人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 門を潜り ダヴィード

/* 逆説的にあまり取り出せないポメでもありますね。
そんなポメが滑り込んできたならワシャワシャとお迎えするのが礼儀です。

という事で勿論、利用客として歓迎いたしますよ。
『お仕事中』でなければ受付をやっている事もありますから、
そのような具合で顔を合わせているかもしれません。
ただし、「なんかで備品壊したら給料とかから天引きな?」と
にこやかにお伝えはします!そんなとこだけ上司っぽい面。

という感じで是非お越しください。時にはモーテル主人がノリノリで
踊りながらの鼻歌を聞く夜が来訪をお待ちしております。
……いや、ふらっと来た時に居ない事もあるかもしれませんが。
ほとんど誰にも止められない暴走メイドマンですので……。
そんな奴でもよろしければ、ご利用をお待ちしております!
(-316) 2023/09/08(Fri) 19:01:58

【秘】 門を潜り ダヴィード → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

/*
キャイン ヘッヘッ……(ふわふわする)

連れ込んだ相手が備品を壊したことや汚してしまったことはありそうなので、その度自己申告を行いお財布を軽くしていたことでしょう。

本当に気まぐれに夜ふらりときて、踊りながらの鼻歌を満足いくまで堪能したらあっさり帰って寝るような奴です。
いない時は……受付に差し入れが残されていたり、いなかったり。
よろしくお願いいたしますワン!
(-323) 2023/09/08(Fri) 19:59:11

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 門を潜り ダヴィード

/* おおよしよし……🦴(見ましたスタンプ!)

宜しくお願いいたしまーす!
(-331) 2023/09/08(Fri) 20:46:46

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

『先生』の視線の先には子供達が3人、4人。
男女混じった仲良しグループだ。
授業を熱心に聞いてははしゃぐ、可愛くて……
愚かな子供達だ。頬が緩み、足を向ける。

「おはよう諸君!今日のニュースは何だい?」

寄ってきた子供をにこやかに抱きあげて、背中を叩く。
言葉の中から真っ当な情報だけ拾い上げ脳内でくっつけて。

「あ〜ピザ屋の新作かあ」

自分で買いに行くには遠いし割とどうでもいいなあ。

心中で呟いて、代わりに口からはお礼の言葉。

「ありがとう諸君。さあ、先生はこれから
 お散歩の時間だ。お前達は遊んでくるといい。またな」

情報は目と足と耳で。ついでに、植え込みだとか
シャッターの隙間、看板の裏に『虫』を貼り付ける。

「さあて、本命はどこに転がってるかなあ」

今日も白衣を靡かせて、ブーツの底で地面を叩く先生は。
大きな欠伸をしながらおまわりさんがたとは
別の意味を持って辺りを見回り始めた。

#街中
(47) 2023/09/08(Fri) 22:46:27

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

業務を終えた夕刻後。
こつこつと革靴の底が、モーテルの床を鳴らした。

「ミネ」
「やほ」

省エネの名を欲しいままにした短な挨拶。
約2週間ぶりの来訪は、もちろん手土産のチョコレートと共に。
島内で少しは名のあるチョコラテリアの紙袋を提げ、気怠げな口許が一瞬笑んだ。
(-343) 2023/09/09(Sat) 0:09:53

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 日差しにまどろむ ダニエラ

「あーっはっはっはっはっはっは!!
 ブースト!ブースト!ブースト!3!2!お!エーコ!」

べふん!投げ捨てたゲームのコントローラが
人をダメにするクッションに着弾した音だ。
客が来ないのをいい事に、モーテル受付の向こうは
すっかり城と化しているが、その城の全部を放って
モーテル兼城の主はカウンターへと飛びついた。

「相変わらずだな元気そうじゃんよいしょっといってえああこれでいいかにしても仕事も順調っぽいなその様子だとおいおいしかもお土産付きかよもー毎回毎回俺の好きなものばっかり持ってきて俺の事大好きかなまあ俺はエーコの事大好きだけどねとりあえず座んなよあやっべクッション洗濯してんだった代わりの奴持ってくるわ一瞬待っててくれよああお待たせいや本当その顔見ると安心するよ2週間ぶりくらいかおっといけないいつもの癖でつい喋りすぎた。やほ!」


対照的にエネルギーの全てをここに注ぎ込むような挨拶だ。
その表情は緩みっぱなしで、目元のクマはかなり深い。
付き合いから察するに3徹目と言った所だろうか。

それだけして尚この熱量。カウンターをアクション映画も
かくやと言う勢いで飛び越え、足を引っかけ床を転がり、
その勢いのまま立ち上がると壁際の上等な椅子を引きずって
あなたの席だとカウンター前に設置した。
自分はそのすぐ傍でカウンターに寄りかかり、
そこでようやく最後のやほ!に辿り着く。
そう、カンターミネは一連の流れの間、喋り続けていた。

「あー、あー。そろそろセーブしよう。
 愛し君よご機嫌麗しゅう。無事の再会が嬉しいよ。
 どうだい、そっちは?」
(-346) 2023/09/09(Sat) 0:50:00
カンターミネは、情報収集と食事より先に新作ゲームを買った。帰ったらやるぞ〜
(a24) 2023/09/09(Sat) 1:00:04

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「おー……」

よく回る舌だなあと感心することこの間数回。
跳んだり転げたり目にも楽しい。
それ以上の感想を抱かない程度には毒されている慣れてしまっている

「んんー、ぼちぼち……?お仕事はあ、順調〜」
「ミネは元気い?……元気そお。」

有難く椅子に腰掛ける。
上等な座面がぽふとお臀を支えた。

「取り敢えず、はい。」

袋の中にはシックな箱のトリュフアソート。
無難なチョイスだ。こういうことで冒険をするタイプではない。
つまり、きっと幾度か前にも持ってきて、気に入って貰えた品だ。

差し出す女の小指の爪にはマリーゴールドのエナメル。
数ヶ月くらい前から、気に入っているのかよく付けている。
(-349) 2023/09/09(Sat) 1:16:18

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 日差しにまどろむ ダニエラ

「順調大いに結構!俺は見ての通り、いつも通り。
 配下の虫をばら撒いて、データを整理し、組み立てだ。
 ちなみに今日の収穫はピザ屋の新作が出た事。」

割と今日は暇だった、という事であろう返答だ。
ぎ、と古びた木製のカウンターに今度は背中をつけると
身体を逸らして、不摂生な身体をばきぼき伸ばした。

「ぬあー。……んっふふー、ありがと。一緒に食べようぜ。
 あっ今エナドリ切らしてたな……缶コーヒーでもいい?」

聞きながら袋ごと受け取ると、中身を取り出し箱を開け、
貰い物の特権、とひとつ摘まみ上げて自分の口へ。
にまあ……とチョコレートとどっちが溶けてるのか
傍目にわからないような笑みを浮かべ、
もうひとつ摘まんで今度は持ち込み功労者の唇に押し付けた。

「あーんして、あーん」

言うのが数秒遅い。
忙しない眼球の動きが減ったのが近くだとよくわかる。
しかしそれはマリーゴールドをしっかり視界に捉えて、
興味深げにふう〜ん、と唸った。
(-432) 2023/09/09(Sat) 18:09:45

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>71 ニコロ

「……おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい、
 聞いたか?聞いたよな?おいおいおいおいおいおい」

話しかけたが最後、急激に騒がしくなる先生というのも
きっとあなたは日々よく見るはずだ。今日もそれを引いた。
誰に話しかける訳でもないのに虚空に聞いたよな?と
問いかけたかと思えばあなたに向けて人差し指を突きつける。

「だめだろぉ〜?未来を担う子供達の事を!
 他ならぬ正義たっぷりの若きおまわりさんが!
 『ガキ共』なんてことを言ったらさあぁ〜。
 子供達に悪影響だぞ。マイナス20点!
 あと10点マイナスされたらパシリの刑な。
 無論執行猶予なし!ピザ買ってきてもらっちゃうぞ?
 そういう訳でおはよう、俺だ。若きおまわりさん、
 今日はお散歩?それともおサボり?じゃなきゃお勤め?」

どれであってもきっとこの『先生』には関係ないのだが。
ポケットに突っ込んだ手の中の『虫』がバレない限りは。

#街中
(91) 2023/09/09(Sat) 18:24:09

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

ピザ。そういえば、昼の署内はチーズの香りに満ちていた。
半日越しの謎が解けたところで、さほどだ。
警察としての顔に比べ、本来のダニエラはそこまで食べ物に執着もない。

「楽しそお。よかったねえ。
 あ、うん。缶コーヒーでいい、……むぐ」

唇に、硬いチョコとカカオの香り。
瞬きを何回か分の時間だけ、チョコとあなたとを見たあと、そうっと口を開いていく。
押し込められたチョコを頬張ると最後、あなたの指先に唇がちょんと触れた。

「……おいしいねえ、ここの」

蕩ける甘さを咀嚼して舌鼓。
そんなところであなたの視線に女も気付く。
一瞬己が手を見た後ゆるりと両手が拳を作った。
爪を隠そうとする魂胆が、残念ながら隠れていない。
(-435) 2023/09/09(Sat) 19:10:21

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 日差しにまどろむ ダニエラ

「一日の決算にエーコが訪ねて来てくれる、
 これほど楽しい事もそうない!」

評された通りに楽しそうに笑い、
唇が触れた指に残ったココアパウダーを無遠慮に舐めとる。
深い意図はない、なにせ3徹目の人間だから。

懐の奥を隠す事もなく、故に魂胆に気付いた事も隠さず。
舐めとった指以外、中指薬指小指で器用に小型冷蔵庫から
缶コーヒーを掴みだして差し出しながら。

「そのエーコが俺に隠しごとするなんて………………
 まあいいけどさあぁ〜似合うし〜可愛いし〜
 猫ちゃんみたいなポーズになっててさあぁ〜いいよな〜
 でも寂しいよなぁ〜、この!情報屋の俺の前で!
 隠し事なんてさあぁ〜〜〜暴いちゃうぞ〜うりうり」

面倒臭い女と化した。
冷たい缶を冷たくないように服なんかに押し付けて、
「構え」「構え」とすねこすりよろしく
椅子の周囲を歩き回っている。
(-443) 2023/09/09(Sat) 20:00:01

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

3徹目の馴染みの姿にも慣れたもので、それそのものに大きな反応はなさそうで。
ただ何となく1度だけ、自分の親指と人差し指を擦り合わせた。

「あー、いや別に、隠し事とかじゃなくてえ」

ぺち、ぺち。
服越しだから全然冷たくないものの、触れるあなたの指先は冷たいだろう。
早々と宥めるようにそう言って、一先ず缶コーヒーを受け取りたい。

「手の甲にメモ書くようなもんっていうかあ」
「こうしてたら、目に入るからあ……」

歯切れ悪くそんなことを言っていたのも束の間。
このくらいにしてえ、と音を上げたバツマークが指先で形作られた。

「必要なくなった頃、話すからあ」

ある種珍しさすらある光景だ。
当社比、ちょこっと必死。それくらいだけれど。
(-451) 2023/09/09(Sat) 21:54:02

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 日差しにまどろむ ダニエラ

「ならいいや。そういやさあぁ〜聞いてくれよぉ〜
 今日朝Mazzetto行ったら閉まっててさあぁ〜
 絶対店主サマはピザ買いに行ってたぜアレ〜」

あっけらかん、と言い放つ。缶コーヒーも無事に渡され、
鼻歌と共にカウンターに寄りかかって話題がすぐに変わった。

これにとって貴女の発言はそれだけで信ずるに値するらしい。
情報屋が情報の精査もしないのはどうかと思うが、
しかしそれこそがカンターミネであった。

「あ、待った。結婚式とかなら言えよ?
 すぐに花嫁を攫いに……じゃなかった、
 友人代表の挨拶しに行くからな?ほんとだぞ?」

そして話題の途中で突然戻るのもカンターミネであった。
それから雑談、雑談、また雑談。
喉が渇けばコーヒーを一本、また一本。
気付けばいい時間になり、こっちは目がキマって来ていた。

「お……やっべ、時間過ぎるの早すぎるだろ……
 悪い悪い、メチャクチャ拘束しちった」
(-454) 2023/09/09(Sat) 22:26:38

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

あなたの言葉に、ほっと胸を撫で下ろす。
騙す意図はないし信頼に甘えたい訳でもない。
守るべき約束がひとつ、そうしてうまれた。

「そおなんだあ。」
「実はここに来る前寄ってきたんだけどお」
「ピザのことは、聞かなかったなあ。」

ダニエラとアレッサンドロ――通称 黒眼鏡の関係には幾つか不文律がある。
緊急時、または黒眼鏡側からの呼び出しでない限り例の店に足を運ばないことはそのひとつだった。
それが寄ってきたのだと言うのだから現在の島の情勢への警戒が窺えようというものだ。

「……結婚?ないない、ないってえ。」
「もー、そういうんじゃないからあ。」

今回の否定に必死さはなかった。通常運転ののんびりさ。
けたけたと笑いながら、あなたと同じように缶コーヒーを傾ける。
そうして幾許。あくびをひとつ、噛み殺して。

「ほんとお。でもいいよお、別にい。」
「泊まってってもいいしい。ふあぁ……」

2回目は、噛み殺しきれなかった。
眠くなり帰る気力を失ったダニエラがこのモーテルのお世話になったことは、過去もあったりしたのかもしれない。
(-462) 2023/09/09(Sat) 23:53:59

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 日差しにまどろむ ダニエラ

「なんだあ、すれ違いかよぅ……
 っていうかなんか最近キナキナしてきたからなあ。
 そのクセ核心の話は出てこねえんだよなあぁ〜」

ないない、なんて言う頬をつつきに寄って、
いや待てよ、って事はまだ俺にもチャンスが?と
こちらも常よりのけらけら笑いを添えて。

「お、お泊りか?いーねぇ、久々な気がするし。
 つっても他の部屋だとちょっと遠いだろ、
 俺の部屋使っていいよ。お代は寝顔観察権で!
 という訳でお部屋までお連れしましょうか、お姫様?」

キマった目に鼻息も荒く、言葉面以外は碌でもない誘い。
生憎これも通常運転なのだからロクデナシと言われるのだ。

「……ちなみにどこまでなら悪戯していい?」
(-464) 2023/09/10(Sun) 0:33:12

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「まあ〜キナキナ…そおだねえ。」
「暫くは、ミネもあんまあ、派手なことしないよう…」
「…いや、何でもなあい」

言いかけた言葉は、あまり言いたくない言葉でもある。
配下の虫を増やしてデータを集め、それを語るときの楽しそうな姿に水を差したくはない。
結局そうして、気怠い余韻が残された。
頬はいつも通り、しっかりつんつんされる。夜が耽けていく。

「あはー。いいよお、別にどこまででもお。」
「…それじゃあミネの部屋あ、お邪魔しちゃおうかなあ?」

立ち上がると軽く伸びしてまたあくび1つ。
長らく座っていた気もするが、椅子が良ければあまり身体も疲れていない。
ロクデナシの家主にエスコートを請う。
お願いしまあすなんて、へらりと笑った。
(-477) 2023/09/10(Sun) 6:54:09

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 日差しにまどろむ ダニエラ

「ん〜?安心しろってえ、俺がキナキナに負けるかよ。
 俺が負けるのはエーコだけ〜。
 わぁお、ぐぇへへ。では参りましょうかあぁ」

エスコートする役には不相応な笑い声。
格好だけは一人前に、古式ゆかしいボウ・アンド・スクレープ。
お手を取ればゆるゆると歩き始めて、
カウンターの奥へと誘っていく。
扉を1枚開ければそこがロクデナシの私室だった。

キングサイズのベッドが部屋の大半を埋め、
その上は随分綺麗にベッドメイクされている。
つまりは中々使われていないという事で、
そんな半ば処女地めいた場に導いた。

「ベッド脇のチェストに洗顔シートとか補充したし、
 反対側の冷蔵庫にはドリンク。コーラとか入れといた。
 あと地下のシャワーは今日使い放題な!
 今は滞在者がいないからさあぁ」

すぐに寝るでも、身体を流すでも。
きっと何度か泊っているなら着替えの類も幾らかあるだろう。
他にご所望は?ベッド脇で立って両手を広げた。
(-491) 2023/09/10(Sun) 10:36:02

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>121 ニコロ

「自分から俺の所に来てちょっと引いてんじゃねーよ。
 なぁんだサボりじゃないのか。てっきり朝から
 しわくちゃの顔でトボトボ歩いて、周辺住民から
 元気をもらって今に至る……って感じかと思ったのに」

やたら具体的な想像だ。もしかしたら似たような状態を
過去に先生がどこかで見ていたのかもしれない。
にへらにへら、笑う目元にはくっきりクマがある。
残念ながらこれも「変わらぬ事」であった。

「勿論
ガキ共
は今日も元気一杯だぜ。
 おかげでピザの情報も知れたしなあぁ〜。
 で、後なんか面白い事でもねーかなと散歩してる訳だ」

先生はおまわりさんではない。実は正義たっぷりでもない。
それゆえに即刻手の平は返される事となった。
そしてここにきてやっと最初の質問への返答。
余りに遠回り、余りに滅茶苦茶。今日も先生は絶好調らしい。
(125) 2023/09/10(Sun) 11:40:10

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

手を引かれゆるりと寝室へ。
見慣れたというには頻度が低いその部屋が、変わらず使われている様子がないことにだけまた少し笑った。

「んー、シャワーはあ、朝浴びるう」

間延びした声は何も眠気からではなくいつもの事だが、眠気は確かにそこにある。
スーツくらいは壁だかクロゼットだかに掛けて、さっさとベッドに転がり込みたかった。

「ご所望はあ」
「ミーネ」

甘えたような声がした。
こういう時、大抵続く言葉は決まっている。

「一緒寝よお」

この際本当にあなたが寝るか否かは問われない。
添い寝して欲しい、と求めるこの女はこの歳にしてまだ子どものような甘えたがりだった。
5年前に唯一の家族である母を亡くし、その母が存命の時すら夜の仕事で不在がち。
そんな生い立ちや現在の立場もあってだろうか。
女が今素直に甘えられる相手は、どうやらあなたしかいないらしい。
(-500) 2023/09/10(Sun) 12:14:33

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 日差しにまどろむ ダニエラ

「おいおいぃ〜、パキパキにキマった俺とぉ〜?」

無意識に間延びした声を真似てしまう。
大体の場合、こうした真似も幼さの証とされている。
身体ばかりは大人びて、脱ぎ捨てた白衣は床に放った。
ブーツも脱いでソックスも雑に丸めてブーツに入れた。
『お姫様』を差し置いて先にベッドに転がり、
大の字になって視線を送る。

「勿論大歓迎。さあどうぞ、お好きな所にお好きなように!
 エーコと一緒ならカフェインもどっか飛んでくだろ。
 おやすみのキスはいるか?ん〜っ。」

ジョークのように唇を尖らせてから、喉を鳴らして笑った。
(-502) 2023/09/10(Sun) 12:28:34

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

同じように革靴を脱ぎ、ストッキングを丸め入れ。
眼鏡をチェストの上に載せると、乱視の視界は少しぼやける。
それでも先に横になるあなたを見ては、その片腕の傍に躙り寄った。

「キスはあ、ミネが、したかったらあ」

へにゃと笑って控えめにごろん。
ベッドはこんなに広いのに、腕枕をねだればあんまり関係もないみたい。

「したかったらあ、…いいよお……」

ごろんと同時にうとうとし出す。
これが子供ならきっと親の苦労はない。
だけど、電池の切れた子供のような入眠だった。
(-508) 2023/09/10(Sun) 14:47:40

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>128 ニコロ

「あーはぁ。いいか、おまわりさん。
 『子供達』ってのはな、その辺の監視カメラより
 よっぽどよく見てるんだぜ?しかも、
 上司や監視役なんか通さず素直に教えてくれる。
 悪い事はできねーよなあぁ〜?」

身体をゆするようにしてけたけた笑う。
五指で顔を覆うようにして眼鏡に手をあて、
白衣を風に靡かせる様は先生というより狂科学者の類だ。

「あ〜なんか大人の方から聞く噂はあるな。
 なんだっけ、新しい警察のお偉いさんの足が臭いだか、
 口が臭いだか、胡散臭いだか……
 ま、面白くはなさそうな話題だよなあぁ〜。
 もっとこう、おまわりさんのニコロ、熱愛発覚!
 とかさあぁ〜そういうのが欲しいよなあぁ〜。
 ちょっとその辺の奥様でも口説いてみてくれよ、
 写真撮って警察に売り込みにいくから」
(131) 2023/09/10(Sun) 15:00:43

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 日差しにまどろむ ダニエラ

ごろんしたその頭に腕を貸し、笑って顔を向ける。
かかる吐息にはコーヒーの香り。

「そりゃご褒美が随分豪華だなあぁ〜……」

囁くように呟いて、空いている腕でもって
その癖毛に指を通して梳き撫でる。
時折ぽんぽん、子供をあやすように優しく手を触れ、
するりと意識を手放したのをみたなら
常の緩み切った笑顔とは少し違った穏やかな笑みを浮かべた。

「una regina fulgida e bella al pari d'una fata
 siede accanto alla culla tua dorata...」

口から零すのは、カフェインを纏った子守歌。
指にひと房絡めた髪で頬をくすぐり、放し。
その手を背中に回して抱き寄せる。

静かな寝息をほんの一瞬だけ奪い去り、
またその寝顔に微笑むと、瞼の重さに従って、
三日ぶりに長く長く、目を閉じた。

きっと翌日は、あなたの方が起きるのが早いのだろう。
起きた時に見るのは幸せそうに緩み切った寝顔と、
どばどば垂れるコーヒーのにおい漂うよだれ。
それから、しっかり鬱血した腕枕。

きっと起きるのは昼を過ぎるだろう。
だって、今までも毎回そうだったから。
だから、後は去るでも、なんでも、お好みで。
(-511) 2023/09/10(Sun) 15:18:29

【独】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

/*
レオンカヴァッロ『Ninna Nanna(子守歌)』
Ninna nanna, o mio bimbo,
una regina fulgida e bella al pari d'una fata
siede accanto alla culla tua dorata.
Un re ti guarda e un popolo s'inchina!

ねんね、ねんね、私の赤ちゃん
妖精のように光り輝く美しい女王様が
あなたの金色の揺りかごの側に座ってます
王様はあなたを見て 人々はお辞儀をしています


なんだってさ。文中で抜粋したのは真ん中2行。
「妖精のように光り輝く美しい女王様」を
自称しているのか、ダニエラちゃんを指してるのか……?
(-513) 2023/09/10(Sun) 15:23:55

【秘】 日差しにまどろむ ダニエラ → 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

まどろみの中、幸せな夢を見たような気だけする。
目を覚ますとどんな夢だったかなんて全然覚えていないのに、何だかとってもいい夢だった気だけがしているのだ。

寝ていた間に起きたことなんて女は知らず。
ただ瞳と同じ色のライムグリーンを指先で壊れ物のように撫でた。

コツコツと革靴の底が鳴り、部屋を出入りする音がする。
シャワーを借りて浴びた時の音だ。
表向き自堕落でずぼらを演出する女からは想像もできない話だが、昨晩のコーヒー缶を集めてカウンターを片付けた。

そうして戻ってきて、涎の寝顔を見下ろす。
ふと何を思い出したか、ぽつりと小声が落とされた。

「結婚、かあ……」
「ミネには、幸せになって欲しいなあ」


呟いたあと少し可笑しくなって肩を竦める。

「……行ってきまあす」

眠る親友にそう告げて、来た時と同じように、靴底で床を鳴らしこの日は立ち去っていった。
(-514) 2023/09/10(Sun) 15:52:09

【独】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

/* 「には」とか言うなよお!!!!!!!!!!!!!
ってカンターミネが暴れています やめろやめろ暴れるな
(-515) 2023/09/10(Sun) 16:14:59

【秘】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ → 日差しにまどろむ ダニエラ

「んが」

と声をあげたのは、やはり昼過ぎ。
濡れた口周辺を拭い、辺りを見回す。

「寝坊したな。見送るつもりだったんだけど。」

ん〜〜〜、と猫のような格好でベッドの上に伸びて、
シャワーへ歩き去る。戻った時には
白衣に身を包んだいつもの格好へとなっていた。

「さて、今日はどこで何をするかな!
 ……え!なんか片付いてる!?魔法!?
 なワケないな。エーコめ……俺をダメにする気だな……?」

幸せを祈った親友に対して、思う事がそれでいいのか。
ともあれ、ばさりと白衣を靡かせて歩いていった。
(-518) 2023/09/10(Sun) 16:29:23

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>150 ニコロ

「そりゃそーだ。無闇に怖い思いなんて不必要、
 子供の頃なんて楽しく育つのが良いに決まってるよなあ。
 ちなみにその実感の籠った発言は何由来か聞いてOK?」

分別があるのかないのか、一応聞き出すような真似。
つまりは『面白い話題』の可能性に飛びついて。

「まあ熱愛でも会議でもなんでもいいからさあぁ〜、
 面白い事あったら教えてくれよな?
 先生はいつでもそういうのを求めている!」

「ん?俺?もう居るよ。……この世界の情報って言う
 愛すべき相手がさあぁ〜!あははははっ!」

けたたましく笑う。クマの濃さはそのまま、
テンションの乱高下に関わる先生の事だ、
要するに今は寝てなさが最大値なのだろう。
何がおかしいのかせき込むまで笑い続け、
せき込みが治まると息をついた。
そろそろ散歩の続きをするか?お互いに、とへらへら。
(157) 2023/09/10(Sun) 23:27:17

【人】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

>>159 ニコロ

「んんっ。それはなんとも。興味はあるが……
 ……あまり突っ込まない方がいい話だな?」

咳ばらいと共に、紙と同じくらい薄い良識で
踏み止まりを見せつつ。

「ははぁ。よくわかったな、徹夜3日目だ。
 寝かせてくれないんだよなあぁ〜困っちゃうぜえ。」

口調からして全く困ってない様子で歩き始める。
どうせまた何も考えずに歩いているに決まっている、
そしてまたカフェイン入りのドリンクを買って、
子供達や周辺の人とおしゃべりして……。
そんな中で鳴った電話の音に、片眉をあげた。

「アーハ。悪いなニコロ、『恋人』の呼び出しだ。
 また会おうぜ?しわくちゃ顔の時にでもな」

通話を切ると、そう言って背を向け歩き出す。
キヒ、キヒ、徹夜の気配はまだ少し抜けなさそうだった。
(160) 2023/09/11(Mon) 0:17:19

【独】 歌い歌わせ良く見聞きし カンターミネ

「……ん〜やっぱ嘘の類かあ?わっかんねえなあ〜」

これは親友が訪ねてくる前、それでいてニコロと別れた後。
気になっている所謂「警察内の噂」について、
張っていた網にかかった情報を確かめに巣に帰ったのだが。
どうもいまいち、信憑性に欠ける。噂の領域を出ない。

「つっても本当だとしてもすぐに施行とかはね〜よな〜。
 あったとしたらよっぽどイカレてるぜ。
 ……いやでも新署長とやらの話を聞く限りじゃ……
 だが不確定情報を耳に入れる訳にもいかねえよなあ。
 ……動きがあるまで軽い撒きだけにしとくか……」

結局のところ、その程度。
収集しても形がなければ手は打てない。

しかし後に、或いはこの時に固めていれば。
この時にただの噂、で踏み止まらなければ。
――島に起きる大騒ぎも、少しはマシになったか?
カンターミネには、そう考える事もあったという。
(-538) 2023/09/11(Mon) 0:57:50