人狼物語 三日月国


111 【身内村】あの日の、向こう側【R18】

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【墓】 木峰 夏生



  そんなの、おまえに?
  そのあとは?


[ 望む答えが、漏れ出る吐息の隙間を縫って聞こえたから
続きを催促してやった。
口を塞ぐ手を引き剥がしてベッドに縫い止めれば、
耐荷重をゆうに超えて男二人分の重量を受け止める
スプリングが抗議するみたいに軋む。 ]
 
(+32) 2021/12/08(Wed) 21:20:46

【墓】 木峰 夏生


[ 曝け出した腹の内、蟠を巻くどす黒い嫉妬の感情に
返ってきたのは苦笑混じりのちいさな謝罪と、
今にも蕩けてへにゃりと崩れそうな海斗の表情で。
ぐ、と言葉に詰まる。

拒絶も罵倒も、そこには微塵も無くて。
ほとばしる狂気は、するすると淡く、小さくなっていく。 ]


  ……こわかったんだ。


[ 眉尻を情け無く下げて、そう呟くだけ。
ずっと一緒にいてやる、と、
聞こえた海斗の声に、ぎゅっと一瞬目を固く閉じて、
意を決したように持ち上げた瞼の下。

瞳に愛しい人だけを映して、ふわりと微笑んで
かすめるだけのキスを贈った。 ]
 
(+33) 2021/12/08(Wed) 21:21:52

【墓】 木峰 夏生


[ 甘い空気とは対極に、強請る台詞は我儘に、
傍若無人に。
虚になりかけた心に、じんわりと喜びが戻ってくる。 ]



  いいよ、全部、くれてやるから。
  ─── そのかわり、一滴も残すなよ。

 
(+34) 2021/12/08(Wed) 21:22:37

【墓】 木峰 夏生


[ 悩むことは、きっと多いし、
この先も、迷い続けるだろうけど。

結局最後は同じ答えに辿り着いてしまうのだろう。
一般論、倫理観、社会的な立場、当然の節理。

無碍に出来ない俺の隣で
きっと、そんなもんクソ喰らえだと嗤う
お前がいてくれるなら。 ]
 
(+35) 2021/12/08(Wed) 21:23:42

【墓】 木峰 夏生


[ 甘えるように擦り寄せられた頬。
互いの鼓動が皮膚越しに伝わるほど強く
抱きしめられるから、刹那、視界が歪み出してしまう。

汗ばむ肌と、海斗の匂い。
慌てて顔を首筋に埋めて、誤魔化すように
キスマークの数をひとつ増やしておいた。

イカれた兄貴は、聞こえた最高の殺し文句に体を起こして
イカれた弟によく似た無邪気な笑顔を浮かべてから
一気に穿つ。 ]


  ─── っは、やべぇ、……!

 
(+36) 2021/12/08(Wed) 21:25:05

【墓】 木峰 夏生


[ ぐぢゅん、と最奥まで抉れば、攻めているのは
己だというのにあまりの快感に達してしまいそうになる。
みし、と音が聞こえるほど奥歯を噛み締めて耐えた。 ]


  なんも、かんがえないで、
  おれだけ、みて
  俺にだけ抱かれてて



[ 譫言のような言葉を唇の隙間から滲ませたけれど
ちゃんと届いているだろうか。
海斗の様子を見る余裕はまだ少し残っていて、
それでも激しく穿つ動きは止められなかった。 ]
 
(+37) 2021/12/08(Wed) 21:26:19

【墓】 木峰 夏生



  ……気持ち、いい、 っ、海斗の中、さ
  あったかくて、ぐちゃぐちゃで、やらしくて、


[ きつく海斗の身体を抱きしめてがつがつと貪れば
わずかに残った理性さえ消え果てそう。
それでも激しい抽送の際、海斗の腹側の痼を
きっちり抉ることは忘れなかった。 ]


  ─── ぅ、あ゛…… マジでやばい、イキそ……

 
(+38) 2021/12/08(Wed) 21:27:30

【墓】 木峰 夏生


[ すぐそこまで来ている吐精感に乱れた吐息を
撒き散らし、そらして。
震える手で海斗の熱を探り、握り、擦り上げる。

達するなら、一緒にと。


何処にも行かないで、

何処までも、一緒に行くから、と、


無言のまま、縋るように乞う。 ]*
 
(+39) 2021/12/08(Wed) 21:28:59

【墓】 木峰 夏生


[ 男に、それもよりによって兄に組み敷かれ、
自室のベッドに縫い止められながら、
海斗はそれでも小生意気に煽り、
言葉と共鳴するように後孔を締め付けてくる。
食いちぎろうとするかのように力が込められれば
思わず舌打ちが出るほどの快感に襲われた。

それでも挑む視線が快感と苦悶に歪むのがたまらなく
好きで、もっと見たくて、
もっと、俺の手の中で淫れてほしくて、
入り口を捏ねて、奥を抉る。

中での悦を得られるように、
同時に直接的な刺激を与えて、
完全に勃ちあがった熱を扱けば、
抑え込めないといった様子で声が、色を帯びて、響く。]
 
(+46) 2021/12/09(Thu) 9:43:16

【墓】 木峰 夏生


[ 海斗の顔や身体のあちこちにキスの雨を降らせる。

夏の名残の空気を懸命に冷やすエアコンも、
俺の役には立たなくて、本当の雨のように
ぽたりぽたりと汗が滴り落ちた。

乱れた前髪をかき上げて、海斗の顔に張り付いた髪も
そっと、払う。
手が、細かく震えているのが自分でもわかった。

愛しい人の名前を何度も呼びながら
穿つスピードを上げれば、海斗の口から
濁点の付いた嬌声が、半ば叫ぶように部屋に響き─── ]
 
(+47) 2021/12/09(Thu) 9:44:33

【墓】 木峰 夏生



  …… っ、 い゛ッ、
  ぁ゛…ッ!!ん ぅ、───


[ 腹に挟まれて、俺の手の中で海斗が爆ぜた。

震える身体をきつくかき抱けば、掌にどろりとした
白濁が生暖かく伝う。

ふいに肩に鋭い痛みが走って、思わず背を撓らせて
小さく呻いた。
けれど同時に脊髄をとんでもない悦が走る。

きっとほとんど変わらないタイミングで、
薄い膜一枚隔てて、俺もどくりと脈打つ欲望を
海斗の中、深く熱く、吐き出した。 ]
 
(+48) 2021/12/09(Thu) 9:46:48

【墓】 木峰 夏生


[ はぁ、はぁ、と荒い呼吸で肘を着いて
身体を少し起こし海斗の瞳を覗き込む。

とろりと蕩けて火照る頬で、嬉しそうに俺の肩に
舌を這わせる、蠢く赤が酷くエロいなと思った。
ちゅ、と軽い口づけを落として、 ]


  ……海斗、噛むの好きなの?


[ と笑う。
火傷しそうな熱い舌が伝う肩は、傷になっているのか
ぴりぴりと滲みて、相変わらずイカれているとは
思うけれどその痛みからは出血と共に
多幸感が滲んでくるような気がした。 ]
 
(+49) 2021/12/09(Thu) 9:48:10

【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗



  もっと噛んで、傷付けて、印にして。


  どこでも、お前になら
  噛まれて食われて本望だよ。

 
(-8) 2021/12/09(Thu) 9:50:55

【墓】 木峰 夏生


[ 腕の中にまだ閉じ込めたまま、汗ばむ額に唇を落とそう。]


   ごめん、なんか……
   カッコ悪かったな俺。
   いや早いとかそうじゃなくて、


[ にへらと戯けて。 ]
 
(+50) 2021/12/09(Thu) 9:52:38

【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗




   ただ、愛してる、って

       それだけだったんだ。


 
(-9) 2021/12/09(Thu) 9:53:19

【墓】 木峰 夏生


[ さて、気まぐれな彪のご機嫌とご希望は
いかがなものだろう、とちょっと小首を傾げて様子を
伺おうか。

ひとまず中のものをずるりと引き抜いて
手早く処理したいけれど。
……そうここは自宅なわけで、
ゴミの処分も、丁寧にしないと。ほら、ね。


まだ離れないとかわいいことを言ってくれたのなら
もう一戦ももちろん喜んで。
そうじゃないなら
汗となにやらでベタベタのバスタオルと
シーツを引き剥がして、 ]


  シーツ、洗わねぇと……って母親か俺は。
  お前、寝るとこないなら俺の部屋で寝ろよ。
  それか酒でも飲む?


[ そんな色気のない提案を口にするだろう。
一緒にシャワー浴びようと言いかけたけれど、
きっと狭いだのなんだの言われそうで
二人で入っても充分な広さの、あのホテルのバスルームを
ふと思い出して微笑みながら、じっと見つめるだけ。 ]*
 
(+51) 2021/12/09(Thu) 9:55:53

【独】 木峰 夏生

/*
いつもお返事を落としましたーって言うと
春日さんはいつも

お返事ありがとうございますー(*´∇`*)

って返して下さるのよね
人柄がほんとに素晴らしい
尊敬します、見習わなければ
(-10) 2021/12/09(Thu) 10:53:56

【独】 木峰 夏生

/*
↑というようなことを春日さんご本人にお伝えしたところ、

お返事いただけるのが嬉しいから!!

って仰っていて
もう心が美しくて拝んだ
(-11) 2021/12/09(Thu) 15:48:55

【独】 木峰 夏生

/*
待ってエピやん????
はやない???

……ぼくが夜書けてないからか……
申し訳なさの極み
(-12) 2021/12/09(Thu) 18:36:39

【独】 木峰 夏生

/*
はーーー海斗かわいい
(-13) 2021/12/09(Thu) 18:37:03

【独】 木峰 夏生

/*
ここに書く前に感想はだいたい飛び出しちゃってるんだよなw
(-14) 2021/12/09(Thu) 18:37:36

【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生

 

   それも、―― 知ってるよ
   俺も同じ。ただ、それだけだ

 
[ ただ、それだけが、
  この世界では、当たり前じゃないだけ――]
(-15) 2021/12/09(Thu) 19:21:49

【墓】 木峰 夏生



  待って
  カッコ悪いのが今更ってそれどういう意味、


[ 震える肩に自分も吹き出して、情け無く笑う。
両の掌で包み込まれる頬。

少しずつ異なる体温がじわり、重なり混じって。 ]
 
(+57) 2021/12/09(Thu) 20:22:53

【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗



  ……ありがと。
  ─── おれも。
  今までも、これからも、お前だけだよ。

 
(-16) 2021/12/09(Thu) 20:23:18

【墓】 木峰 夏生


[ 珍しく素直な言葉と贈られるかすかな口づけ。

小さな小さな欠片だけ、切なく仄暗い、
後悔に似た感情を覚えながらもそれは
そっと押し込んで、鍵をかけて、
心の奥底に仕舞い込んで。

腕の中の確かな愛に向かい合って、
その心地良いぬるま湯に浸る。 ]
 
(+58) 2021/12/09(Thu) 20:23:59

【墓】 木峰 夏生


[ 誠意の証みたいな薄いゴム越し。
久しぶりの欲望をすっかり吐き出しても、
まるで女みたいに海斗の中はいつまでも熱くて。
後ろ髪を引かれるようにずるりと抜けば、
とたんに空気に晒されて、ひんやりと冷える。

ちら、と見遣った視線が、同じようにこちらを伺う
海斗の悪戯な笑みとばちんと重なった。
ああほらまた、煽る。 ]
 

  うわ、えっろ。
  そーかそーか、やっぱ足りないか。
  兄ちゃん力不足で悪かった。

  ……て言ってもお前は一回じゃねぇってのに、
  若いっていいわね。
 
(+59) 2021/12/09(Thu) 20:24:56

【墓】 木峰 夏生


[ くつくつと含み笑いを漏らせば、腕が引かれて。
さして強い力ではなかったけれど、素直に身体を預けたら
ぼす、と音を立ててベッドへ逆戻り。

押し倒された格好は、視界が変わって悪くない。
悪くないってか、好き。

するりと躊躇いもなく
白濁を溜めたゴムを外してくれる。

そんなことどこで覚えてきたの、と揶揄うけれど、
放出したばかりで敏感な屹立に触れる手つきに
簡単に身体は跳ねてしまう。 ]
 
(+60) 2021/12/09(Thu) 20:26:00

【墓】 木峰 夏生



  ───ッ ンっ……


[ 笑ってしまうほど単純に血液が集まりだすというのに
さらに海斗が滑りを帯びた尻を押し付けて
揺らしたりすれば、ぞくぞくと下半身から
痺れるような快感がそりゃあもう、走って走って。 ]


  ん、……ぅっ、ん……
  やば、えろすぎ、 ッ、
  好きだよ海斗───


[ 仰向けで、跨る海斗を熱っぽい視線で見上げる。

両手を伸ばしてその腰に触れ、下から強請るように
くねられせば、あんまり若いとは言えないお兄ちゃんでも
すっかり勃ち上がっているのが分かるだろうか。 ]
 
(+61) 2021/12/09(Thu) 20:27:28

【秘】 木峰 夏生 → 木峰 海斗




  満足するまで、いくらでも喰って。
   お前の好きなように、俺のこと愛してよ。 *

 
(-17) 2021/12/09(Thu) 20:27:58

【秘】 木峰 海斗 → 木峰 夏生

 

   ―― 当然、喰らい尽くしてやるよ


[ 空っぽになるまで、な。

  快楽に溺れ、蕩けていく狭間。
  狂気のような狂暴な色を瞳に浮かべれば、
  にやり、と笑って――]
(-18) 2021/12/09(Thu) 21:11:04