人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

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【独】 仮面の役者 フランドル

/*
何すんのこの人?怖い……凶狼って物騒ねぇ……
(-50) 2021/12/09(Thu) 2:46:59

【秘】 仮面の役者 フランドル → 残氷 の エアハート

 
「わかってて
"どっち付かずの蝙蝠"を飼う
事にしたってなら
 そっちはよっぽど人手不足らしいな」

言外の肯定。そもそもの話、
"蝙蝠"を自称した時点で隠していないようなものだ。
その理由は──貴方にとって、
見ればわかるもの
だろうか?

「納得が無いとは言わないが、不可解な点もまた多すぎる。
 その態度もだ。何がお前をこうまで変えたのか、或いは…
 お前をそこまで駆り立てるものは何だ?」

"嫌いなもの"はよく知っている。
どれほどに嫌っているかだって、どうしようもないほどに。
けれど以前ならばこうまで過激な手段に走りはしなかった。
単純に力を得たから?機会が巡って来たから?
何れもそうは思えない。そこまで浅はかな人間ではないはずだ。

これまでの受け答えは、何れもとにかく、そう。
それに至るまでの、
決定的なものが抜け落ちたように欠けている。


「なあ、ハーディ…お前は何の為に騎士になった?
 最初から全てを覚えているのなら、答えられるだろう。
 その信念を、今ここで、再びその槍に誓う事はできるのか?」
(-53) 2021/12/09(Thu) 4:19:21

【秘】 残氷 の エアハート → 仮面の役者 フランドル

「目に見える不穏分子は手元に置いておきたいだけです。
 何より、首輪に仕組みをかけた事も、
 意図を考えれば、おかしくはないでしょう」

でもこれはこちら側の意図。
結局あなた側のリスクは変わりはしない。
意図を尋ねるくせに、相手の意図を聞こうとしないのは──

「……私はもう騎士ではありませんよ」

ただ、それだけは遠くを懐かしむ様に空を見上げて、
曖昧な言葉の中で、明瞭な響きを持つ。

「……槍に誓う?また今更な事を。自分の立場をお忘れで?
 フランドル、君は随分と甘い…いえ、未練か何かですか。
 そんなものは騎士団から抜けた時点で、
 何の意味も、存在もしなくなったものだ」

月夜の下、宵闇に風が吹き抜ける。
寒さに震える事はなくとも、冷えは感じる。
あてもなく、という感じに歩いていた方向が変わる。

「……これ以上の話をと言うなら、
 場所を変えましょう。前の宿も近いので」
(-54) 2021/12/09(Thu) 5:11:36

【秘】 仮面の役者 フランドル → 残氷 の エアハート

 
「今や騎士でなくなったとしても、その信念は変わらない
 俺はそう信じてお前を追い、ここまで来た」

そして、未だそう信じている。
だから言葉は決して過去形にはならない。

「俺の目的は最初から、お前に真意を問う、ただそれだけだ。
 罪に問うつもりならとうに剣を抜いている。

 ただ、お前の為す事が信念無きものだとは到底思えなかった。
 或いはただ、ろくでもない事に巻き込まれたか、それとも…
 …これを未練と呼ぶのなら、それも正しいんだろう。

 ──忘れるなよ、エアハート。俺は最初から、
 "騎士のエアハート"でも、"革命軍のエアハート"でもない
 お前自身に問うているんだ」

通る声は、冬の夜の静けさによく響く。
再度はぐらかされた問いに、一つ釘を差して。
静かな空気に靴音一つ、二つ響かせて、その背を追った。

前の宿、つまりは相手にとっては勝手知ったる場所であり
そしてこちらにとっては不利な場だ。
そこへ赴くという事がどういう事かくらいはわかっている。

鳩は既に飛ばした後だ。この先自分がどうなろうと──
(-57) 2021/12/09(Thu) 7:22:02

【独】 仮面の役者 フランドル

 
──追手は掛からないだろう。

この任務は初めから、"離反者"の処断について
真っ先に異論を唱えるであろう自分を体よく潰すか、或いは。
目先の栄誉の為に、旧知の友を差し出させる。
その為に与えられたようなものだ。それくらいわかっている。

つまりどう転んでも上にとっては厄介者が減るだけだ。
この後に報告が途絶えたところで、
幾らでも換えの利く人間が一人この都市の闇に消えただけ。
これ以上の追手を掛ける理由は無い。

それでいい。端から他人に追わせる気も無いのだから。
(-58) 2021/12/09(Thu) 7:37:58

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 仮面の役者 フランドル

昼頃、その男は。
髪にスライムをくっつけ袋を担ぎ、酒場の傍を歩いていた。
浴場にでも行こうとしているのだろうか。
あまり足取りは軽くなさそうだ。

あなたを見かけたのなら話しかけようと近寄ってくるし、
見当たらなければ、フランドルをノアベルトが探していた、という話を聞くことになるだろう。
(-81) 2021/12/09(Thu) 18:25:54

【独】 仮面の役者 フランドル

/*
ぐええ!何!?
エ!?これ時系列……こっちごたごたした後!?
エアハートとの秘話が夜だからそやねえ…
(-83) 2021/12/09(Thu) 18:31:20

【秘】 残氷 の エアハート → 仮面の役者 フランドル

 「──買い被りすぎですよ」

同じ言葉を、最近誰かにも言った気がした。
その時は何も感じなかった。
ただ、そう見られていた事が嬉しい程度だ。
どうしてこんなに居心地が悪いのか分からない。

いい加減お前は邪魔だと一蹴出来ない己の事か、
八つ当たりを今すぐにでも仕掛けかねない謎の苛立ちか。
未だ燻り続けている憎悪に気付かない相手へか。

それとも。
本当は、もう既に彼の期待を裏切っている罪悪感か。


「既に私は一度貴方を裏切っている。
 にもかかわらず、よくもそう呑気に構えられますね」

肩書ではなく、己に問うているという彼に、
ただ背を向けて返す事しかできず、先を歩く。

辿り着いた宿は特別治安が良い訳でも悪い訳でもない。
ただ、一種の独特の──“近い”者の溜まり場だ。
それは気質だったり、生き様だったり、思想だったりする。

「どうぞ」

そう案内された2階の奥の一室は、普通の──
余りにも殺風景だが、辛うじて個人用の水差しがある事から
ここもエアハートの部屋なのは間違いないだろう。
何より、放っておくと全て捨てるのは昔と変わらない癖だ。
(-86) 2021/12/09(Thu) 19:06:42

【秘】 残氷 の エアハート → 仮面の役者 フランドル

/*
こんばんはお世話になってますわ!
このまま実は勢いよく殴るなり暴力なりして拘束を仕掛けますし、成功するなら暴力と性暴力の二重セットをお届けしてしまうかもですけど、お嬢様大丈夫でして!?もしあれなら途中で暗転もするので言って下さいましね……

それとこの秘話で表に出られないのも本末転倒ですし、あくまでこの夜の話の行き先はさておき、身体的な怪我などは今の内に決めておいて表に放流しやすいかと思ったんですがどうでしょう…… 

ちなみに、今の予定だとフランドルくんの顔は容赦なく殴りますし、その、性暴力するので……腰が……みたいな……予定ではありますわ……もちろん反撃や抵抗でつかない可能性もあると思うので、そこはそちらにお任せですわ…!もしそちらも反撃なり逆襲なりでエアハートに傷何処かに負わせてるとか、今の内に思いつく事があれば教えてくれると今の白チャに反映させておきますわね。よろしくお願いしますわ……!
(-87) 2021/12/09(Thu) 19:11:26

【秘】 仮面の役者 フランドル → 迷彩掃除屋 ノアベルト

 
役者は昨夜に何処かへと消え、以降行方は知れぬまま。
けれど昼頃ともなれば、恐らくは。
少々物憂げに酒場への道を辿っていたところだろう。

「掃除屋…ノアベルトか」

そうして歩み寄る足音を聞けばそちらを振り返り、
髪にスライムの残骸らしきものを懐かせている有り様を見れば
それはまあ、ほんの少しだけ眉根を寄せもした。

「──私に何か御用かな?
 見れば随分ひどい目に遭ったようだ。
 その気慰みに友人役か、それとも一時の幻がご入用かい」
(-88) 2021/12/09(Thu) 19:12:24

【秘】 仮面の役者 フランドル → 残氷 の エアハート

 
「──疑わしきは被告人の利益に«In Dubio Pro Reo»、だ
 それに…裏切られたかはお前が決める事じゃない」

客観的に見た時に、それが裏切りにあたるかは。
返答ははぐらかされるばかりで、
明確な答えを提示されもしないが、明確な拒絶も示されない。
煮え切らない。最初から今に至るまで何もかもがそうだ。

肩書ではなく、背負わされたものではなく、自らの意思で。
そうして選んだ事であるのなら。
そうして断絶を言い渡されるのなら。
初めから、その答えを受け入れるつもりであったのに。

「…………」

未だ答えは提示されないままだ。

先導する背を追い、行き着いた先。
殺風景極まりない部屋に一度眉根を寄せ、
武器の何れにも手を掛けないまま、足を踏み入れる。
(-89) 2021/12/09(Thu) 20:01:03

【秘】 仮面の役者 フランドル → 残氷 の エアハート

/*
どうも何方からでもキレ
アグロ暴力デッキ!!!

いい感じに殴りやすそうに入室したのでこう……煮るなり焼くなり……どうぞ!!
特に思い付くNG事項は無いので顔面への暴力も性的暴行も自由にやっちゃって大丈夫です。あっこれはちょっと困るかもな〜と思ったら確定で避けるので…お気遣いなくグチャグチャにして頂いて…

あと今フランドルに殴り返す?って聞いてみたら「いやしないけど…」みたいな顔されました。なんで?骨なしチキンのお客様野郎が…
そもそもエアハートさんチップ準拠だと顔以外怪我わかりませんねこれ。顔。顔を狙うしかない…難易度高くありませんこと!?
なのでまあ多分この分はまたの機会にやり返すと思います。メイビー。

そして色々の流れで端折った方が良さそうな感じがしてきたらいい感じに暗転で端折っていきましょう。それでは……対戦よろしくお願いします 負けそう!!
(-90) 2021/12/09(Thu) 20:19:15

【人】 仮面の役者 フランドル

 
「聞けばカニ味噌は脳ではないらしい」


掠れた声の後に、空咳が一つ。
声の主である役者の近くに居た者ならば、
ひどい目に遭った、だとか。
何やらぼやいているのが聞こえたかもしれない。

「私はパスだ、何せ死ぬほど疲れさせられた後でね
 生憎喜劇は品切れ中。良い報せを期待しているよ」
(58) 2021/12/09(Thu) 20:41:43

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 仮面の役者 フランドル

「何処かに出かけたと聞きましたが……
 こんなところに。お疲れ様ですか?

 あなたに対しては特別なことは何も。
 ここであったのも全て偶然です。
 幻を見て金銭が湧くなら考えましたが、
 あいにく学もありんせんし」

荷物を抱え直し、帽子を調整する。
本当に偶然、ただ気にかけていたら視界にはいるだろうと思って常に気配を探っていただけ。
気を張っていない人捜しなんてこんなものだ。

「ただ、そうですね。
 エアハートとのあの諍い。
 野次馬と罵ってくださって構いませんが、
 一体なにがあったか聞きたかったんですよ。

 お話ししたくなければしたくないで結構です。
 その際は残念ですが、顔がみれたことに感謝をして。
 情けない格好を清めに安い浴場にでも向かうことにします」
(-95) 2021/12/09(Thu) 21:55:03

【秘】 仮面の役者 フランドル → 迷彩掃除屋 ノアベルト

 
「随分手荒な歓待を受けてね」

溜息交じりに零すのは、言外の肯定。
よくよく見ればその貌には真新しい傷跡も見える。
あの後か、その更に後か。何れにせよ何かがあった事は明白だ。

「──時に、一時の夢、幸福な幻の値打ちは金にも勝る。
 この街に於いては尚の事だが、君は現実に生きているようだ
 であれば私自身に用が無いのも頷ける。なら…」
(-101) 2021/12/09(Thu) 23:17:08

【秘】 仮面の役者 フランドル → 迷彩掃除屋 ノアベルト

 
「敢えてこうして私に尋ねなければならない程に、
 エアハートは何も答えてはくれなかったか?

 あいつに対してのお節介か、邪な詮索か。
 人に事情を問うならば、まずはその意図を明かすべきだ。
 私は私の追うものを他人に売り渡す気は無い。」

役者騙りは、どこか芝居がかった言い回しを辞めて。
被った仮面の向こうから、鋭い視線をそちらに向けて問い返す。
貴方がいつかの諍いの真相を問う、その真意を。

「ここでは憚られる話なら、場所は幾らでも変えるといい。
 だが、『よくある冒険者同士のいざこざだ』。
 問いの意図を明かせないなら、私から言える事はそれだけだ」
(-102) 2021/12/09(Thu) 23:19:51
フランドルは、あいつ、知らなかったのか……
(a41) 2021/12/09(Thu) 23:23:27

【秘】 残氷 の エアハート → 仮面の役者 フランドル

 
「ベッドにでも適当にどうぞ」

座るのを促しつつ、扉の施錠をしに行く──
その素振りに大人しくかかって視界を自分から少しでも外してくれるのなら、肩を掴んで貴方の左頬を目掛けて何一つ加減の無い拳が襲い掛かる。

視界を外してくれなければこれまた子供の様な技。要するに足払いをかけて転ばせ殴りかかるのは同じだ。

「咄嗟の不意打ちで顔を殴られれば、
思考の低下に加えて隙も生まれやすい。
──らしいですが、知ってました?」

全部、それを狙った上での判断を、幼少期からずっと支えあって、あらゆるものを重ねて生きてきた相方に、何の躊躇もなく平然と行う。

聞こえて来る声は罪悪感のカケラもない、「あの場所」で聞く冷めた声色に近いもの。
体勢を崩せたなら、手慣れた様子で彼の両手を背後で一括りにして、趣味の悪いことに、政府が使う腕輪のデザインに酷使した手枷が付けられるだろう。そのまま引きずる様にしてベッドに放り投げる。
(-104) 2021/12/10(Fri) 0:59:17

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 仮面の役者 フランドル

「はい?
 随分と警戒なさるんですね、ただの世間話じゃないですか〜。
 あたくしエアハートと特別な仲というわけでも有りませんし、
 そんなに噛み付かないでください」

仲は悪くないですが、と続けたあと。
あからさまな態度に首を斜めに。
掃除屋風情が出来ることなど限られているというのに、
まるで獲物を捕られるのを恐れる獣のようだ。

「意図……そんな野次馬とかわりませんよ。
 ただ、不穏因子は調べるに越したことはありんせん。
 主人の迷惑になるような影響がでちゃいけませんから」

「正直あの光景しか見てない外野からすれば、
 エアハートよりあなたに尋ねますよ。
 追っていると仰っているようですが、
 彼はあなたを知らないと言っていましたし。 
 人違いじゃないんですか?」
(-105) 2021/12/10(Fri) 1:17:20

【秘】 仮面の役者 フランドル → 残氷 の エアハート

 
たとえ何事も無かったとしても、
素直に座っていたかは定かではないが、それはさておき。
肩を掴まれた、と理解した瞬間、反射的に身構えて。

「─── い"ッ、っ"…」

ぐ、と踏み留まりはしたが、それだけだ。
不意を打たれ容赦の無い拳を受け、ほんの一瞬視界がブレれば
当然隙は生まれ、その間に拘束してしまうのも容易な事。

「ああくそ、随分手荒い歓迎だな、くそったれ…」

枷を掛けられ、引き摺られながら悪態を吐いても。
恐らくは拳を受けた際に口の端が切れたであろう事も相俟って、
これでは負け犬の遠吠え、みじめなものだ。

頬を打たれた際に外れたのか、
或いはあの路地裏からずっと外したままでいたのか。
暴行を受けた際に外れたのであれば、
その音は随分他人事のように、遠くに聞こえたに違いない。

何れにせよ今は仮面は剥げ落ち、役者騙りは素顔を晒している。

熱を持ち、じくりと痛む頬の感覚。
それから、底冷えするような眼前の男の声だけがいやに鮮明だ。
(-120) 2021/12/10(Fri) 2:52:44

【秘】 仮面の役者 フランドル → 迷彩掃除屋 ノアベルト

 
「私とて、理由も無しに噛み付くほどに
 躾のなっていない犬ではないさ。

 警戒する理由は君が詮索しようとするのとそう変わりない。
 何処の手の者とも知れぬ人間に無闇に情報をばら撒いて、
 やるべき事に不都合があってはいけないからね」

真偽はともあれ、多かれ少なかれ貴方は意図を明かした。
だから先ほどよりは語調を少々弱めて、けれど。
向ける視線は、未だ厳しいもののまま。

わかっている。
これはきっと、こちらが手の内を明かすまでは平行線だ。
だから、
(-123) 2021/12/10(Fri) 3:41:09

【秘】 仮面の役者 フランドル → 迷彩掃除屋 ノアベルト

 
「──違えるものか。」

人違い。

役者騙りはその言葉を聞いて、重く鋭くそう言い放った。

「人生の半分以上を共に過ごして来た相手を、
 今更他人と紛うほど盲になったつもりは無い。
 …あいつの下手な芝居に付き合ってやるつもりもな」

「外征騎士フランドル・スキアー。
 逃亡者の追討、及び捕縛の任を受け、そして何より友として
 "離反者エアハート"に、
 その行動の真意を問う為ここまで来た。

 もしも"喜劇"をお望みなら、どうか言い触らしてくれるなよ。
 騎士なんて肩書きは、"疚しい事のある輩"にとっては
 それこそ目障りでしかないだろうからな…」
(-124) 2021/12/10(Fri) 3:43:54

【秘】 残氷 の エアハート → 仮面の役者 フランドル

「おや、歓迎と受け取って頂けたなら幸い。
 水も出してませんでしたし、おかわりはどうですか?」

無論、出てくるのは口を濯ぐための水ではなく、下手をすると更に出血が増すだけの拳が馬乗りになって振り上げられて、貴方が既に堪える体勢ならそのまま。一瞬怯んだり躊躇したなら、油断して認識する前に振るわれる。

一度や二度じゃ済まない。明確に戦意を奪う為の行為だ。
……貴方に戦意などないと分かっている筈なのに、
それはマニュアル通りと言わんばかりに、業務の様に続く。

そうして暫く鈍い殴打音だけが響いた部屋で、唐突な水音。
貴方の顔に回復薬が掛けられ、空き瓶を適当に放り投げた。

「腹を踏むつもりでしたが、久しぶりに見る顔です。
 碌に面影がないのも可哀そうですし、寂しいので。
 ああ、でも、少し回復しすぎましたか。綺麗すぎる」

尋問で暴行が表沙汰になれば問題ないのはわかりきっている。
回復薬もそう安価ではないが、そこまで組織も馬鹿じゃない。
逆に言えば、数えきれない程のこれに近い事が
行われていた可能性だってあると言う事。

口の端の傷が消えたのを見て、惜しむように親指でなぞる。
その唇に触れてから笑みを浮かべた冷めた目が見下ろす。

「簡潔に言いましょうか、フランドル。私の事を、
 そう言うなら──“本当の仲間”になって下さい。
 ここまで来てくれたんです。本望でしょう?」

──酷く、傲慢な言葉が。
貴方の知らない男の言葉が返ってきた。
(-126) 2021/12/10(Fri) 4:22:46

【独】 仮面の役者 フランドル

/*
エッチな事されとる…………………(しみじみ)
(-127) 2021/12/10(Fri) 4:26:28

【秘】 仮面の役者 フランドル → 残氷 の エアハート

 
跨がられた圧迫感に口答えをする前に拳を振り上げられ、
そのまま何度も殺風景な部屋に鈍い音と、僅かな呻きが響く。
一度、二度、三度、………

「ハ、…最悪だ、お前に加虐趣味があったとは知らなかった。
 ああ、それともこっちで作った趣味か?
 どちらにせよ路地裏のガキを甚振る輩よりは
 まだまだお優しいもんだな…」

──盗みをしくじった孤児は、格好の不平不満の捌け口だ。
大抵は死んだ方がマシなような目に遭って、
逃げる気力を失い、そして最期は殺されるか衰弱死。
それでも自分達は決して死んだ方がマシだとは思わなかった。
そうして生きて来た。それを忘れたわけでもあるまいに。

そんなどこか他人事のような思考の中。
それが一度止めば唐突に顔に冷たいものを浴びせ掛けられ、
気怠げに瞼を開けば、視界に入るものは、やはり。

お断りだ・・・・
 お前は結局、俺の問いに何一つとして答えちゃいない。
 俺はあの時確かに言ったはずだ。お前の答え次第では見逃すが
 お前の答えを聞かない限りは退く気も無い、と」

触れる指先、見下ろす視線、冷酷な笑み、傲慢な言葉。
その何れもが気に食わないとでも言わんばかり、
睨め上げる視線は未だ反抗的な光を失ってはいない。
(-131) 2021/12/10(Fri) 5:34:55

【独】 仮面の役者 フランドル

/*
因縁の相手が赤窓に居るんだよなあ。どうしてくれようか
(-142) 2021/12/10(Fri) 17:21:33

【赤】 仮面の役者 フランドル

 
「…新参者と違って、あんた達なら
 前々から目を付けていた奴の一人や二人くらいは
 居るだろうと思ったが、そうも行かないか」

「まあいい、くじ引きだろうと何だろうと
 成果が出るなら他の連中も構わないだろう。
 あんたは"野良猫"らしく、気の向くままにやるといい」
(*8) 2021/12/10(Fri) 17:54:48

【赤】 仮面の役者 フランドル

 
「……先が思いやられる出だしだ」

たまによくある。

「…あの見習いか。
 以前怪しい言動をしていたし、いいんじゃないか
 黙らせるにしても引き込むにしても、
 こちらにとっては利になるだろう」
(*13) 2021/12/10(Fri) 18:07:16

【人】 仮面の役者 フランドル

 
「陽動くらいなら──
 ん"ん、…してもいいけどなあ。通じるかはともかくとして」

あれやこれやと巨大蟹討伐の算段を立てる声。
今日明日の話でないのなら、そう気の重い話でもない。
しかし蟹、蟹か。

「この街、海が近いからか魚料理が多いんだよなぁ。
 他のものが無いわけではないからいいのだけど。
 海産物はどうにも馴染みが薄い。
 貝は風味や食感が慣れないし、魚は魚で小骨がな〜…」
(78) 2021/12/10(Fri) 20:00:57

【秘】 残氷 の エアハート → 仮面の役者 フランドル

 
「ああ、実に賢明な判断ですよ、フランドル。
 もしそこで私の問いかけに「はい」と言っていれば、
 
この尋問の時間が3倍に延びた
でしょうからね」

「ぱちぱちぱち」と。状況と反して不気味な賞賛の声。
肯定が帰ってくる可能性なんて微塵も考えてないし、帰ってきたなら、それこそ所属を安易に変えかねない、ある種、非常に厄介な存在。だから念入りにもっと行われることになっただろう。

「こちらで形成されましたね。目覚めると楽しいですよ。
 それにこんな仕打ちなんて慣れてると言った顔ですが」

とん、と馬乗りになっていたが、あなたの足に乗り直す。
仰向けな以上、手枷がベッドと身体の間に挟まり痛むだろうが、その気遣いも当然なく、腹部に指で振られるように、貴方の服を緩やかな手つきで、はだけさせようとする。

「痛みには慣れていると言っても、限度がありますよね。
 盗みに失敗して、1ヶ月拷問された事、ありました?
 ずっと絶え間なく犯され続けることは?

 ないですよね。なかったですよね。貴方は今も。
 ……ですが、ここは続けられる環境がありますから、
 強がるなら、耐え切って見ちゃって下さいね?」

露わになる腹部を撫でるように触れて、軽く口づけ。
いやでも思い出すだろうか。過去の情事の時に、この男は
身体に触れるのをとかく愛して、触れて慈しんでいた。

それと全く同じ触れ方をして、その後に走るのは別物。
ただの暴力でしかない、腹を拳で殴る愛の欠片もない行為。
愛のない行為の後に、頬に手を添えて慈しむよう撫でる。
過去の愛のあった日々と、ただの純粋な暴力が交互に繰り返されていく。頬を平手打ちしたと思えば、喉仏にキスを落とした。
(-148) 2021/12/10(Fri) 20:54:07

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 仮面の役者 フランドル

「……騎士様でしたか〜。
 ノアベルト、掃除屋として名を受けてはや数年。
 故郷で授かった名も殺した上に、
 親のかおもろくに覚えていない浮浪者です。

 こういうあたくしみたいな輩は
 害がなければ邪魔だても口蓋もしませんよ。
 それで、いい情報は聞けましたか? ああ、内容は結構です」

あの紫の瞳から嘘の香りをかぎとっていた。
ただの優男ではないものがあるのだろうと想像はしていたが。
中々、恵まれた縁を持っているようだ。

騎士という人たちは良くも悪くも真っ直ぐでいて、
きっかけ一つで曲がって見えてしまう。
眩しくて仕方ないな、まったく。

「なんだか命を削りながら技を使えるようですね。
 仕組みは聞いていませんが身体に負担がないかは心配です。
 あとはこの国のあり方について考えていたでしょうか。

 あたくしは別にこの国がどうなったって構いません。
 彼がどうなろうと、あなたがどうなろうと、です。
 その分縁ができれば仕事は選びます。
 他人ではなくなりましたから、敵にもなるだけなりません。
 依頼であれば、情報収集から荒事など何なりといたしますよ。
 いっそのことこれから便利に使ってください。
 小賢しい鼠は酒場に一匹じゃないんです」

「あ、掃除もします。ついでにね」
(-149) 2021/12/10(Fri) 20:54:33