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【独】 エウロパ/* 分かってたけどユスティ顔がいい……最高だな……( ˇωˇ ) そして秘話の気づいてあげられないんだ、があまりにずるい。 気づいてるでしょそれー!!! (-0) 2023/09/30(Sat) 2:24:30 |
【墓】 エウロパ果たして本当にそう、だろうか。 私には技が足りない。 君には力が足りない。 どちらにも足りないものがあるなら 私達に差なんて……。 そう、思ってしまうのは所詮、 私に足りないのが技、だから? 力不足じゃない者の言い分では 君を納得させることなんて出来ないのかな。 (+2) 2023/09/30(Sat) 3:39:49 |
【墓】 エウロパ 技を身に着けられずに落ちこぼれていく人だって この学園にはいるのだから。 君がしていることは 決して凡人の為せることではないのに。 (+3) 2023/09/30(Sat) 3:40:17 |
【墓】 エウロパ一緒に食べよう、って誘いに 一瞬口籠った理由が分からずに首をかしげて。 でも、どうやら誘い自体は駄目じゃないみたい。 ちなみに。 ユスティの予感した未来は当たってる。 別に私はごちそうになる未来でもよかったけど。 何か君には不都合があるのかな、わかんないな。 (+5) 2023/09/30(Sat) 3:41:07 |
【墓】 エウロパ 謝られながら手が離れていく。 私と手を繋ぐの、嫌なんだ。 …………他の人もそうだ。 私に触れるのを嫌がる。 それはきっと魔法使いとしての本能。 必要以上の魔力が流れ込めば器が壊れる。 自身の命に関わるから。 私と仲良くしてくれる数少ない友人も 私には決して触れようとはしない。 W魔力が流れてくるのは危ないからW ってその子は教えてくれた。 流してるつもりはないのに。 制御しようにも私には技がない。 魔力を渡す方ならできるけれど それも、必要以上に渡し過ぎてしまうんだろうな。 (+7) 2023/09/30(Sat) 3:42:19 |
【墓】 エウロパ「一緒に来てくれるんだ、やったー!」 さみしそうな顔を見せたのは一瞬。 すぐに笑顔を取り繕った。 ……隠せてなかったかもしれないけれど 暗いし、もし何か言われても見間違いだよって 誤魔化してしまうつもりで。 (+9) 2023/09/30(Sat) 3:43:16 |
【墓】 エウロパ足を止めてしてしまった質問には 予想してなかった言葉が当然のように返ってきて。 え、もしかして私女の子として見られてない……? あまりにも平然と言われてしまって 嬉しいより先に疑問が浮かんでしまうんだ。 私だけだったらいい、とは 確かに思ってたし、嬉しいことのはずなのにね。 (+10) 2023/09/30(Sat) 3:43:52 |
【墓】 エウロパ 成績トップの優等生。 ユスティのことをいいな、って目で見てる女子は いっぱいいるはずだし、 私は何人かそういう子を知ってる。 ユスティにその気がないのに もし、処置だと言って抱きしめられたら 女の子はきっと勘違いしてしまう。 私以外に魔力を抑えられない人は そうそういないんだと思うし、 君に言われれば納得する話ではある。 だから、私が心配することじゃないんだろうけれど 気になってしまうから、つい。 (+13) 2023/09/30(Sat) 3:45:00 |
【墓】 エウロパ立ち話の間に売り切れたのか それとも単に運がなかったのか。 売り切れにがっかりしてると 君は他の物でも、って勧めてくれる。 ……ホットドッグを買うつもりで来たし 代わりの物って言っても咄嗟には決められない。 「うん……それはそう、なんだけど……。 私のホットドッグ……。」 がっかりしてる間に 君は最後の一個になっていたコロッケを買ってた。 ちゃっかりしてるなぁ、って思ってたら。 (+14) 2023/09/30(Sat) 3:45:27 |
【墓】 エウロパ「……いいの?」 差し出されたコロッケを立ち上がりながら見つつ。 ユスティのだし……と思ってた遠慮は 数秒で消えてしまった。 だって美味しそうなんだもん! (+15) 2023/09/30(Sat) 3:45:51 |
【墓】 エウロパ「じゃあ……お言葉に甘えて…… いただきまーす!」 受け取って、一口食べればさくっとした衣と とろとろのカニクリームが口いっぱいに広がって。 (+16) 2023/09/30(Sat) 3:46:15 |
【墓】 エウロパ「おいしいー!しあわせー!!!」 にこにこしながらあっという間に 貰った分を食べ終えた頃には 目当ての物がなかったショックからは すっかり立ち直っていた。 ホットドッグはないけどホットサンドなら…… とお店の人が元気になった私に声をかけてくれた。 もっと食べたくなっちゃった私は 迷わずそれを買って。 半分に切られている三角のホットサンドを 君の方へと差し出して。 (+17) 2023/09/30(Sat) 3:47:17 |
【墓】 エウロパ「あげる!さっきのお礼!」 にこにこしながら言った。 この瞬間だけ見ればデートみたいだと 思われてしまうかもだけど、 当の私はそんなことは気にも留めていなかった。* (+18) 2023/09/30(Sat) 3:47:37 |
【秘】 ユスティ → エウロパ推薦を受けたエウロパの傍らで ユスティは静かに努力を続けた。 自分もトカリスに入学するなど 決して誰にも伝えずに。 一般公募の高い倍率を乗り越え、 ようやくその切符を手にしたのだ。 ユスティが殺気さえ放つせいで 周囲の人間は推薦のことを 彼の前では話題に出せなくなっていた。 彼はエウロパが居ることを知っている。 だが彼女はどうだろうか。 たとえ知らなくても不思議な事では無い。 (-1) 2023/09/30(Sat) 14:28:15 |
【秘】 ユスティ → エウロパ関わる気などなかった。 天才は天才らしくぬくぬくしていればいい。 どうせ推薦組と一般公募組では 一年次のクラスは別々だ。 意図しなければ顔を合わせることもない。 そのはずだったのに。 (-2) 2023/09/30(Sat) 14:29:32 |
【秘】 ユスティ → エウロパ突如として肌が感じ取るのは魔力の濁流。 惨劇の予兆は身体を突き動かして、 先生よりも、ルームメイトよりも 彼は誰よりも早くその場へ辿り着いてしまう。 (-3) 2023/09/30(Sat) 14:31:07 |
【秘】 ユスティ → エウロパトカリスは優秀な魔法使いが集まる。 それでもユスティの中で 容易に感知できて寒気さえ覚える魔力を こうも軽々と垂れ流す<kan馬鹿>天才</kana>など たった一人しか思いつかない。 その先で起こりうる惨事も 魔法の制御という技を磨いた己だからこそ、 エウロパという魔女の脅威を知る己だからこそ、 熟練の先生たちちより更に先を見通せる。 (-4) 2023/09/30(Sat) 14:32:54 |
【秘】 ユスティ → エウロパエウロパに届く声は 凪のように優しく、柔らかく。 浸水した床に触れると ぶつぶつと独り言のように詠唱を唱えて その手で水を吸収していく。 普通なら耐えられるはずのことも エウロパの物は一筋縄ではいかない。 吸収が終わる頃には ユスティもまた息を切らし額に汗をにじませていた。 (-6) 2023/09/30(Sat) 14:34:19 |
【秘】 ユスティ → エウロパ解決を見てしばらくして、やってきた先生たちが 驚いたようにエウロパとユスティを見やる。 こんな危険なことを誰が、と。 こんな問題行動を起こしてしまったら 処罰がないと他の生徒に示しがつかない、と。 しかし彼は冷静だった。 先生たちにただ頭を静かに下げて。 冷静に、エウロパに告げる。 「先生にはボクが言っておく。 キミがここにいてもただの役立たずだ。」 (-7) 2023/09/30(Sat) 14:37:47 |
【秘】 エウロパ → ユスティユスティから拒絶されたあの日から今まで。 私は君からトカリスに行くとは聞けないまま。 でも、来るんじゃないかって思ってた。 あれだけ努力していた君だから。 推薦でなくともきっとその切符を手にできる。 来て欲しい、と思ってた。 だって、そうでなければ私が入学する意味なんて 一つもないんだから。 (-9) 2023/09/30(Sat) 21:35:43 |
【秘】 エウロパ → ユスティ学園生活に慣れない頃は 歩きながら周りをみて君の姿を探して。 よく人にぶつかりそうになってた。 絶対いるはずだと思いながら。 どうしても見つからないのなら。 迷いなく退学するつもりだったんだ。 (-10) 2023/09/30(Sat) 21:36:18 |
【秘】 エウロパ → ユスティ 君の傍に居たい、その一心で 心細さを押し殺しながらここに居るのに。 避けられてるとも知らずに探し続けていた。 (-11) 2023/09/30(Sat) 21:36:35 |
【秘】 エウロパ → ユスティ 私が入学前に魔力暴走を起こしたと 知っている生徒はおそらくいない。 知っているとすれば、君だけ。 先生達の間では共有されていたから。 水や氷を扱うときは 特に気を付けなければならないと。 注意をされていたはずなのに…… 失敗した。 (-12) 2023/09/30(Sat) 21:37:12 |
【秘】 エウロパ → ユスティ耳に届く柔らかな声。 顔を見なくとも確認しなくとも君だってわかった。 パニックになっていたけれど ゆっくりと息を吸っては吐くを繰り返す。 一人じゃ止められなかったはずの水の流れは 少しずつ弱まっていき いつも通りの呼吸になった頃には完全に止まった。 でも、水浸しにした教室を元通りにする方法は 身に着けていないから。 少し苦しそうに水を吸収させていく君を 心配そうに見つめていた。 (-14) 2023/09/30(Sat) 21:38:26 |
【秘】 エウロパ → ユスティしばらくしてやってきた先生を見て 慌てて説明、しようとしたけれど。 冷静に君に告げられた一言に声が出なくなる。 「―――――っ。」 やくたたず、そうだよね。 ろくに制御も出来ない私がそう言われても なんにも言い返せない。 結局なんとかしてくれたのはユスティだから。 (-15) 2023/09/30(Sat) 21:38:59 |
【秘】 エウロパ → ユスティ 泣いちゃだめだ、私が全部悪いんだから。 そう、思ってもあふれる涙を止めることが出来ず。 何も言えずに、教室から出て行った。 部屋まで戻る気にはなれずに ぽろぽろと涙を流しながらうずくまって。 私なりに必死になって、 もうこれ以上何も引き起こさないように 魔力を抑えていた。* (-16) 2023/09/30(Sat) 21:39:30 |
【墓】 ユスティどうしようもない事実に空気が淀む。 沈黙を最初に打ち破ったのは 一瞬だけ寂しさを滲ませたエウロパの方。 どうしてそんな顔をするのかと 聞いてもきっと教えてはくれないだろう。 亀裂のその向こう側に飛び越えることさえしないなら こちらにはその心を聞く資格もない。 (+20) 2023/10/01(Sun) 8:53:23 |
【墓】 ユスティ「勘違いか。 仮にされてしまったら 謝りはするけど断るよ。 ボクもあまり暇じゃないから。 きっと寂しい思いをさせてしまう。」 (+22) 2023/10/01(Sun) 8:54:32 |
【墓】 ユスティその意図を知ってしまえば 断るのも違うような気がして 素直にホットサンドを受け取る。 周りに誤解されるかもしれないが どうせ誰もいやしないだろう。 ホットサンドの暖かな味わいが 口の中に広がっていく。 これを食べ終わったら今度こそ寮へと帰ろう。 食べながら思い出したように指先を振り カバンの中に入っていた紙とペンを中に浮かせると すらすらと遠隔で文字を書き始める。 しばらくして書き終えた紙に魔法をかけると まるで生きた鳥のようになって空へと飛んでいく。 (+28) 2023/10/01(Sun) 8:57:43 |
【墓】 ユスティこればっかりは分からないが 扱いが問題児ということもあって 他人の宿題を丸写ししたとか そういう中傷を受けても不思議じゃない。 しかし今回に関しては彼女の努力は本物だ。 努力は笑われずに報われるべき 彼は己の信条にいつも従っていた。* (+30) 2023/10/01(Sun) 8:59:48 |
【人】 教師 モモイエウロパの悲鳴が上がるその頃 先生のモモイは生徒の名簿を見て眉をひそめた。 まさか自分のスカウトした少女が 魔力の制御を困難としていたなどと。 持って生まれてしまった彼女を 力を正しく扱えるように導くことが 私の責任であり役割なのだと ずっとそう信じていたのに 適任がいることを知ってしまったのだ。 (1) 2023/10/01(Sun) 23:51:09 |
【人】 教師 モモイユスティとエウロパの推薦は 学内でも大きな話題となっていた。 ユスティの磨かれた腕を評し 彼を推薦すべきだと主張する派閥と 魔力がある者こそ相応しいと エウロパを推薦すべきだと主張する派閥。 結局のところ学園長や理事達の圧力により 力を秘めたエウロパの推薦が決まった。 (2) 2023/10/01(Sun) 23:52:51 |
【人】 教師 モモイ彼女にも、彼にも、罪はない。 だが私はどうだろうか。 今の私は本人たちの意思と無関係に 上の指示に従うだけの傀儡人だ。 いつか向き合わなければならない。 そんなことを考えているときだ。 その問題が起きてしまったのは。 (3) 2023/10/01(Sun) 23:54:43 |
【人】 教師 モモイ恐れていたことが起きた。 エウロパの魔力の暴走とは 実態を知る者にとってはそれ程に重い。 モモイは走り出した。 彼女を守らねばならない、と。 しかしそこでモモイが見たものは……。 (4) 2023/10/01(Sun) 23:55:15 |
【人】 教師 モモイ「皆さん、ここは私が処理します。 皆さんはこの事が他生徒の不安を煽らぬように 各位、クラスの子たちへの配慮をお願いします。」 (5) 2023/10/01(Sun) 23:56:12 |
【人】 教師 モモイ集まっていた教師たちも モモイなら大丈夫だろうと ぞろぞろとその場を後にする。 そして教室には三人。 エウロパとユスティとモモイのみ。 しかしエウロパまでもがその場を離れてしまった。 ユスティがエウロパをその場から 離そうとするのはきっと そっとしてあげるべきだと分かっているからだろう。 言い方がやけに刺々しいのは頂けないけども。 (6) 2023/10/01(Sun) 23:57:31 |
【秘】 教師 モモイ → エウロパ「あの子は何もしていない。でしょう? そして私はただ不慮の事故を止めただけ。 生徒の力は借りずにたった一人で、ね?」 (-19) 2023/10/02(Mon) 0:00:50 |
【秘】 ユスティ → エウロパ「ご理解いただけて何よりです。 ボクもこのことを美談として ひけらかさないことをお約束します。 まさか天下のトカリスの教師ともあろう方々が こんなただの一般生に遅れを取ったなどと 後ろ指をさされるのも癪でしょう。」 (-20) 2023/10/02(Mon) 0:01:32 |
【秘】 ユスティ → エウロパこの事件を生徒に先回りで解決されたなどと 教師陣の面目は立たないだろう。 それを見逃してやるから エウロパのことも見逃せ。 ユスティはそう言いたいがために わざわざエウロパを追い出していた。 もしエウロパがここにいれば 魔力の扱いに長けると言われる自分と先生を 疑う者などいない。 誰のせいかなど、一目瞭然だ。 (-21) 2023/10/02(Mon) 0:02:33 |
【秘】 教師 モモイ → エウロパ「あなたはどうして… エウロパと手を取り合おうとはしないの。 彼女があなたを信頼していることくらい あなたなら簡単に分かるでしょう?」 (-25) 2023/10/02(Mon) 0:05:24 |
【秘】 ユスティ → エウロパどうやらモモイが気になるのは 自分の態度のことのようだ。 ユスティにとっては慣れた質問で 答えるのは容易な事だ。 しかしモモイの目はユスティの片腕を 捉えて決して離さない。 (-28) 2023/10/02(Mon) 0:08:37 |
【秘】 ユスティ → エウロパやはり隠しても無駄なようだと 観念したユスティはその掌をモモイに見せる。 掌は醜くひびわれ、ひびからは 赤黒い血と魔力が混ざった液体が零れていた。 数日すれば治るだろう軽傷だが 見る者にとっては痛々しくもあるだろう。 (-30) 2023/10/02(Mon) 0:10:56 |
【秘】 ユスティ → エウロパ「力を正しく使わないことは罪かもしれません。 ですが力を持って生まれてきたこと そのものが罪になるのは道理がちがいます。 持って生まれてきた子に、罪はないんです。」 (-31) 2023/10/02(Mon) 0:11:36 |
【秘】 ユスティ → 教師 モモイ「ですが好きな女の子の前でくらい 格好のひとつくらいつけたいんです。 たとえ嫉妬に薄汚れて もう彼女の隣にいる資格がないとしても。」 (-33) 2023/10/02(Mon) 0:16:19 |
【秘】 ユスティ → エウロパ苦笑混じりの表情をモモイに向けて ユスティは教室を後にする。 エウロパがどこにいるかはさておき 今の話を聞いていないことを願っておこう。 それにもしも出会うことがあったのなら 慰めのひとつくらいはしよう。* (-34) 2023/10/02(Mon) 0:18:25 |
【墓】 エウロパ そして。 君が私から距離を置き続ける限り。 私が過去の成功を失敗だったと思い続ける限り。 魔力制御を覚えることはできない。 (+32) 2023/10/02(Mon) 0:39:44 |
【秘】 エウロパ → 教師 モモイ私がいつまでたっても魔力制御を覚えない。 それを不審がる先生は何人もいる。 その原因が私の怠惰だと思う先生は トカリスで大多数を占めていると思う。 私に接する態度でわかるよ、嫌でも。 (-35) 2023/10/02(Mon) 0:42:21 |
【秘】 エウロパ → 教師 モモイもし、原因を探ろうとして 私と対話しようとした先生がいたのなら。 気づいてしまうはず。 私がどこかで成功を恐れてしまっていることに。 失敗だってしてはいけないと。 過去からわかっているはずなのに。 (-36) 2023/10/02(Mon) 0:43:15 |
【秘】 エウロパ → 教師 モモイ 問題児は何処までいっても問題児。 もし先生に手を差し伸べて貰っても、 私はその手を取らない。 こんな態度の私を知っていれば。 私が大失敗からすべてを失うことを 無意識に望んでいることに。 気づいたって不思議はないと思う。 (-40) 2023/10/02(Mon) 0:45:01 |
【墓】 エウロパ勘違いさせてしまったら断る、って聞いて。 安心してしまったんだ。 そうだよね、ユスティならそうするよね。 ……仮に勘違いされたって相手は選ぶよね。 どんな子を選ぶのかは…… その先は考えたく、ない。 (+33) 2023/10/02(Mon) 0:45:53 |
【墓】 エウロパ 友達はほとんどいないし 先生には多分あまりよく思われてない。 同級生には基本関わりあいになりたくないと そう思われている私だけれど。 購買にいる店員さんは優しい。 私の境遇を知ってか知らずか。 時々これもどうぞ、ってサービスしてくれる。 その言葉に甘えて、よく買い食いしてるんだ。 むしろ人望なんてない方なんだけどな。 嫉妬されてるとも知らずに 無邪気に差し出したホットサンドの意図は ちゃんと伝わったのか、受け取ってもらえて。 受け取るまで私は引かないけどね? (+35) 2023/10/02(Mon) 0:48:14 |
【墓】 エウロパ「コロッケも貰っちゃったし、 宿題はユスティのおかげでばっちりだし! ここのホットサンド美味しいんだよー!」 にこにこしながらユスティが食べるのを見つつ 自分も一口二口と食べて。 あっという間になくなった。 (+36) 2023/10/02(Mon) 0:49:23 |
【墓】 エウロパユスティが食べ終わるのを見ていよう、 そんなつもりでいたら。 宙に浮く紙とペン。 何を書いてるのかな、って首をかしげていれば 答えをすぐに教えてくれた。 (+37) 2023/10/02(Mon) 0:49:42 |
【墓】 エウロパユスティの想像は起こりうることだと思う。 普段の私は、宿題も遅延提出が多い問題児。 誰かの宿題を写させてもらった、程度なら まだいいけれど、盗んで写したんじゃないかとか。 それくらい言われても不思議じゃないと思ってる。 私の努力かと言われると かなり手伝ってもらったから ちょっと自信はないんだけど。 ズルを疑われないように、という ユスティの優しさが嬉しかったんだ。 (+39) 2023/10/02(Mon) 0:51:10 |
【秘】 エウロパ → ユスティ 教室から出たものの、 私が引き起こした問題で、私が悪いのは明らか。 怒られて当然だとも思っていたから 教室を出てすぐの廊下でじっとしていたんだ。 盗み聞きしようと思ったわけじゃないんだけど。 今いる場所だとどうしても話が聞こえてくる。 泣きながら話を聞いていれば、 ユスティがしてくれようとしたことが 少しずつ、みえてくる。 (-41) 2023/10/02(Mon) 23:47:48 |
【秘】 エウロパ → ユスティ そっか、庇われたんだ、私。 助けられただけじゃなくて。 私は退学処分にすらなりかねないと思ってた。 ユスティが来てくれなければそうなってたと思う。 (-42) 2023/10/02(Mon) 23:48:28 |
【秘】 エウロパ → ユスティ………すごく迷惑をかけちゃったな。 ユスティは大丈夫、なのかな。 手までは見れていなかったけれど 私が魔法で出した水なんだから かなりの魔力を含んでいたはずで……。 問題が全くないとは言えなさそうだけど 詳しく聞く暇もなく教室を出てしまったから ユスティがどうなったか分からない。 (-43) 2023/10/02(Mon) 23:49:02 |
【秘】 エウロパ → ユスティ次に会ったらお礼を言いたいし 何か不調がないか聞かなきゃ、とか 思うことはいろいろあるけれど。 ユスティが教室を出る前に ここを離れなきゃ、って立ち上がったら まだ二人の話は終わりじゃないらしい。 (-44) 2023/10/02(Mon) 23:49:22 |
【秘】 エウロパ → ユスティ ……モモイ先生にはお見通しなんだ。 私がユスティのことを信じてるってこと。 ユスティにはそれが伝わってないのかな さっきの態度で自信がなくなってた。 優しくなければ助けないよね、 そう思ったのは私だけじゃなかった。 (-45) 2023/10/02(Mon) 23:49:56 |
【秘】 エウロパ → ユスティ「手…………?怪我、したのかな。」 それを目にしたのなら 私はきっと冷静じゃいられなかっただろうね。 わかってて、私の目に触れないようにしたのかな。 (-46) 2023/10/02(Mon) 23:50:20 |
【秘】 エウロパ → ユスティユスティの言葉はまだ続く。 W力を正しく使わないことは罪W 私の事、だ。 ユスティの言う事が正しいだけに 苦しくなってきてしまう。 全部私の不注意で起きた事。 努力をどこか避けているのも含めて。 全部私が悪い。私なんていなければ………。 (-47) 2023/10/02(Mon) 23:51:08 |
【秘】 エウロパ → ユスティ教室から離れた私は よくわからないまま走って。 中庭で息を切らして転んでしまうんだ。 ………怪我こそしなかったけれど 上手くいかないな、色々と。 もし君に会えたなら。 手、大丈夫?ってまっさきに聞くんだ。* (-49) 2023/10/02(Mon) 23:52:21 |
【墓】 ユスティいつか聞いてみてもいいかもしれない。 なにか魔法を扱うことに抵抗があるのか それともなにか心残りがあるのか。 やや踏み込んだことかもしれないけれど エウロパのために必要かもしれないから。 (+42) 2023/10/03(Tue) 1:03:54 |
【墓】 ユスティ飛んでいく鳥を眺めながら ユスティはエウロパに答える。 意図して彼女に優しくするなど とうの昔に過去の氷花として砕け散った。 エウロパにとっては今も優しさに見えるのだろうか 自分の信条に従っただけで自分の為でしかないが 解釈の違いを正すことに意味などない事は知っている。 「ただボクは正しくあろうと 努力した人は報われるべきだと思う。 それだけのことだ。」 ユスティはホットサンドを食べる傍ら 汚すまいホットサンドを持っていなかった手を エウロパへと伸ばすと、優しく頭を撫でた。 (+45) 2023/10/03(Tue) 1:06:50 |
【秘】 ユスティ → エウロパ誰もいなくなった食堂で 少しだけ心の距離を縮める。 寮に戻るまでの間 この時だけはまるであの頃のようだった。** (-51) 2023/10/03(Tue) 1:12:11 |
【秘】 教師 モモイ → エウロパいつの日か明確に私に向けられた エウロパからの反抗はまるで悲鳴のようだ。 偉大な魔法使いになって欲しいなどと それは結局彼女の本意でもなんでもなく 学園側の、大人たちの、押し付けでしかない。 それでも正しく扱う意味を 彼女は知らなくてはならない。 (-53) 2023/10/03(Tue) 1:14:00 |
【秘】 教師 モモイ → エウロパ誰の邪魔も入らない秘密の部屋で モモイは己の掌をエウロパに向ける。 その課外授業は人知れず行われることになった。* (-55) 2023/10/03(Tue) 1:17:26 |