人狼物語 三日月国


145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】

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【秘】 充溢 バレンタイン → 花信風 トット

 ・・
「いや」
「ちゃんと……寝てる」
「……寝すぎてる、くらいには、ね」

それでもまだ眠いのにも、勿論理由があって。

「僕が、飲んでる薬、は……
 心を落ち着ける効能に……眠く、なる効能もある。
 だから、いつも……普段は、こんな感じなんだ。

 あんまり、激しく動かないのも……そう。
 眠い方が、病気も……楽だし」
(-65) 2022/05/03(Tue) 11:08:53

【秘】 花信風 トット → 充溢 バレンタイン

「あー」
「そっかおくすりか。くすりならしょーがないな……」
「そのほーがびょーきとバレンタインのためなら、しかたないかも……」

合点がいったようで、腕を組んでコクコクと頷いた。
びょーきって何!?って詳細を聞こうと思ったが……これは流石にプライバシーとやらに関わることをトットは知っているし、嫌がるかもしれないので、やめた。
自分もあまり人に教えていないのだし。

「おれのおくすりとぎゃくだなー。おれのおくすり、げんきになるやつだし」
「ひとそれぞれというやつか……」
(-68) 2022/05/03(Tue) 11:31:50

【秘】 雷鳴 バット → 充溢 バレンタイン

「そうか。……病気については聞かないほうがいい?
 僕もあまり人に言いたくない。どんなふうに思われるかわからないから。
 けれどみな、言ってほしそうにしたがるし。
 聞いておいたほうがいいなら、聞くし、誰にも話さない」

理解は示した上で、探られていいものなのかも含めて確認すべきだろうと青年は判断した。
誰もが悩みを抱えているが、抱きかかえ方は誰もが同じではない。
現に青年自身についても、自分で述べた通りの姿勢だ。
ひとまずはどうしてほしいか、については了解を示して、森の中を先へ行く。

進むごとに深くなる森の中を、青年は迷いもなく歩いて行く。
まるで昼間の太陽の下にあるみたいに周囲が見えているみたいだ。
獣道にも劣る足場の悪さは、やすやす歩けるものでない。
かろうじて青年の背中を追うのであれば、背の高い下生えを踏まずに済む程度。

ふ、と手を伸べて貴方を制しながら立ち止まって、周辺から距離を置かせる。
腕を伸ばして地べたの近くを探り当てると、なにやら薄っすら木漏れの光を反射する、
頼りなく細いものを拾い上げた。それは、細い輪郭をしていた。

「……よかった。
 
罠に間違えて掛かったわけではなさそうだ


青年が指先で揺らしたのは、針金で作った丁寧な細工。
木々の間に巧妙に隠されてしまって、ふつうであれば見つけられない。
かり、と手袋の先でつついたそれは、まるで小動物でも捕まえるみたいなもの。

「もしお化けや……大人に捕まったなら、いや、でも。
 ジャステシアはおとなしい子だから、抵抗もせず捕まったのかな。
 踏み荒らした跡でもあれば、僕の目ならわかるのに」
(-75) 2022/05/03(Tue) 12:31:24

【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 充溢 バレンタイン

>>23
「レン?」

足取りも重くふらりふらりと彷徨うあなたの姿を見、少女は足を止めた。
大丈夫、とは言ったけれど。
日毎、異変は広がるばかり。
不安もまたじわりと蝕み、虫食い穴のように。
足早にあなたの隣へ歩を進めると、様子を窺った。
(-85) 2022/05/03(Tue) 15:05:13

【秘】 充溢 バレンタイン → 花信風 トット

バレンタインは、自分の病気をあまり隠していない。
とはいえ聞かれなければ教えることもないし、
そんな感じで知らない生徒も多かったりするのだろう。

気遣われることが、嫌なわけでもないんだし。

「色々な薬がある、から……色々な病気が、治るんだ。
 君のくれる、花も……同じ。何かに役立つ」
(-86) 2022/05/03(Tue) 15:36:28

【鳴】 充溢 バレンタイン

言葉を音にするのでさえ手間取るものだから、
文字に書くなら当たり前のようにそれ以上の時間がかかる。
授業で言われたことを書き取るのとは訳が違うな、というのを、
手紙を書いて初めて実感することとなった。

とはいえ、新鮮な体験なので、
それなりに楽しみつつ書き連ねていけた。と思う。

『言葉を文字にするのって難しいですね。
 それに、何でもと言われてしまうと、
 尚更書くことに悩んでしまいました』


文字の通り、この辺りは何度も消しゴムで擦ったような、
少し煤けたみたいな跡が残っていて。

『優しい友人がいるおかげで、
 この一年くらいは授業が終わっても寝過ごしたり、
 朝食の時間に食べ終わるのが間に合わなかったり、
 といったことは少なくなっていて助かってます。』


『それと、昨日恋愛小説を図書室から借りました。
 兎と烏が、様々な障壁を乗り越えて恋をする物語。

 昨日お話ししたことが何だか頭に残っていて、
 それで良い夢が見られたらいいなあと読んでたり。
 恋を夢みたいな話だ、と思ってるわけなんですけどね。』
(=2) 2022/05/03(Tue) 15:51:13

【秘】 充溢 バレンタイン → 雷鳴 バット


「僕は……あまり隠して、ない。
 不安なことが、溢れて……止まらなくなる……病気。

 それを和らげる薬は、眠く、なるのが副作用で……
 薬の効能とは別に、眠いと……不安をぼやけさせて。
 溢れないように、押さえつけて、くれる。

 別に、……誰かに話してもいい。気にしない、から」

歩いていく途中。ゆったりとした喋り方で、
睡魔の中から、言葉を探し拾い上げていくみたいに。
実にあっけなく、自分の病気のことを話し出す。

少年にとっては、溢れてしまうかそうでないかだけ。
容れ物である自分やその中身を探られても、たいして気にすることはない。

険しい道のりに、話している途中で言葉を詰まらせたり、危うくつんのめったりしていたのだが、それはまあ別の話。

「……罠……」

そんなもの仕掛けてるんだ、という僅かに苦笑したような声色。近づきすぎないように、けれど目を凝らして針金を見つめる。

「……逆にいえ、ば。自分から離れたら……
 こういうのに……引っかかっても、おかしくはない、か」

何故かどことなく、安堵でもするみたいに息を吐いた。
(-89) 2022/05/03(Tue) 16:06:51

【秘】 充溢 バレンタイン → 夢見る乙女 シャルロッテ


「シャルロッテさん」

青い瞳は僅かに伏せられてはいるが、
いつものように眠たげなそれではない。

しかし部屋などでたまに目にするような、
不安に満ちた切羽詰まった表情でもない。
どちらかといえば、少しばつの悪そうな。

「……ええと、そう……皆が、宿題!」

頭が引き戻される前に、それを音の形にする。

「宿題が何か……聞きひそびれてしまった。
 から、そう。誰かに聞きに行こうとしていたところで」
(-90) 2022/05/03(Tue) 16:14:00

【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 充溢 バレンタイン

普段とは違う様子。
けれど、我を失っている、という訳でもなくて。
じっとあなたを窺う少女は、ふと息をつく。

「宿題」
「共有スペースでね、見てもらえるんだって。
メモがあったの知ってる?」
「ロッテは今から、部屋に取りに戻るところなの。
一緒に行こう、教えてあげる」
(-97) 2022/05/03(Tue) 18:17:07

【秘】 充溢 バレンタイン → 夢見る乙女 シャルロッテ

「え〜……そうだな……
 そういうメモがあったのは覚えてるが、
 僕、今少し調子悪ィんだよな……」

眠気がないことを調子が悪いと称しているよう。
いつまた溢れてしまうか分かったものではないもの。

「……大丈夫かな?」

確認するみたいに聞いてみる。
(-100) 2022/05/03(Tue) 19:21:56

【秘】 雷鳴 バット → 充溢 バレンタイン

「……ああそうか、だからいつも眠そうなのか。
 なにかに振り回されるのは大変だ、全くわからないわけじゃない。
 誰かに話すとしたら、キミを庇うときだ。面白半分には話さない」

誰かに誰かが責められることなどないほうが良いのだから、そんな機会はないほうがいい。
貴方のことは多く知っているわけではないけれど、
慮ることができることが多ければいい、というふうな態度。

森をゆく順路は軽く曲がってU字に曲がり、探しているうちにいずれ森を出るルート。
奥深くまで抜けてしまうなんてことはなく、迷うこともないだろう。
だから貴方がもしもこの場から先に抜けたいと思ったりしても、
どこへ逃げればいいかわからない……なんてことは、ないはずだ。

ちらほらと隠された罠のうちの一つをつつく。
あ、と小さい声をあげた。なにか成果でも、あったのだろうか。
……かすかに血の匂いがする。脂と混ざって鉄臭く酸化した、危うい匂いだ。
こんな静かな森の中で、どこから漂ってくるというのだろう。

「こっちの方向に渡って来なければ、掛からない。
 これは僕が仕掛けた罠だから。
 大人がどう対策しているのかは、よく知らない」
(-104) 2022/05/03(Tue) 20:10:17

【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 充溢 バレンタイン

人差し指を唇に当て、少女はすこし考える。

「一緒にいたら、不安になったときにそばにいられるよ」
「でも、一人でいたいときもある」
「今、レンはどっちだろう」

無理にみんなの中にいると、却ってよくないこともある。
例えば神経質な上級生なんかは、きっとそうだ。
だから、あなたに尋ね返した。
(-109) 2022/05/03(Tue) 20:42:48

【秘】 花信風 トット → 充溢 バレンタイン

「んふふ〜。そうだといいな」
「おれだってだれかのやくにはたちたいし」
あだばな
にはなりたくないもんね」

ちょっと視線を下げて、……少し寂しそうな顔をした。

「バレンタインもっ」
「もちろんつかっていいからね!おちゃにもできるし」
(-120) 2022/05/03(Tue) 22:06:36

【秘】 充溢 バレンタイン → 雷鳴 バット


「……そう。別にそれでも、構わない。
 勘違い、されたり……怒られるのには……慣れてる。
 けれど配慮、されるのは……悪い気は、しないな」

さしてどう扱われようとたいした興味はないようで、ただその姿勢を、有り体のままに受け入れる。実に大らかで、気ままだ。

早々森に立ち寄る用事もない、と思っていたのだが、
今日みたいなことも意外とあってしまうものなので、
軽く道順や目印などを頭に置いておきつつ。

鼻腔を突く異臭にほんの少し目が冴えた感じがして──
おそらく、人のものではないだろうそれをどうにか軽く脳内で咀嚼し、パニックに陥ることもないようにする。

人の怪我でなければ、やはり強く気にはしない。

「もし、問題があったら……その時は、その時、だな。
 ……多分、みんなが……朝いないのには、関係なさそうだ。

 だけれど……罠を大人たち、が把握した上で……
 連れて行くなら……それなら、かからないのか……?」

あるとすればそのくらい。
そもそも大人、先生が関与しているかは知らないが。
(-130) 2022/05/03(Tue) 23:02:10

【秘】 充溢 バレンタイン → 夢見る乙女 シャルロッテ

「僕は、あまり僕に自信を持てていないからさ。
 皆に迷惑をかけるのはそこまでじゃないけど……
 病気で情けないところを見せるのは少し嫌かな」

つらつらと、不安以外の言葉を選んで。
幸い一度飲み込んだものだから、押さえつける物はないけど、
溢れ出てしまう心配もそれなりに少なくなっているみたいだ。

「かといって、閉じ籠るのも気が進まないし。
 少しでもダメだなって思ったらすぐ帰る……とか、いいのか?」

歩ける時に歩いておかなければ、
治るものも治らないだろう、頑張ってみるのもたまにはいい。
(-134) 2022/05/03(Tue) 23:19:55

【秘】 充溢 バレンタイン → 花信風 トット

「一度、咲いたら……きっと、無駄にはならない……よ。
 そのために……君は、僕に預けるんだから。きっと」

少しでも役に立てたいからこそ、
今人の手に預けているものじゃないか、と。
眠気の中に仄かな気遣いらしきものが滲む。

「誰にも……使うこと、がなかったら。
 その時は、お茶にして……飲もう。
 それだけ、でも……何かのために、なったってことになる」
(-135) 2022/05/03(Tue) 23:23:34

【秘】 花信風 トット → 充溢 バレンタイン

「……ん!」
「そー。そのとおりかも」
「おれがつかえないぶん、みんなにつかってほしいから、あずける」

貴方の言葉に、少しうつむいた顔を上げて笑った。

「ほかのひとにもあげたりしてもつかわなかったらー……ティーパーティーだな」
「一緒にケーキとかたべるとたいへんよいかも!」

そりゃ傷薬にはなるけれど、誰も使わないのが一番だ。
平和的に、安らぎの時間の為のお茶になるのであれば、それは心の傷を塞ぐことにも繋がるかもしれないし。
ともかく、みんなのためになればいいなって。
(-154) 2022/05/04(Wed) 0:48:39

【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 充溢 バレンタイン

なるほど。それなら人前はよくないかも、と聞きながら思う。
けれど、かと言って閉じこもる気分でもないらしい。
ふむ、と口を開きかけたところで、あなたの口から答えが導かれる。

「うん、ロッテもそれがいいと思う」
「途中で抜けたって、きっと平気。
無理して留まっても、宿題は進まないもん」

そういえば、朝食もよく噛んでくれていたように見えた。
頑張ろうとしてくれていることが、なんだかうれしい。

「それじゃ、部屋に必要なものを取りに行こう。
筆記用具とか、肝心の宿題とか」
(-172) 2022/05/04(Wed) 2:50:27

【秘】 充溢 バレンタイン → 花信風 トット

「……そう、なると、いいね。
 そろそろ、ギムナジウムから……
 卒業する、先輩だっている……から……」

この頃は不安な事ばかりだけれど。
それでも、傷を癒す花が、
お茶として使われるような未来を想像していたい。

「みんなにとって……いい思い出になれば、いい。
 僕は……うん、そう思ってる……」

いつか、心から安心して眠っていたいものだ。

「……そろそろ、授業、だから……準備しなくちゃ。
 何度も、いうけど……ありがとう、トット。
 君も……怪我とか、には……気を付けるんだよ」
(-187) 2022/05/04(Wed) 11:26:05

【秘】 充溢 バレンタイン → 夢見る乙女 シャルロッテ


「宿題が終わらなくて、
 多少怒られても……僕は気にしねえけど、
 まあ……だめなものはだめだからな……」

邪険に思われようが愛想を尽かされようが、
それ自体は不安でもないから特に気にはしないらしく。
病や薬の影響化になければ、この少年は、
基本的にマイペースで己の一歩一歩を行くような生徒だ。

「うん、じゃあいくか。
 勉強に集中できたら……あるいは眠くなったら……
 不安な事考えなくて済むしな」
(-188) 2022/05/04(Wed) 11:33:52
充溢 バレンタインは、メモを貼った。
(a15) 2022/05/04(Wed) 11:52:58

バレンタインは、筆記用具を取りに行って勉強会へ。
(a23) 2022/05/04(Wed) 12:55:23

バレンタインは、歩けるうちに歩いておくべきだ。
(a24) 2022/05/04(Wed) 12:55:32

【人】 充溢 バレンタイン


「……興味のある分野だけ、勉強してえなあ」

声色に眠気はあまり宿っていなくて、
その上で溢した言葉は久方ぶりの、不安以外のワガママ。

「その前に、宿題の範囲は聞けてないし……
 エルナトか……あるいはAクラスの子が、
 他にいてくれたらいいんだけど。どうだろうな」
(41) 2022/05/04(Wed) 13:11:27

【秘】 雷鳴 バット → 充溢 バレンタイン

かすかな鉄錆びた匂いは、少なくとも香る程度には新しいものだ。
それに反応する様子にはちらと目を向けて観察していた。
それを地面へと下ろす際に、かすかなとっかかりに手首を引っ掛けた。

手首から指先まで手袋で覆われているから、怪我の程度は袖口に僅かに覗く程度。
少なくとも今の青年の様子から、うっかり引っ掛けるなんて真似はしそうに
なかった

さ、と傷口を手で覆い、漂う血の匂いを隠す。
何事もなかったかのように、再度歩みを進めた。
あちこちに目を配り、手掛かりを探している素振りも別に、
ついでではあるかもしれないが嘘をついて連れ出しているものでもない様子。

「そろそろ、森を抜けそう。
 見つかる前に、戻ろうか」

もうしばらく歩いたならば、順路は庭園へと再び抜けるだろう。
やり残したことはないか、とばかりに声を掛けた。
(-197) 2022/05/04(Wed) 13:27:43

【秘】 充溢 バレンタイン → 雷鳴 バット


「その前に怪我の処置を──……」

言いだそうとしていたけれど、言葉を選ぶために、
黙りこくって後ろからついていき、
掛けられた声でようやく咄嗟に声を返そうと思うものの。

不安の手前に違和感らしきものが膨れ上がっていて、
なんども咀嚼していたけれど何故だか飲み込めなくて、
それが代わりに溢れて、口をついて飛び出していく。

「さっき。君は……
 わざと怪我をしなかった、かな」

夜の明かりに髪が照らされて、
その奥に垣間見える瞳には眠気はかけらもない。

不安でも疑惑の目でもない。
真剣に向き合い、相手を見定めようとしているような。
(-200) 2022/05/04(Wed) 13:48:40
バレンタインは、勉強会の光景をみて僅かに苦笑じみた息を吐いた。
(a25) 2022/05/04(Wed) 14:51:24

【秘】 花信風 トット → 充溢 バレンタイン

「んへへへ〜〜……うん!」
「みんないっしょで、いいおもいでがいーな」
「そつぎょーしても、だいじょーぶなのがいい」
「ここにいてもあんしんしてくらせればいい……」

授業、と聞けばそうだった!の顔をした。

「おれもじゅぎょーいかなきゃ!
どーいたしまして!!バレンタインもだよ!」
「んじゃっ、おれもいくから!たりなくなったりとかしたらいってね!!」

慌ただしくまくし立ててから、止められなければ風でも吹いたかのようにピューッと行ってしまうだろう。
朝よりも安心した顔で、貴方にバイバイ!と手を振って。
(-203) 2022/05/04(Wed) 16:12:21

【人】 充溢 バレンタイン

>>44 エルナト

「エルナトッ……!ちょうどいいところに。
 明日の自分に何もかもを押し付けるとこだったよ」

わかってくれるか、と話しかける口元は、
いつになくハキハキと動いている。

クラスメイトであるあなたなら、
何らかの要因で“眠気がない”ときのバレンタインは、
割とこんな感じなことがわかるかもしれない。

「いやさ、今日の授業はあまり集中できなくて……
 そしたら宿題をどこまでやりゃいいか聞けてなかった」
     ・・・・・
「この通り調子も悪いし、
 けど勇気を出して共有スペースまで来て良かった……」

シャルロッテ様様だな、と安堵に、
ほんの僅かに口を歪ませた。表情の堅さは相変わらず。
(45) 2022/05/04(Wed) 17:54:54

【秘】 夢見る乙女 シャルロッテ → 充溢 バレンタイン

「あはは、レンは結構マイペースだからね。
でも終わらなかったらそのときは、そのとき」
「うん、うん。
それもあるよね、何かに集中すれば、嫌なことをちょっとだけ忘れていられる」

だめなものはだめだけれど、不調を押してまでするものでもないのだし。
終わらせることそのものよりも、なにか、少しでも楽になればいいと思った。
二人は寮の部屋へと向かい、筆記用具などを用意するだろう。
室内のあらぬところに置かれた本を見つけては、少女は「またこんなところに置いてある」なんて笑った。
(-205) 2022/05/04(Wed) 17:58:00
バレンタインは、この恋愛小説は読み切ってもいいか。とか思ってた。
(a29) 2022/05/04(Wed) 18:07:08

充溢 バレンタインは、メモを貼った。
(a30) 2022/05/04(Wed) 18:17:11

【人】 充溢 バレンタイン

>>46 エルナト

「相談に乗ってもらったくらいで、
 行こうかなって思ったのは僕だよ。

 勉強に集中すれば不安なこと考えなくてすむし、
 そう、不安な言葉が溢れなくていいかなって……
 っと、まあ一緒に行こうとは言われてたんだけど」

記憶を漁ろうとして、嫌なものを思い出しかける前に、
手前に浮かんできた言葉で堰き止める。
真の意味で、調子はいいのかもしれない。

「……というか、うん、君に声を掛けられて、
 思わず走ってきたせいで置いてきたかもな」

部屋まで一緒に戻って筆記用具とか取って、
勉強を見てくれる、とついてきてもらってたのに。
多分後ろを振り返れば見えるくらいの位置にはいるか。
(47) 2022/05/04(Wed) 18:36:36

【秘】 雷鳴 バット → 充溢 バレンタイン

薄ら差し込む月光がまばらに模様を作る。
互いの表情も見えないなか、逆光を受けて。照らされる貴方の表情を見た。
どのような表情で貴方を見下ろしているかは影に隠れて見えない、ただ。
貴方から投げかけられるものがあったことに、悪い気はしていなかったと思う。

「もしも近しいことだったなら、一人で思い悩むのは寂しいから。
 けれど直接聞くのは、怖いし、わからないから……」

青年の言葉はいつも拙く言葉足らずで、真意が相手に伝わることは多くはない。
だから発信する側としてもそれは不足のあるものだろうし、
聞き取る側としても全て察することは出来ない、仕方のないものだ。
貴方がどのように受け取ったって、それはあとあと気にすることなどではない。

「罰せられたいのかもしれない。
 よくないことをしたことが、もうバレたと思うから」

今日、その日貴方が離れた頃に青年は大人の元へ連れられていく。
それは当人も誰も知らないことだし、知らされてはいないことだ。
それでも、ジャステシアがいなくなったことで何かを肌に感じているのかもしれなかった。
あやふやな応答ばかり、もっとわかりやすく打ち明けられたなら、
これまでの何年かのふれあいの中で、きちんと話ができていたのだろう。
(-210) 2022/05/04(Wed) 18:49:59

【人】 充溢 バレンタイン

>>48 エルナト

「途中まで読んで終わりが気になってるところで……
 勉強が終わったら心置きなく読み切ろうかなって」

見失うほど置いてきたわけではなかったみたいなので、
振り返り、緩く手を挙げてよかったと息を吐く。

確かに毛長で目元が隠れた犬とか、
漫画でいるよな〜って他人事のように思うなどして。

「これでも予習復習はしてるから、
 多分大丈夫なはず……じゃねえかなあ。
 ダメだったらやっぱりシャルロッテさんに頼る」

「43から47ページまで、と……
 ありがとう、助かった。

 やろうって気になって出来ませんでした、じゃあ、
 ちょっと笑い話にもならないところだったし……」
(49) 2022/05/04(Wed) 19:29:06
バレンタインは、幸か不幸か眠気がないので、手間取ることなく宿題を終わらせられるだろう。
(a36) 2022/05/04(Wed) 20:41:38

バレンタインは、この式ってなんだっけ……
(a37) 2022/05/04(Wed) 20:41:47

【置】 充溢 バレンタイン






───君はどうしてそんなことをしたの?


鉄錆びた匂いが、月光が照らした表情が、
頭でずっと反響している言葉が、
溢れ出て収まらない不安が、
孤独に対する恐怖が、
僕を充溢していく。
そんな夜だった。

薬を飲んだ。
(L6) 2022/05/04(Wed) 20:55:53
公開: 2022/05/04(Wed) 21:00:00