きゃあああ……


わぁっらいちゃんすごい！>>185

>>0 はなちゃん
だいじょうぶー？
人間じゃなくてもこれは痛そうー

　
うーん。
やっぱりベッドは最高だ。

[ 婆は狼の胃の中にある自分のベッドに潜り込みました。]

運命に翻弄されるあの鬼の子は、ももこに敵意も殺意もなかったからね、何も心配はいらないさ。
　

[ >>184.>>2スルリと口内に侵入されたその刹那、
一瞬の隙を突いて攻撃をされる>>185
その傷は(3)^1d3
1.まだかすり傷
2.痛手を負った
3.致命傷だ　]

き、貴様…おのれ…


[ 腹部に深く刺さった傷を左手で抑えながら、
残された余力を振り絞って、(1)^1d3へと右手の鉤爪で襲いかかった
1.ライチ
2.はな
3.まめ太郎　]

>>4
ゎーお洋服がビリビリー

えいえいえいっ🔪🔪🔪

う…、うぅ…

私はここで敗れた…
だが、この魂は…永遠に貴様を呪い続けるであろう…！

>>6
んー
結局この人は何がしたかったんだろー(🔪)

　
胃にいるはずなのに窓が開いた？
まあ、そんなこともあるか。

おやライチ、またそんなのを振り回して……。

[ ライチに切り付けられた傷は胃に達していたようです。
布団にくるまっていた婆は、早すぎる決着に少し不満げにベットごと傷から外へとゆっくり出たのでした。]

ほら狼くん、傷は塞いでおいたからね。
にしても、もう少し骨のある子だと思っていただけに残念だ。
婆が胃の中でくつろぐ暇くらい作ってもいいんだよ。
　

　
孫が刺して、婆が治す、そしてまた孫が刺す。
うーん。これは治してあげない方が幸せだったか。

[ 命に関わることは取り返しがつかないからと狼の手当てを行っていましたが、若い世代のあれこれに手を出さない、というスタンスに戻るようです。]
　

>>8 お婆
お婆ー
そんなところで何してるのー？
楽しそう

>>10
肌寒くなってきたから、手軽に暖かくてのんびりできるところを探していてね。
いい感じに薄暗くて、ゆらゆら揺れてとても快適に眠れたよ。

とても楽しかった。

>>11 お婆
そうかー最近寒いもんねー
そうだ！いいことおもいついたー！

この狼さんの中身を全部ポイしてコートにしよー
それならあったかいよー

…………
(らいちゃんはまた変なことを……)

[ 狐皮もあったかいかもなんて言われては大変だなと思いながら
改めて狐だとバレないように気をつけようと思いました　]

[そう思った矢先です。
らいちゃんの言葉>>1に
はなは動揺を隠せません　]

ななななんのことぉ！？
私もらいちゃんとおんなじ人間だもんっ
強さで言ったららいちゃんより弱いよ……

>>12
毛皮のコートか。良いアイデアだね。
アイデアはいいんだが、その狼の毛艶などを見ると、仕上がりのグレードが少しばかり気になる。

まあ、せっかくのライチの獲物だし好きにしてみなさい。
　

こいつら正気じゃないぞ…

[ >>8傷を癒してもらった後、人間たちの会話に思わず絶句する。
いや、魔法を連発するこの婆が人間かどうかも怪しい。]

ふん、私を殺めようと云うのか
良いだろう、敗者に選択肢は無い
ただ…

[ 鬼がどのような結果を迎えたのか、
自分と同じように負ける運命を背負っていそうな鬼がどのような結末を受け入れたのか、それだけ見届けたい。
そう願うのは妙だろうか。]

いや、なんでもない。

[ サッサッと埃を払い落とし、投了する棋士のように身なりを整える。せめてもの尊厳を示したかったのかもしれない。]

>>14 はなちゃん
えー？
そうなのー？

>>15 お婆
じゃあやってみるー
まずは鼻のてっぺんからつま先まで毛皮をジョリジョリー🔪
他の部分はゴブリンのエサ箱にポイッ(っ･-･)⊃ ⌒Ꮚ
毛皮を海でよく洗って焚火で乾かしてー
完成ー✨

大きいから2人でも羽織れるよー
2人並んで口のとこから顔出したらー
ほら、まるで狼さんに食べられてるみたいー

［掃除を終えたパパンは、ママンと寄り添い砂浜でたそがれていた。愛娘がゴブリンの群れを引き連れて海を渡っていくのを見た後だ］

愛しのママン、あの島には虎だったか熊だったかワシの幼馴染が住んでおるヨルムンガンド

カナヅチだからワシ対岸まで行けないけども
アイツ見てるかもしれないからフラ踊っとこ！！

ママンにもらった腰巻き見てみて〜〜！！

ああー
雑な毛並みが絡まって脱げなくなっちゃった

シュワルツェネッガー
シュワルツェネッガー
脱がせてー

〜〜〜〜〜〜〜〜

やあ…ネズミくん。
なんだかこうして会うのも久しぶりだね…。
うん、うん。ネズミくんもお家で言われたんだね。そっか。

……あのさ、ネズミくん。今までありがとう。
ボクたちはもう会わないほうが良いのかもしれない。最近本当に変なんだ。木の実じゃなくて他の動物の血肉を食べたいなんて思ってしまうし、君ともホラ、これだけ体格に差がついちゃって。はは、これじゃあかけっこも勝負にならないね…

ボクたち、大人に…なっちゃったのかな。
…今まで本当に楽しかったよ、さよなら。

〜〜〜〜〜〜〜〜

>>17
ああ…私は、奪われる側になる時が来たのか。

もう、視界も見えない。
意識も…絶え絶えだ…。

私は、長く生きすぎたようだ。

また、生まれ変わる時が来たら…その時は…**

雑な毛が刺さっていたいいたいー
シュワちゃん助けてー

はっ...！
ぼぼぼくはいったい！
...今まで眠っていたのかな...？？

>>26
呼ばれてる気がする！
いい、いまたすけるよー！
けがしてない？

[まめ太郎(狩人)は一生懸命毛皮を引っ張った]

>>27 シュワちゃん
ありがとー
おかげで出られたよー


よかったー

この毛皮なんだか懐かしい気持ちになるような...
あれ？ぼくはなんで泣いているんだろう...
おかしいな、この毛皮の持ち主とは会ったことないはずなんだけど

[ライチから毛皮を脱がそうと引っ張りながらなぜかまめ太郎(狩人)は目にいっぱいの涙を溜めている］

きっと目にチーズが入ったんだ、そうに違いない

>>29 シュワちゃん
どうしたの？
その毛皮がほしいならあげるよー

ねえシュワちゃん
モモちゃんがどんどん先に行っちゃってるみたいなんだよー

ライチは雲の形がどんなふうに変わっていくかを観察する作業が忙しいからー
すぐには追いかけれないんだけどー

シュワちゃん行けそうなら行ってあげてー

>>30
ええ、この毛皮く、くれるの?
あ、ありがとう！
ぼくいってくるね！

[毛皮を羽織ったまめ太郎(犬)は急いできびだんごをもらいにモモコの元へと走り出した]

「？？？？？
え…モモコ、死んじゃうの…？病気なの…？？>>2:180
一昨日桃から出てきたばかりだし、まだまだお婆様と一緒にいたいもん……でも、わたしお婆様のきびだんごたっくさん食べてるから大丈夫だと思うけどなぁ？きびだんごを食べるとね、元気いっぱいになるのよ✨

虎熊童子…えーっと、トラくんね！>>2:179
トラくんもきびだんごどーぞっ」


と、身体のとっても大きな虎熊童子のために(1495)^1d2000個のきびだんごを差し出します。


「まだまだたくさん作ったから、足りなかったら教え…
あれはジェントルさん…？>>25
用事が終わったから来てくれたのね！でも様子がおかしいみたい…トラくんごめんね、ちょっと待っててね！」


遠くで2番目に出来たお友達(ピクニックは断られた)が地面に伏している様子を見つけてモモコは駆け出します。
きびだんごを欲しているお友達や>>31何かの記録と戦っているお友達(候補) >>2:121の気配は感じていますが、まずは命がかかっているお友達が優先です。

　>>32
　はい、来ました、ボーナスタイムです。上手いこと影鬼を突破したモモコちゃんがトラくんにきひだんごを差し出しましたね、ちょっと数が多いようですが、このゲームの使用上桃太郎に持てないきびだんごは存在しません、どんな重さでどんな大きさで何個であろうが、桃太郎の役割を持つプレイヤーは制限なしに持つことができます。
　とは言っても、数はこの際どうだって構わないのです。モモコちゃんがトラくんにきびだんごを差し出した。この事実が重要になるんですね。
　桃太郎の持つきびだんごは、それを摂取したプレイヤーに肩書【オトモ】を追加します。これによって仲間を増やし、鬼ヶ島へ乗り込み鬼を退治する。というのが桃太郎ルートの基本ルートになります。
　そして……これは一種のバグなのではないかとプレイヤーから散々言われているのですが。
　このきびだんご、実は鬼にも有効です。
　ついでに鬼の脅威が消え去ったと判断されることから、鬼のミッションである桃太郎一行に退治されるという目的も果たすことが可能。
　つまり、きびだんごさえ食べてしまえば、その時点で鬼ルートは完結なのですね。
　では頂きましょう。

　たぶん！！　これが一番！！　早いと思います！！！！

　おや……トラくんの様子が……？？
　

「ジェントル…さん…？大変っ！！
うっかり崖から転げ落ちてしまったのか、この島に来るまでにお魚さんに身体中をたくさんついばまれてしまったのか、こんなに姿が変わってしまって…！！>>17

お婆様…お婆様どうしよう…！！
きびだんごを口にしたら痛いの痛いの飛んでけするかしら…」


ジェントルさん、しっかりして…！と、モモコは涙を流しながらゆさゆさゆさゆさします。
例えピクニックに行くことを断られようとも、ジェントルはモモコにとって生まれて(生後3日)2番目の大切な大切なおともだちなのです。

あっ
チョウチョー

ママン、おっきな温室建てて
ライチにチョウチョ飼ってあげようか

(まだ、意識がある？そんなバカな。身体をバラバラにされてるんだぞ。でも、なんだか温かい…)


(モモコ、モモコなのか…。)

(私はお前を喰らおうとしていた。鬼に肩入れもしている。
それでも、友と呼んでくれるのか。)

(ダメだ、其方の使命を忘れるな。私の屍に縋り付くことではなく、この世界の悪とされる鬼を倒すのだ。これは″友″としての助言だ…)


(ハハッ…もうこれは心の声なのかこの世のものでない思考群なのかもわからぬ。もうじき私は天国…いや地獄に旅立つのだろう)

>>33
あのでかい人はなにー？

空は広いなぁ
空には色んなものがあるんだよー

あれは雲ー
ずっと眺めてたら形が変わっていくのー

あれは鳥ー
ライチもいつか空を飛びたいなー

あれは降下部隊ー
よく訓練されたゴブリン達の精鋭だよー

>>32
「お前の……仲間には、ならん。俺は、俺だ……」

　振り絞るかのように、虎熊童子は言葉を吐き出した。
　脳みそを直接弄ばれているかのような感覚だった。きびだんごを口にした瞬間、目の前の少女への従属心が噴き出したのだ。
　大鉈が重い。
　体の一部と言ってもいいはずの大鉈が、まるで血に根を張る大木のようだった。
　だが。
　だがしかし。

「俺のは虎熊童子っ！！　【鬼】だ！！！！」

　在らん限りの空気を吐きだき出しながら、虎熊童子は叫ぶ。

「お前は何者だ！！　モモコ！！！！　俺は今からお前を殺すっ、俺はそうする。お前は、どうする！！！！」
　
　

パパン>>36はライチに甘いな
私は網と籠だけで良いと思うが

温室では足腰を鍛えることが難しい
やはり強くなる為には野を駆け回る方が良いだろう

［そうと決まれば、と網と籠を編み始めた。
　そしてすぐに完成した］

走り回るのやだー

パパもママも
モモちゃんＶＳ鬼くんがどうなるか見守ろー

ライチの予想はー
鬼くん劣勢かなー
顔色が悪いからねー

そうか……新たな友が出来たのだな>>43

［ママンは2つ目を編み始めた］

チーズの味がするきびだんごとかないかなー
はらぺこりん

>>45 シュワちゃん
こっちおいでー
焼き肉しよー

アイツ虎柄の腰巻きださいから負けそ
愛しのママンのようなセンスあるアーティストが身近にいないのだな

>>46
わーい！
ぼくもたべていんですかーー？


.......こ、これなんのおにく？

>>48 シュワちゃん
この島でとれた鬼とか狼とかの肉だよー
下ごしらえはしてあるから臭くないよー

ー 大森林の遠くはずれ ー

[ 人間により無念の戦死を遂げたジェントルの忘れ形見が今しがた誕生していた。
父の力と深い恨みを込めて授かった命は近い未来、この森を脅かす存在になるかもしれない。]


父のカタキ殺す！平和キライ！

そのうちやってやるぞ！

このばしょ以外の鬼さんは
ゴブリンさん達がぜんぶ制圧してくれたよー

あとはそこの青い人だけー
モモちゃんがんばれー

ライチはお肉食べながら見てるー

　
肉と言えばワインかな。
未成年にはぶどうジュースをあげよう。

ももこのピクニックも佳境だねぇ
　

熊虎童子の元へ戻る途中、モモコは焼き肉を楽しんでいるライチとまめ太郎を見かけます。>>46

「くすんくすん……あ、ライちゃんと…初めまして、かわいいお犬さん。」

一般人が見たらまめ太郎はどこからどう見てもネズミの姿をしていますが、モモコは何故か犬と認識しているようです。

「シュワルツくんって言うのね、こんにちは。
あら、シュワルツくんったらお腹が空いているの？>>45
そしたらこれをどうぞっ」

とモモコはまめ太郎にきびだんごを(3)^1d100個差し出します。

「まだまだいっぱいあるから…
もっと欲しかったら言ってね……」

きびだんごを見るとジェントルのことを思い出してしまうようです。トラくんのところへ戻らなくちゃ、とモモコは歩き出しました。

[ 鬼と人間…
両者が袂を分かつようになったきっかけは何だったか

ひとつ言えること。
融和の道は果てしなく遠い、それは確かだ。]

>>52 お婆
ライチぶどうジュース好きよー
お肉いっぱいあるからお婆もどんどん食べてねー
体に良くないキノコもあるよー

>>53 モモちゃん
泣いてるの…？どうしたの…？

お肉食べて元気出して
今ね、焼き肉パーティーしてるの
焼き肉パーティーに野菜はいらないからお肉しか焼いてないの
だからお肉を食べてー

人間はお肉を食べれば元気になるから
人間はお肉と猫があれば笑顔になれるから
だからお肉を食べてー

[ 「鬼」というのは何か。
農作物や建造物、他の生物を排他するような″邪な気性″、
人を喰らう魔物、
見た目が恐ろしい畏怖の対象、
食物連鎖の頂点、

どれもそうであり、そうでもないのかもしれない。

善悪とは往々にして表裏一体だ。
鬼とは人間の心が生み出した邪心なのだろうか？]

しゃしゃるチンチクリン

子がいたんだね🔪

お肉んまい

>>59 シュワちゃん
どんどん食べてねー
鬼の肉はまだまだいっぱいあるよー

狼肉は無くなってたんだけど
新しく仕入れできそうだよー

「ライちゃんありがとう… >>55
先にトラくんのところへ行ってくるね！」

虎熊童子の元へ戻るや否や、"お前を殺す"と宣言されるモモコ、可哀想にも程があります。>>40

「…急になんでそんなこと言うの…？
きびだんごのお味が好みじゃなかったの…？？
トラくんは…お友達になってはくれないの…？？？」

悲しみでパニックになりその場から走り出すモモコ…！
…が、パニックのため前が見えておりません。

うわーんと走り去ろうとするモモコの進行方向は、なんと偶然にも熊虎童子のいる方向です。
そしてここで一つ大事なお知らせなのですが、お婆様特製のきびだんごをモリモリと食べ続けたせいなのか元々生まれつきなのか、このモモコちゃん、大変な石頭であります(ここ大事)。
融通がきかないとかそういうことではありません。文字通り石のように堅い頭をしております。


(くすんくすん…お婆様のところへ帰…

　んごぁあ？！　ば、バグったぁぁあ！！！！　違うんですよ視聴者ニキネキ、トラくんはきびだんごを食べた。それは事実なんですっ、しかし……これは、この挙動は！！　明らかにモモコちゃんを殺そうとする動き！！　鬼ルートクリアの項目にチェックが入らない……ッ。
　えー、落ち着きましょう、落ち着いて落ち着きましょう、平静に、冷静に……これは、これでいくべきなのでしょうか？　本ルートのレコードタイムには間に合いそうにありませんし、正直トラくんがどうなるのか興味が湧いてきました。
　おっと、モモコちゃん。泣いてしまいましたね、可哀想に。そしてお次は、ダッと駆け出して？　おやおや、その先にはトラくんがいますよ？　これ幸いとトラくんが大鉈を振り回しますが？　嫌な音を立てて大鉈がモモコちゃんの頭に砕かれましたね、頭にVIT極振りでもしたのでしょうか……とんだ変態ビルドです。勢いの止まらないモモコちゃん、そのままトラくんと正面衝突。
　えー、ここで解説を入れますと……本RTAでは最速で桃太郎に討伐されることを目標としています。なのでトラくんに余計なパラメータは振っていません、見た目は筋肉モリモリマッチョマンの怪物ですが、その実中身はスッカスカのハリボテエレジーです。
　なので、こうなります。
　

はわ…………
[はなはそっと見守っている]

焼いて3日目のパパンのパン（カチコチだゾ）でも闘えたのでは？

精肉する？🔪

「………………」

　勝負は一瞬でついた。
　虎熊童子は、ただ、ただ、陥没した自身の胸元を見つめながら、自らの死について考えを巡らせていた。
　自らの死、その理由、死因について。
　とんでもない石頭だ。
　向かってくる大鉈を木っ端微塵に粉砕し、そのまま自分の胸元を突き通すその威力。
　肋骨を数本まとめてへし折り、内臓を強制的に掻き混ぜてしまうほどの強度。
　胸部で手投げ弾でも起爆したかのような有様である。身体中の筋肉が弛緩し、虎熊童子は自然と仰向けに倒れた。見開かれた瞳孔に、燦々と太陽が照りつける。ひどく眩しかった。
　自分はもうすぐ死ぬ。
　それは分かる。
　しかし、それで本当にいいのだろうか。
　彼は【鬼】だ。人を喰らう化け物で、人類の敵だ。
　だから、人間である【桃太郎】に討たれた。そうなる【運命】だった。
　しかし運命とは、何なのだろう。
　一体どこの誰が決めて、自分たちは何故それに従わなければならないのだろう。
　分からない。
　何も分からないまま、虎熊童子は死に向かう。死に向けて、落ちていく。
　

[ はなは、らいちゃんの腕をそっととります。>>65
やめてあげてよぉとおもっているようですね　]

［編む干草が余っていたので、麦わら帽子を(74)^1d100個作りながら
　対岸の島の結末を見守ります］

……きっと、おばあ様であれば…おばあ様の力があれば
傷を癒すことも出来るだろうに

ほらパパン、麦わら帽子だ
パパンとライチの分はクマの耳のような装飾つきだぞ

　
婆が呼ばれたかな。

もう既に“鬼は桃太郎によって倒された”

それなら、エンディングを婆がすこーしだけ弄ったとしても、
何も問題はないさ。

────おはよう、虎くん。
　

「いたたたた……
転んじゃ…！ト、トラくん？！トラくんどうしたの…？！」

何故か尻もちをついてしまったモモコが目を開けると、まるで爆弾を持った何者かにでも襲われた後のような虎熊童子が仰向けに倒れているのでした。>>66


「ど、どうしよう…ジェントルさんだけじゃなくてトラくんまで……きびだんご食べたら元気になる…？？
お婆様…お婆様どうしよう……」

モモコが泣きながらきびだんごを熊虎童子の口元へ運ぼうとしていると、そこに婆がやって来ました。>>70

　
[ 世界に決められていた運命によって鬼の命は消えようとしていましたが、そこにいる誰もそれを望んでいないことは明らかでした。

だから、ご都合主義だっていいのです。]

──

Call for a happy ending .

この物語にハッピーエンドを ──

[ 婆はありったけの魔力を込めてそう詠唱しました。
果たしてその魔法の効果はあったのでしょうか？ ]
　

お肉…

お肉！

　誰よりも早く討伐されたかったRTA反省会、はーじまーるよー。
　えー、まず始めに企画倒れの危機もあった中、最後まで視聴してくれたニキネキに感謝をしたいと思います。
　あのバグについては現在調査を依頼していますが、結果が出るのはいつになるやら……セミオート機能の不具合により、キャラクターが意図せぬ挙動を起こした。というのが今の所の見解です。しかし、それだけではないことを、恐らくは視聴者ニキネキも感じ取ってくれていたのではないのでしょうか？　人間の感情と呼べるものが、脳内物質による電気信号なのだと仮定すれば、電子の世界を生きるキャラクター達に自意識が芽生えてもおかしくはない、のかも知れません。答えはそれこそ、神のみぞ知る。というやつなのでしょう。願わくば、彼に幸福が在らんことを。
　あはは、反省会のはずがどうも変な話になってしまいましたね。
　え？　トラくんがお婆さんニキの魔法を受けたその後の展開については触れないのかって？　嫌だなぁ視聴者ニキネキ、御免ですよそんなの。
　だって。
　世の中に、成就した願いほど語るに値しないものはないんですから。
　

そういえば鬼を退治したら
おたからを持ち帰れるんだよねー？

おたからおたからー✨

お♥し♥ま♥い

　
婆は魔法を発動させた後、家族たちと共に無事家へ帰り、
たっぷりのお湯で沸かしたお風呂にゆっくり浸かって疲れを癒しまし、次の日からはまたいつもの日常に戻りました。

他のみんなはどう過ごしたのだろうね？

気になるところだけど、婆の物語はここまで。
最後は婆の好きな言葉で終わらせるとしよう。