どこでもない真っ白な空間で、天使たちは向き合った。
地上か、煉獄か。
4人を導く先を決めるために。

ラナーが口火を切る。


「………で、どうする？
　あたしたちがいくら話し合ったって決まらないのよね、実際」


「決めて頂きましょう、皆さんに……って
　私が言うの、解っていたのではないですか？」


「みんなの決定に殉じるなら本望よ。
　ってアンタも思っていると、あたし、知ってるわ」

2人の片翼の天使は、お互いを見て笑った。


こうして見つめ合うことができるのも、あと僅か。

「私たちは何もかも違いましたね。
　しかし、皆さんを心底慕っているというところだけは
　疑いようもなく信じていましたよ、ラナー」

「そうね。
　あたしたち、そこだけは同じだったわ。

　さあ。
　あの人たちに決めてもらいましょ。
　それで、恨みっこなしよ！」


2人の天使は、4人の戦いを見届けようと、ふたたび煉獄に舞い降りた。

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ラナーの口調の細かいところはいじっていただけますか！

(ぴょっ)

マスター、了解したわ！
口調は投下時にいじって落とすわね。

了解です！

エピではハイタッチ、約束ですよ。

ええ、ハイタッチの約束ね。

わかったわ！