人狼物語 三日月国


98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】

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【秘】 『不死兎』 ニア → 看護生 ミン

「…………、おお、それじゃあ、……兎は椅子に、座る」

有難う、と再び零しつつ……
勧められた椅子まで漂って、バンを膝に抱える形で座る。
少し辺りをキョロキョロした後は、ベッドにいるあなたを見て。

「キミの事が……、不思議だったんだ。
 他の囚人とは違って、……罰を望んでいるように見えて」

自分の罪を自覚し、後悔する、という感情は理解できる。
それでも、同じ処刑を経験した自分からすると……

「人間の本能が生きているのなら、"普通"は嫌じゃないか?
 怖いのも、痛いのも…………、処刑されるのも」
「キミは"普通"に近しい感じがするのに、そんなキミが
 …………、どうしてあんなものを望んだのだろう?と」

純粋な疑問、故に、答えたくなかったら答えなくてもいいよ、と
付け足しつつ、その眼は何処か好奇心に溢れているかもしれない。
(-4) 2021/10/17(Sun) 0:36:37

【鳴】 看護生 ミン

「ああ、これ私も使えるようになったんですね」

「はい、白雪様」
「こうしてお話しできたこと、私も大変嬉しかったです」
(=1) 2021/10/17(Sun) 9:37:40

【秘】 看護生 ミン → 『不死兎』 ニア

他の人とも話をしていて、自分が奇妙に見えるというのは理解してきた。だから、怯えることもなく答えることができた。

「もちろん、痛いのも処刑も『それそのもの』は好きやないよ。ただ、ニアはんの言う通りただ罰が欲しいだけなんよ。
しんどいのに耐えてる間は、『囚人として正しいことしてるなぁ』って思えるから。ちょっとだけ気持ちが楽になるんよ。
……それでも、あの処刑はさすがに辛かったけどなぁ」

そう言ってから、自身の処刑のことを思い出したのか。少し目を伏せる。でもそれはごく少しの間だ。

「けど、普通に見えるっていうのは嬉しいわ。ありがとうなぁ」
(-46) 2021/10/17(Sun) 20:06:04

【秘】 『不死兎』 ニア → 看護生 ミン

疑問の答え、頷きを落としながら、あなたのその答えを聞く。

「それそのものは好きじゃない…………、
 囚人として、正しいこと……、やはり、罪の意識、
 後悔から来るものなのだろうか…………?
 キミは償いたい、という気持ちが大きいんだね、きっと」

なるほど、と返事をしながらも……この兎は聡い。
あなたの様子の変化を見逃す事は無かったのかもしれない。

「嫌な事を思い出させたのなら…………、済まないね」

そうして最後の言葉で生まれる疑問が、また一つ。

「キミは……"普通"で居る事を、強く望んでいるのだろうか」
「いや……"正しい存在"で居る事、の方が近しいのだろうか」

「あれ程の物を望むまでに、キミの罪は……、
 重い物、だったのだろうか?…………、ぁ」

ハッとした。謝って直ぐに質問攻めするとは何事か。悪い癖だ。
純粋な疑問だから答える義務は無いよ、と弁明した。ワタ……
(-51) 2021/10/17(Sun) 21:53:04

【秘】 看護生 ミン → 『不死兎』 ニア

「そうやねぇ。ミンはたっくさんの罪を犯した。世の中にはミンのことを恨んでる人がいっぱいおる。だから償いたい。って、そう思ってる」
「……あ、ううん、気にせんといて。あの処刑が怖かったんも事実やけど、そうしてって頼んだんはミンやから。自分のしたことを思ったら、怖いとか痛いとか言うてられへんもん」

彼女の疑問に答えていくことで、自分自身の考えを再認識していく。
当時の自分が、そして今の自分が何を思っているのかを意識しながら、ひとつひとつゆっくりと言葉を返す。

「正しい存在……どうなんやろ。人の痛みを忘れるような人間にはなりたぁないな、って思っとるけど。それが人として正しいことなんやとしたら、そうなんやろうね」
「ええんよ、別に自分がやった罪のことは隠しとらんし。そうやねぇ、ミンは記録上、『教唆犯』……他人に罪を犯すよう唆した共犯者やけど。
被害者もたくさんおるし、いっぱい犯人を作ったんも、『罪のない人に罪を着せた』ってことやからなぁ。法律で決められている量刑より、よっぽど重いことをしたと思っとるよ」

人格矯正手術を受けなければ……犯した罪を悔やむよう、人格を故意に歪められなければ。星に埋められて終わりだったはずの命だ。
自分はそれだけの罪を犯したし、見せしめとして苦しみながら生かされるだけの恨みを買っていると思っている。
(-72) 2021/10/18(Mon) 10:49:08
ミンは、ロビーに来てあんパンfoodスティックキャンディvilを注文した。
(a40) 2021/10/18(Mon) 12:01:47

【秘】 『不死兎』 ニア → 看護生 ミン

この少女もまた、あなたの話を聞くことで
疑問が解消され、新しい価値観に触れれた気がした。

自分の犯した罪に対して後悔を抱き、償いたいとする。
それは、この少女にとっては持ち得なかった感情だ。

「ログイン時の罪状については、記憶している。確か……、」

医療法違反、船舶不法占拠、教唆罪……
記憶を辿りながら、ポツリ呟きを落として。

「確かに、キミは罪によって沢山の命を背負っていて、
 今は……、それを自覚、しているんだな、きっと……」

「それはなんだか、…………窮屈、だな」

これは素直な感想。あなたの考えを責めるものではなく、

「それだと、キミの"怖かったという事実"が
 何処か見えない場所に、……行ってしまいそうだ」

数多の人間、その恨みに挟まれるあなたを想像しての感想だった。
例えそれが自分の罪によって持たされた事象だとしても。
あれを見て、鬱憤が晴れるような人間ばかりじゃない気がして。
あなたの気持ちを聞いたら、尚更…… ▽
(-81) 2021/10/18(Mon) 23:03:54

【秘】 『不死兎』 ニア → 看護生 ミン

「そうだ、ミン……"無礼講に参加する囚人"として、
 この無礼講を過ごしてみる気は……、無いかい?」

部屋にいる理由と照らし合わせながら、考えをひとつ。

「いや、なんだその……、この宴も、
 監獄側が囚人の為に作った物、……なのだろう?」

「そしてキミは、此処に居る事を科せられたんだ。
 普段とちょっと違う無礼講ご飯を食べる、くらいは……」

いいんじゃないかな?どう?と。つまりはご飯のお誘い。
あなたのその意思を邪魔したい訳ではないので、
かな〜り、遠回しな言い方になっているが……。

「人が居ない時間は把握済みだから
 …………、その時に改めて、も可能だぞ!」

あ!抜かりない!
他人に見られて『遊んでる』と思われない為の配慮だ!
(-82) 2021/10/18(Mon) 23:05:57

【秘】 看護生 ミン → 『不死兎』 ニア

「せやねぇ、今は自分のやったことを自覚するんが当たり前やと思っとるからねぇ」
「窮屈……なんかなぁ。ずっと、それが当たり前やと思っとったけど……そうやないんやね」

この無礼講で色々な人と話して分かったこと。他人から見て、自分は少しばかり極端すぎるということ。
そして、案外自分を気にかけてくれている人がいるということ。

「無礼講で……無礼講ご飯?」

唐突な(この囚人には見えた)意見、いや誘いだろうか。に首を傾げる。

そして他の人にも、無理をしていないか、と聞かれたことを思い出す。
仮に彼女の言う通りなら、無礼講で気を緩めることを許されているということなのだろう。
少しぐらいなら羽目を外してもいいだろうか……と考えたところで、ふと思う。

「……それって、ニアはんと一緒にってこと?
それやったら、行ってみよかな。ニアはんと話すん、楽しいし」

深い意味はない。ただ思ったことを素直に口に出しただけだ。
(-121) 2021/10/19(Tue) 16:13:19

【秘】 『不死兎』 ニア → 看護生 ミン

「兎はダメだって自覚しつつ、やってたからなあ…………、
 恨まれる事を承知で、全うしたいと、……願ったから」

「当たり前……、その辺りの感覚も人によって、だものな、」

あなたの首を傾げる様子を見る。
唐突なお誘いをした自覚はあった、ので。見守りつつ。

「そう……、ニアと一緒に…………おお、
 行ってみるかい? 嬉しいな……、有難う、ミン」

笑みを浮かべるという動作、この少女もこの空間に来てから
随分と感情を素直に出すようになったが……
それを咎める者は、此処には誰も居ないのだ。だから、

「じゃあ……、一緒にご飯を食べにいこう、お〜!」

なんて、少し楽しげに、あなたの素直な言葉に頷いて。
あなたとご飯を食べに行くために。
一緒にお部屋を後にするのでした。

無礼講に参加する、とある囚人たちの内緒のお話、その一幕。終幕――――
(-125) 2021/10/19(Tue) 20:15:16