。昨日見た映画の感動が翌朝まで持つ人間は、きっと稀だ。 青年にとって、共感とはその程度。だけど自分が本当に共感してほしいことは、その程度なのに難しい。 取り巻く世界の色々が違っていても、同じ人間だから。そこから生まれる気持ちは似たり寄ったりだとこのこどもは思っている。 『いいですよ、知りたいなら。』 そう尋ねられることは初めてじゃない。何度も何度も録音された上で、時には撮影された上で行ってきた得意分野だ。 入力は非常にスムーズで、考えるよりも先に文字が生まれているかのよう。 『………そうですね、最初の僕は惰性で生きてました。 自分を納得させる程の死ぬ理由 が欲しかったんですよ。』 (-193) 2022/03/06(Sun) 23:23:40 |
ユメスケは、そういえば思い出したので、暇を潰せる別の話を送ることにした。 (t15) 2022/03/06(Sun) 23:25:33 |
【秘】 ユス → の名残 カミクズ『カミクズさん。気になって連絡しました』 合議が終わった後のこと。裁判場を出て、すぐに貴方に連絡を入れる。 『座る場所が傍聴席であろうと欠かさず来ていた貴方が今日来ていなかったので、気になって連絡しました。 掃除、やはり無理させたでしょうか』 青年はよく無責任な発言をする事が多かった。己の手で責任を取れるものなど限られているから。 ただ、この間の掃除については自分も関わっている為かどうにも気になって連絡を入れたようだ。 貴方が一人の男と水族館へ行き、そのままいっとう深い眠りについたことなんて、全く知らない。 (-194) 2022/03/06(Sun) 23:26:27 |
【秘】 剣道 ツルギ → 園芸 ハナサキ青年だって死ぬのは恐いと思っている。かつて瓦礫から這い出た被災者の、経験談として。 普段は死にたいと思っていても、いざその場面になれば恐いと知っている。 『僕は運良くできた瓦礫の隙間のお陰で、こうして生きています。 似たような経験をしたみんなが言ってました。この話を聞いたみんなも言いました。 運 が良かった、って。』きっと誰だってそう言う。そう思うしかない。ありがたい偶然を、人は奇跡と呼んで感謝する。 『僕はね、それをユスにあげたいんですよ。提供者が足りて、俺たちは臓器の摘出を行われないっていう── 幸運 を。』 何のために? そう思うんだろうな。だけど、教えようとは思わない。きっと君はそんなものなくても生きていけるだろうから。 勿論、君だって理解者は欲しいと思っているだろう。人間は誰だって一人じゃ寂しいから。 でもきっと、君と近い視点を持った人って俺よりは多いんじゃないかな。君のことをよく知らないから、何となくだけど。 世の中、 人を殺したことがない人 の方が多いらしいから。『俺が今まで得てきたものは、全部あげたいんです。自分の命を救った偶然だってあげたい。』 人を殺すときの感触も。 『全部感じてほしいんです。全部。』 死ぬまで続く呪いも。 『…幸いなことに、ユスもそれを望んでくれました。 だから、投票に自分の意志を反映するわけにはいかなかったんです。』 やろうとしているのは、彼をスタートラインに立たせるための下準備。 ただそのために、青年は自身の命を使った賭けをしている。その必要がある。 (-195) 2022/03/06(Sun) 23:27:42 |
【秘】 落涙 ユメスケ → 不運 フカワ>>t15 『フカワお兄さんは鳥になりたいと思ったことはある?』 『あったらそれはどうして?』 『なかったら、鳥になりたいと思う人は どうしてそう言うんだと思う?』 おひさまは高くなるのをやめて、少し低くなりだした頃。そんなメッセージが送られてきた。 (-196) 2022/03/06(Sun) 23:28:11 |
【秘】 演者 アクタ → 美術 エノ荒れた息を整えながら 君の側へ駆け寄って、どさりと膝をつく。 「ッ……バカ!」 肩を掴み、泣き出しそうな顔で君を見る。 君が怪我人でなければ感情のまま揺さぶっていただろうが それは出来ないので、力任せに抱きついてやった。 「 嫌いになんて、なるワケない……! なんだよお前ッ! ぼ、ぼく、僕は、お前に死んで欲しく無いのに、 勝手にッ……死ぬとか言ってるし………!」 矢継ぎ早に喋り倒してから ぶんぶんと頭を振る。 違う、こんな事言いたいんじゃない! 「………フカワと、二人で。お前を心配してて。 背中、押して貰って……探してた。」 堪えたいのに、涙を抑えきれなくて ぼろぼろと雫をこぼす。 「……一緒に、生きたいよ、エノ。」 (-197) 2022/03/06(Sun) 23:41:42 |
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