人狼物語 三日月国


114 【半突発R-18】Snow white Festival【飛び入り歓迎】

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視点:


坊っちゃん バラニは、メモを貼った。
(a5) 2021/12/10(Fri) 7:27:08

【人】 坊っちゃん バラニ

――昨日・噴水広場――

[そういう設定と思われたままなのはもう仕方がないとして>>3

なんだかんだ言っても頭ごなしに否定されずにすむのは
此方としては有難い]

そりゃあね。
僕の知ってる勇者だって、生まれたその瞬間から
そういう存在だったじゃないし。
むしろ、そうでなかった頃のほうが長かったよ。

[彼ら亡き後の数百年の歳月は、
人間にとってはとてもとても長いもので。

今もなお吟遊詩人に語られる話だって、
彼らが実際に生きた時間のほんの一欠片に過ぎない。
人の言の葉に載らない時間のほうがずっと、長い]
(52) 2021/12/10(Fri) 21:31:44

【人】 坊っちゃん バラニ


だから、君もいつか数百年後の未来では
伝説の魔剣使いとして語られていたりするのかもね。

[はは、と冗談めかして。

尤も、この魔剣が活躍するような時代が訪れるのは
個人的にちょっと、ご遠慮願いたいが。

――そうして、彼を見送れば。>>4

祝祭に向けて一層短くなった
陽の傾きを感じる頃だったかもしれない]<aqua></aqua>
(57) 2021/12/10(Fri) 21:34:48

【人】 坊っちゃん バラニ


…さて、そろそろお姫様たちも家に帰ったほうがいい。

『えーやだー』
『お祭りなんだしいいじゃんかー』

だーめーでーすーぅ。
僕では君たちを送っていくには力不足なんだから
陽が出てるうちに帰りなさい。

お話はまた今度、お休みのときに沢山聞かせてあげるからさ。

『じゃあ、そのときは王子様の話もね』

…わかったよ。
あとほら、これも渡しておくから。ね?

[むすーとなっている子供たちに、駄賃代わりに小さな紙を握らせる。
支払先に僕の名前を記入したパイ屋の引換え券だ。
こういうとき、下手に人前でお金を渡すと子供たちが危ない目に合うかもしれないから]
(58) 2021/12/10(Fri) 21:37:51

【人】 坊っちゃん バラニ

[そうして彼らが去るのを見送れば>>0:462
いい商談になった?なんて此方が話しかけるより先に
幼馴染に話しかけられる]

えー。
折角楽しみにしてたのになぁ。

[むぅ、と今度は此方が膨れ面になる番。
とはいえ、半分は冗談のつもり、だったのだけど。
意味深な顔で差し出された『妙薬』の、それが何かに気づけば]
(59) 2021/12/10(Fri) 21:42:08

【人】 坊っちゃん バラニ



……は?
いやポル、なんでこれ……?

[自分の頬が湯沸かしの魔法さながらに赤くなっていくのを感じる]

……、なんでポルがこんなの持ってるんだよ……。

[誤魔化すように片手で顔を覆うものの、
旬の林檎さながらに染まった耳まではとてもじゃないが隠し切れない。

……悪かったな、この程度で赤くなる童貞で。

ついでにこんな情けない男でも、
街一番の大店の一人息子ってだけで確かに縁談は来るよ。
なんのかんのと言い訳をしてのらりくらり躱してはいるけど、
それもいずれ時間の問題だろう。]

……。
(60) 2021/12/10(Fri) 21:45:58

【人】 坊っちゃん バラニ

[正直今も実感がわかないけれど、
僕もポルもカストルも、今年でもう成人だ。
いつまでも子供のままでいられないことくらい、
頭では、わかってる。

――商家の跡取りとして、いつまでもほら吹きだなんて
周りから笑われるような奴ではいられないことも。

たとえ周りの男たちと比べて腕力で劣っていても、
意気地のない臆病者でも、…それをどんなに情けなく感じていても。
それでも、少しでも前に進まなければいけないと]
(61) 2021/12/10(Fri) 21:50:14

【人】 坊っちゃん バラニ

[……それでも]

ポルは、さ。

もし、行商人になる以外の道があったとしたら。
なりたいものになれるとしたら、何になりたい?

[思えば三年前、彼が行商人になると
家族の下を飛び出していったときは少なからず驚いた。
物心ついて、家の外で遊ぶようになってから
ずっと傍にいることが当たり前だった彼。
いつの間にか彼のことをなんでも知っているような
そんなつもりでいた癖に。

実際は、彼が考えていること、思っていることの半分も
自分は知らなかった]
(62) 2021/12/10(Fri) 21:52:59

【人】 坊っちゃん バラニ


……僕は。

[言いかけた言葉は、ぐっと飲み込んだ。

いつだったか、子供の頃の言葉を思い出す>>0:412

あの頃の僕は、今よりもずっと、自分のことに精一杯で
彼の言葉を上手く飲み込むことができなかった。
それでもずっと、此方の言葉を受け止めて信じてくれた彼の言葉を、今度は此方が受け止められたらと、そんなことを思う]*
(63) 2021/12/10(Fri) 22:05:20

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[――勇者になりたかったと、
子供の頃の僕はよく彼に話していた。

他愛もない、子供同士のごっこ遊びではあったけれど、
あの頃の僕は真剣に、遠い日の憧憬に縋っていた。

勇者への想いは、今もきっと一言では言い表せない。

遠い日の『俺』にとっての勇者は、
かけがえのない仲間で、気の置けない親友で、
いつだって傍にいるのが当たり前で。
……そして、気がつけば同じ女を好きになった、
恋敵と呼ばれるような、そんな間柄だった。

最初から、叶うはずもない恋だったのに。

……かつての僕はどうしようもなく、愚かな夢を見て。
そして、それに縋った。
その後先なんて、碌に考えもしないで]
(-39) 2021/12/10(Fri) 22:07:47

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[でも、あの幼い日、
傍らにいた幼馴染に感じたのは恨みでも憎しみでもない。

向けられた言葉と笑顔に感じたのは、
夕日のような眩しいほどの優しさと、
――泣きたくなるような胸の温かさだった。

嘗ての自分にがんじがらめに縛られた僕の中で、
それでも僕を僕たらしめてくれている、
そんな、かけがえのない記憶]*
(-41) 2021/12/10(Fri) 22:14:04

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

          
およめさん。



[兄の隣に並んだ義姉の、挙式の時の姿が。
子を抱いた時の、お母さんの表情が凄く綺麗だったから。

絶対自分では、叶わないこと

でも、それを本当にしちゃあ、いけない。]


 ……じょーだん。だよ。
(-42) 2021/12/10(Fri) 22:18:57

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

 それとも、最初から女の子が怖いってんなら
 男で試してもいいんだよ?俺で練習ってどーよ。

[ねーねーどうする?うりうり。と
馬鹿なこと言う道化師みたいに。

俺ちゃんと笑えてるかな。
後先を考えたら、冗談で終わらせるのが一番で。

知ってるのに。勇者やその仲間への憧憬を。
焦がれるような視線を。俺じゃあそれには敵わない。

でも大人になって、この時代を歩んでく
あいつが嫁さん貰って、幸せになるその前に一度だけ。
冗談でもいいから、触れて貰えたなら。
或いは、触れられたなら。なんて、愚かなことだ*]
(-45) 2021/12/10(Fri) 22:26:48

【人】 坊っちゃん バラニ

[どうやら此方の反応は、相手のお気に召した様子>>70
ぐぬぬ、と睨んでみせるものの、未だ収まらない頬の熱は
その迫力の大半を削いでいる。

そうして、半ば諦めにも似た気持ちで、
問いかけへの返答を待っていたその刹那、
応えた幼馴染の顔は、斜陽に隠れて見えない。

ただ、林檎の色が残る耳がとらえたその言葉に]

 
―――…。
 
 
[どうして、僕のほうが顔を隠したくなるんだろうね。
いや、その答えは自分自身、よくわかっているけれど]
(87) 2021/12/10(Fri) 23:10:03

【人】 坊っちゃん バラニ

[どうやら此方の反応は、相手のお気に召した様子>>70
ぐぬぬ、と睨んでみせるものの、未だ収まらない頬の熱は
その迫力の大半を削いでいる。

そうして、半ば諦めにも似た気持ちで、
問いかけへの返答を待っていたその刹那、
応えた幼馴染の顔は、斜陽に隠れて見えない。

ただ、林檎の色が残る耳がとらえたその言葉に]

 
―――…。
 
 
[どうして、僕のほうが顔を隠したくなるんだろうね。
いや、その答えは自分自身、よくわかっているけれど]
(88) 2021/12/10(Fri) 23:10:03

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[目の前の彼はずっと、僕にとっては『幼馴染』だった。

男女の差なんて考えもしなかった、
そんな幼い頃からずっと傍にいた『彼』を。
男とか、女とか、そういうふうに意識したことがなかったから。

異性として誰かのことを意識して、自分自身の因果に巻き込んでしまうことが恐ろしかったから。
だからこそ、それを意識せずにすむ『幼馴染』の彼の傍にいることは居心地がよかったのかもしれない]
(-61) 2021/12/10(Fri) 23:19:19

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[目の前の彼はずっと、僕にとっては『幼馴染』だった。

男女の差なんて考えもしなかった、
そんな幼い頃からずっと傍にいた『彼』を。
男とか、女とか、そういうふうに意識したことがなかったから。

異性として誰かのことを意識して、自分自身の因果に巻き込んでしまうことが恐ろしかったから。
だからこそ、それを意識せずにすむ『幼馴染』の彼の傍にいることは居心地がよかったのかもしれない]
(-62) 2021/12/10(Fri) 23:19:22

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[目の前の彼はずっと、僕にとっては『幼馴染』だった。

男女の差なんて考えもしなかった、
そんな幼い頃からずっと傍にいた『彼』を。
男とか、女とか、そういうふうに意識したことがなかったから。

異性として誰かのことを意識して、自分自身の因果に巻き込んでしまうことが恐ろしかったから。
だからこそ、それを意識せずにすむ『幼馴染』の彼の傍にいることは居心地がよかったのかもしれない]
(-63) 2021/12/10(Fri) 23:19:22

【人】 坊っちゃん バラニ

[浮かんだ自分の考えに、その狡さにくらりと眩暈がする]


……ばか。


[此方の胸中を知ってか知らずか、
おどけてみせる幼馴染の額をこつんと指の先で弾く。>>73

手加減なんてしなくても、きっとちっとも痛くはない。
仮にそのへんの子供と腕相撲をしたとしても、十中八九勝てやしない。それが、今の『僕』なのだ]
(89) 2021/12/10(Fri) 23:23:26

【人】 坊っちゃん バラニ



……僕の、なりたいものはね。


[幼馴染をそっと此方に引き寄せて、囁いた言葉は
きっと降り始めの雪と雑踏に掻き消されたことだろう]*
(90) 2021/12/10(Fri) 23:25:36

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[幼馴染の項にそっと触れながら、その顔を此方へ寄せて]

――…王子様、なんていったら笑う?

[もう片方の手をその背に回しながらそっと耳許で囁く。
ついでにその頬に軽く唇を寄せようか]*
(-67) 2021/12/10(Fri) 23:29:08
坊っちゃん バラニは、メモを貼った。
(a28) 2021/12/10(Fri) 23:35:17

【人】 坊っちゃん バラニ

――祝祭一日目――

[ふああぁ…とベッドに寝転がったまま大きく伸びをする。

ひさしぶりの朝寝坊。
こんな時間まで寝ていられたのは彼是数か月ぶりか。

今日明日は使用人たちの殆どが暇を貰っていることもあって
屋敷の中はいつもよりずっと静かだ。
……と、いうことにしておこう。

使用人たちが使っている棟のほうから
なんだか得体の知れない香が漂ってきたり、
艶のある声が男女ともにしているなんていうのは
そっと目を瞑るのが、大人というものだ]

――さて、と。

[自分で身形を整えてから食堂で珈琲を一杯。
それで朝食をすませたことにして、屋敷を出て街へと繰り出すとしようか]*
(96) 2021/12/10(Fri) 23:38:00

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

[君の居心地の良い場所であれば
傍にいられるんじゃないかって思ってたんだ。

幼馴染だから、弟と一緒に。
いずれ弟も君もそれぞれ家庭をもって
幼馴染なんだぞーって互いの家族を、
年に1回の帰省の際に見れたならそれで良いと
自分の心に嘘ついて、俺は大人になっていく。

関係性を崩すことに怯えたのは
君と俺と、どっちもなのかもしれないね。]
(-70) 2021/12/10(Fri) 23:45:21

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

 笑わないよ。王子様。素敵じゃないか。
 君の言葉は皆を笑顔にする。
 元気にする、わくわくさせる人だもの。

[君が王子様のように眩しくても
自分がお姫様なんて役じゃないのはわかってる。
精々、御伽草子でいえばお姫様を助ける魔法使い。

頬に寄せられた唇に、愚かな自分は夢を見る。
この街は、この祭りの時だけは
対価と引き換えにあらゆる欲望を叶えてくれるという。
でも]

 ああ、脇役の魔法使いじゃぁ、
 王子様に一夜を誘うことすら、叶わないのかなぁ。

[額に触れる手に心臓を痛ませ、
背に回された手に泣きそうになる。
これ以上の、道化に交えた願いを告げれば、
この手が離れるのかなぁ。怖いなぁ、嫌だなぁ。]
(-72) 2021/12/10(Fri) 23:47:09

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

 ごめんね、本当はお土産買ってきてある。
 祝祭の後は寒さが増すから。マフラーを。
 仕事の息抜きに、子供らに勇者のことを語るにしろ。

 風邪ひいちゃうといけないから。
 もう夕方なんだし。今渡そうか?

[ねぇ今、俺。幼馴染としての、自分にちゃんとなれてるかな。
大丈夫、きっと大丈夫。*]
(-74) 2021/12/10(Fri) 23:55:16

【人】 坊っちゃん バラニ

――ある御伽噺――

[子供たちに物語を聞かせるとき、
特に饒舌になるのは、結婚式のときの話だ。

魔王を倒した勇者と、彼に救われた王国のお姫様が
生き残った仲間たちと国民に祝福される幸福な結末。

実をいうとそのときの僕は、もうこの世にはいない。
だからそのときの光景をさも見てきたように語るのは
僕のほら吹きとしての本領発揮というかなんというか。

きっと、素敵だったのだろうなと
目一杯脳裏に夢を描きながらその光景を語り聞かせる。

誰もが純粋に、恋人たちを祝福する世界。
恋に破れた王子なんていない、そんな美しい世界


子供たちのお気に入りの物語の後は、
いつもほんの少しだけ、胸に穴があいたような気持ちになる]*
(99) 2021/12/11(Sat) 0:04:15

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

 
……ばかだなぁ。
僕が王子様でいられるのは、君の前だけだよ。

[僕の言葉を信じてくれる、
そんな君の前でだけ、僕は僕でいられる。

商人の息子でもなく、街一番のほら吹きでもなく
ましてや、恋に破れた物語の脇役でもない。
それが、僕のなりたい僕。]
(-86) 2021/12/11(Sat) 1:00:56

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

 
―――。

[唐突な提案に、どうにも話題を逸らされた感じがする。
(いや、実際にそうなんだろうが)

確かに、お土産を持ってきてもらえるのは嬉しいけど。

笑顔でマフラーを差し出そうとする君に、
ほんの少しだけ、む、とした表情をするものの。
手渡されたそれをふぁさ、と君の肩に掛けて]
(-87) 2021/12/11(Sat) 1:02:18

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[笑顔と共に首筋へ唇を寄せて、強く吸いつく。
逃すまいと背に回した腕に力が籠るのは、
どうか大目に見てほしい]

もし、君が魔法使いだというのなら
僕の願いを叶えてほしい。

[唇を離せば、先程まで唇を寄せていた場所に
隠すようにマフラーをかける。
そのままこて、と額を合わせるように
その紫の瞳を見つめながら]

……どうか、愛してほしい。
そして愛させてほしいんだ。

その対価は、勿論支払うとも。

[愛を得るために、
対価を支払うことを決意したのはこれが二回目]*
(-88) 2021/12/11(Sat) 1:13:07

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

 バラニ?

[そんなこと。
――そうであればどんなに、良いか。

でも、過度な期待は自分も相手も傷つけるだけだ。
もしも、俺の前だけで王子様になるというのなら。
君に触れたいと願うこの思いが溢れてしまう。
幼馴染以上を求めたくなってしまう。

そのための、1つの嘘をついたことを零してしまう。
君の明るい太陽の光みたいな色の髪に、
よく映えるだろうと思って選んだ赤のマフラー
それを渡すために差し出したのに。

――気が付けば。巻かれていたのは自分の肩で。]
(-90) 2021/12/11(Sat) 1:19:24

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

 え。

[思わず、零れる声があった。
首筋が熱い。じん、と痺れる様な心地を覚える。
離れたものは、君の唇。触れたのは、互いの額。
誰よりも近い距離で。俺を真っすぐに見つめる
君の瞳から視線が外せない。

告げられた言葉にじわ、と潤んだ視界と。
冬の寒さですら染まらぬ頬が、朱色を滲ませて]

 ――かなえられるなら。叶えさせて。
 
   俺の、王子様。

[言葉紡げば、この距離だ。
吐息が君の唇に触れるのかもしれない]
(-91) 2021/12/11(Sat) 1:20:18

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

[それでも、吐息よりも近くに
君を感じていたいのだと。

背に回された君の手の力強さを感じながら
体を寄せても構うまいか。

叶うなら、唇も。*]
(-92) 2021/12/11(Sat) 1:21:47
坊っちゃん バラニは、メモを貼った。
(a34) 2021/12/11(Sat) 1:29:56

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[王子様になるというより、
なれると言うほうが正しい気がする。

なんて思うのはやっぱり自分が捻くれているからか。

少なくとも昔の、君と出会う前の自分は
もっと素直に自分を信じていた。
愛することを躊躇わなかったし、
自分の力で大切なものを守れると信じて疑わなかった


…とそこまで考えたところでゆるく首を横に振って、浮かんだ考えを消し去った。
今、大切にしたいものは自分が覆せない過去ではなくて。
こうして目の前にいる、君のこと]
(-108) 2021/12/11(Sat) 12:12:19

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス


じゃあ、君は僕のお姫様だ。
……それとも、お嫁さんになってくれる?

[少し意地悪く、冗談めかして囁けば。
返答を待つより早く身体を抱き寄せてその唇を塞いだ]
(-109) 2021/12/11(Sat) 12:13:01

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス


ん……。

[君について知らないこと、
どうやら他にもいろいろあったらしい。

たとえば君の吐息がかかるたび、
胸の奥が擽ったく、温かくなること。
抱きしめたその身体が、
思っていたよりも華奢で柔らかいこと。
そしてその唇が柔らかくて]

……綺麗だなぁ。

[名残惜しく唇を離したところで、
こうして間近に見る紫の潤んだ瞳がとても美しいことも。
全部、僕が知らなかったこと。]
(-110) 2021/12/11(Sat) 12:15:34

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[ところで、忘れかけていたけれど
ここは天下の往来だ]

……続きは、もう少し暗くなってからにしようか?

[口の橋にかかった銀の橋を拭いながら場所を移そうと、言外に囁く。
そうして比較的人気のない路地を目線で示した]
(-111) 2021/12/11(Sat) 12:16:36

【人】 坊っちゃん バラニ


……。

[囁いた言葉に、彼の反応はどうだったろう。

にこ、と浮かべた笑みは先程の意趣返し。
に、なっているかはともかくとして]

ほら、行こう?

[彼に手を差し出して促してみせる]*
(132) 2021/12/11(Sat) 12:17:50

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[歩く人混みのなか、
そっと人目から隠すようにしてその手を取れば。
恭しくその指先に口づけよう。
お姫様に、乞うように。

細かな理由なんて思い浮かばないくらい
今の僕は、ただ君に触れていたい
]*
(-112) 2021/12/11(Sat) 12:21:05
坊っちゃん バラニは、メモを貼った。
(a45) 2021/12/11(Sat) 12:23:12

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

[今の、バラニの前の『昔の君』は
俺は勇者を語る君の噺の断片から拾い集めて。
想像で脳裏に描くしかない。
その時代に俺は生きていなくて。
君は勇者や仲間たちに囲まれていて。

子供たちに語り聞かせるのを聞くのが。
その姿を見るのが好きなのはずっと昔から。
昔の君や仲間たち。それを語る今の君は
やっぱり輝いて、見えているのだ。

でも、その囁きは心臓に悪いと思う。
ひと際強く、跳ねさせるし、顔は赤らむし。

―――返事位、 させてよ。馬鹿。]
(-114) 2021/12/11(Sat) 12:45:35

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

[君と唇重ねれば、今迄一緒にいた中で
知らないことも多くあったのだなと思う。

吟遊詩人のように、心地よい声とともに動く唇は
柔らかくも、しっかりした厚みがあるんだなとか。
同じくらいかやや小さいかなと思ってたのに、
抱きしめられたら肩幅も、俺より大きくなってたんだなとか。
腕の力、思ったより強くなってるとか。

唇を離す時、名残惜しいと思うこと、とか。]

 ……バラニ。

[ね。その一言に胸がじんわり温かくなるなんて
君が俺に教えてくれたんだ。]
(-115) 2021/12/11(Sat) 12:46:05

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

[しかし、そのじんわりが羞恥心を刺激するのは
思い出した、ここ往来だよ。
人通りは少なくなっても表通りの噴水広場だ。
思わず真っ赤になりながら、こくこく頷く。
まるで子供の玩具の首振り人形の如く。

濡れたままの唇で、どっどっと鳴る心臓の音そのままに
目線の先の暗がりを見やり――

     小さく、 うん。と囁いた。]
(-116) 2021/12/11(Sat) 12:46:22

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

[気障だなぁ。なんて軽口1つ叩けない位
緊張していたものだから。

その恭しい仕草に頬に集まった熱がどんどんと
肌を赤らめていくのだから。

――弟よ。俺は末期かもしれない。
恋は惚れた方の負けというけど、ほんとだった。
*]
(-117) 2021/12/11(Sat) 12:50:09

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

[その後。多分、発情期を促す魔法が切れてから
……バラニのことを思って

涙目で宿屋で転がりまくる己がいたんだとか。
獣の発情期のばか……**]
(-172) 2021/12/11(Sat) 23:12:28

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[君の返事を聞く前に、その唇を塞いだのは。

意地悪をしたいなんて気持ちもなくはないけれど。
でもそれよりも。
……君がどちらを選んだとしても、
その片方だけなんて嫌だなって思ってしまったから。

僕にとっての昔の記憶は、確かにそう。
とても大事なもの。
憧れも、友情も愛も嫉妬も、涙も栄光も。
物心ついたときから傍にあった、誇らしく輝くものであり、
――そしてそれと同じくらい、今の自分に負い目を齎すもの]
(-180) 2021/12/11(Sat) 23:39:40

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[ねぇ、ポル。
僕は君や街の子供たちに
沢山の勇者との思い出を語ってきたけれど。
――君にも話さなかったことがないわけじゃないんだ。

『もしも』を考えたことがなかったわけじゃない。

もし、僕に勇者たちの記憶がなかったら。
……ううん、それよりも。
あの日の自分の願いを、なかったことにできたら。
そんな『もしも』を、想い描いたことがないわけではない]
(-182) 2021/12/11(Sat) 23:42:40

【人】 坊っちゃん バラニ

 
……ふふん。

[>>133自分でもびっくりするくらい、悪い顔ができたと思う。

時に――というより殆どの場面で、
この幼馴染には助けられたり、時にしてやられたりしたけど。
こんなふうに逆転する機会なんて滅多にないから。
つい上機嫌でその手を取って道を歩く]
(227) 2021/12/11(Sat) 23:49:55

【人】 坊っちゃん バラニ

[それでも、ふと横目に見たその顔に]

……。

[あ、やばい]
 
……その顔は、ずるい。
 

[なんて、耳の先を林檎の色に染めて呟くくらいには
こくんと頷くその表情が、堪らなく愛おしくて

僕が知らない君の表情に、ときめいてしまうんだ]
(228) 2021/12/11(Sat) 23:50:45

【赤】 坊っちゃん バラニ

[物陰へ入り込んで数歩先へと進んでいけば。
人目がないのを確認すると同時に、
幼馴染の唇を奪った。

おかしいな、ほんのついさっきまでは
君にただ触れているだけで割と満足だったのに。

背に手を回して、指先に唇を寄せて。
それだけでたまらなく、
幸せが溢れるような心地だったのだけど。

唇に触れる度、それを重ね合わせるたびに
鼻先を擽る吐息を感じるたびに
胸のうちに堪らなく幸福感が溜まっていく。

そうして、漸く満足して唇を離した頃には、
軽く息が上がっていたかもしれない]
(*246) 2021/12/11(Sat) 23:58:32

【赤】 坊っちゃん バラニ


……ごめん。

[幼馴染の前髪を拭うようにしながら、
指先を髪の先から頬へと滑らせる。
自分だけ、勝手に気持ちよくなっていたかもなんて、
思い至るのが本当に遅い。

――なんというか、
こういうとき経験がないのがつくづく悔しい。

目の前の幼馴染に言われるまでもなく、
父や祖父に娼館へ行くこと勧められたり
それとなく宛がわれたりもしたけれど、
そういうことはずっと避けてきた。

――そういうことは大事な人と一緒にしたい、なんて
親に面と向かっていった日には物凄い顔で呆れられたが
(いや、泣かれてたのかも。割と本気で)]
(*247) 2021/12/11(Sat) 23:59:29

【赤】 坊っちゃん バラニ

[そうやって今までゆるゆると拒んできた癖に、
いざ経験の無さを恨むのいうのもおかしな話。

だけど、腕の中に抱きしめた君の温もりを感じれば。
痛いくらい、下腹部に熱を感じる。
…どんなに心を過去に縛られていたとしても、
結局のところ、今を生きるこの身は
正直なんだと思い知らされる。

誰かを愛おしいと、
その身の全てを欲しいと思う気持ちは
恐れも戸惑いも吹き飛ばすほどに強いのだと、
……そこまで考えてつい微笑ってしまう]
(*248) 2021/12/12(Sun) 0:03:19

【赤】 坊っちゃん バラニ


最初に言っておくけど、
気持ちよくできるかわからない。

[…我ながら、すごく情けないな。この台詞]

でも、君に気持ちよくなってほしいと思ってる。

ポルが男でも女でも、その何方であっても。
さっき僕が言った言葉に偽りはないから。

[大事にしたいんだと、耳朶に唇を寄せてから
背中から腰へ、それから下腹部へと指を這わせていく]*
(*249) 2021/12/12(Sun) 0:06:33

【秘】 坊っちゃん バラニ → 行商人見習い ポルクス

[ああ――そうだ。
僕の願いは。
今を生きている僕の、本当の願いは。

……"自由になりたい"

誰に恥じることのない、
君を臆せず愛せる、そんな自分でありたい]*
(-192) 2021/12/12(Sun) 0:11:19
坊っちゃん バラニは、メモを貼った。
(a70) 2021/12/12(Sun) 0:13:49

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

[そんなの、どちらもがいいにきまってる。

――だってずっと焦がれてたのだ。
君がまっすぐ、勇者になりたいと主張する姿
泣いても、下っ端魔物を演じることがあっても
君は逃げることはしなかった。
何時も魔王になったら、君の近くにいられるから

魔王を希望するのは己の体のことだってあったけど
そんな下心だって、あったんだ。

君の語る勇者の、その仲間たちの記憶、記録
君を構成するもう1つに、攫われないで欲しいと。思ってた
だって、俺は。

全部ひっくるめて君が好きなんだ。好きなんだ。
それ以上にね。俺は君と生きてみたいと思ってる。
叶うなら隣にいたいと、一番、近くにと。]
(-193) 2021/12/12(Sun) 0:19:26

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

 狡いのは、そっちじゃん。


[ってつい、照れ隠し。

だって、こんなにも胸をどきどきさせてるのは
顔が赤らむのだって。言葉に詰まって、苦しい位に
――焦がれて、しまうのだって
君がそうさせたんだから。]
(-194) 2021/12/12(Sun) 0:20:14

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

 俺も、君を大事にしたい。
 ―― 一緒に、幸せになりたい。

[幸せにしたい、じゃなくって、
共に幸せになりたいと思わせたのは君。]

 君の言葉を疑ったことなんて一度もない。
 ……でも、触れて、困惑してしまうってことは
 ないとは、言いきれないと思う

 それでも。バラニが欲しいよ。

[君が耳朶に唇寄せるから。
俺の唇もまた、君の耳に寄せられる。]
(-195) 2021/12/12(Sun) 0:27:40

【秘】 行商人見習い ポルクス → 坊っちゃん バラニ

 ―― もっと。

[触って。触れて。

       君が欲しくて、たまらない*]
(-196) 2021/12/12(Sun) 0:32:37