人狼物語 三日月国


304 【R18身内】Secret night RSS
(2025/07/11(Fri) 8:00:00 に更新。 延長2回まで。)

情報 プロローグ 1日目 2日目 / 最新


蒼い三日月が辺りを照らす。伝承は果たして真実なのだろうか。
もし真実であるならば、異形の刃を見つけ出し、打ち砕かなければならない。

どうやらこの中には、村人が1人、囁き狂人が2人、人狼が1人いるようだ。

【人】 大槻登志郎

 

  やっぱり推し、最高〜〜〜!!


 
(0) 2025/07/03(Thu) 8:00:00

【人】 会社員 雷恩

[家庭環境に恵まれず、生きていく為に容姿と媚を売る仕事に
就いたルミのモチベーションは、自分との「運命」を
手繰り寄せる為だった。
手段を択ばず過去の恋を破局させ、自らの純潔も犠牲にした
覚悟は、同年代の女の子には備わっていないだろう。
その点において、普通のちょっと顔かたちが可愛いだけの
可愛がられたい願望のある女の子がルミに勝つことはない。

ずっと策略を練る人生を送って来たルミは特に自分関連では
頭の回転が非常に速い。
耳打ちの為にポーズの相談のフリをして、それに乗った男の
「見本」という言葉に反応して携帯を出す機転。
そこからのやり取りも含めて、事前に何の打ち合わせも
していないのに綺麗に嵌る時、セックスでは得られない
別の快感が脳を刺激するのが分かる。]
(1) 2025/07/03(Thu) 18:59:50

【人】 会社員 雷恩



 成程な、指もくっついちゃ駄目か。
 「お触り厳禁」だもんな。
 じゃあ空いてる隙間を繋げてよ。


[会話もフェイクではないから上滑りしない。
ふたりの間に流れる特別感に気づく者がいたとしても
証拠不十分と言い返せる。

打ち合わせが終わったら、るるの手と愛で上書きされた
オムライスを食べ始める。
るるの動向は目で追わないが、耳はきちんと声を拾っている。]
(2) 2025/07/03(Thu) 19:00:15

【人】 会社員 雷恩



 ちょうど良いタイミングだよ。
 流石るる。
 オムライス美味かったから完食した。ほら。
 ドリンクは……週末だからアルコール解禁しようかな。
 もう少しで退勤なら、一緒に飲めたりする?


[残業を目論む狩人きゃくを上手く回避した白雪姫がテーブルの森を抜けて会いに来る。

「だいすき」をスプーンで拭って咀嚼した皿には
もう彼女の気持ちは少しも残っていない。

「コンカフェ慣れしていないがるる推しで通っている客」の
印象をつけるように、自分がオーダーした酒を飲めるか
堂々と聞いてみたりして。
もしそれが個室のオプションなら、次に個室を予約する
足掛かりとなるだろう。*]
(3) 2025/07/03(Thu) 19:00:35

【人】 従業員 ルミ

 


  [ 分かるでしょ、現実って何も綺麗じゃないの。
    おとぎ話みたいに確約された結末も、
    都合よく助けてくれる魔法や妖精だっていない。

    必要なのは後ろ暗さを灯にする決意。
    最後に笑うのも物語を勝ち取るのもわたし。

    毒を喉に詰まらせて死んでしまう役目は、
    邪魔する女の子たちに譲ってあげる。
    酸素が頭に回らなくなった馬鹿な頭なら、
    ネクロフィリアの王子様さえ
    この世界で一番の人に見えるんじゃない?  ]


 
(4) 2025/07/03(Thu) 20:25:39

【人】 従業員 ルミ

 

[ でももうわたし達の間には、
  何の″ 間違い ″も、転がってはいないの。

  仮初を壊して、真実の愛で上書きしたオムライスは
  全部お兄さんのお腹に収まったみたい。
  それってつまり、わたしの愛が
  お兄さんを構成するもののひとつになった、ってこと。
  ……今度の晩御飯、オムライスにしてあげようかな。

  流石、とお兄さんが褒めてくれるのに
  意識して可愛く笑いながら、わたしは瞬いた。 ]


  お酒?
  うん、一緒に飲めるよ!
  わたし、お酒好きだし。うれしい!


[ 高額を卸した人のお酒は一緒に飲まなかったけど、
  お兄さんのお願いなら話は別。
  そんなに通っているわけじゃないおかげで、
  新規客への強めの営業でも通る対応だから。 ]

 
(5) 2025/07/03(Thu) 20:26:20

【人】 従業員 ルミ

 

  わたしがオリジナルのカクテル作るのもあるし〜……
  ……というか、お兄さんに作りたい!

  ね、いいでしょ? だめ…?
  一緒に飲むわたしの分のお酒は、
  お兄さんが飲ませたいの選んで♡


[ 同じカクテルを作るのでも良いし、
  メニュー表に普通のお酒の名前もあるから
  そこから選んでくれても良い。

  とはいえ種類があるわけじゃない。
  バーみたいに標準的なカクテルと、
  幾つかのショットが値段と一緒に並んでいるくらい。
  あくまで一応、カフェって体裁だから。
  それ以外はもうボトルだけだ。

  どれをオーダーされても、後で合流したとき
  「お兄さんが来てくれて嬉しかったから、
   今日はあれだけで酔っちゃったかも……」なーんて
  女優顔負けのほろ酔い演技で甘えちゃおうか、
  ……って考えてたのは、お兄さんには内緒の話。* ]

 
(6) 2025/07/03(Thu) 20:26:43

【人】 会社員 雷恩

[二人で食事をする時は外食が多いが、たまに休みが一致した
時など家から一歩も出ずに睦み合いたくて自炊することが
ある。
家の快適さで言うとどうしてもルミの自宅の方が立派なので
防音の面からもルミの家が選ばれることが多く、必然的に
作り手はルミの比率が高い。

勿論、たまにザ・男の手料理を作ることもある。
彼女に作らせてふんぞり返るモラハラ男にはなりたくない。

どちらが作る時もオムライスはまだ食卓に並ばない。
なんだかんだで手間がかかるし難しいので。
好物ではあるものの店で食べるものという偏見が
あるのかもしれない。

だから、もしルミが手料理として振舞ってくれるなら――
それはそれは喜ぶ姿が見られるだろう。

そしてそんな喜ぶ姿を見たらきっと、彼女の方も
それはそれは可愛らしく笑ってくれるに違いない。
一番かわいく映りたいという意識が強く働いた笑顔を。]
(7) 2025/07/03(Thu) 21:12:41

【人】 会社員 雷恩

[従業員が客の奢りで酒を飲むというのは
貧弱な知識では風俗店特有のシステムだと思っていたが、
メニュー表に記載のボトルの価格を見ても、それを注文する
ことを「ボトルを入れる」と表現することも、この店が
やはり風俗店の亜種のような気がして、それならばと
頼んでみたのだった。

断られる確率も高そうだと思っていたから、あっさり
許可が出て驚いてしまった。
普段から許されるなら、酔い潰して持ち帰りを企む客が
出てくるのでは?
姫のストーリーからの逸脱を軌道修正してくれる黒子スタッフ
この店にはいるのだろうか。]


 酒好きなんて公言したら飲ませたがる男が寄って
 来るから気をつけろよ。


[客の忠告の形を取って彼氏から一言。
この卓でちょうど上がり時間になるなら問題ないが、
この後他の卓で同じことを頼まれて残業になるのは
見過ごせない。]
(8) 2025/07/03(Thu) 21:13:03

【人】 会社員 雷恩


 カクテル作れんの?!
 優秀なお姫様だな〜。


[これは初耳だった。
ルミの多才ぶりはまだ底が知れない。]


 乾杯すんなら同じのが良いから2杯作ってよ。
 どのくらいマイナーなのまでいける?
 スノー・ホワイト作るのはアップルワインだっけ、
 バーじゃないから難しいか?

 なかったら――そうだな、メニューにジンはあるし、
 オレンジキュラソーがあったら「レッドライオン」で。


[店に入る時に名前を明かすシステムでもなければ
名刺など渡すこともない。
「お兄さん」が頼むカクテルの名前が自身の名前だと
知るのはふたりだけ。*]
(9) 2025/07/03(Thu) 21:13:20

【人】 従業員 ルミ

 

[ わたしのところにさえいてくれるのなら、
  お兄さんが何もしなくたって、わたしは構わない。
  勿論、本人がそれを良しと思わないのであれば
  その意思を尊重するくらいの理性はあるけれど。
  だってそうすれば、お兄さんの手料理の味みたいに
  知らないことを、ひとつずつ憶えていけるから。

  お兄さんを手に入れることだけ考えて用意した、
  わたしの家という名前の、ふたりのお城で。 ]


  お兄さんってば心配性だなぁ。
  気分じゃない時はちゃんと断ってるから、
  大丈夫だよ?

  そんな人いないって、皆のこと信じてるし…ね。


[ 誰かの一番になりたいとお金を積む人は、
  こういう牽制に弱いのを知っている。
  お兄さんに関しては思考が良く回るわたしでも、
  まさかまた風俗店の亜種を疑われているとまでは
  今は察することが出来なかった。 ]

 
(10) 2025/07/03(Thu) 22:17:44

【人】 従業員 ルミ

 

[ 実際問題、歓楽街には同じような店が沢山あるから
  働く側のわたしは感覚が麻痺しているのかもしれない。
  屈強なスタッフがいない代わりに、
  飲みたくないお酒は断ったりもできるし
  さっきみたいに持ち帰ることで対処もできる。

  他の人に言われたら舌打ちでも出そうだけど、
  お兄さんが心配してくれるのは嬉しいだけ。

  「ありがとう、気を付ける」って答えて
  わたしはにこにこと笑みを浮かべた。 ]


  ふふ。場数いっぱい踏んでるんだから。


[ こういうカフェで働く以上、
  メニューにあるのなら必須のスキル。
  さすがに本職ほど上手ではない、けど。 ]

 
(11) 2025/07/03(Thu) 22:17:56

【人】 従業員 ルミ

 

[ カフェの体裁をギリギリ保っているこの店には、
  流石にアップルワインの用意はない。
  仕入れても滅多にオーダーで出ないだろうし、
  酒類がメインの店に怒られてしまうからだ。

  けれどリキュールはそこそこ取り揃っているから、
  もうひとつのご注文は承ることができる。 ]


  このお仕事し始めて結構経つけど、
  レッドライオン頼んだの、お兄さんが初めて。

  ……んふふ、わたし好きだよ、ライオンお兄さん
  かっこいいよね?


[ ここではあくまで、本名を知らない者同士。
  表立って″ レッドライオン ″が持つ意味は、
  カクテルの名前と、有名な動物の名前だけ。

  わたしが好きだと言ったのは、
  そのどちらでもないけれど。 ]

 
(12) 2025/07/03(Thu) 22:18:25

【人】 従業員 ルミ

 

[ 「いいよ、待っててね」と告げて
  わたしは一度キッチンに引っ込んだ。

  レシピを検索して材料を取り出し、
  見本通りのカクテルグラスも用意する。
  度数が低ければ普通のグラスに入れるんだけど、
  これは多分、高い部類のお酒みたいだから。

  ジンとオレンジキュラソー、
  後は普通のオレンジジュースとレモンジュース。
  全部注いでステアすれば出来上がり。
  ……飲み物だけは。 ]


  ふん、ふふん……


[ ご機嫌に歌いながらグラスに中身を注ぎ、
  細身の持ち手へ赤い色のリボンを結んで
  コースターに動物のライオンの顔を描く。
  赤い糸で繋がれた羊も一緒に。 ]

 
(13) 2025/07/03(Thu) 22:18:42

【人】 従業員 ルミ

 

  ……うん、かわいい、……よね?


[ 絵心は、……あんまり自信があるわけじゃないけど。
  伝わらない程崩壊していない、はず。
  グラスの飲み口にオレンジ一切れを差せば、
  お客様としてのお兄さん分は完成。

  わたしの分には同じリボンだけ巻いて、
  二つを持ちながらお兄さんのところへ戻る。 ]


  お兄さん!
  お待たせ、どうぞ!


[ コースターとカクテルを別々に置いて、
  「美味しく作れたよ」と笑いかける。
  今まで不味いと人に言われたことはないけれど、
  好きな人に出すのは初めての経験だから、
  まるで普通の女の子みたいに
  緊張で心臓が大きく跳ねていた。

  乾杯しよっか、と紡いだ声は
  至って普段通りのものだったけど。* ]

 
(14) 2025/07/03(Thu) 22:20:37

【人】 会社員 雷恩

[仕事が手段だからこそ、それで躓く訳にいかないルミは
上手く立ち回っているだろうけれど、ルミを信用していない
訳ではなくて、ルミを心配しているのだとアピールしている。

ルミ自身にもそうだし、
同担の客に対しては自分以降に同じ行為を頼む男が
「酒好きという言葉を肴に寄って来る男の下心を監視する
男の目があるという牽制になり、
同じシステムで飲まされることもある他のキャストに
対しては、心配はルミだけで他は眼中外だと知らしめる
効果が期待できる。

追い打ちのようにるるからも牽制が入れば
注文自体が少なくなるか。
売り上げに響く?
アルコール以外で巻き上げる力がある彼女にとっては
痛くもないに決まっている。]


 今日は気分ってことだな。嬉しいよ。
 残業させちゃ悪いから、1杯だけな?


[るるが接客する今日最後の客は、るるのことを想って
追加注文による引き留め等をしない。
この後にるるに積む勇気はないだろう。
自分よりも容姿もよく背が高くスーツを着こなす若い男より
人間性まで劣っていると自ら宣言するようなものだ。]
(15) 2025/07/03(Thu) 23:42:33

【人】 会社員 雷恩


 結構マイナーなカクテルだもんな。
 俺もダメ元で言ってみたけど、バー以外で頼んだのは
 これが初めてだよ。


[シェイクやステアの技術があれば、後はレシピを
検索したら中身が液体である限り重さやコツは
変わらないのだろうが、それでもコンカフェ嬢に作成を
リクエストするならメジャーどころか簡単なものを出す客が
多いだろう。
凝ったものが飲みたいならそれこそバーに行けば飲めるの
だから。

ではなぜこの客がレッドライオンなんて頼んだのか?
「かっこつけ」程度にしか思われていないんだろうなと
予想しながら、自分にだけわかるルミの含みを
照れ笑いで受け取った。]
(16) 2025/07/03(Thu) 23:42:54

【人】 会社員 雷恩

[ドリンクを待つ間はカラオケの空室状況を確認。
他のキャストと話すことに全く興味がない顔で。

そして出てきた2つのグラスを見て、スマホを仕舞った。]


 おお〜オレンジまで添えて、かなり本格的。
 え、場数踏んでるって言ってたけど、ここまでとは……

 コースターも俺に?へえ、可愛い。


[ケチャップアートを仕事でして、チェキの落書きが得意で、
そして何よりこの店のメニュー表にもいるマスコットの
デザインはルミだと聞いた。
勿論描かれているものは把握して、誰かにうっかり見られる前に
ビジネスバッグに仕舞っておく。

流れるように、彼我に掛けられた赤いリボンの端同士を
一瞬絡めて、ごく自然に離す。]
(17) 2025/07/03(Thu) 23:43:30

【人】 会社員 雷恩



 じゃあ、可愛い猫耳白雪姫に乾杯。


[グラスを持ち上げてカツンと合わせた。
呷れば度数の強さが喉を灼く。

美味いよと微笑んで、度数の強さを言い訳にゆっくりと飲む。
飲み終えれば会計を済ませて先にカラオケ店へ。
繁華街のカラオケ店はそれこそ風俗のアフターにも
使われることもあるから、ドアから部屋の様子を伺いにくい
構造になっている。]
(18) 2025/07/03(Thu) 23:43:59

【人】 従業員 ルミ

 

[ ────アルコール分の売り上げが減ったって、
  それ以外から金を積ませる方法を知っている。
  たくさん貢いでくれる人は、
  わたしが牽制したところで今更止めたりもしない。

  恋は盲目で、愛は献身。
  そうなるように仕向けて、管理をしてあげて、
  こころを煽ればわたしの養分になる。
  夢を対価に過剰な金銭を差し出させるのが、
  わたしの仕事。

  苦言を呈するどころかこうして店に来てくれて、
  わたしを心配までしてくれるお兄さんは
  やっぱり、どこから見たってわたしの運命だ。 ]

 
(19) 2025/07/04(Fri) 19:58:30

【人】 従業員 ルミ

 

[ ────なんて思い耽っている場合じゃない。
  物語のように都合よく時間は止まったりしないし、
  のんびりしていたら残業になってしまう。
  ちゃんと業務を完遂する姿も、
  お兄さんには見ていて欲しい。

  耳慣れないカクテルは、
  過去にバーで頼んだことがある、ということ。>>16
  ……後で他に何を飲んだことがあるのか
  確認してみなければ。 ]


  ふふ、お兄さん褒め上手だね。


[ 上手に″ 店員の顔 ″を被って、
  良い反応をくれるお兄さんへ微笑んだ。

  赤いリボンの端が絡んで、すぐに離れる。
  白昼の蜃気楼のように一瞬の、
  きっと、ここにいる二人しか知らない夢。 ]

 
(20) 2025/07/04(Fri) 19:58:35

【人】 従業員 ルミ

 

  はぁい、乾杯。にゃあ〜。


[ 猫の耳を付けていたらお決まりの鳴き声を加えて、
  グラスを合わせる。
  初めて飲むレッドライオンはやっぱり度数も高く、
  誤魔化すように柑橘の味が喉を通り過ぎた。

  なんだっけ、こういうお酒──
  飲みやすいのに度数が低くはないカクテル。
  誰かから通称を聞いたことがある気がするけど、
  薄らとしか思い出せない。 ]


  美味しい? よかったぁ。


[ わたしも、多分お兄さんもお酒には弱くない。
  だからお酒をゆっくり飲むのは、
  度数が理由などではなくて。
  ──分かっているから、わたしは眦を緩めた。 ]

 
(21) 2025/07/04(Fri) 19:58:40

【人】 従業員 ルミ

 

[ お会計もお見送りもわたしの担当。
  終われば次はわたしの退勤時間がやってくる。

  残業しませんの宣言通り、
  時間ぴったりにバックヤードへ引っ込んだ。
  ロッカールームには姿見も完備されているから、
  鏡と睨めっこして、前髪を整える。

  ……うん、メイクは全然崩れてない。
  流石わたし、着飾るのが上手、って自画自賛して
  いつも通りレースやリボンがついた、
  黒の膝上ワンピースへ着替えた。 ]


  ……あ。


[ ツインテールは解かないまま、猫耳を外せば
  お給仕衣装を脱いだわたしは、ただの女。

  休憩のためにロッカールームへ来たのだろう、
  眠り姫の女の子とぱっちり視線が交わった。 ]

 
(22) 2025/07/04(Fri) 19:58:46

【人】 従業員 ルミ

 

  …………お疲れさま!


[ ぱたん、とロッカーを閉めて微笑みかけた。
  同じ挨拶を一応は返してくれたけど、
  なんだか妙に不服そうで、敵意だって滲んでいる。

  どうしようかなぁ、と悩みながら
  端末を取り出してメッセージアプリを開いた。 ]

 
(23) 2025/07/04(Fri) 19:58:52

【人】 従業員 ルミ

 

[ 返事を打ち終えて端末を仕舞ったわたしは、
  まだお姫様の夢から醒められない女の子へ近付いて
  囁くように耳打った。 ]


  ……欲張りさんなのはいいんだけど、
  誰のものを欲しがっちゃったのか
  その頭でしっかり考えて来れるかな?


[ 可愛いだけじゃ、王子様は迎えに来ないの。
  考える頭もないなら、毒を食べて眠るだけ。

  貴女はどうかな、って意地悪く唇を持ち上げて
  わたしはそのまま店を出た。* ]

 
(24) 2025/07/04(Fri) 19:59:02

【人】 会社員 雷恩

[ルミの耳は猫。
白雪姫の童話には羊は出てこない。

だから万が一コースターを見られたところで
それが「雷恩」と「ルミ」を模したものだとは
誰も指摘できる筈もないのだ。

ふたりでゆっくり酒を飲みながら、コースターを
指で撫でる。
こういうのを綺麗に残すにはどういう方法を取ったら
良いのだろう。
コレクション癖のない男にはわからない。]
(25) 2025/07/04(Fri) 21:48:26

【人】 会社員 雷恩

[酒精によって血色の良くなった肌で写真を撮る。
本体の下からフィルムが出てきて段々と輪郭が現れてくる。
2人の指は今はくっついていないが、この後ペンで
綺麗なハートを描いてくれる筈だ。

それもビジネスバッグに仕舞って会計をする。
「また来るよ」と客として逸脱しない台詞と態度で
ルミには意味深な目配せすらなく、あっさりと。

ふたりの間の空気に敏感な他の客に邪魔されては困るので。]
(26) 2025/07/04(Fri) 21:48:40