いつでも私は、あなたに我儘を言っています。
今は、あなたに触りたい。ただそれだけ。

[そう言って、彼の青い瞳を見つめた。勿論、拒絶は受ける。当たり前だ。]

　それで朝霞が満足するなら、いいよ。

[腕にギプスがはまった左手の指先は、
ちょっとだけ、血のめぐりが悪くて冷たいかもしれないけれど]

　我儘とは違うと思うけど、
　これで、確かめるのは最後な。

[そう付け加えて]**

〜♪
I've been hearing symphonies
Before all I heard was silence〜♪

[その手が触れているときに、
小さく歌った]

　
　強がんなくていい。
　無理しねぇでいい。

　そのままの、津崎くんが好きだ。

[たくさんたくさん、泣いていいから──]**

　
　行ってみてぇと思ってたのよね。
　いいとこなんだろ？

[まるで当たり前みたいに。
一緒に連れてってくれるんだろ？…って]*

行きたいですか？
もちろん、一緒に行くのはいいんですが。

[少しだけ、間を持たせて]

ばあちゃん、先が長くないらしいんで、
最期まで一緒にいようと思うから。


[そこは家族の領分だから、わかってくれるだろうと思う]

　
　
　帰ってきたら、一緒に泣こう。


[大切な人の死を悼み。
あの時みたいに耐える必要はないと。
背に回した手で、ぽんぽんと撫でる]*

>>-678

　今度は俺が最後まで面倒みてきます。
　後悔がないように、


　小泉先輩に言われたことです。

[一緒に、泣いてくれるには頷いて]

　
　ん。
　したら、ばぁちゃんも小泉くんもきっと
　シアワセだ。

[命が終わるその瞬間まで、死を悼む誰かと一緒にいられるなら。
ぽんぽんと頭を優しく撫でた]

　
　やだっつっても、逃がしてやれねぇかんね。

[人目から隠すように、包み込んだ津崎くんの耳先を
甘噛みして囁いた。
25年飼い殺してた獣は、放たれたら何するか分からねぇよ]*

　
　床に座るのきつくない？大丈夫？
　……俺の膝の上でも座る？

[軽く首を傾げて揶揄ってみる]*

[松葉杖は玄関に置いてから、
　ゆっくり部屋の中では歩く。
　まだ動きがスローである]

慣れてるので、大丈夫です。

[揶揄られて、
　少しだけ憮然とした]
　

　試してみる？

[何を、とまでは言わないけども。
怪我人だし、強制もしないけども]*

　何を試したいんですか？

[ちょっと余裕すぎる人に、
　あえて視線を落として、顔を見上げてみた]

　
　試すっつか……知りてぇ、かな。

[余裕はまあそんなにないんだが。
見上げる瞳に唇を寄せれば、伝わるだろうか]*

　はい、試しだと、
　ちょと悲しいです。

　知りたいってのはまぁ、ぎりぎりかなぁ。

[そうして、マスクを外す。
　そっと唇寄ってくるなら、目を閉じて、
　両腕をチカさんの首に回した]

　まだ、離すのは早いです。

[合計何度目かな、
　とりあえず、今までと同じようなキスで終わろうとするなら、また首を引き寄せて続きをせがむ]*

ガッツリ暴風域ですわー−−−−−！！！！

あのさ、俺、やっぱりイギリスにいってくるわ。
ばーちゃんがそんなに長くなくてさ。


[返しはそんな感じで、
　空いてる日を返す。
　チカさんとのことは、ちょっとまだその時はよくわからなかったので、何も返信せず、

　心配はかけてごめんな、と]

　
　ん、あ、そうね。
　確かに、言い方悪かったか。

[試し、も　知りたい、も。
興味本位みたいに取られちゃうかと考え直した後
自分から外されたマスク、隠されていた唇に唇を重ねて。
小さくちゅっと音を響かせたらそのまま]

　愛してぇの、津崎くんを。

[少しだけ照れくさそうに囁いて。
離そうとしてせがまれれば、薄い唇の隙間から熱い舌を差し込んだ]*

　はい、愛してほしい。
　チカさんの方法で、

[そういいながら、チカさんの上着のボタンを外しはじめた。
　ほっぺにキスをして、耳に囁く。
　そして、上着から、手を刷り込ませれば、
　自身とは違う胸の厚みに、
　少し、熱い息を吐く。

　うん、やっぱり熱はあるかもしれない。
　でも、のぼせてるほうが、今は自分を手放しやすいって思ったから]*

　
　おう。
　…その…初めてだから、なんかやばかったら伝えてくれ。

[知識だけはある、もとい知識だけで実績がない。
服のボタンに手がかけられればそりゃあ心臓は跳ねるし
囁く声は甘くも感じるし、熱い息が心臓を掴むみたいで。

同じように倣うように服のボタンを外し。
頬に、耳にと柔らかな口付けを落としていく。
足や体に負担を掛けないように気にしながら
白い首筋に音を立てて吸い付いた。

衝動はなるべく抑え、たい。
昔の記憶、夜の街で受けた心の傷を掘り返してしまわないように]

　やばかったらいうんで、
　好きにしてほしいです。

[お返しのようにシャツの前、チカさんの手のひらを心臓に押し当てて、自分も動悸が激しいことを確かめさせる。
　そして、その頭を抱きしめて、自身の首筋に押し当てた。
　びり、と触れられたところ、震えて、小さな呻きが漏れる]

　チカさん、少し、強くしてもいいん、で。

[気遣われていることとは思ってなかったけれど、
　素直に要望を伝え、
　そして、煽るように、チカさんの髪をぐしゃぐしゃと掻いて]*

　好きに…、…なら。
　どうされてぇか、もっと教えて。

[手のひらが津崎くんの胸元に導かれる。
薄い布越しに感じる鼓動は愛おしくて。
更に先にと服をはだけさせると素肌に触れる。
飾りの様な突起に指が揺れると、優しく撫で上げて]

　強い方が、いい？

[確認するように囁く。
くしゃくしゃにされる髪は津崎くんほどサラサラなんかじゃないけども。
首筋から反応を確かめるために上目に見上げ、くにっと先を摘む]*

[胸を弄られて、緩く首を振る。
　強く、に従って、抓られれば、小さく、ひ、と声をあげて、
　自身で恥ずかしくなって、自分の口を押さえた]

　ちょっと、ひさしぶ、り、なんで

[その言葉を、彼はどう受け取るだろう。
　あまり深く考えずに言ってしまった。
　それから、上半身脱がされて、肌は汗ばんで、
　滑る指が汗のあとを引くようになってくるころ、

　少し、チカさんを制して、
　ゆっくり洗面所まで行き、スキンとローションを持ってきて、傍に置いた]

　どうされたいか。
　なら……

　俺が嫌がってもやめないで……。**

　わかった、ばーちゃんとの時間、大切に過ごして来てな。

[それから返ってきた空き日に予定を取り付けて。

まつもっちゃんのことは特に返信がなかったので、あの人LINEやらないしまだ声出ないなら通話も無理だしわからないのかなと想定した。
既に退院してるなら大学で探してみれば良いかなとは思いつつ。

心配はかけてごめんな、の一文には、

　放っておけないので仕方ない、と返した。]**

[胸元に触れるその強弱で零れる声は聞いたことのないもので
その微かな音だけで、まあ情けなくも身体の中心が熱を持つ。

「久しぶり」とか制されて運ばれてくるものは
そういう時にしか使わないものたち。
少し視線を彷徨わせた後、肌も露わになった身体をもう一度抱き寄せる。
耳元に唇を寄せて]

　今、すげぇ、嫉妬してるから
　多分嫌がっても、止めらんねぇ、と思う。

[布団に身体をそっと押しやると覆い被さるようにして
明かりの元に下肢も露わにさせようと指先がズボンに手を掛ける。
その間視線は熱を燻らせ、まっすぐに空色を見つめて]*

>>-1040
[この行為は何枚もレイヤーを重ねているものだといつも思う。
　隠したい過去の上からまた白い紙をしいて、
　匂いとか感触とか、
　癖とかかけられる言葉だとかも、
　新しく描こうとしても、気が付けば前と同じこともある。

　なので、今一度抱きしめられて、耳元に余裕のない口づけをされると、ほんのり口端があがり、また下がる]

　嫉妬ですか。
　してほしいです。
　
[乱暴されたことがあるので、
　途中、おそらくは拒絶の言葉を吐くだろうと思う。
　慣れた風にきどってみても、
　すぐに仮面ははがれるだろう。
　でも、それだからといって、止めてほしくない]

　――……ッ

[ボトムに手をかけられると、素直に腰を浮かして、
　こちらをみつめながらも性急な手の動きに、
　またチカさんの首に手を回して口づけた。
　肌を覆うものが取り去られてたら、熱かった部分、すこしひやりとしたので、まだ脱ぎ切れてないチカさんのシャツの間から、背中に手を伸ばした。
　もし、離れて服を脱ごうとしたならば、制して、そのままでいいですと、少しの間も離れてほしくないと]**

　

[余裕にさえ思える反応に、それだけの経験があるのかと嫉妬が募る。
けど、頭のどこかで思うのはそれさえも強がりかもしれないという事。
古傷になっているとはいえ、触れた過去の傷。
言葉が足りないくらいの津崎くんが話してくれた過去の事。]

　いっぱいしてる。
　武藤くんたちと楽しそうなのも。

[友情の合間に割り込む気なんてさらさらないけど、羨ましく思うのは嘘じゃない。
青い瞳を見つめたまま浮かされる腰に鼓動は早くなる。
友達の前には晒さないであろうその白い肌に息を飲んだ。
首に感じる唇が熱いのか、俺の首が熱いのかもよくわからない。
背中に伸ばされた手、触れた部分から体温が混ざるみたいな感覚に陥って。
脱ごうと離れようとしたことも制されてしまえば、余裕なんてない。]

　津崎、くん。

[お誂え向きに運ばれてきたローションをまずは手に流し
下肢の間にとろりと流す。
そこが興奮を示してくれるようにと動かす指で
いつも自分で処理する時なんかよりも、丁寧に優しく撫でまわした]*

トラちゃんに嫉妬はしなくても。

[触られる箇所触る箇所、熱が篭るけれど、
　ひやり、下肢に塗りたくられるローションに、反射的になどが鳴った。
でも、それはすぐに優しい愛撫に眉を寄せて背を丸め、より、チカさんに抱きついた]

あ、駄目・・・

[すぐに冷たさは体感と入り混じり、
　快楽を呼び起こして、はしたない声が漏れて、
　同時に息があがる]

やめて・・・

[いや、やめてほしくない。
　やがて、ほどなく、彼の腕の中でその身体は軽く痙攣した]*

　するよ。
　津崎くんが好きだった人とか、付き合ってきた人とか。

[言葉にしてしまえば実際の器なんて広くないことがよくわかる。
肌に触れているのに、同時に沸き起こるのは嫉妬で
この綺麗な身体と心に傷をつけた奴は、とりあえず不幸になればいいと思った。]

　ん…、駄目じゃない。

[やめない、と敢えて囁きに変えて落とす。
唇レイヤーを重ねて過去を塗り替えていく。

水音を響かせて擦る熱に聞いたことのない声が混じれば
背筋をぞくぞくと慾が駆け上がる。
程なく震えたその身体を愛しげに抱き締めると
受け入れてもらえるよう、執拗に優しすぎるくらいに解して。
拒否の言葉が洩れる度に、甘い甘い口付けで吸い上げた]*

>>-1254
[熱を一度放出して、
　くたりと脱力する。
　額も熱くて、髪の毛を伝って汗が一粒落ちた。
　もちろん、そんなことで開放されないのはわかってる。
　身体を今一度抱きしめられてから、
　チカさんの手が最奥を求めた時、
　少し恐怖を感じて、ゃと小さく呻いた]

　ん…ぅ…ぁ

[どうしても出てしまう抵抗の言葉は
　すべて口づけに飲み込まれる。
　柔らかな粘膜に溶かされて、
　何度目かのキスですべてがぼんやりとしたものに変わった。
　そして、チカさんの指がより奥に侵入するのを感じて。
　またかくりと、首仰け反らせて]

　まっ……

[駄目だ、自分を手放してしまう……。
　いや、駄目じゃない、駄目じゃない。
　目をぎゅっと瞑ると、ぽろり、涙がこぼれた]

　やめ、な、いで……。

[この人は初めてなんだとか、そういうこと、どうでもよくなって、
　とにかく、もうどうにかしれほしくて、それだけ絞り出す]*

　
　
From:松本 志信
To:津崎 徹太
Title:ひろった
------------------------------
こいつかってもいい？
さびしいから、あとででんわするね。
　
　

　チカさん、何やってんスか。
　飼ってもいいですけどん、配信部屋には入れないでください。

[ぼろぼろの姿に心臓がどきどきしただろう]**

[そして、帰る連絡は、
　電話でしかやり取りできない人へ
　そっと番号を回して、
　スピーカーボタンを押した]

　あ、チカさん？
　俺、帰ってきます。




　飯、楽しみにしてます。

[泣き声で報告した]**

>>-1278

[抵抗の言葉が、どのタイミングでか変わっていく。
絞り出した甘い声が先を促すから、つけるべきものは苦戦しながらも付けて
しつこいくらいに柔らかくほぐしたそこに、自身を埋めていく。
全部はじめての経験で、熱と快感に自制がきかなくなりそうで
それでも何とか、壊さないように包み込みように
自分より線の細い身体を、愛しくただただ抱いた。]

　つ、さ…、くん…ッ…！

[涙がこぼれるなら何度でも指で優しく拭ったし
言葉があふれるなら何度でも甘い口付けを交わした。

繋がって、体温は溶けて交わりそうなのに
愛しさが溢れる度に切なくなる、そんな心地がして。
はじめてなのに一回じゃ済ませられなかったのは
それだけ気持ちが溢れすぎたからって、許してほしい。

“初めて”のその日は、いつになっても忘れない。
離れていても、暫く会えなくなっても]**