人狼物語 三日月国


162 【身内】奇矯の森【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


【秘】 命灯癒光 リーディエ → 浮遊する ハグベリー


「……兄様……大丈夫、ですよ」
だから、そんな顔をしないで下さい。


ふらつきそうな体をどうにか押し止めて、貴方に視線を向ける。

浮かべるのは笑顔で、確かに無理はあるけど。
それでも、触れられたことへの喜びも混じっていた。

手を伸ばし、もう一度だけ貴方に触れようとする。
叶うなら頬に添えて、その温もりに笑みを深めるだろう。

「………私、誰かに触れることを……諦めて、いました。でも、でもね……『お父様』の……主様の死を、見て」
「皆と話して、…あぁ、後悔しないように……って」
そう思いました。私はきっと、長くは生きられないから。


「苦しく、ないですよ。痛くも、ないです。…死なないわ、私。皆が、いる限り……」
本当は痛くて苦しくて。でもそれは、力のせい。


ここにあと少しだけいさせてくださいと甘えてみようかと、そう思いはしたけど。


「……ふふ、そう心配なさらないで。いつもの事、です。
ありがとう、ベリー兄様。…抱きしめてくれて、嬉しかったです」
一歩下がり、もう一度笑みを浮かべて。

部屋まで送ってくれるのなら、珍しくお願いをする。
もう少し貴方と一緒にいたかったから。


最初の問いへの答えは、もう求めない。
この時既に、貴方が関わっているのかもしれないと──そう考えていました。
(-5) 2022/07/24(Sun) 3:40:49

【赤】 浮遊する ハグベリー

「うん、うん、頑張ろうね。ノル。」

皆を救うために。
皆を守るために。
皆を助けるために。


                   
ほんとに?



「俺も………ね、頑張るよ。ノル。」
「頑張ったらさ。」
「また、一緒に寝てくれる?」


「おねがい…………」




せめて、志を同じくする貴方とは。
出来るだけ一緒に、出来るだけ、暖かいままの。
そんな"家族"でいる時間を、長く作りたいんだ。
(*1) 2022/07/24(Sun) 17:59:14

【秘】 浮遊する ハグベリー → 命灯癒光 リーディエ

「大丈夫な………
わけ…………


と、反論してみた所で。
貴方を困らせてしまうだけな気がして、言葉は尻すぼみに。
兄なのに、なにもできない。
何もしてあげられない。
ただ触れる事しか。触れられる事しか。
そうして貴方を傷つける事しかできない。



「…うん………うん、そうだね………。」


苦しくない、痛くないと。
貴方が言うならせめて、そうなのだと肯定して。
貴方がそうしたいと、見せたいと思うものだけを、
見るようにして。
それで攻めて、貴方が喜んでくれることを願って。

「……いつでも、お安い御用さ。
 俺は、君のお兄ちゃんだからね。」

さぁ、外は危ない。
貴方の横に並び浮かんで、どうか。
もう少しだけ、貴方との夜を引き延ばしながら、
送り届けるとしよう。
(-8) 2022/07/24(Sun) 18:07:15

【赤】 浮遊する ハグベリー

皆の為になる。
その言葉が耳の中に入って、固まって、塞いで。
もう他の事を考えなくても良いのだと安心する。
何も聞きたくない、何も考えたくない。
いいじゃないか、皆の為になるならば。


ごぼ、と音が鳴って、吐息が上に昇って行った。



「ありがとう、ノル……大好きだよ、俺の家族。」
「うん、沢山歌ってあげる。今日も明日も、君と」
「一緒に、頑張れるように。」


依存する、溺れていく、沈んでいく。
ただ一人、同じ苦しみを知ってくれる君に。
(*3) 2022/07/25(Mon) 16:49:00

【人】 浮遊する ハグベリー

>>4 
大好きな家族達


「随分掘って疲れたでしょう。
 あとはお兄ちゃんに任せて。」

優しい声で。
優しい笑顔で。
そう語り掛ければ、スコップを受け取って。
数日前より頭一つ分下がった高度。
弟が重しになってくれれば、もっとぐっと下がる。
ありがと、と頭を撫でてから、ざく、ざくと。
まずは
穴を掘る。
愛していた家族が、安らかに眠れるための穴を。
たくさん要る


やがて汗ばみ、息が荒くなる頃。
きっと、十分なだけの穴が掘れる。
お兄ちゃんは、力持ちだ。
(5) 2022/07/25(Mon) 16:56:10
ハグベリーは、笑顔で見守った。
(a1) 2022/07/26(Tue) 14:32:03

ハグベリーは、涙を流している。
(a2) 2022/07/26(Tue) 14:32:24

ハグベリーは、息苦しい。吐いた空気が上に昇っていくのを見た。
(a3) 2022/07/26(Tue) 14:32:56

【人】 浮遊する ハグベリー

>>14 
愛してる


目の前で行われる惨劇を。
しかし兄を名乗る青年は、笑顔で見つめている。
笑顔で、笑顔で、笑顔で。
それ以外の表情を忘れてしまったかのように。
それこそが最も幸せな事であるかのように。
ただ、ただ笑顔で見つめて。

でも、それがとても痛い事は分かるよ。
苦しいよね、辛いよね。
すぐに、直ぐに楽にしてあげるから。
だって俺。

お兄ちゃんだから。



きっと、愛する弟にはよく見える。
青年が。
スコップを思いっきり、振りかぶるのが。




真っすぐ、頭に……振り下ろされる所まで。
(16) 2022/07/26(Tue) 20:16:26